AIグラビアをStableDiffusionで画像生成する方法!作り方やおすすめモデルも徹底解説
生成AIが進歩する中で、AIグラビアへの関心が高まっています。AIが生成したグラビアを目にする機会も増えていますが、実際に自分で生成AIを活用してグラビアを作れるか気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、Stable DiffusionでAIグラビアを生成する方法を詳しく紹介します。AIグラビアで使えるモデルやポーズを再現するプロンプトもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
Stable DiffusionでAIグラビアを画像生成できる
画像生成AIとして有名なStable Diffusionですが、風景や物だけでなく高品質なAIグラビアも生成できます。ただ、イメージする画像のプロンプトを入力するだけではうまく画像を生成できません。
AIグラビアを生成するには適切なモデルとプロンプトが必要です。AIグラビアに必要なモデルとプロンプトは後述しますので、高品質なAIグラビアを生成したい方はぜひチェックしましょう。
なお、Stable Diffusionの使い方について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
AIグラビアで使えるモデル5選
次に、AIグラビアで実際に使えるモデルを紹介します。モデルとは高品質なオリジナルの画像を生成するための学習済みファイルです。モデルを追加すると自分好みのAIグラビアを生成できるので、ぜひ自分にあったものを探してみてください。
モデル①BRA
1つ目のAIグラビアで使えるモデルはBRAです。BRAはBeautiful Realistic Asiansの略であり、リアルなAIグラビアを生成できます。
アジア系の美女の生成が可能であり、日本人の美女の生成も得意です。また、BRAは人肌の質感がリアルであり、写真のような画像を生成できます。
非常に人気なモデルであり、最新バージョンはv7まであります。Civitaiでダウンロードできるので気になる方はぜひチェックしましょう。
公式サイト:Civitai
モデル②ChilloutMix
2つ目のAIグラビアで使えるモデルはChilloutMixです。ChilloutMixは日本人のTASUKU氏が開発したモデルであり、StableDiffusionの公式モデルが苦手なアジア人の顔を学習しています。
完成度の高いモデルであり、AIコスプレイヤー画像で使用される場合が多いです。一時期は人気で公開が停止されていましたが、現在はCivitaiでダウンロードできるので気になる方はぜひチェックしましょう。
公式サイト:Civitai
モデル③bellyberry1
3つ目のAIグラビアで使えるモデルはbellyberry1です。bellyberry1もアジア人の特徴を捉えたAIグラビアを生成できます。
bellyberry1で生成される画像は少しウェットな質感なのが特徴的です。また、他のモデルと比べて少し厚塗り感のあるメイクのグラビア画像が生成されます。
作成者から当分アップデートはないと発表されており、最新のバージョンはΩです。Civitaiでダウンロードできるので、気になる方はぜひチェックしましょう。
公式サイト:Civitai
モデル④BracingEvoMix
4つ目のAIグラビアで使えるモデルはBracingEvoMixです。racingEvoMixは日本人である佐城郎画氏が開発したモデルであり日本人が好むAIグラビアを生成できます。
BracingEvoMixで生成される画像は写実的な表現のBRAと異なり、光沢があるのが特徴的です。また、商用利用可となっているので、さまざまな用途でグラビアを使用できます。
最新のバージョンは2023年10月にリリースされたv2です。Hugging faceでダウンロードできるので、気になる方はぜひチェックしましょう。
公式サイト:Hugging face
モデル⑤sweetmuse_v01
5つ目のAIグラビアで使えるモデルはsweetmuse_v01です。weetmuse_v01もアジア系の美女の特徴を押さえたAIグラビアを生成できます。
sweetmuse_v01で生成される画像は写実的な表現のBRAと異なり、少し3D画像の要素が残っているのが特徴的です。また、まつ毛やメイクなどが細かく表現されており、可愛らしい美女を生成できます。
最新バージョンは2023年6月にリリースされたv01_VAEです。現在はCivitaiでダウンロードできるので、気になる方はぜひチェックしましょう。
公式サイト:Civitai
AI美女を画像生成できる2つのモデル
Stable Diffusionには、グラビアだけでなくAI美女を生成しやすいモデルがあります。アジア人に特化した主なモデルは以下の2種類です。
モデル①Beautiful Realistic Asians
商用利用が可能なため、人気のあるモデルです。アジア人をリアルに再現するために作られたモデルで、2023年10月に公開されたV7が最新バージョンです。非常にリアルなアジア人の画像生成ができるため多くの方に利用されています。
モデル② yayoi_mix
yayoi_mixも商用可能が可能なモデルです。先に紹介したBeautiful Realistic AsiansとXXMix_9、Soda Mixを合わせた作りになっていまて、Beautiful Realistic Asiansよりも目が大きいAI美女が生成されやくなっているという特徴があります。
モデルの追加方法
次に、Google ColabでStable Diffusionを利用している場合のモデルの追加方法を紹介します。まず、自分が追加したいモデルを選びましょう。
今回はBracingEvoMixをダウンロードします。Hugging Faceのページを訪れたら、「File and versions」をクリックしてください。
そして、BracingEvoMixのバージョンから好きなものを選び、右のボタンをクリックしてダウンロードします。
次に行うのが、ファイルのアップロードです。最初にGoogle Driveを開き、モデル用のファイルを作りましょう。
最後に、対象のフォルダを開いたらアップロードするとモデルの追加が完了です。
グラビアポーズを再現するプロンプト6選
次に、グラビアポーズを再現するプロンプトを紹介します。画像の特徴を表したプロンプトを入力するだけではAIグラビアをうまく生成できません。実際の求めるグラビアポーズをプロンプトとして入力できると、クオリティの高いAIグラビアを生成できるのでぜひ参考にしてください。
ポーズ①背中を反らす
プロンプト例
Arching the back
背中を反らせたい場合は、「Arching the back」のプロンプトを入力しましょう。立ち姿や横になっている姿など細かく指定したい場合は、追加で「Standing(立っている)」などのプロンプトを入力してください。
また、振り向き姿で背中を反らせたい場合は、併せて「looking back(振り向く)」のプロンプトを入力するのもおすすめです。
ポーズ②腕を上げる
プロンプト例
arms behind head
腕を上げるポーズでAIグラビアを生成したい場合は、「arms behind head」を入力しましょう。腕が頭の後ろにある状態を意味するので、腕を上げるポーズにできます。
上半身にフォーカスされる場合が多いので、全体を写したい場合は「full body(体全体)」を入力するのがおすすめです。
ポーズ③振り向く
プロンプト例
Looking back
振り向くポーズでAIグラビアを生成したい場合は、「Looking back」をプロンプトで入力しましょう。後ろを向くという意味なので、振り向きポーズを指定できます。
また、こちらを向いてほしい場合は、「Looking at viewer(カメラ目線)」を追加で入力すると良いです。目線を反らせたい場合は「looking away」と入力してください。
ポーズ④ひざまずく
プロンプト例
Kneeling pose
ひざまずくポーズでAIグラビアを生成したい場合は、「Kneeling pose」をプロンプトで入力しましょう。ひざをついている状態でのAIグラビアを生成できます。
少し変化を加えて四つん這いのポーズをさせたい場合は「All fours」と入力するのがおすすめです。手をついている状態と手が地面についていない状態のどちらが良いか指定しましょう。
ポーズ⑤モデルのポーズ
プロンプト例
model posing
モデルのようなポーズでAIグラビアを生成したい場合は、「model posing」とプロンプトで入力しましょう。腰を少し横に向けたり、腰に手を当てたりしたりするポーズをとってくれます。
手の置き場所を決めたい場合は、「hands on hips(腰に手をあてる)」などのプロンプトを入力して細かく指定しましょう。
ポーズ⑥セクシーなポーズ
プロンプト例
Sexy pose
セクシーなポーズでAIグラビアを生成したい場合は、「Sexy pose」とプロンプトで入力しましょう。今回は、ベッドで膝をついて上目遣いなAIグラビアが生成されました。
何度か生成すると異なるAIグラビアが生成されるので、自分が求めるものまで生成し続けましょう。また、自分でセクシーなポーズを特定できている場合はプロンプトで入力するのがおすすめです。
なお、Stable Diffusionのプロンプトについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
【無料】Stable Diffusion以外を使ったAIグラビアの作り方を解説
AIグラビアとStable Diffusionの相性は非常に高いですが、使い方によっては有料となってしまいます。費用をかけずAIグラビアを作れるのです。無料でAIグラビアを作る方法を解説します。
iPhoneやAndoroidなどのスマホアプリで作る方法
iPhoneやAndoroidなどのスマホアプリでもAIグラビアを作ることができます。「YouCam AI Pro」を使ってAIグラビアを生成する流れを説明します。
- アプリをダウンロードする
- プロンプトを入力する
- スタイルを選択する
- 画像の比率を選択する
- 生成するを選択する
- AIグラビアの生成が完了
今回紹介したアプリ以外でもAIグラビアの作り方の流れは大きく違いません。この流れを参考にスマホアプリでAIグラビアを作ってみてはいかがでしょうか。
Webサイトから作る方法
AIグラビアを作る方法は、スマホアプリだけではなくWebサイトを使っても可能です。AI画像生成サイトである「SeaArtAI」を使ってWebサイトからAIグラビアを作る流れを紹介します。
- SeaArtAIにアクセスする
- 会員登録しログインする
- ホーム画面から生成したいジャンルを選択する
- 選択したジャンルの中からAIグラビアを選択する
- プロンプトを入力する
- AIグラビアの生成が完了
今回紹介したWebサイト以外でもAIグラビアの作り方の流れは大きく違いません。この流れを参考にWebサイトを使ってAIグラビアを作ってみてはいかがでしょうか。
AIグラビアとして芸能人の画像生成を行うリスクや問題点
AIグラビアは急速に普及しており、特に芸能人に似せたAIグラビアは非常に人気が高く、注目されています。この章では、AIグラビアと芸能人の関係について解説していきます。
芸能人AIグラビアの現状
芸能人に似せたAIグラビアは注目度が高くなっています。実際に2023年6月にコスプレイヤーのえなこさんに似せたAIグラビアが話題になりました。*1
他にも集英社が画像生成AIを使ったAIグラビアの写真集を発売しました。しかし、多方面からさまざまな意見があったため、販売終了となった事例もあります。*2
このようにAIグラビアへの注目度は高く、芸能人に似せたものはより話題になりやすい状況です。ただし、芸能人のAIグラビアを作ることには問題点があるため、注意が必要です。詳しくは次の章で説明します。
芸能人AIグラビアの問題点
AIグラビアとして芸能人の画像を生成する場合、以下の問題点があります。これらの権利を侵害すると法的なトラブルに発展するケースもあるため、適切な対応が必要です。
- 著作権侵害:無断でAIグラビアの作成に画像や写真を使うと著作権違反となる。
- 肖像権侵害:AIグラビアが実際の人物に酷似していると、肖像権侵害になる可能性がある。
- パブリシティ権の侵害:有名人や芸能人が顔や名前などの特徴を無断で使うことで侵害に当たる可能性がある。
まだまだAIグラビアの法整備が進んでいない中で、芸能人を使ったものはリスクが高い状態といえるでしょう。これからAIグラビアを作成していく場合は、芸能人に似せるのは避けるのがおすすめです。
Stable Diffusionを活用してクオリティの高いAIグラビアを生成しよう!
Stable Diffusionをうまく活用するとクオリティの高いAIグラビアを生成できます。ただ、生成する際には適切なモデルが必要です。おすすめのAIグラビアのモデルは、BRA・ChilloutMix・bellyberry1・BracingEvoMix・sweetmuse_v01の5つがあります。
また、グラビアポーズを再現するためにはプロンプトも欠かせません。背中を反らすポーズや腕を上げるポーズで再現度の高いAIグラビアを再現できます。実際に使用してみて自分好みのAIグラビアを生成しましょう。
ただし、AIグラビアを作る際は、法的なトラブルに発展するケースがあるため、以下を侵害していないかを確認してください。
- 著作権侵害
- 肖像権侵害
- パブリシティ権の侵害
これらを遵守した上で、安全にクオリティの高いAIグラビアを生成してみてください。
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