【Sora】OpenAI公開のSoraで制作した映画・動画がシンギュラリティ!7つのヤバい事例を紹介
WEELメディア事業部AIライターの2scです。
みなさん、とうとうOpenAIが話題の動画生成AI「Sora」の活用事例を発表しました!
こちらはアート / マーケティング / ファッション…etc.の様々な背景をもつクリエイター7名によるSoraの活用事例です。記事中では各人が思う「Soraの強み」が紹介されているのですが、なにせ制作者のコメントが難解です!
ということで当記事では、活用事例の概要や制作者のコメントを噛み砕いて紹介していきます。完読いただくと、Soraの活用イメージがつかめるかも……です!
ぜひ最後までお読みくださいね。
動画生成AI「Sora」の概要
Soraは2024年2月15日にOpenAIが発表した、最新鋭の動画生成AI。従来の動画生成AI比で、理解力・精度が格段に向上しています。具体的にはまず、Soraなら……
● 複数の被写体の形状
● 被写体と背景の位置関係
● 複雑な動き
などを破綻させずに表現が可能。さらに一度に生成できる動画の長さについても、従来型で数秒、Soraで1分程度と大幅に伸びています。
そんなSoraは2024年3月現在、安全性の検証段階にあるため未公開。ですが……
- プロンプトからの動画生成(Text-To-Video)
- 静止画からの動画生成(Image-to-Video)
- 動画の拡張(Video-to-Video)
- 動画の編集・接続
- 画像生成
などの機能をもつ、とのアナウンスがなされています。
気鋭のクリエイターによるSora活用事例7選!
OpenAIは現在、一部のクリエイターにのみSoraへのアクセス・フィードバックを許可。ターゲット層とともに「創作を補助する動画生成AI」を開発しています。
今回はその試みの第一弾、7人のクリエイターによるSoraの活用事例をお届けします。
【shy kids×Sora】風船頭の人物がスケボーで自撮り!
メディア制作会社&インディーバンドの2つの顔をもつクリエイター集団「shy kids」はSoraのシュールな表現に着目。風船頭の人物が主人公の作品『Air Head』を制作しました。
こちらの動画ではSoraがもつ相反する強み、つまり現実とシュール(超現実)の両側面が余すところなく活かされています。例えば……
- シャチや針葉樹林などの北極圏のイメージ
- スケートボード上での自撮り
- 市街地の背景
などはリアルな雰囲気でありながらも、風船頭の人物が違和感なく溶け込んでいるんです。
この動画を監修したシドニー・リーダー氏曰く「Soraはリアルな表現よりもシュールな表現で輝く」とのこと。誰もが特別な技術なしに、頭の中を表現できる時代は目前ですね。
公式サイト:shy kids
公式X(旧Twitter):shy kids (@shykids) / X
【Paul Trillo×Sora】時間や形の変化をシームレスに表現!
次はアーティスト / ライター / 監督として活躍中のマルチクリエイター「ポール・トリロ」氏のSoraによる作品を紹介します。
上記動画を通してポール・トリロ氏が伝えたいのは「Sora=様々なアイデア・可能性を示すツール」という点です。ポール・トリロ氏はそのイメージを……
- 人型の物体が絶えず変形する表現
- 様々な時代・場所をくぐり抜ける表現
などに反映。Soraがもつ高い理解力・整合性でもって、その移ろいをシームレスに表現しています。
ちなみにポール・トリロ氏曰く「映画監督としての束縛を感じずに済んだのは、Soraと協働した時が初めて」とのこと。時間・お金・他人に縛られず、実験的な表現ができるそうです。
公式サイト:Paul Trillo
【Nik Kleverov×Sora】ブランドイメージの視覚化でも活躍!
今回はマーケティング寄りの活用事例も出ています。
以下で紹介するのは、ブランドのプロモーションを主に行うカリフォルニアの会社「Native Foreign」がSoraと合作した動画。同社はSoraを使って、50年代のアメリカの風景を違和感なく再現しています。
そんなNative Foreignはすでに、生成AIを業務(おそらく案出し)に活用中!動画を手がけた同社のニック・クレヴェロフ氏によると、Soraは……
- コンセプトの視覚化
- コンセプトの共有
の速度を高めてくれるとのことです。OpenAIの記事では「Soraがあれば、デザイン分野でも予算上の制約がなくなる」との洞察を述べていました。
公式サイト:Native Foreign
公式X(旧Twitter):Nik Kleverov
【August Kamp×Sora】有り余る想像力をビジュアライズ!
「Soraが普及すれば、誰もがクリエイターになれるかも……」
以下の動画は、そんな期待を抱かせてくれます!
こちら、レトロSF調の動画を手がけたのは、ミュージシャン / アーティスト / 研究者…etc.とマルチに活動する「オーガスト・カンプ」氏です。彼女曰く「Soraなら、想像力に追いつけるだけの手段を与えてくれる」とのこと。ここからも、Soraの高い理解力がうかがえますね。
公式X(旧Twitter):august kamp (@guskamp) / X
公式Instagram:August Kamp (@august.kamp) • Instagram photos and videos
【Josephine Miller×Sora】幻想的なファッション写真を制作!
続いても、Soraの理解力を活かした事例です。こちらの動画は、Oraar Studioでバーチャルなファッションを手がける「ジョセフィン・ミラー」氏がSoraで作ったものなのですが……
なかなかに幻想的!本来ならCGが必要な……
- 海の中にたたずむ人物
- ゼラチン状の衣服
などのモチーフをうまく表現できています。
彼女曰く「Soraなら、想像力をより少ない技術的制約で翻訳できる」とのこと。そのうちパリコレクションに出るような有名メゾンが、Soraとタイアップしてもおかしくはありませんね。
公式Instagram:Josephine Miller (@josephinemiller) • Instagram photos and videos
【Don Allen Stevenson III×Sora】架空の生き物をリアルに表現!
以下の動画は、今回紹介するなかで最もSoraらしい事例かもしれません。
こちらは拡張現実(AR)分野のアーティスト「ドン・アレン・スティーブンソンIII」氏によるもの。自然界に存在するはずのない……
- キリンの頭をもつフラミンゴ
- 空飛ぶ豚
- タコの触手をもつクジラ
- うなぎの胴体をもつ猫
- アルマジロの甲羅をもつうさぎ
- 馬の顔と動きをもつハエ
- は虫類のうろこをもつカンガルー
- キツネの顔をもつカラス
などなど、架空の生き物をSoraで生み出しています。奇抜なモチーフでありながら動きが破綻していないのは、さすがSoraといったところでしょうか。
彼曰く「Soraは奇抜なアイデアが試せるAIツールである」とのこと。物理法則や慣習から、我々の想像力を解き放ってくれるそうです。
公式サイト:Don Allen Stevenson III
公式Instagram:Don Allen Stevenson III (@donalleniii) • Instagram photos and videos
【Alex Reben×Sora】まるで本物、バーチャルな彫刻を生成!
OpenAI在籍の彫刻家「アレックス・レベン」氏は、Soraを使ってモダンな彫刻を作っています。
このようにSoraなら、粘土・石の質感についても忠実に再現してくれるんです。将来的にはSoraとブロックチェーン技術の応用で、「NFT彫刻」が産まれるかも……しれませんね。
公式X(旧Twitter):Alexander Reben (@artBoffin) / X
公式Instagram:Alexander Reben (@artboffin) • Instagram photos and videos
なお、Soraについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→【Sora】世界に激震を与えたOpenAIの動画生成AI!できることや仕組み、問題点まで徹底解説 | WEEL
クリエイティブを加速させる「Sora」
当記事では気鋭のクリエイター7名による動画生成AI「Sora」の活用事例をお届けしました!表現力・理解力ともに従来型とは段違いのSoraなら……
- 風船頭の人物による、スケートボード上での自撮り動画
- 被写体や背景がシームレスに変化する動画
- 架空の生き物の生態を撮った動画
などなど、想像の産物・頭の中身がリアルに可視化できちゃいます。さらには、マーケティングやアパレル系の動画にも応用できていましたね。
そんなSoraが一般ユーザー向けに公開されるのはまだ先のこと。ですがChatGPT同様、各業界に衝撃を与えるのは間違いないでしょう。
生成系AIの業務活用なら!
・生成系AIを活用したPoC開発
・生成系AIのコンサルティング
・システム間API連携
WEELの生成AIへのスタンス
ChatGPTやStable Diffusionなど使い勝手の良いAIサービスは沢山あります。そういったもの1度使ってみて、もっとこうしたい、こう言った使い方をしたいと言った方に向けてカスタマイズを勧めております。
もし、自社で生成AIを活用したいという場合は
1. 汎用的な生成AIツールを導入し、定着させる
2. 業務を生成AIに解けるタスクまで分解し、自動化する
のどちらかが良いと思います。
弊社では
1の場合、生成AIセミナーの実施や生成AIコンサルティングなどで、AI専門家による生成AI活用指導
2の場合、PoC開発やソリューション開発などで、LLMエンジニアやAIコンサルタントが御社にあったAIツールの開発を行います。
無料相談にてご相談を承っておりますので、興味がある方は以下からご連絡ください。
→無料相談で話してみる
「生成AIを社内で活用したい」「生成AIの事業をやっていきたい」という方に向けて、通勤時間に読めるメルマガを配信しています。
最新のAI情報を日本最速で受け取りたい方は、以下からご登録ください。
また、弊社紹介資料もご用意しておりますので、併せてご確認ください。