AIチャットボットの作り方とは?自社開発とツール活用の場合に分けて徹底解説!

AIチャットボット 作り方 解説

AIチャットボットがさまざまな企業で活用されているのを知っていますか?

チャットボットとは、ロボットとまるで人間とのような会話ができる技術のことです。
AIを搭載することで、学習をしていき事前に覚えさせた質問以外にも柔軟に対応できるようになります。

AIチャットボットの導入によって、ユーザーが求めている回答を提供できるため、ユーザーの満足度も高めることが可能です!

この記事では、AIチャットボットの作り方自社で開発する場合ツールを活用する場合に分けて解説します。
おすすめのAIチャットボットツールもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!

なお弊社では、チャットボットについて1時間無料相談を承っています。こちらからお気軽にご相談ください。
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目次

AIチャットボットとチャットボットの違い

チャットボットとは、質問に対して決められた回答を返すツールです。AI(人工知能)との対比で「人工無能」とも呼ばれています

対して、「AIチャットボット」は自然言語処理や機械学習などの機能を備えた、ワンランク上のチャットボットとなります。
AIチャットボットは、ユーザーの質問に答えるだけでなく学習もしていくため、キーワードの調整やメンテナンスの手間が軽減される点がポイントです!
さらに、システム連携やIoT連携も可能で、多くの企業や自治体で導入されており、高いユーザー利用満足度を誇っています。

しかし、多くの企業でAIを活用したチャットボットが導入されているものの、実際にどの部分でAIが活用されているのかは不明確な状態です。

なお、チャットボットのツールについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
【DocsBot】ChatGPTで簡単に自社AIチャットボットを作れる神ツール【使い方~実践まで】

AIチャットボットの作り方3選

AIチャットボットの作り方としては、大きく3つの方法があります。

ここでは、それぞれの方法を詳しく解説します。

自社で開発する

AIチャットボットを自社で開発する場合は、自社でプログラミングしてチャットボットを作成・運用します。

この場合、プログラミングに関する知識が必要になるため、通常の職場では難易度が高くなってしまいます。

しかし、自社で開発するため、細かい設定の調整が可能であり、ツールの利用料金も発生しません

そのため、自社内でプログラミングさえできれば、非常にコストパフォーマンスが高い方法です。

ツールを活用する

専門的なITスキルがなくても、ツールを活用することでAIチャットボットを作ることができます!

ツールの利用には費用がかかりますが、教育コストを考慮するとコストパフォーマンスが高いといえます。また、迅速な導入が可能な点も大きなメリットです!

AIチャットボットを作るためのツールには多くの種類があり、それぞれ異なるサービスや機能が備わっています。

ツールを選ぶ際には、必要な機能が含まれているか料金などと照らし合わせて検討する必要があります。

チャットボット開発を依頼する

AIチャットボットの開発を自社内でせず、外部に依頼する方法もあります。

外部に開発を委託するため、開発費用は他の方法に比べると高額です。

しかし、社内でリソースを割かずに作れるため、AIチャットボットの開発に割く時間がとれないという場合にはおすすめです!また、AIチャットボットを早く開発したい場合にも良いでしょう。

開発を依頼する際には、自社の課題ユーザーニーズを明確にしておくことが必要です。

弊社では、AIチャットボットの開発を承っております。
興味がある方には、まずは1時間の無料相談を実施しています。こちらからお気軽にご連絡ください。

なお、AIチャットボットについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
AIチャットボットとは?仕組みやできることをAIエンジニアが徹底解説

【ステップ別】AIチャットボットの作り方

ここでは、AIチャットボットの作り方をステップごとに順を追って解説していきます。

自社で開発する場合とツールを活用する場合とで異なるステップに関しては、分けて解説していますので、ぜひ参考にしてみてください!

開発する目的を明確にする

AIチャットボットの導入に際して、まず目的を明確にすることが重要です。

目的を明確にすることで関係者間で目的を共有できるため、目的に沿ったAIチャットボットを作成しやすくなります

具体的な導入目的の例としては以下のようなものが挙げられます。

  • 社内の問い合わせを減らす
  • コールセンターの負担を軽減する
  • 残業時間を減らす

AIチャットボットで解決したい課題を明確にしたうえで、AIチャットボットを使用した課題解決の計画を立てることが大切です。

チャットボットを利用するユーザー像を明確にする

AIチャットボットの開発理由を明確にしたら、次はターゲットのユーザー像を明確にしていきます。

AIチャットボットのユーザー像にはさまざまなタイプがあると考えられます。

そのため、それぞれの特徴や要求を考慮することが大切です!

ユーザー像を具体的に把握することで、チャットボットの開発方針Q&Aなどの方向性が明確になります。

現在の問い合わせ状況や業務状況から、詳細なユーザー像を把握するようにしましょう。

問い合わせの多い分野や繰り返し問い合わせがある質問などはユーザーに求められている情報であるといえます!

社内のニーズをヒアリングする

AIチャットボットを作成する際には、社員の意見を取り入れることも重要です。

実際に働いている社員から意見を集めることで、より実用的なAIチャットボットを作れます

社員の回答をもとに、件数が多い問い合わせや自動対応できる問い合わせを優先的にチャットボットに設定するようにしましょう。

そうすることで、該当部署への問い合わせを減らすことができます!

チャットボットの運用責任者を決める

AIチャットボットは開発したら終わりではなく、導入後もQ&Aの改善や追加などのメンテナンスが必要です。

そのため、スムーズな運用のために事前に運用責任者を決めておくことが重要です。

運用責任者が不在のまま運用を進めると、運用や改善における作業が曖昧になってしまい、AIチャットボットの成果を得にくくなってしまいます。

運用責任者を決めたうえで、導入目的に沿った計画を立てていくことが大切です!

Q&Aを作成し、設定する

AIチャットボットを導入する目的やニーズを十分に検討したら、その目的やニーズに合わせたQ&Aを作成・設定していきます。

ツールを活用する場合は、Q&Aの作成の前にツールの選定も行っていきます。

自社で開発する場合

ユーザーのニーズをもとに、質問と回答を対になるように作成します。

1つの質問に対して1つの回答を設定するのが原則です。

質問はシンプルかつ具体的なものにすることが重要です。

複雑な表現曖昧な表現は混乱の原因となるので、できるだけ避けるようにします。

AIチャットボットのQ&Aを作成し終わったら、ユーザーの視点から違和感なく会話ができるかを確認しましょう。

ツールを活用する場合

ツールを活用する場合は、目的やニーズに合わせてツールの選定をしていきます。

ツールの選定の際には、目的やニーズと各ツールの機能や得意分野を照らし合わせて、複数のツールを比較することが重要です。

ツールを選定し終わったら、Q&Aを作成し、ツールに設定していきます。

設定方法はツールによって異なりますが、基本的には「CSVデータを一括投入」や「管理画面上のHTMLエディタから設定」などの簡単な方法で行えます。

初回の設定ではCSVデータを使用してまとめて設定し、その後の細かな修正や調整は管理画面から直接行うのが効率的です。

チャットボットの動作を確認する

チャットボットの設定が完了したら、本番運用前にテスト運用を行って動作を確認します。

ユーザーの立場からさまざまな状況を考慮した質問を投げかけ、スムーズに会話ができるかどうか必要な回答を得られるかをテストします。

テスト中に不具合が見つかったら、会話フローを修正しツールを再設定することが必要です。

不具合を見逃さないために、1人ではなく複数人でテストを行うようにしましょう!

チャットボットを公開する

テスト運用を繰り返して問題がなくなったら、AIチャットボットを本運用していきます。

AIチャットボットは公開されても利用されなければ、業務効率化や生産性向上にはつながりません

そのため、AIチャットボットを公開したら、多くのユーザーに利用してもらうために周知することが大切です。

社内では社内メールや掲示板を活用し、社外ではバナーやお知らせを通じてAIチャットボットの知名度を高めていきましょう!

フィードバックを元にアップデートを繰り返す

AIチャットボットを公開した後も、運用データを分析して回答精度やQ&Aの充実度を高めていくことが重要です。

ユーザーの利用データをもとにQ&Aをアップデートし、課題を解決していきます。

解決率が低いQ&Aの修正新しい回答の追加などが効果的です!

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おすすめのAIチャットボットツール5選

ここでは、おすすめのAIチャットボットツールを5つご紹介します。
気になるツールがありましたらぜひお試しください!

IBM Watson

IBMが提供しているWatsonは、多くの実績を持つチャットボット開発ツールです。

例えば、クイズバトルでクイズ王に勝利した実績があります。

自然言語処理に強く音声変換などのAIツールも豊富に提供しています。

Amazon Lex

Amazon LexにはAlexaと同じ技術が使用されています。

音声認識言語理解に長けているのが特徴です!

Amazon Lexを利用することで、専門的なコーディングスキルがなくてもチャットボットを構築できます。

Hachidori

Hachidoriは国内初のAIチャットボット作成ツールです!

7,000以上の開発実績があり、テンプレートやカスタマーサポートも充実しているのが特徴です。

初期構築が簡単で、初心者でも使いやすくなっています。

Hubot

HubotはJavaScriptで実装された開発フレームワークです。

本体のコード変更なしで複数のチャットツールに対応可能。

カスタマイズ性が高い点が特徴です!

Repl-AI

Repl-AIは、NTTが提供するチャットボット開発ツールで、特にあいまいな表現の認識過去の会話の記憶に長けています。

雑談機能により自然な会話を続けられるだけでなく、使いやすさにも優れています。

無料版を試してから有料版を検討することも可能です。

なお、自社専用ボットの作り方について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
【ChatGPT搭載】自社専用ボットの作り方3選!徹底検証

AIチャットボット導入事例

ここでは、実際にAIチャットボットを導入している事例を3つ紹介します。

チャットボットを導入している企業は、どのような目的で活用しているのでしょうか?

以下の活用事例を参考に、自社に活用できる方法がないか探してみてください。

ベネッセホールディングス

ベネッセホールディングスは、社内チャットサービス「Benesse GPT」を約15,000人のグループ社員に向けて提供を開始しました。

Microsoft Azure上で提供されるAzure OpenAI Serviceを応用したこのサービスは、業務生産性を向上させ新商品やサービスの検討を行うための環境を社員に提供します。

そんな「Benesse GPT」は、Microsoft Azure上にて開発されており、セキュリティ対策が万全です。。そのため社員はインターネット上でAIチャットサービスが使用可能。セキュアな環境下で、業務効率化や商品開発の技術検証が進められます

また、入力された情報の2次利用をせず、クローズドな環境で外部に情報が漏洩しないよう配慮されています。

参考記事:社内AIチャット「Benesse GPT」をグループ社員1.5万人に向けに提供開始

ユニクロ

ユニクロは、2018年7月11日にAIを活用したチャット自動応答システム「UNIQLO IQ」をユニクロアプリ上で全てのお客様に向けて本格展開しました。

このサービスは、商品情報の検索や店舗在庫状況の確認、オンラインストアでの購入支援、よくある質問への返答、カスタマーセンターへの相談などショッピングの一連の流れをスムーズにサポートします。

また、人気ランキングの紹介やシーンに合わせた着こなし提案、商品カテゴリに特化した検索機能など新機能が追加されています。さらに、Googleアシスタント上でもよくある質問に対応するサービスを提供しており、音声やテキストでの問い合わせに対応しています。

参考記事:いつでもどこでも、ショッピングをサポートするお買い物アシスタントサービス「UNIQLO IQ」を7月11日より本格展開

ライフネット生命

ライフネット生命保険は、LINEやFacebook Messengerを介したチャットボットによる自動応答機能を運用開始しました。

このサービスは、顧客が簡単に保険診断を受けたり保険料の見積もりを取得できたりすることで、保険選びの利便性を向上させることを目的としています。

ライフネット生命保険は、このようなデジタルツールを活用することで顧客サービスの質を高め、より迅速な対応を実現しています。また、必要に応じてチャットボットから人間の保険プランナーへと切り替えることができ、顧客は専門家による直接のサポートを受けることが可能です。

参考記事:ライフネット生命保険にLINEおよびFacebook Messengerで自動応答による保険診断と見積りを実現するサービスを提供

AIチャットボット開発の費用相場

ここでは、弊社でAIチャットボットを開発する際の費用相場をご紹介します。

弊社では以下の2つのプランをご用意しております。

プロトタイプ開発は、「こういうAIチャットボットを作りたいけど実際に作れるのかわからない」「AIチャットボットがどれくらい社内の業務を効率化してくれるかが知りたい」などのニーズに対応した開発を行っております。
プロトタイプ開発の場合は、360万円からご依頼いただけます。

AIソリューション開発では、AIチャットボットの開発から社内への導入までを承っております。
ご依頼内容に応じて金額は変動しますが、目安としてAIチャットボットを社内システムと連携する場合は720万円から。社外にチャットボットを公開する場合は1,320万円からご依頼いただいております。

ご興味がある方は、まずは1時間の無料相談から承っております。
こちらからご連絡ください。

自社専用のAIチャットボット開発実績

弊社では、自社専用のAIチャットボット開発も行っています。

AIチャットボットには専門知識を学習することができ、例えばマーケターやエンジニア、コンサルタントなど、専門家を複数登場させることも可能です。

AIチャットボットを作成することで、社内の質疑にかかる工数を減らすことができ、余剰時間を産むことができます。

弊社は、透明性を重要視しており、このAIチャットボット作成手法を一般公開しています。

以下の記事からご覧ください。

Qiita
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自社専用のAIチャットボット開発に興味がある方には、まずは1時間の無料相談をご用意しております。
こちらからご連絡ください。

弊社のAIチャットボット開発の料金体系

SaaS利用(2ヶ月~)OpenAI社内利用(2.5ヶ月~)OpenAI社外利用(4ヶ月~)
費用 ¥2,400,000 ~¥8,400,000 ~¥13,200,000 ~
要件定義 / 設計
学習データ変換
チャットボット構築
Fine-tuningによる
プロンプト最適化
Embeddingによる
専門情報の付与
LangChainによる
ビジネスロジック構築
プロンプト
インジェクション対策

AIチャットボットを開発しよう!

この記事では、AIチャットボットを作るための3つの主要な方法と、それぞれのステップを詳しく解説しました。

AIチャットボットは、ユーザーの質問に対して学習を重ねることでより適切な回答を提供できる技術です。従来のチャットボット以上に、顧客満足度が大きく向上させられるでしょう。

そんなAIチャットボットを開発する際に大切なのは、目的をはっきりとさせることです。何を達成したいのか、どんな問題を解決したいのかを明確にし、その目的に合わせたチャットボットを設計しましょう。

実際に多くの企業がAIチャットボットを導入し、業務の効率化や顧客サービス向上に成功しています。この成功例を参考に、自社の目的とユーザーのニーズをしっかりと把握し、最適なAIチャットボットを開発・導入をぜひ、目指してくださいね。

最後に

いかがだったでしょうか?

弊社では

・マーケティングやエンジニアリングなどの専門知識を学習させたAI社員の開発
・要件定義・業務フロー作成を80%自動化できる自律型AIエージェントの開発
・生成AIとRPAを組み合わせた業務自動化ツールの開発
・社内人事業務を99%自動化できるAIツールの開発
ハルシネーション対策AIツールの開発
自社専用のAIチャットボットの開発

などの開発実績がございます。

まずは、「1時間の無料相談」にてご相談を承っておりますので、ご興味がある方はぜひご連絡ください。

➡︎生成AIを使った業務効率化、生成AIツールの開発について相談をしてみる。

生成AIを社内で活用していきたい方へ

「生成AIを社内で活用したい」「生成AIの事業をやっていきたい」という方に向けて、生成AI社内セミナー・勉強会をさせていただいております。

セミナー内容や料金については、ご相談ください。

また、弊社紹介資料もご用意しておりますので、併せてご確認ください。

投稿者

  • Hiromi Sai

    ChatGPTメディア運営 / テクニカルライター リベラルアーツ専攻。大学休学中は、Webマーケティング会社のマネージャーとしてライター、ディレクター100名のマネジメントをする。南米のチリとタイでの長期居住歴を持つ。

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