Geminiですぐ試せる!画像生成AI「Nano Banana」のバズった活用事例まとめ

みなさん!Googleの画像生成AI「Gemini 2.5 Flash Image(Nano Banana)」はもう試されましたか?
「Nano Banana」のコードネームで有名なこちらはすでに、「写真・イラストをフィギュア化できる」等の口コミで注目を集めています。
当記事では、そんなNano Bananaの活用事例について、SNSでバズったものを12個厳選して一挙紹介!完読いただくと、すぐにお手元のGeminiで試したくなっちゃう……はずです。
ぜひぜひ、最後までお読みください!
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「Gemini 2.5 Flash Image(Nano Banana)」の概要
「Gemini 2.5 Flash Image」またの名をコードネーム「Nano Banana」は、Googleが2025年8月27日に一般公開した画像生成AIです。

このGemini 2.5 Flash Image(以下、Nano Banana)はGeminiの名を冠するとおり、プロンプト・画像の両方に対する高い理解力をもっていて、下記を特徴としています。
- 複数回の生成にわたって、キャラクター・物体の一貫性を保持
- 文字も精密に再現可
- 画像の部分的な編集も可能
- AI画像を証明するデジタル透かし付きで透明性も担保
- 生成AIチャットサービスのGeminiより全世界・全言語のユーザーに公開中
そんなNano Bananaは、Geminiより無料プランを含む全ユーザーに公開中!SNS上では「アニメ系画像をフィギュアにできる」などなど、話題を集めています。


当記事では、このNano Bananaについて、おもにX(旧Twitter)でバズったおもしろい活用事例をご紹介していきます。
SNSで超バズったNano Bananaの活用事例12選
ここからはX(旧Twitter)でバズったNano Bananaの活用事例を計12個ご紹介していきます。以下、詳しくみていきましょう!
プロフィールからその人らしい写真を生成!
Nano Bananaは、画像とテキストの両方に対する高い理解力が強み。その特徴をフル活用した事例が以下のとおりバズっています。
こちらの投稿者は、Nano Bananaに100年以上昔の窃盗犯が写った罪状を読み込ませています。その後、「罪状の内容を行なっている際の全身写真」を生成したものが投稿2枚目の画像。Nano Bananaは見事、罪状どおり「合鍵で倉庫に侵入しようとするようす」を表現してくれています。
これなら、数枚の写真とプロフィール文からその人らしいワンショットが用意できちゃうかも。就活・婚活等で大活躍しそうですね。
JSONプロンプトの活用で狙った構図も生成可能に!
Nano Bananaは、JSON形式のプロンプトにも完全対応!こちらは下記のとおり、うまく活用することで狙った構図の画像を生成できちゃいます。
{
“scene”: “カジュアルな2010年代の携帯セルフィー;意図せず撮られたスナップショット”,
“subject”: {
“type”: “成人女性(アイドル風)”,
“age_range”: “20代”,
“hair”: “ストレートまたはシンプルなポニーテール”,
“makeup”: “グロスのかかった唇、アイライナーのハイライト”,
“jewelry”: “小さなフープピアス、細いチェーン、ブレスレット”
},
“wardrobe”: {
“top”: “ベーシックなTシャツまたはキャミソール”,
“bottom”: “デニムショーツまたはミニスカート”,
“footwear”: “スニーカーまたはアンクルブーツ”,
“notes”: “日常的な服装、特別にスタイリングされていない”
},
“pose”: {
“angle”: “ミラーセルフィー 全身”,
“body”: “片足に重心を置いて立つ”,
“hands”: “片手にスマホ;もう片方はリラックスしているかポケットに入れている”,
“framing”: “頭から足先まで全身、足が切れないように”
},
“camera”: {
“device”: “iPhone 4/5 時代のもの”,
“flash”: “オン(強いLED)、鏡に反射するグレアあり”,
“orientation”: “縦向き”,
“aspect_ratio”: “4:3”,
“distance”: “全身を収めるため鏡から2〜3m離れて撮影”,
“focus”: “ソフト;手ブレによるわずかなボケあり”
},
“look”: {
“texture”: “デジタルノイズの粒子感;軽いJPEG圧縮の跡”,
“sharpness”: “低め;ソフトフォーカス”,
“color”: “室内のクールなホワイトバランス;フラッシュで白飛び”,
“effects”: “控えめなビネット;安っぽいフィルター風”
},
“background”: {
“environment”: “寝室またはバスルーム;多少散らかっていても可;床が見える”,
“props”: “額縁付きの鏡;スマホが写っていること”
},
“style”: {
“genre”: “ローファイ Y2K/2010年代のスナップショット”,
“authenticity”: “不完全な、ありのままの一瞬”
},
“ban”: [
“スタジオ照明”,
“一眼レフ/ボケ効果”,
“シネマ風のカラーグレーディング”,
“完璧に片付いた部屋”,
“ロゴやブランド文字”,
“不適切な内容(nsfw)”,
“足が切れた構図”
],
“output”: { “count”: 1, “size”: “1200×1600”, “safety”: “strict” },
“variants”: [
{ “name”: “timer_fullbody”, “angle”: “ドレッサーに置いたリアカメラでタイマー撮影;被写体は中央に、両手が見える構図” }
]
}
そんなNano Banana用JSONプロンプトは内容の一部改変もOKで、下記のとおり構図を保ったまま被写体のみを変更することも可能です。
みなさんもJSONプロンプトを活用して、Nano Bananaで「こだわりの一枚」を生成してみてください!
有名ミーム画像を3DCG風動画に変換!
Nano Bananaは同じくGoogle製の動画生成AI「Veo 3」とも相性抜群!例えば下記投稿では、有名なミーム「男性がパートナー以外の女性に目移りする画像」を両者の組み合わせで「Blenderの編集画面を模した3DCG動画」に変換しちゃっています。
画像生成AI×動画生成AIの組み合わせはAI動画制作の鉄板ですが、Nano Bananaはその際の有力なツールになってくれそうです。
自撮りやイラストをフィギュア化!
Nano Bananaは読み込んだ写真やイラストの雰囲気を保ったまま、フィギュア化した画像として出力可。こちらは下記のとおり、国内外問わずバズっています。
他者の写真・イラストを読み込ませるのは権利上NGですが、これは自前で用意した画像なら問題なし。みなさんもぜひぜひ、自撮りや自作イラストをフィギュア化してみてください!
Nano Bananaのプロンプトを生成できるGPTsも登場!
プロンプト案をNano Bananaでの画像生成に最適化できるGPTsも登場中です!
こちらは、単にプロンプトの具体化・整理をしてくれるだけでなく、よりよい構図の提案まで行ってくれるのがポイント。これなら、画像生成初心者の方でもNano Bananaをフル活用できちゃいそうです。
写真中の人物で着せ替えを楽しめる!
Nano Bananaは、複数回の画像生成においても被写体の一貫性を保ってくれます。この性質は入力画像に対しても有効で、下記のとおり人物写真の着せ替えに応用が可能です。
「気になった服のバーチャル試着」や「写真のデコレーション」にも使えますので、ぜひぜひお試しあれ!
複数枚の参考画像×構図プロンプトでの生成も完璧!
Nano Bananaの一貫性を保つ能力は、他の画像生成AIモデルと一線を画しています。例えば下記投稿では、13枚の参考画像と構図プロンプトを示しているのですが……
モデルがピンクの車に寄りかかってポーズを取っている。着用アイテム(帽子 / サングラス / 上着 / ズボン / 靴)は指定済み。背景はライトグレー。緑のエイリアンはキーチェーンになっていて、ピンクのハンドバッグに付いている。モデルの肩にはピンクのオウム。モデルの横にはパグが座っており、ピンクの首輪とゴールドのヘッドホンを装着している。
このようにNano Bananaは破綻なく画像を生成してくれています。これなら広告用の写真から動画生成用の元画像まで、意のままに生成ができちゃいそうです。
イラストから線画だけ抽出して再着色もできる!
Nano Bananaの構図理解力・一貫性はピカイチで、「入力画像から線画だけを抽出して色を塗り直す」といったこともラクラクできてしまいます。その事例を含む投稿がこちらです!
- このキャラクターを線画にしたバージョンを描いてください。
- このカラーパレットを正確に使って線画に色を塗ってください。与えたパレット以外の色は使用しないこと。
よく見るとパーカーの紐の位置が変わっていますが、それ以外は基本的に問題なし。ここまでのクオリティになるともう、人が描いたのかAIが生成したのか見分けがつきませんね。
参考写真を線画の構図で合成できる!
Nano Bananaの構図理解力をもってすれば、線画・ラフとプロンプトから意図した画像が簡単に生成できます。例えば下記投稿のように、OpenAIのTシャツを着たサム・アルトマンに器械体操の線画と同じポーズを取らせたり、手書きのラフから完成品のイメージを生成したりといったことが可能です。
これなら、画像編集ソフトやお絵かきソフトがなくても、脳内のイメージを簡単に具現化できちゃいそうです。
プロンプトひとつで超リアルな画像編集も可能!
Nano Bananaを使った画像生成はもはや「画像編集」の域に達しています。下記事例のように、特定の物体のみを回転させたり、欠けている部分を補完・復元したりといったことはお手のものです。
なかでもすごいのは1つ目の事例で、Nano Bananaは物体を回転させたあとの反射光の変化まで見事に再現してくれています。従来の画像生成AIの枠には収まらない、期待の大型新人ですね。
間取り図を3Dレンダリングにラクラク変換!
Nano Bananaの構図理解力・一貫性は、遊びの画像生成だけでなく実務でも活躍に期待大。Nano Bananaなら下記投稿のとおり、物件の間取り図をパンフレットに使える3Dレンダリングへと早変わりさせてくれます。
今後、建築・デザインから広告まで、幅広い領域でNano Bananaの活用が進む……かもしれませんね。
地図画像から建物の再現も可能!
Nano BananaではGoogle Mapのスクリーンショットをもとにした画像生成も可能。例えば下記の事例では、リバプールの地図画像をレトロゲームでよく見る3D風の平面マップ(アイソメトリック)として表現させています。
これで近所の有名スポットを再現できたら面白い……かも。ぜひぜひ、遊んでみてください!
なお、Nano Bananaについて詳しく知りたい方は、下記の記事を併せてご確認ください。
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活用事例が続々登場中の画像生成AI「Nano Banana」
当記事では、Googleの画像生成AI「Gemini 2.5 Flash Image(Nano Banana)」について、SNSでバズった活用事例を中心にお届けしました。それでは以下にてもう一度、Nano Bananaの特徴を振り返っていきましょう!
- 複数回の生成にわたって、キャラクター・物体の一貫性を保持
- 文字も精密に再現可
- 画像の部分的な編集も可能
- AI画像を証明するデジタル透かし付きで透明性も担保
- 生成AIチャットサービスのGeminiより全世界・全言語のユーザーに公開中
テキスト・画像を問わない高い理解力が魅力のNano Bananaはすでに、「写真・イラストのフィギュア化」や「線画・構図の再現」等で注目を集めています。Geminiから無料で使えますので、みなさんもぜひぜひ遊んでみてください!

最後に
いかがだったでしょうか?
Nano Bananaをはじめとした生成AIの事業活用は、今まさに差別化のチャンスです。御社の領域でどう応用できるか一緒に可能性を探ってみませんか?
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