論文作成で使いたいGPTs5選!活用するメリットや注意点を徹底解説

論文作成 GPTs 活用 メリット 注意点 徹底解説

論文作成にGPTsを活用することで、論文の執筆作業が効率化されることを知っていますか?

論文作成ができるGPTsを使うと、論文の要約やリサーチ、翻訳などがほんの数分で完了してしまいます。この時間が短縮されることで、より重要な作業を行えるようになるため、GPTsを活用しないのはもったいないです!

この記事では、論文作成にGPTsを活用するメリットや注意点、おすすめGPTsを紹介します。最後まで読んでいただくことで、GPTsでできることやリスクについて理解ができ、安全に作業時間を短縮できるでしょう。

ぜひ、最後までご覧ください。

目次

ポスドクの論文作成を効率化するGPTs

GPTsは、ポスドクの論文作成を効率化します。このツールは、研究の質を向上させると同時に、作業時間を大幅に節約することができます。

例えば、研究資料の整理や論文の原稿作成を自動化することで、研究者は重要な分析や実験に集中できるのです。GPTsは、論文の構成や英文添削にも役立ち、英語が苦手な方でも国際的な学術雑誌に投稿する際の障壁を低減します。

このように、GPTsを用いることで、ポスドク研究者は研究成果を効率的に高い品質で発表することが可能になります。

なお、GPTsの活用事例について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
【ChatGPT「GPTs(GPT Builder)」のおすすめ活用事例一覧】猛者達が開発した最強GPTsの使い方55選

論文作成にGPTsを使うメリット4点

論文作成にGPTsを使うメリットを4つ紹介します。GPTsを活用することで、論文を作成する際の作業が効率化されます。これから紹介するメリットを活用することで、格段に作業時間が短縮されるでしょう。

要旨が一瞬で完成する

GPTsを活用することで、論文の要旨作成が驚くほど迅速に完了します。GPTsは、大量の情報を素早く処理し、重要なポイントを抽出する能力があります。そのため、論文の主旨を瞬時に要約することが可能です。

GPTsを用いることで、研究者は論文の要旨作成にかかる時間を大幅に短縮し、より本質的な研究活動に集中できます。

日本語だけで書ける

GPTsを活用することで、日本語のみで論文を作成できます。具体的には、GPTsは日本語の入力を理解し、適切なアカデミックな文脈で回答を生成します。

そのため、研究者や学生は英語に関する心配なく、自身の言語で論文作業に集中できるのです。さらに、GPTsによる自動翻訳機能を利用すれば、英語での発表資料も容易に準備できます。

スペル・文法のミスが少ない

GPTsを用いた論文作成は、スペルや文法のミスが格段に少なくなるというメリットがあります。これは、GPTsの高度な言語処理能力により、文法的な正確さや適切な用語の使用を保証するからです。

GPTsを活用することで、論文作成がスムーズになり、時間と労力を削減できます。

リサーチ・孫引きが効率化できる

GPTsを論文作成に使用すると、リサーチや孫引きが効率化できます。まず、GPTsは大量の情報を素早く処理し、関連するデータを提供する能力があります。

そのため、研究者は必要な情報をすぐに見つけ出し、論文に活用することが可能です。さらに、孫引きにも強みを発揮し、既存の研究結果を簡単に参照し自身の研究に組み込むことができます。

論文作成にGPTsを使う際の注意点

論文作成にGPTsを使う際の注意点を7つ紹介します。これから紹介する注意点は、論文作成を行う上で絶対に知っておかなければ、トラブルに巻き込まれる可能性があります。

とても重要な内容ですので、ぜひ参考にしてください。

AI禁止の学会誌

論文作成にGPTsを利用する際、AI禁止の学会誌に提出するときは、特に注意が必要です。多くの学術雑誌では、AIによる文章生成を認めていますが、禁止している場合もあります。

まずは、投稿先の規定を確認し、必要であればAcknowledgementにGPTsの使用を明記しましょう。

AI文章を見抜くツール

論文作成にGPTsを利用する場合、AIによる文章生成を見抜くツールの存在は重要です。これらのツールは、研究論文が人間によって書かれたものか、AIによって生成されたものかを識別する能力を持っています。

しかし、その精度は完璧ではなく、時には誤検出をすることもあります。そのため、論文を投稿する際には、自分の論文がAIによって大きく影響を受けていないかどうかを自己チェックすることが重要です。

分野ごとのアカデミックマナー

論文作成にGPTsを利用する際、分野ごとのアカデミックマナーへの配慮は欠かせません。分野ごとで、特有の表現方法や引用規則があります。そのため、研究分野の標準的な論文作成方法を確認しましょう。

GPTsを活用して論文を作成する際も、その分野の形式に沿った内容に整える必要があります。

ハルシネーション

論文作成にGPTsを使用する際、特に注意すべきはハルシネーションです。これは、GPTsが存在しない事実やデータを生成する現象のことです。

GPTsは、誤った情報を本当の情報かのように出力するため、研究の信頼性が損なわれる可能性があります。論文の正確性を保つためには、GPTsが提供する情報を信頼せず、必ずチェックを行うことが重要です。

文末表現

論文作成にGPTsを使う際、文末表現に注意が必要です。具体的には、ChatGPTを含むGPTsは、文脈に応じて「ですます調」「だである調」を自動で切り替えるため、一貫性のない文末表現が混在することがあります。

そのため、GPTs使用には、文末表現をチェックすることが大切です。

文字数の調整

論文作成にGPTsを利用する際、注意が必要なのが文字数の調整です。素のChatGPTは、指定された文字数を守ることが苦手なため、ユーザーが明確な指示を出すことが求められます。

文字数を指定することは、論文の質を確保しつつ、指定された範囲内で完結させるために不可欠です。

研究データ流出のリスク

論文作成にGPTsを使う際は、研究データの流出リスクに注意が必要です。これを防ぐ方法として、数字を伏字にするAPIを活用してデータの直接入力を避けるまたはオプトアウト設定を利用することが挙げられます。

このように対策を講じることで、研究データの安全を確保しつつGPTsの利点を活用できます。

なお、 ChatGPTを利用するリスクについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
ChatGPTを企業利用するリスクと対策5選|実際の企業事例と共に解説

論文作成用のGPTsおすすめ5選

論文作成用のGPTsおすすめ5選を紹介します。これから紹介するGPTsは要約や検索など、それぞれ得意分野が違います。使えそうなGPTsがあるか、探してみてください!

論文のPDFをアップロードできる「Paper Interpreter」

Paper Interpreterは、PDF形式の論文をアップロードするだけで、専門的な内容を一般の人も理解しやすい形に変換してくれる画期的なツールです。このGPTsは論文のテキストだけでなく、図やグラフに関する説明も小項目ごとに提供するため、研究者はより深い理解を得られます。

Paper Interpreterは、指示を出すことなく、直感的に操作できるので使いやすいです。

「ChatGPTと教育における信頼性」のPDFをアップロードしました。以下が、返答です。

参考記事:Paper Interpreter

文法の誤りを検出できる「英文校正GPT」

英文校正GPTは、英語が母国語ではない研究者や学生にとって画期的なツールです。このツールは、文法や構文の誤りを検出し、自然でネイティブに近い英文を提案します。

また、校正レベルの調整機能により、ユーザーが自分に適したレベルで使用可能です。しかし、長文に対しては、効果が低下する可能性があります。

以下の画像では、間違った文法を修正してもらっています。

参考記事:英文校正GPT

日本の文章を英語の文章にできる「和英翻訳GPT」

和英翻訳GPTは、日本語の文章を英語に翻訳する能力を持ち、特にアカデミックな文書の翻訳に特化しています。このツールは、研究論文や特定の専門用語を英語に翻訳することができ、論文作成や発表に活用できます。

そのため、英語初心者でも簡単に使用することができ、英語での論文作成が可能です。

和英翻訳GPTに「この研究では、新しいアルゴリズムを提案しています」を英語に翻訳してもらいました。

参考記事:和英翻訳GPT

研究論文のリサーチを短縮できる「ConsensusGPT」

ConsensusGPTは、科学研究論文に基づく質問やリサーチに特化したGPTsです。例えば、「ストレスは体に影響を及ぼすか?」といった一般的な質問を業界用語を用いた専門的な研究質問に変換し、関連する研究や文献を要約して提供します。

そのため、研究者は論文作成時に必要な情報を迅速に得ることができ、研究論文のリサーチ時間を大幅に短縮できます。

以下の画像は、「ストレスは体に影響を及ぼすか?」と聞いたときの返答内容です。

参考記事:ConsensusGPT

スライドを自動生成できる「スライド作成GPT」

スライド作成GPTは、プレゼンテーションの下書きを自動生成するGPTsです。論文作成におけるこのGPTsの利用は、時間の節約や効率の向上、精度の確保があります。

具体的には、記事データを入力するだけで、スライドの内容が分析され台本や資料と共に提案されます。スライド作成GPTを利用することで、論文発表準備時間を短縮することが可能です。

ChatGPTについてのスライドを作成するようにお願いしたところ、画像のように構成を作成してくれました。

参考記事:スライド作成GPT

なお、最強GPTs10選について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
【GPT Store神ランキングトップ10】世界で一番使われている最強GPTs10選

論文作成にGPTsを活用しよう!

論文作成にGPTsを活用することで、論文の要旨やリサーチなどの作業が効率化されます。また、日本語だけで作成できることやスペルや文法のミスが少ないため、質の高い論文が作成できます。

しかし、論文作成にGPTsを活用する場合にはハルシネーションや研究データの流出などのリスクがあるため、注意が必要です。論文作成をGPTsに活用するとリスクはありますが、しっかり対策をすれば大丈夫です。ぜひ、GPTsを利用してみてください!

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我々はむやみやたらにAIツールの使用をお勧めしていません。

AIツールでできることはほとんどがChatGPTやStable Diffusionなどの大元のAIサービスで行えるからです。
※国内のAIツールの多くはChatGPTだけでも完結できるソリューションを展開しています。

もし、自社で生成AIを活用したいという場合は
1. ChatGPTをフルで使えるようになる
2. 業務を生成AIに解けるタスクまで分解し、自動化する
のどちらかが良いと思います。

弊社では
1の場合、生成AIセミナーの実施や生成AIコンサルティングなどで、AI専門家による生成AI活用指導
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投稿者

  • 晋平大竹

    生成AIの登場に大きな衝撃を受けたWebライター。好きなAIツールは、ChatGPTとAdobeFirefly。AIがこれからの世界を良い方向に導いてくれると信じ、正しい&有益な情報を発信し続けています!

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