ChatGPTの最強Chrome拡張『Sider』導入から使い方まで徹底解説!

今回は、Chromeの拡張機能でChatGPTが使えるようになるSiderをご紹介します!
ブラウザ上でどのページを開いてもChatGPTが使えるようになる便利なツールです。
導入方法から概要、機能までこの記事を見ればSiderの全てがわかるようにまとめました。
ぜひ、最後までご覧ください。
また、お時間がない方は、目次からまとめをクリック!
ぱっと概要を理解できるようにしています!

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Sider(ChatGPT Sidebar)とは?
※アプリ版もあるのですが、今回ご紹介するブラウザ版とは全く違う機能なので、機会があれば別の記事で解説します!
Siderは、Chromeベースのどのブラウザでも使用可能です。
今までは、OpenAIにアクセスして、ChatGPTを開き、アカウントにログインして…という面倒なプロセスを踏んでいたと思いますが、Siderをインストールすることでなくなります。
なお、ChatGPTとZapierの連携について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→【ChatGPT×Zapier】SlackにChatGPTを連携!導入方法から具体例まで解説
Siderの導入方法
導入には5つの手順が必要です。
手順1:拡張機能をインストール
まず、以下のリンクから拡張機能を追加してください。
Sider – ChatGPT Sidebar with GPT-4
手順2:Siderをピンで固定
ダウンロードできたら画面の指示に従ってSiderをピンで固定してください。
手順3:Googleアカウントでサインイン
違うデバイスでも使えるようにするために、Googleアカウントでログインします。
もし、OpenAIアカウントで使用したい場合は、同じメールアドレスのアカウントでサインインしてください。
OpenAIアカウントを使用しない方は、手順5まで飛んでください。
手順4:APIキーを入力
OpenAIで取得したAPIキーを「OpenAI API Key」のところに入力してください。
APIKeyの取得方法についてはこちらを参考にして下さい。
手順5:Siderを呼び出し、質問してみる
ここまで完了したら、あとは使うだけです。
「Command/Control+P」か、「画面の右下に出ている脳マーク」で呼び出して、聞きたい質問を投げかけて下さい。

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Siderの料金体系
Siderの料金体系は以下の3つがあります。
- 無料で使う
- アップグレードして有料で使う
- OpenAIの従量課金プランを契約して使う
1. 無料で使う
Siderは拡張機能をインストールすれば、そのまま無料で使用することができます。
ただし、1日30回の質問までという制限がある点に注意です。
ライトユーザーの方はこのプランがおすすめです。
2. アップグレードして有料で使う
もし1日30回以上使うのであれば、月額10ドルで月3000回まで質問ができるプランもあります。
OpenAIアカウントを持っていないけど、Siderをたくさん使いたいという方はこちらが良いかもしれません。
ただし、3000回質問できるのはGPT3.5で、もしGPT4を使うのであれば月20回までです。
もっと使いたいという方は、年契約で一括支払いするとGPT4が月40回まで使用可能です。
3. OpenAIの従量課金プランを契約
筆者が最もおすすめするのは、OpenAIの従量課金プランを契約してSiderを使うことです。
使用した文字数に応じて課金される方式で、必要以上に料金を払う必要がありません。
ヘビーユーザーでも、月2〜3ドル以上払うことはないでしょう。
こちらはAPI Keyを入力することで使用できるようになります。
従量課金プランの契約方法はこちらの記事を参考にしてください。
では、どのような機能があるのか確認していきましょう。
なお、ChatGPTとExcelの連携方法について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→【非エンジニア必見】ChatGPTを使ったExcel自動化ツール!業務が倍速で終わる仕事術
Siderの機能
Siderで利用できる機能は驚くほど多岐にわたります!
「チャット」「聞く」「書く」という3つの主要機能があり、さらにサブ機能として「ChatPDF」「Bing/Bard」「Youtubeの要約」も提供されています。
チャット
「チャット」は、UIの違いくらいでほぼChatGPTの標準機能と同じです。
Siderでは「要約する」「文法」「説明」といったプロンプトがデフォルトで用意されており、文章をコピーして入力するだけでChatGPTからの回答が得られます。
また、これらのプロンプトは自身でカスタマイズすることも可能です。よく利用するプロンプトがある場合は登録しておくとかなり便利です。
聞く
「聞く」は、現在開いているページやブラウザで選択した文章の要約や、わかりやすく説明してくれる機能です。
以下がデフォルトの機能です。
- カスタムプロンプト
- 要約する
- 類似ページ
- 文法
- 説明
- コードの説明
- リライト
- 翻訳
- 質疑応答
- 管理(プロンプトの作成)
「聞く」の全機能を紹介すると膨大な量になってしまうので、今回はよく使っている「要約する」と「説明」の機能についてご紹介します。
「要約する」で、現在開いているページの文章を要約できます。
やり方は、「要約する」プロンプトを選択して「送信」ボタンを押すだけで、開いているページをまとめてくれます。
「説明」は、「この記事のこの部分だけ意味がわからない…」と思った場合に、その部分を選択するとわかりやすく説明をしてくれます。
「要約する」と「説明」だけご紹介しましたが、デフォルトの機能で足りない場合は「カスタムプロンプト」か「管理」から新しいプロンプトを登録することも可能です。
書く
「聞く」が文章の要約や翻訳の機能だったのに対し、「書く」は新しいものを創造するクリエイティブな作業をサポートしてくれます。
「書く」には「作曲する」と「返事」の2つのカテゴリがあります。
作曲する
与えられたお題に対して文章を書いたり、アイデアを出したりする機能です。
「作曲する」はおそらく誤訳ですが、元々はCompose(構成する)や執筆するといった意味でしょう。
「エッセイ」を選択すると、与えられたテーマでエッセイを書いてくれます。
他にも、メールの文章の思案、アイデアのブレスト、ツイートの作成が可能です。
文章のトーンや長さ、言語も選択できるため、使いこなせばSiderに多くの作業を任せることができます。
返事
「返事」は文字通り何かの返信を出してくれる機能です。
「返信したい元のテキスト」にクライアントからのメールを入力し、その下の枠にどのように返信してほしいかなどの要望を入れます。
こちらも文章のトーンや長さ、言語が選択できるため、用途に合わせてカスタマイズすることができます。
ChatPDF
ChatPDFは、AIにPDFを読み込ませ、そのPDFの内容に特化したパーソナライズAIを作る機能です。
PDFの要約や、PDFの内容に関する質問に対話形式で回答してくれるため、何かを分析したい時や特定の話題に対する理解を深めたい時に使うのがおすすめです。
筆者は英語のPDFを読み込ませ、日本語で質問してみましたが翻訳に違和感はありませんでした。
これも非常に有用な機能ですね。
Bing・Bard
Siderでは、ChatGPT以外の生成系AIのBingとBardも使うことができます。
プロンプトなどの機能は提供されていませんが、単純な質問をするだけであれば単体で使った時のように返してくれます。
なお、ChatGPT、Bard、BingAIの違いについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→生成AIを徹底比較!ChatGPT・Bard・BingAIの中で最強の生成AIを本気で決めてみた
Youtubeの要約
最後に紹介するのはYoutubeの要約機能です。
この機能を利用するにはSiderへの課金が必要ですが、かなり便利なので使って欲しい機能です!
ブラウザでYoutubeの動画を開くと、右上にSiderのアイコンが表示されるので、アイコンの横にある「要約する」というボタンをクリックしてみてください。
すると、約10秒で動画の内容が簡潔に要約されます。
また、重要なポイントに関するシーンを自動的に抜き出してくれる機能もあります。
これまでは動画を2倍速で再生していましたが、この機能があれば動画を再生せずに内容を把握できるため、時間の効率化に非常に役立ちます。
まとめ
今回は、Chromeの拡張機能でブラウザ上どこでも利用できるSiderについて紹介しました。
Siderは、以下のリンクからダウンロードできます。
Sider – ChatGPT Sidebar with GPT-4
無料でも使えるため、ご自身の使用頻度によって無料プラン、有料プラン、ChatGPTの有料課金プランの中から最適なものを選びましょう。
また、Siderには「チャット」「聞く」「書く」というメインの機能と、サブ機能として「ChatPDF」「Bing/Bard」「Youtubeの要約」があります。
「チャット」は通常のChatGPTと同じような機能ですが、「聞く」は文章の要約や翻訳をしてくれ、「書く」は新しいものを創造するクリエイティブな作業をサポートしてくれます。
サブ機能のChatPDFやYoutubeの要約もとても便利なので、ぜひ一度試してみてください。
なお、文章生成AIについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→【Writesonic】ライターの仕事が爆速で終わる文章生成AIの概要から使い方まで
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7. プロンプトエンジニアリング実践(ChatGPTや画像生成AIへの入力文)
8. AI開発実践(Pythonプログラミング)
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