【ChatGPT×不動産】不動産業界もAIで効率化を!最新AI活用事例10選と注意点を解説

chatgpt 不動産

不動産業界のみなさん、ChatGPTを活用されていますか?幅広い専門知識が必要で、難しい業務が多いですが、ChatGPTを使うことで簡略化できるかもしれません。

そこで、今回は、不動産業界に特化した活用事例をご紹介します。事例のみならず、ChatGPTへの入力文(プロンプト)や注意点とその対策もまとめたので、ぜひ最後までお読みください!

目次

ChatGPTが不動産業界でできること

生成AIであるChatGPTは、大量のテキストデータを学習して開発されたチャットボット。まるで人と話しているような自然な会話ができ、しかも情報を整理し提供するのが得意です。

ですので、ChatGPTを不動産業界で利用すると次のようなことが実現できます。

  • 迅速な顧客対応
  • 契約書などの書類作成の簡略化
  • 最適なワードチョイスをした物件紹介文の作成

まずは、顧客対応のとき。文章の生成が得意ですから、メールやウェブサイト上でのチャットサポートにChatGPTを活用しましょう。

他にも、書類仕事に忙殺されそうなとき。ChatGPTでは、契約書などの書類も作成しましょう!一般的なものから、必要に応じてカスタマイズを加えることも可能です!

さらに、物件紹介文を書くときも、ご利用ください。物件の基本情報や特徴、立地情報などを伝えることでかなり自然な文章が作れるのではないでしょうか?

もちろんこれだけではありません。他にもできることはさまざまです。

ChatGPTを不動産業者が活用できる場面

ChatGPTは、不動産業界のさまざまな場面で活用できる有用なツールです。不動産業者はChatGPTを活用することで、業務効率化や顧客満足度の向上を図れます。

不動産業者が活用できる場面は、以下の3つが挙げられます。

  • 市場調査と価格情報の収集
  • 顧客サポートと問い合わせ応答
  • 賃貸物件の検索支援

市場調査と価格情報の収集

ChatGPTは膨大な量のテキストデータを処理して、市場動向や不動産価格などの情報収集ができます。また、不動産業者は自社が取り扱っている物件の価格設定やマーケティング戦略をより効果的に策定できます。

顧客サポートと問い合わせ応答

ChatGPTは、顧客からの問い合わせや質問に24時間365日対応できます。不動産業者は、顧客からの問い合わせや質問に迅速かつ正確に回答することが重要です。

しかし、営業時間外や休日には対応できないこともあります。ChatGPTを活用すると、24時間365日顧客からの問い合わせや質問に対応できるので、顧客を待たせず顧客満足度の向上にも繋がるでしょう。

賃貸物件の検索支援

ChatGPTは顧客の希望条件に合った賃貸物件を検索して、提案できます。膨大な量の賃貸物件データの中から、顧客の希望条件に合った物件を探すのは、時間と労力がかかります。

ChatGPTを活用することで不動産業者は、顧客の希望条件に合った物件を迅速に見つけられるので、成約率アップにつながるでしょう。

ChatGPTを不動産業者が活用するメリット

ChatGPTを不動産業者が活用するメリットは、以下のとおりです。

  • 顧客対応の効率化
  • 人手不足の解消
  • 営業サポート
  • ユーザーの満足度向上

顧客対応の効率化

ChatGPTは、顧客からの問い合わせや質問に24時間365日対応できます。また、顧客の希望条件に合った賃貸物件を検索して提案することもできます。

さらに、顧客対応にかかる時間を削減し、業務効率化を図れるでしょう。

人手不足の解消

ChatGPTを活用することで、顧客対応や賃貸物件の検索などの業務を自動化することができるため、人手不足の解消につながります。

営業サポート

ChatGPTを活用することで、顧客のニーズを把握し、最適な物件を紹介できます。そのため、不動産業者は営業活動の効率化を図れます。

ユーザーの満足度向上

ChatGPTは、人間と自然な会話ができるので、顧客からの問い合わせや質問に正確に回答できます。顧客の利便性を向上させることができ、ビジネスの成功につなげることができます。

それでは、どんな活用事例があるのかみていきましょう!

ChatGPTの不動産業界における活用事例10選

ここでは、不動産の企画・開発販売売買の仲介といった業務ジャンルごとに、活用事例をご紹介します。ChatGPTへの入力文(プロンプト)もありますので、試しながらお読みいただけると幸いです!

不動産の企画・開発

ここでは、広告コピーの作り方マーケティング戦略の立案不動産のリサーチに関する活用事例をご紹介します。

広告コピーのブラッシュアップ

ハンプトン地域で活躍するトップ不動産エージェント、マラ・サンダーさんが、広告コピー作成にChatGPTを導入!※1

特徴をリストアップするだけで、ChatGPTがあっと驚くような魅力的な広告コピーを作成

さらに、その可能性は無限。「ミレニアル世代に訴えるように書いて」とか「ユーモラスに仕上げて」といったリクエストにも応えてくれるんです。

次のようなプロンプトを入力してみましょう。

次の言葉を使い不動産の広告コピーを5個書いてください。 

・資産価値 

・贅沢 

#出力 

・ 

・ 

・ 

・ 

・

すると、広告コピーのアイディアを出力してくれました!

これは、不動産業界における広告コピー作成の革命と言えるでしょう。ChatGPTを活用して、次のレベルへと進化していきましょう!

マーケティング戦略の立案

さらに、サンダー氏は、試しにChatGPTにマーケティングプランの策定を依頼。結果は目を見張るもので、デジタルマーケティングやソーシャルメディアなど、各種チャネルを活用した斬新な戦略が提案されました!

この戦略は顧客のニーズを的確に捉えたものであり、顧客からの反応も大幅アップ!まさに、不動産マーケティングの新時代。

以下にChatGPTによるマーケティングプラン作成のプロンプトとその出力例を示します。不動産業界の、ソーシャルメディア向けマーケティングプランを考えてください。

途中で出力が止まっていますが、詳細を教えてくれています!

ChatGPTを利用したマーケティングは、新しい視点や戦略に気づかせてくれます。ぜひご活用ください!

不動産リサーチ

ChatGPTでは不動産市場や特定地域を取得し、傾向などを調査・分析できます。特に、ChatGPT Plusの課金ユーザー(月額20ドル)であれば、プラグイン(拡張機能)が使えました。

ChatGPTのプラグイン機能は2024年4月9日で終了となりました。

実際にWebPilotを使って不動産情報を取得したプロンプトと、出力例を確認しましょう。このようなプロンプトを入力してみました。

WebPilotプラグインを使い、以下の最新情報を取得してください。 

"""

 京都市中京区の中古分譲マンションの地域的傾向 

"""

WebPilotプラグインを使い、指定した情報を取得してきてくれています!

ただし、この例では参照したウェブサイトの情報が平成19年とやや古く、厳密には最新情報を取得できていません。あくまで、WebPilotの利用方法としてご理解ください。

さらに、より良い使い方として、URLを指定して情報を取得する方法もあります。自分で選んだ信頼できる情報をChatGPTに要約させられるのが嬉しいところ。

例として、京都市のURLを指定してみます。

以下のURLを読み込んで、京都市中京区の中古分譲マンションの地域的傾向に関してまとめてください。

"""

https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/cmsfiles/contents/0000064/64638/202siryou201202.pdf

"""

このURLは、先ほどの例でプラグインがアクセスしていたページのPDFです。同様にマンションの地域的傾向を出力しています。

ChatGPTへ伝えるURLの精査は重要になりますが、このように不動産情報の分析や要約が可能になります。ぜひお試しください!

不動産の販売

ここでは、複雑な情報の提供物件紹介文の作成ブログ記事などのマーケティング向けコンテンツに関する活用事例をご紹介します。

複雑な情報の提供

マイアミ-デイド郡で活躍するフランク・トレレス氏は、土地利用や複雑な計算に関する質問にChatGPTを導入しています!※2

次のようなプロンプトを使い顧客にスピーディーに情報提供できるようになりました!

#命令書:

以下の入力から、土地の利用料金を計算してください。

計算ロジックも説明してください。

#入力:

土地の面積: 1000平方メートル

1平方メートルあたりの基本賃料: 1500円

立地係数: 1.2 (都心部など、立地が良い場合には高くなる値)

開発係数: 0.8 (土地が整備されているほど高くなる値)

契約期間: 3年

契約更新手数料: 50,000円

 #出力:

料金: 

ロジック:

ただし、ChatGPTも完璧ではなく、計算に苦しむことも。情報提供前に、利用者のチェックは入念に行いましょう!

物件紹介文の作成

アイオワ州シーダーラピッズのヨハネス氏が、ChatGPTを使ってわずか5秒で物件紹介文を作成!次のようなプロンプトを使い、物件紹介文を一瞬で作成。※3

#命令書: あなたは、不動産エージェントです。 

次の入力から、最高な物件紹介文を作ってください。 

#入力: 

ロケーション 

駅近 

アクセス 

新築/築浅 

ペット可 

フルリフォーム 

オープンキッチン 

バルコニー/テラス 

駐車場付き 

セキュリティー 

#出力: 

物件紹介文:

これまで1時間以上かかっていた作業を効率化させ、リアルタイムでの物件情報を提供できるように。ヨハネス氏の成功事例から学べることは、ChatGPTを適切に活用すれば、不動産業界でも業務の効率化と品質向上を両立できるという点です。

ぜひChatGPTを使ってみてください!

マーケティング

SNSやブログなど、メディア運用で「時間とリソースが足りない!」となることはありませんか?例えば、ブログ記事。2000文字の記事を書くのも一苦労です。

リサーチからライティング、編集まで一記事に膨大な時間とエネルギーを投じることに。そこで、あなたの救世主となるのが、ChatGPTです。

以下のような記事作成時のタスクをChatGPTにお任せしましょう。

  1. タイトルの考案
  2. 記事の構成
  3. 実際の文章作成

それぞれのプロンプトは、こんな感じ。

タイトル考案プロンプト

ChatGPTに不動産業界のブログを書いてもらいたいです。

どのようなタイトルがあるのでしょうか?

記事の構成プロンプト

{タイトル}について、構成を考えてください。

記事作成プロンプト

考えた構成でブログ記事を出力してください。

順番に実行し、記事作成をした結果がこちら。

ぜひウェブマーケティングのサポート役にChatGPTをご活用ください!

不動産の売買仲介

ここでは、メール文面の修正契約書の作成顧客サポートに関する活用事例をご紹介します。

メール文面の作成や修正

アンドレス・アシオン氏は、入居者の「窓が開かない」という連絡を受けていました。この件について、何度も施工会社に連絡しましたが音沙汰なし。※4

この状況を打開できたのは、ChatGPTを利用してメールを書き直したから。「対応しないことは法的に問題がある」という内容を強調したメールをこのようなプロンプトで作成。

#命令書: あなたは最高の不動産エージェントです。 

次の入力に関するメールを書いてください。 

#入力: 

・施工会社宛のメールです。 

・入居者のご自宅の窓が開かないという事態が発生しています。 

・施工会社が修理しないのは、法律違反です。 

・何の法律に違反しているかにも触れてください。 

#出力:

メール文:

この作戦が功を奏し、施工会社も適切に対応を始めたのです。このような特別なシチュエーションでなくても、普段使いできそうなプロンプトです。

ぜひChatGPTに書かせて楽しみましょう!

契約書の作成

不動産仲介の契約書作成は、細かい点に気をつける必要があり、時間も手間もかかります。特に不動産業界は、契約書の数が多い印象です。

売買契約書・賃貸借契約書・重要事項説明書・契約解除書など、さまざまな契約書に署名・捺印する必要があります。私も引っ越しのときに、紙が多くて、面倒だなぁと思うことがありました。

そんなときは、次のプロンプトでChatGPTにお任せしましょう!

不動産業界の委任契約書 を作ってください。

このように契約書に必要な内容を出力してくれています!

時間と手間の節約や、ストレス軽減につながるのではないでしょうか?ぜひ一度お試しあれ!

顧客サポート

顧客サポートの改善に課題感はありませんか?24時間365日、迅速で正確な情報を、お客様に合わせて提供するのは大変ですよね。

特に不動産業界では、繁忙期や混雑時の対応が一段と困難になると思います。そこで、今のサポート体制に、ChatGPTを導入してみませんか?業務効率化と顧客満足度の向上を両立できます!

メール対応をするところを想像してみましょう。例えば、お客様から次のような質問があったとします。

「不動産取得に伴う税金について詳しく知りたい」この場合、次のようなプロンプトを使ってみてはどうでしょうか?

物件を購入した際の税金について詳しく教えてください。

分かりやすく箇条書きでまとめてくれますから、素早い情報提供も可能ですね。

収益還元法の計算

ChatGPTは不動産の将来の利益を算出する収益還元法の計算も可能です!今回は直接還元法を用いてChatGPTに計算してもらいました。

命令書: あなたは不動産鑑定評価基準を踏まえた不動産鑑定士です。

 下記の数値を用いて直接還元法を適用して収益価格を算定してください。 

入力: 

総収益:1,000,000円 

総費用:200,000円 

純利回り:6% 

出力: 

収益価格:

計算ロジックも記載してくれているのでわかりやすいですね。ChatGPTを活用して、難しい計算の時間を短縮しましょう!

なお、AI×不動産のサービスについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

ChatGPTを活用している不動産業界の会社事例

ChatGPTを不動産業界で活用している具体例を4つご紹介します。

  • 株式会社LIFULLがChatGPT向けプラグインを提供
  • 不動産AIチャット「ポルティ」が賃料査定サービスを開始
  • 「GMO賃貸DX」が『AI返信アシスタント(β版)』を実装

株式会社LIFULLがChatGPT向けプラグインを提供

株式会社LIFULLが運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」は、2023年6月10日よりChatGPT向けプラグインを提供しました。なお、ChatGPT向けプラグインの提供は国内の不動産・住宅情報サービス領域においては初となります。

LIFULL HOME’SはChatGPTの技術を活用し、LINEでいつでも住み替え相談や物件探しができるサービス「AIホームズくんBETA LINE版」を国内不動産ポータルで初めて提供しました。「AIホームズくんBETA LINE版」は、LINEのチャットボットを通じてユーザーが物件探しの希望条件を伝えると、AIがそれに合った物件を複数提案してくれる物件探し効率化サービスです。

また、ユーザーが物件を閲覧した際にはAIが物件の詳細情報を説明してくれるほか、物件の見学予約や不動産会社への問い合わせなども可能となっています。

不動産AIチャット「ポルティ」が賃料査定サービスを開始

2023年5月17日より、ChatGPT搭載のLINEで利用する不動産AIチャットにおいて、ポルティ賃料査定が利用可能になりました。今回の提携により、不動産AIチャットを通じて、ポルティ賃料査定を利用できるようになったのです。

ユーザーはLINEで駅名、駅距離、部屋の広さ、築年数、階数、間取りを入力するとポルティ賃料査定上のデータを不動産AIチャットで回答してもらえますよ。

「GMO賃貸DX」が『AI返信アシスタント(β版)』を実装

GMO賃貸DXのチャット機能では、不動産管理会社の担当者が文章を一から考え、オーナー様や入居者様へ送信していました。しかし、日々の問い合わせに対して迅速に対応したい、お問合せに費やす時間を短縮したいなどの要望が多く寄せられていたのです。

そこで、GMO賃貸DXでは、『AI返信アシスタント(β版)』を実装。オーナー様や入居者様からのチャットに対して、『AI返信アシスタント(β版)』を使うことで、自動でメッセージに対しての回答の文面を生成できます。

AIが生成した文章は、自動で投稿されるわけではありません。不動産管理会社の担当者が加筆/修正を加えて体裁を整えてから投稿できるので、コミュニケーションが迅速かつ効率的になり、利用者の満足度向上が期待されます。

三井不動産株式会社が自社特化型AIチャットツールを開発

三井不動産は、全従業員約2,500人を対象に自社特化型AIチャットツール「&Chat」を開発し、2023年8月から運用開始しました。「&Chat」では「Azure OpenAI Service」の『GPT-4』を採用しています。

「&Chat」は文章の要約やビジネス英語への翻訳、単語の解説や報告書の作成ができるので、不動産業務全体の効率化を期待できます。また、社内データも連携しており、今後お問い合わせ対応なども実装予定です。

今後、ますます業務の効率化が進みそうですね!

ChatGPTを不動産業界に使う際の注意点とその対策

ChatGPTはめちゃくちゃ便利で、不動産業界にもたらすメリットは大きいですが、利用時のリスクも無視できません。ということで、これまでの事例をもとに、活用時の注意点と対策をご紹介します。

ハルシネーションリスクとその対策:不動産の顧客サポートやリサーチにおける活用

ChatGPTは顧客サポートやリサーチに活用可能ですが、ハルシネーション(AIが偽情報を出力する現象)には気をつけましょう。

ハルシネーションへの対策

ChatGPTの出力を鵜呑みにはせず、社内のチェック体制を整えて情報の正確性を検証しましょう。以下のポイントをチェックリスト化し、情報利用前に徹底的に確認することが重要です。

情報を利用する前に、次のことをチェックリスト化して確認を徹底すると良いです。

  1. 情報は最新のものか
  2. 情報は正しいのか(ソースはあるのか)

複数人で協力し大勢の目を通すと、なおのことよいのではないでしょうか。

不動産メディアのSEO低下リスクとその対策:ChatGPTによるブログ作成

ChatGPTを活用してキャッチーなブログやタイトルを作成することは可能ですが、その出力をそのままウェブへ公開するのはおすすめできません。1つ目の理由は、SEOへの悪影響が予想されるからです。

ChatGPTは、大量のテキストデータを学習して開発されたAIです。そのデータには世の中にある不動産ブログも含まれています。そのため、ChatGPTの生成した記事が既存コンテンツに類似した内容になってしまう可能性があるのです。

また、Googleのポリシーに反してしまい、SEOに悪影響を与える可能性もあります。2つ目の理由は、リアルな声(経験)が記事に反映されないから。

普段の業務で感じることなど、現場にいるプロの思いが伝わらないのは、コンテンツとしては不十分です。実際、Googleの公式でも言及されているように、SEOで高評価を得るにはE-E-A-T(専門性・経験・権威性・信頼性)が重要です。

すでに説明したとおり、コンテンツの作成方法を問わずGoogle 検索で成功を収めるには、E-E-A-T の品質を満たすオリジナルで高品質なユーザー第一のコンテンツの制作を意識する必要があります。

SEO低下への対策

ChatGPTはあくまでもツールであり、人間の判断や経験に完全に代わるものではありません。ChatGPTを活用する場合、次のように役割分担しましょう。

  • ChatGPT:成果物の大枠を素早く作ってくれるサポート役
  • 人間:オリジナリティや経験に関する細かい内容を追記

すべてのタスクをChatGPTに任せようとすると、ついChatGPTに頼りがちになり、人間の判断や経験が欠けてしまうのです。そのため、人間が最終的な判断や修正を行うことが重要です。

しっかり意識していきましょう!

顧客情報流出リスクとその対策:ChatGPTへの情報入力

メール文面の修正や契約書の作成時に、ChatGPTに顧客情報を入力すると、顧客情報の流失の危険性があります。特に顧客情報や重要な機密情報の取り扱いには注意が必要です。

このようになってしまう仕組みとしては、以下です。

  • ChatGPTへの入力が、OpenAIへ送られる
  • データがAIの学習に活用される
  • 不特定多数のユーザーにAIが回答を出力する(可能性がある)

顧客情報に加えて、社内の重要な機密情報なども入力したら大変なことになりそうですね。

情報漏えいのリスクを減らす対策

情報漏えい対策として、ChatGPTの設定を切り替えましょう。まずは、ChatGPTの設定画面を開くために画面左下の赤枠部分をクリック。

設定画面が開かれて、「Data controls」に行くと、「Chat history & training」の表示があるのでこれをオフにしてください。

これで、入力内容がAIの学習に利用されなくなるため、流出する可能性もなくなります。

なお、ChatGPTを企業が使用するリスクについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

ChatGPTを不動産業界でも活用しよう!

この記事では、不動産業界におけるChatGPTの活用事例と注意点・対策を紹介しました。生成AIであるChatGPTは不動産業界におけるマーケティング戦略立案やリサーチ・物件紹介・契約書作成・顧客サポートなど様々な分野で活用可能です。

実際に、物件相談ができるAIチャットボットがChatGPTのプラグインで開発されています。ただ、ChatGPTはハルシネーションやSEO低下、情報漏えいなど様々なリスクがあるのです。そのため、取り扱いには十分に注意して不動産業界でも効率化していきましょう!

サービス紹介資料

生成系AIの業務活用なら!

・生成系AIを活用したPoC開発

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・システム間API連携

最後に

いかがだったでしょうか?

弊社では

・マーケティングやエンジニアリングなどの専門知識を学習させたAI社員の開発
・要件定義・業務フロー作成を80%自動化できる自律型AIエージェントの開発
・生成AIとRPAを組み合わせた業務自動化ツールの開発
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ハルシネーション対策AIツールの開発
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などの開発実績がございます。

まずは、「無料相談」にてご相談を承っておりますので、ご興味がある方はぜひご連絡ください。

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また、弊社紹介資料もご用意しておりますので、併せてご確認ください。

投稿者

  • Leon Kobayashi

    必ずフォローすべきAIエバンジェリスト(自称) => 元東証一部上場ITコンサル (拙者、早口オタク過ぎて性に合わず退社)<-イマココ 【好きなもの】リコリコ・しゃぶ葉 宜しくおねがいします。

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