Runway Gen-3にImage to Videoが追加!使い方や商用利用、活用事例を徹底解説
WEELメディア事業部AIライターの2scです。
みなさん!動画生成AIツール「Runway」は使っていますか?
このRunwayからは、2024年7月上旬に最新モデル「Gen-3 / Gen-3 Alpha」が登場!こちらはOpenAIのSoraやそのライバルKlingに匹敵する性能で話題を集めています。
そして同月末の29日、このGen-3に画像からの動画生成機能「Image to Video」が加わりました!こちらも下記の投稿のように高性能で、SNSにてバズっています。
当記事では、そんなRunway Gen-3の新機能「Image to Video」を徹底解説!基本の使い方から料金、活用時のコツまで詳しくお伝えしていきます。
完読いただくと、気軽にプロ並みの動画が作れちゃう……かも。ぜひぜひ、最後までお読みくださいね。
Runway Gen-3に新機能「Image to Video」が追加!
2024年7月上旬にRunwayの有料版でリリースされたばかりの動画生成AIモデル「Gen-3 / Gen-3 Alpha」ですが、同月29日に早速アップデートを受けています。このアップデートで加わったのはGen-3での「Image to Video」つまり、アップロードした画像をベースに動画を生成する機能です!(※1)
Runway Gen-3はOpenAI「Sora」やそのライバル「Kling」に匹敵するクオリティの動画が生成できる、と話題を集めています。そこにImage to Videoが加わったことで、さらに……
現実の写真を使って超リアルな動画まで生成できる
ようになりました!当記事ではその使い方等、詳細をお伝えしていきます。
Runway Gen-3「Image to Video」の使い方
ここからは早速、Runway Gen-3の新機能「Image to Video」の使い方をお伝えしていきます。以下、順を追ってみていきましょう!
手順1.トップページで「Text / Image to Video」を選択
まずは下記のリンクから、Runwayのホーム画面にアクセスしてみてください!(※2)
アクセス後、ログインすると以下の画面が現れます。ここで画面左側のサイドバーに注目すると……
このように「Text / Image to Video」と書かれた欄があるはずです。そこをクリックすると、Gen-3とGen-2(先代モデル)の操作画面に遷移できます。
手順2.モデル選択
続いては、動画生成に使うAIモデルを選んでいきます。先ほど遷移した操作画面では左上に、現在使用中のAIモデルが表記されているはずです。そこをクリックすると……
このようにAIモデル選択用のタブが現れますので、Gen-3(Gen-3 Alpha)を選びましょう!
手順3.画像アップロード・詳細設定
ここからは画像アップロード&詳細設定の方法をお伝えします。
まず、先ほどの操作画面でよく使う基本の入力箇所は……
- Drop an image or click to upload:マウス操作で画像がアップロードできる箇所(必須)
- Describe your shot. Use Camera Control and Motion Brush for added control:プロンプトを使って、動画の内容が指定できる箇所(任意)
以上の2つ!他には、下記の設定も可能です。
- 動画の秒数(5秒 or 10秒から選択可)
- 被写体の動き(マルチモーションブラシ)
- 画角(カメラコントロール)
ちなみに、画像のアップロード時には所定のサイズ(1280×768)へのクロップが求められます。クロップはその場で行えますので、Runway内での手順に従いましょう。
手順4.動画生成
入力を終えた後「Generate」ボタンをクリックすると、アップロードした画像を元に動画が生成されます。アップロードする画像の種類やプロンプトの内容を工夫して、いろいろ試してみましょう!
なお、無料で使える動画生成AIについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
Runwayの料金体系
Runway Gen-3の使用には、有料プラン(Standard以上)への加入が必須です。このRunwayの料金プランは、下記の5種類に分かれています。(※3)
プラン | Basic | Standard | Pro | Unlimited | Enterprise |
---|---|---|---|---|---|
料金(月払い) | 無料 | 月額15ドル | 月額35ドル | 月額95ドル | 要問い合わせ |
料金(年払い / 2割引き) | 無料 | 月額12ドル | 月額28ドル | 月額76ドル | 要問い合わせ |
クレジットの仕様 | 追加購入不可 | 毎月625クレジット(繰り越しなし・追加購入可) | 毎月2250クレジット(繰り越しなし・追加購入可) | 毎月2250クレジット(繰り越しなし・追加購入可) + 無制限生成可の「Explore Mode」 | 毎月2250クレジット(繰り越しなし・追加購入可) |
透かしの除去(Gen-1 / Gen-2 / Gen-3) | × | ◯ | ◯ | Proと同じ内容 | Proと同じ内容 + ・シングルサインオン ・クレジット量のカスタマイズ ・ストレージのカスタマイズ ・モデルのカスタマイズ ・チームスペース ・高度なセキュリティとコンプライアンス ・オンボーディング機能 ・優先サポート ・内部ツールとの統合 ・ワークスペースの分析 |
解像度UP(Gen-1 / Gen-2) | × | ◯ | ◯ | ||
Gen-1(Video to Video)の仕様 | 最大4秒まで生成可 | 最大15秒 | 最大15秒 | ||
Gen-2(Text / Image to Video)の仕様 | 最大16秒(Extend Video使用時) | 最大16秒(Extend Video使用時) | 最大16秒(Extend Video使用時) | ||
Gen-3(Text / Image to Video)の仕様 | × | 最大10秒 | 最大10秒 | ||
プロジェクト件数 | 3件まで | 無制限 | 無制限 | ||
ストレージ | 5GB | 100GB | 500GB | ||
動画エクスポートの仕様 | 720pでの出力のみ可能 | 4K & グリーンバックでの出力が可能 | ・4K & グリーンバックでの出力が可能 ・PNG & ProResでの出力が可能 | ||
画像エクスポートの仕様 | オプションに制限あり | 2K & フル3Dテクスチャでの出力が可能 | ・2K & フル3Dテクスチャでの出力が可能 ・PNG & ProResでの出力が可能 | ||
その他特典 | なし | AIモデルのトレーニング | ・AIモデルのトレーニング ・カスタム音声の作成 |
Gen-3でのImage to VideoはStandardプラン以上で使えるのですが、上級のPro & Unlimitedでは他の便利機能も付いてきます。予算・目的に応じてお好みのプランを選んでみましょう!
なお、無料で使える動画生成AIについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
Runwayの商用利用について
RunwayのAIモデル(Gen-1 / Gen-2 / Gen-3)で生成した動画の著作権はユーザーに帰結します。(※4)そして、Runwayでの生成動画は商用or非商用問わず自由に利用可能です。具体的には……
- YouTubeへのアップロード
- Instagram Reelsへのアップロード
- TikTokへのアップロード
- その他SNSへの投稿
- 映画祭へのエントリー
- 製品広告への使用
- その他の商業的使用権が必要となる用途
に利用できますので、ガンガン使っていきましょう!
Runway Gen-3「Image to Video」の活用事例
最後にRunway Gen-3の「Image to Video」の活用事例を3つご紹介。お読みいただくと、Gen-3を使う上でのヒントが得られるかもしれません。
では、基本のキ「写真との組み合わせ」から詳しくみていきましょう!
活用事例1.自撮り × Runway Gen-3
Gen-3のImage to Videoなら、自撮り写真からSNSにうってつけのショート動画が生成できちゃいます。例えば、下記の投稿では……
このように、Image to Videoでハリウッド映画さながらの特殊効果(VFX)が入ったショート動画を作っています。プロンプトとマルチモーションブラシ次第で遊び心満載の自撮り動画が作れますので、ぜひぜひお試しください!
活用事例2.画像生成AI × Runway Gen-3
Gen-3のImage to Videoでは、画像生成AI・Midjourney(v6.1)で用意した画像からの動画生成も可能。この合わせ技なら下記のとおり、撮影なしでリアルな動画が用意できます。
YouTube投稿用のフリー音源やASMRに合わせる動画は、この方法で用意すると楽チン……かもしれませんね。
活用事例3.動画編集 × Runway Gen-3
Gen-3のImage to VideoとMidjourneyで用意した動画は編集するとさらに見栄えがよくなります。
音楽活動をなさっている方・動画編集の腕前に自信アリな方はぜひぜひ、Runway Gen-3でムービーを作ってみてくださいね!
なお、動画生成AI搭載の動画編集ツールについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
「Image to Video」でさらに便利になったRunway Gen-3
当記事ではRunway Gen-3に追加された新機能「Image to Video」の詳細をお伝えしました。以下にてもう一度、Gen-3のImage to Videoの仕様を振り返っていきましょう!
- Runwayの有料プランでのみ使える
- 一度に5秒 or 10秒の動画が生成できる
- 生成した動画は商用利用もできる
- 写真や生成画像と合わせて編集を加えると、いい感じの動画が作れる
Gen-3のImage to Videoなら、写真を使って超リアルな動画が作れます。そして画像生成AI製の画像と合わせれば、幻想的な動画まで生成可能!みなさんもぜひ、Runwayを使ってみてくださいね。
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