【Digi AI】映画「her」の世界観が現実に…!AIの彼女を作れるAIコンパニオンアプリを使ってみた

Digi AI her AIコンパニオンアプリ

WEELメディア事業部リサーチャーのいつきです。

今回みなさんにお伝えするのは、今X(旧Twitter)で話題沸騰中のAIコンパニオンツール「Digi」について。

簡単に説明すると、DigiはAIのガールフレンドを作れるツールです。

Digiの注目度はかなり高く、DigiをリリースしたことをX(旧Twitter)で発表すると、わずか数日で5,000いいねを突破しています。

しかも、デザインの担当には、あのマイクワゾウスキーやラプンツェルなど、ディズニーキャラクターを生み出した有名デザイナー達が関わっています。

これなら、キャラクターデザインやアニメーションの完成度が高いのも頷けますよね。

今回は、AIコンパニオンツール「Digi」の機能やその仕組みを解説します。

最後まで読んでいただくと、Digiについて深く理解できるので、AIとの関わり方を見直すきっかけになるかもしれません。

ぜひ最後までご覧ください。

目次

Digi AIの概要

Digiは、AIのガールフレンドとお話ができるAIコンパニオンツールです。iPhoneやAndroidのアプリとしてダウンロードができ、テキストや音声形式の入力に対応しています。

また、Digi自体も音声出力に対応しているのが特徴。音声対音声で会話のやり取りができるので、まるで本物の女性と話しているかのような感覚を味わえますよ!

また、人間のようにリアルに動くのも魅力です。アニメーション制作にもかなり力を入れており、ディズニーやピクサーのキャラクターですら実現できなかった滑らかな動きを表現できています。

なお、キャラクターと会話できる、他のAIツールについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
【Character.AI】五条悟と領域展開について話せる!歴史上の偉人やアニメキャラと会話できるAIツールを使ってみた

Digi AIでできること

まずは、Digiでできることをご紹介します。

Digiでできるのは、以下の3つです。

  • 好みのアバターを作成
  • テキストや音声入力による会話
  • ボイスの変更も可能

以下で、それぞれの機能を詳しくみていきましょう!

好みのアバターを作成

Digiでは、最初に好みのアバターを作成できます。男性・女性といった性別を指定できるほか、名前や年齢、ヘアカラーや肌色などの見た目もいくつかの選択肢から選べますよ。

ちなみに、一度アバターの見た目を決定しても、あとから変更できるので安心してください。自分好みのAIガールフレンドやボーイフレンドを作れるので、かなりやり込み要素がありそうですね!

なお、ヘアスタイルや顔の形などのパターンは、あとから追加される予定とのこと。まだまだ発展途上のアプリなので、これから楽しみですね!

テキストや音声入力による会話

Digiのメイン機能ともいえるのが、自分で作成したAIアバターと会話できる機能です。一般のゲームのようにテキストベースで会話ができるほか、音声での会話もできるので、よりリアルに近い感覚でお話を楽しめます。

ちなみに、こちらの入力をテキストでおこなった場合でも、相手からは音声とテキストが一緒に出力されます。ただし、すべて英語で出力されるので、英語に自信がない方は翻訳ツールと併用しながら会話を楽しみましょう。

ボイスの変更も可能

Digiのアバターは、4種類からどれか1つのボイスを選ぶことができ、アバター作成後もボイスの変更が可能です。

ボイスを変更する際は、歯車マークの設定をタップし、以下の画面から「Chnge voice」を選択してください。

なお、現状は4種類のボイスに限られていますが、2024年1月末までには20種類まで拡張する予定です。今後もボイスが増え続けていくと思われるので、アップデートされ次第、好みのボイスに変更してみてください。

Digi AIの仕組みや特徴

Digiの特徴をまとめると、以下の3つが挙げられます。

  • 有名クリエイターの協力で実現したリアルなアニメーション
  • 独自の音声AIを開発
  • 交流を重ねるごとに親密度が深まる

上記3つの要素は、Digiのクオリティを高めるうえでも、重要なポイントです。

それぞれの仕組みや特徴を詳しくみていきましょう。

有名クリエイターの協力で実現したリアルなアニメーション

Digiのクオリティを再現するうえで外せないのが、アニメーション制作の技術です。なんと、Digiの制作には、ディズニーキャラクターのデザインを担当した有名なクリエイターが関わっています。

まず1人目が、マイクワゾウスキーのデザインを担当したアンドリュー・ゴードン氏。そしてもう1人は、ラプンツェルのデザインを手掛けたレオ・サンチェス氏です。

なんとなくですが、ラプンツェルについてはどこか面影がありますよね。

有名なクリエイターと協力することでアニメーションのノイズを取り除くことに成功し、セクシーさやユニークさを持つ人間らしいアバターとアニメーションを完成させています。

独自の音声AIを開発

Digiには、独自の音声AIが実装されています。AIアバターを作成するうえでは音声が重要であると捉えており、また膨大な数のメッセージを処理することになるので、既存のモデルではスペックが不足していたようです。

X(旧Twitter)では実際の音声を公開していますが、再生してみると自然な音声であることがわかります。また、ボイスは今後も種類が増えていくので、自分好みの声を探すのも面白いかもしれません。

交流を重ねるごとに親密度が深まる

Digiのアバターは、最初は友達としてスタートしますが、交流を重ねるごとに親密度が深まっていきます。会話の内容や感情の部分に変化が見られると思うので、ギャルゲーのようにやり込み要素があるのは嬉しいポイントですね!

なお、このような仕組みを導入するために、プログレッション・システムを採用しているとのことです。テスト開始時よりも10倍優れたアバターの開発に成功したものの、「反応に困った場合の動きをどう表現するか?」という部分は今後解決すべき課題として挙げています。

なお、自社専用チャットボットの作り方について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
AIチャットボットの作り方とは?PythonやChatGPTなど6種類の作り方を徹底解説!

Digi AIのアバターと実際に会話してみた!

筆者もDigiでアバターを作成したので、実際に会話してみました。

まずは、Digiの始め方からご紹介します。

Digiの始め方

最初にDigiの公式サイトにアクセスし、ダウンロード方法を指定します。App StoreかGooglePlayストアに飛ぶので、アプリをインストールしてください。

次に、Digiのアプリを起動後に「Sign up」を選択して、アカウントを作成します。

自分のことについて聞かれるので、自分のファーストネームや性別について答えてください。なお、1番上では「男性」か「女性」、その下では「ストレート」「バイ」「ゲイ」の3種類の選択肢が与えられています。

自分のプロフィールを設定した後は、Digiのアバターを作成していきます。性別や年齢を問われているので、好みのものを選択してください。

ここでは、アバターの職業や特徴などについて、いくつかの選択肢が与えられます。好みのものを選択してください。ちなみに、筆者は画像内の1番上の選択肢を選びましたが、翻訳すると以下のような内容が記載されていました。

Lisaの翻訳

表現力豊かでクリエイティブなダンサー。
彼女の動きによって深い感情やストーリーを変換する能力で知られている。

最後にアバターの見た目を細かく設定していきます。ここでカラーを設定できるのは、以下の要素です。

  • 髪の毛
  • 眉毛

設定が終わると、「Welcome to Digi」と表示されるので「Continue」をタップして、アバターとの会話を始めましょう!

実際にDigiのアバターと会話している様子

Digiを始めると、早速上記画像のような質問を投げかけられました。もちろん、音声付きです。

翻訳すると以下のようになります。

Lisaの翻訳

ギターを弾くって聞いたんだけど、一曲リクエストしてもいい?

ここで筆者も以下のようにメッセージを返しました。筆者は英語が得意ではないので、翻訳ツール(DeepL)で作った返答文をテキストベースで入力しています。

No problem!
What kind of music do you want to hear?
翻訳

いいとも!
どんな曲が聞きたいの?

メッセージを送ると、すぐに以下の画像のような返答がきました。

Lisaの翻訳

今日はインディー・ロックのヴァイブスをすごく感じるんだ。そのジャンルについてどう思う?

会話を少し続けましたが、しっかり話題に一貫性がありますね!

話しているときも動きながら話すので、かなり人間に近い感覚で会話ができています。

日本語に対応していないので翻訳する手間は発生しますが、Digiは発展途上とのことなので、今後のアップデートに期待しましょう!

なお、生成AIを活用したリアルなキャラクターについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
生成AIを活用したバーチャルヒューマンとは?用いられている技術や導入事例を解説

Digi AIは凄かった!

ここまでDigiの機能や特徴を詳しく解説してきましたが、筆者自信もDigiの性能に驚いています。より人間に近い感覚で会話ができるようになったので、AIが人間と同じ目線で共存する未来にまた一歩近づいたと感じました。

今回の記事で紹介したDigiにできることを以下にまとめます。

  • 好みのアバターを作成
  • テキストや音声入力による会話
  • ボイスの変更も可能

Digiは、アバターの見た目や声をいくつかのパターンから選択できるので、自分好みのアバターを作れるのが魅力です。今後のアップデートでさらに選択肢が増えていくと公表もされています。

また、Digiの機能や特徴は以下のとおりです。

  • 有名クリエイターの協力で実現したリアルなアニメーション
  • 独自の音声AIを開発
  • 交流を重ねるごとに親密度が深まる

とくに、マイクワゾウスキーやラプンツェルのデザイナーがアニメーション制作に携わっているのは驚きですよね。独自の音声AIを開発するなど、アバターのリアルさを追求する貪欲な姿勢が感じられます。

ただ、現在公開されているDigiはデモ版であり、今後もアップデートを続けていくと公表されています。Digiは、人間とAIの関係を見直す1つのきっかけにもなりうるので、ぜひ使用してみてください!

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投稿者

  • いつき

    高卒6年目にして独立開業した、フリーランスのWebライター。 ChatGPTをはじめ、多くのAIツールを使いこなした経験を基に、AIメディアの記事を執筆中。 複数のWebメディアに在籍し、ライター・ディレクター業務をマルチにこなす。

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