月額3万円のChatGPT Proが登場!研究者・エンジニアが生産性を爆上げする機能・料金・活用事例を解説

- 2024年12月5日に新たな有料プラン「ChatGPT Pro」がリリース
- 月額200ドル(約3万円)
- 数学や法律などの高度なタスクに強く、研究者やエンジニア向け
WEELメディア事業部AIライターの2scです。
みなさん!2024年12月5日、ChatGPTに月額200ドル(約3万円)の有料プラン「ChatGPT Pro」が追加されました。こちらはなんと、本気モードのOpenAI o1が回数無制限で使える、という価格設定にふさわしい特典が付いています。
また2025年6月からは、最新のo3-proモデルの利用も可能になりました。
同モデルの特徴は、Python実行や画像解析、ウェブ検索、PDF処理などの外部ツールとの連携が強化された“マルチツール”対応モデルです。そのため特に専門性の高い法務、行政、研究開発などの専門的かつ複合的なタスクが必要な領域で力を発揮します。
当記事では、そんなChatGPT Proを徹底解説!その特典や料金体系、活用事例などを余すところなくお伝えしていきます。
完読いただくと、月額約3万円の高価格帯ながらその価値を実感できる価格設定にも納得がいくかもしれません。ぜひぜひ、最後までお読みくださいね!
\生成AIを活用して業務プロセスを自動化/
- OpenAI o1も利用可能!新たな有料プラン「ChatGPT Pro」
- 【最新】業務の領域を広げる最上位モデル「o3‑pro」も登場
- ChatGPT Proでできること・特典
- ベンチマークで見る「o1 Proモード」の驚異的な実力
- ChatGPT Proの利用料金
- ChatGPT の他プラン(無料・Plus・Team)との違いを比較【料金・機能一覧】
- ChatGPT Proのコストパフォーマンスは?月額3万円の価値を考察
- ChatGPT Proを導入するメリット・デメリット
- ChatGPT Proはどんな人におすすめ?【Plusで十分なケースも解説】
- ChatGPT Proの使い方
- ChatGPT Proの活用事例
- 法人利用で気になるセキュリティとデータプライバシーは?
- OpenAI o1が無限に使える「ChatGPT Pro」
- 最後に
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OpenAI o1も利用可能!新たな有料プラン「ChatGPT Pro」
米国時間の2024年12月5日、OpenAIはChatGPTの新たな有料プラン「ChatGPT Pro」をリリースしました!日本国内でも同日付で、登録&利用が可能になっています。
このChatGPT Proは以下のとおり、OpenAI o1の能力をフルに引き出せるのが特徴。料金は月額200ドル(約3万円)と強気の設定です。(※1)
- ChatGPT Plusの特典を一通り網羅
- OpenAI o1の思考力を最大限使える「o1 Proモード」が解禁!
- OpenAI o1とGPT-4oが回数無制限で利用可能
- Advanced Voice Modeも無制限に利用可能
ただ、料金設定に見合う性能があるのも事実のようで、OpenAI曰く「研究者やエンジニアレベルのタスクで生産性UPが見込める」とのことです。
【最新】業務の領域を広げる最上位モデル「o3‑pro」も登場
2025年6月に登場した「o3-pro」は、ChatGPT Proでのみ利用可能な最新の最上位モデルです。
従来モデルを超える高度な推論力と、マルチモーダルな入出力(テキスト・画像・音声)処理能力を備えています。さらに「Pythonコード実行」「ファイル読み取り(PDFやExcelなど)」「画像解析」「Webブラウジング」などのツール連携機能を一元化したマルチエージェントAIとしてより完成形に近づいたモデルといわれています。
具体的には、以下のような場面で真価を発揮します。
- プロンプトに基づく複雑な数理解析や自動グラフ生成(Python)
- 大量のPDF・CSVデータからの要点抽出と要約レポート作成
- 最新のWeb情報を参照しながら競合調査や市場動向分析を実施
- 画像からのテキスト抽出や仕様書の図表読み取りと再構成
- 技術ドキュメントやエンジニア向けマニュアルの自動生成
これらをすべて1つのチャット空間で完結できる点が、「o3-pro」の最大の魅力です。情報収集・分析・文書化までをシームレスに行えるため、業務効率は飛躍的に向上します。特に、エンジニアやITコンサル、リサーチャー、DX推進担当者にとっては、もはや“秘書”以上の存在となるでしょう。
なお、o3-proモデルについて詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてお読みください。

ChatGPT Proでできること・特典
新たな有料プランのChatGPT Proでは以下のとおり、ChatGPT Plus相当の特典に加え、3つの特典が付属します。
- ChatGPT Plus相当の機能
- OpenAI o1 / OpenAI o1-mini / GPT-4 Turboへのアクセス
- DALL-E 3での画像生成
- 無制限のファイルアップロード
- Advanced Data Analysisの使用
- ChatGPT searchの使用
- Advanced Voice Modeの使用
- GPTsの作成
- 新機能への早期アクセス
+
- 「o1 Proモード」へのアクセス
- OpenAI o1とGPT-4oの利用回数制限の廃止
- Advanced Voice Modeの利用回数制限の廃止
- 「o3-pro」モデルの利用可(2025年6月~)
ここからは、そんなChatGPT Pro限定の特典3つについてご紹介します。以下、当プランの目玉「o1 Proモード」から、みていきましょう!
「o1 Proモード」が解禁!
ChatGPT Proでは、OpenAI o1の思考時間を延長して回答の精度・信頼性を高める「o1 Proモード」が解禁されます。(※1)こちらは通常のo1よりも処理時間がかかる代わりに、待ち時間に別のチャットが使えて、処理完了時には通知が入るという仕様になっています。
そんなo1 Proモードは厳密にいうとOpenAI o1の派生モデルで、o1-previewやOpenAI o1よりも長く熟考する代わりに、理数科目や法律関連でより高度な問題解決能力を発揮するとのこと。実際、以下のベンチマークでo1 Proモード・OpenAI o1・o1-previewを比較したところ……
- 競技用の数学問題集「AIME 2024」
- 競技プログラミングのタスク集「Codeforces」
- 博士課程レベルの物理学・生物学・化学の問題集「GPQA Diamond」

以上のとおり幅広い分野、とくに数学においてo1 Proモードのスコアが抜きん出ています。
また、「4問セットのテストに全問正解した頻度」という厳しい基準で3者の信頼性を比べてみると……

以上のとおりその差は歴然。o1 proモードがOpenAI o1 & o1-previewを差し置いて圧倒的な成績を残しています。
OpenAI o1とGPT-4oが回数無制限で利用可
ChatGPT Proでは、OpenAI o1とGPT-4oが回数無制限で好きなだけ利用可能!(※2)以下のとおり、無料版やChatGPT Plusと比べ、大幅に制限が緩和されています。
無料プラン | ChatGPT Plus | ChatGPT Pro | |
---|---|---|---|
GPT-4o | 3~5時間に10回前後まで | 無料版の約5倍 | 無制限 |
OpenAI o1-preview | 使用不可 | 週50回 | 無制限 |
OpenAI o1-mini | 使用不可 | 1日50回 | 無制限 |
これなら研究から普段の雑務まで、ChatGPTをヘビーに使い倒せちゃいますね。
Advanced Voice Modeも無制限に利用可
ChatGPT Proでは、リアルタイムでの音声会話ができる「Advanced Voice Mode」の利用制限も廃止されています。(※2)PlusやTeamでは日毎に変動する不便な制限がありますので、音声会話を楽しみたい方には断然ChatGPT Proがおすすめかもしれません。
なお、Advanced Voice Modeについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

ベンチマークで見る「o1 Proモード」の驚異的な実力
「o1 Proモード」は、単にo1の思考時間が長いだけではありません。OpenAIによると、o1 Proモードはo1の派生モデルであり、より長く思考することで、特に数学、プログラミング、法律といった分野で高度な問題解決能力を発揮します。
その実力は、以下のベンチマークスコアを見れば一目瞭然です。

- 競技用の数学問題集「AIME 2024」
- 競技プログラミングのタスク集「Codeforces」
- 博士課程レベルの物理学・生物学・化学の問題集「GPQA Diamond」
上記のグラフが示すとおり、幅広い分野でo1 Proモードのスコアが他のモデルを圧倒しており、特に数学の分野では抜きん出た性能を誇ります。
さらに、「4問1セットのテストに全問正解した頻度」という、より厳しい基準で信頼性を比較したテストでは、その差は歴然です。
この結果から、o1 Proモードが単に正答率が高いだけでなく、安定して高い品質の回答を生成できる、極めて信頼性の高いモデルであることがわかります。
OpenAI o1とGPT-4oが回数無制限で利用可能
ChatGPT Proでは、最新モデルのOpenAI o1と高性能なGPT-4oを、回数無制限で好きなだけ利用できます。
これまでのプランでは、特に高性能なモデルには利用回数の制限があり、ヘビーユーザーにとっては悩みの種でした。Proプランであれば、研究や開発、日々の雑務まで、残りの回数を気にすることなくChatGPTを使い倒せます。
ChatGPT Proの利用料金
ChatGPT Proの利用料金はなんと、基本の有料プラン・ChatGPT Plusの10倍で月額200ドル(約3万円)となっています。(※2)

ChatGPT Proに毎月200ドルを支払う価値があるか否かは人次第ですが、各種分析や合成データの作成が無制限に行えるのは魅力的です。
なお、ChatGPT Plusの詳しい料金体系について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

ChatGPT の他プラン(無料・Plus・Team)との違いを比較【料金・機能一覧】
ここで、既存のプランとChatGPT Proがどのように違うのか、料金や機能を一覧の表で整理してみましょう。
このように比較すると、Proプランは個人利用における最高峰の性能と自由度を追求したプランであることがわかります。一方、Teamプランは複数人での利用や管理機能に特化しており、すみ分けが明確です。
ChatGPT Proの利用料金
改めて、ChatGPT Proの利用料金を確認しておきましょう。料金は**月額200ドル(日本円で約3万円)**と、基本の有料プランであるChatGPT Plus(月額20ドル)の実に10倍です。
機能/プラン | 無料プラン | ChatGPT Plus | ChatGPT Team | ChatGPT Pro |
---|---|---|---|---|
料金(月額/1人) | $0 | $20 | $25〜 | $200 |
GPT‑4o | 利用可(制限あり) | 無制限に近い利用可 | 無制限に近い利用可 | 無制限 |
OpenAI o1 | 利用不可 | 利用可(制限あり) | 利用可(制限あり) | 無制限 |
o1 Proモード | 利用不可 | 利用不可 | 利用不可 | 利用可 |
Advanced Voice Mode | 利用不可 | 利用可(制限あり) | 利用可(制限あり) | 無制限(上限大幅延長) |
データ分析・画像生成 | 利用可(制限あり) | 標準 | 標準 | 標準 |
チーム管理機能 | なし | なし | あり | なし |
データプライバシー | 学習に利用される可能性あり | 学習に利用されない | 学習に利用されない | 学習に利用されない |
この価格に見合う価値があるかどうかは、もちろん利用する人や目的によって異なります。しかし、高度な分析や複雑なコード生成、合成データの作成といった専門業務を無制限に行える点は、専門家にとって非常に大きな魅力となるはずです。
ChatGPT Proのコストパフォーマンスは?月額3万円の価値を考察
月額3万円という利用料金は、決して安くはありません。しかし、特定の業務においては、その投資を上回るリターン、すなわち高いコストパフォーマンスが期待できます。
例えば、以下のようなケースを考えてみましょう。
- 研究開発のスピードアップ
複雑なデータ解析や論文検索、仮説検証にかかる時間を大幅に短縮できれば、数日、あるいは数週間単位での工数削減につながります。これは人件費に換算すると、月額3万円をはるかに上回る価値を生み出す可能性があります。 - 高度なプログラミング支援
複雑なアルゴリズムの実装や、大規模なコードベースのリファクタリングをo1 Proモードに任せることで、エンジニアはより創造的な作業に集中できます。開発のボトルネックが解消されれば、プロジェクト全体の生産性が劇的に向上するでしょう。
このように、ChatGPT Proは単なる「便利なツール」ではなく、専門家の時間という最も貴重なリソースを創出するための「投資」と捉えることができます。自身の業務内容と照らし合わせ、削減できる時間やコストを計算してみると、月額3万円の価値が見えてくるかもしれません。
ChatGPT Proを導入するメリット・デメリット
ここではChatGPT Proを導入するメリットとデメリットを客観的に整理してみましょう。
メリット
- 圧倒的な推論能力: o1 Proモードにより、他のAIでは解決が難しい専門的な課題に対応できる。
- 生産性の飛躍的向上: 複雑なタスクをAIに任せることで、人間の作業時間を大幅に削減できる。
- 回数制限からの解放: 高性能モデルを無制限に使えるため、思考を中断されることなく作業に没頭できる。
- 高い信頼性: ベンチマークが示すように、安定して高品質なアウトプットが期待できる。
デメリット
- 高額な月額料金: 月額200ドルは個人・法人問わず大きな負担となりうる。
- オーバースペックの可能性: 日常的な文章作成や簡単な調べ物が主な用途の場合、性能を持て余してしまう。
- 学習コスト: 高度な機能を最大限に活かすには、効果的なプロンプトエンジニアリングの知識が必要になる。
ChatGPT Proはどんな人におすすめ?【Plusで十分なケースも解説】
上記のメリット・デメリットを踏まえると、ChatGPT Proは以下のような、高度な専門知識を扱うプロフェッショナルに特におすすめです。
- 研究者・科学者: 論文データの解析、複雑な数式の計算、タンパク質構造の予測など。
- ソフトウェアエンジニア・開発者: 大規模なリファクタリング、新規アルゴリズムの設計、デバッグ支援など。
- データサイエンティスト: 統計モデルの構築、合成データの生成、高度なデータ分析など。
- 弁護士・法務担当者: 膨大な判例のリサーチ、契約書のレビュー、法的論点の整理など。
一方で、一般的なビジネス用途や日常的な利用がメインであれば、ChatGPT Plusで十分なケースが多いでしょう。ブログ記事の執筆、メールの作成、アイデア出し、簡単な情報収集といったタスクであれば、Plusプランでも非常に高いパフォーマンスを発揮します。
自身の主な利用目的を明確にし、本当にProプランの性能が必要かを見極めることが重要です。
ChatGPT Proの使い方
ここからは、ChatGPT Proの使い方と登録方法を実際の画面のスクリーンショット付きでお届けします。以下、登録方法からみていきましょう!
ChatGPT Proの登録方法
すでにアカウントをお持ちの方は、いつものChatGPTのホーム画面から、ChatGPT Proへのプラン変更・登録が可能です。ChatGPTのホーム画面にアクセスして、画面右上のアカウントアイコンをクリックしてみると、

このように「プランをアップグレードする」という欄が表示されます。こちらをクリックしてみましょう!

すると、以上のとおり有料プランの選択画面が現れました。ここからProの欄にある「Proを入手する」をクリックすると……

このように、クレジットカード・決済情報の登録画面に移ります。あとは必要事項を入力して「申し込む」をクリックすれば、ChatGPT Proへの登録が完了します。
「o1 proモード」の使い方
ChatGPT ProのUIはChatGPT Plusとほぼ同じです。
ですが、ChatGPT Pro限定でOpenAI o1の本気モード「o1 proモード」が使えます。このo1 proモードは下図のとおり、ChatGPT Proのホーム画面左上にあるモデル選択欄から指定可。選ぶとOpenAI o1をも上回る推論が可能となります。

さて、ここからはo1 proモードの実力の一部を、以下のプロンプトと画像でお見せします。
#命令
あなたは最強最高のキャンピングカービルダーです。
以下の法律と軽トラの寸法を参考に、画像中のキャンパーシェルのA・B・C・D・Eの長さを法律を満たすようにして設計してください。
ちなみにAはシェルの前方張り出し部分の高さ、Bは前方張り出し部分の長さ、Cは箱部分の長さ、B+Cはシェルの全長、Dはシェルの全高、Eはシェルの全幅です。
#法律
・車の全高は積載物も込みで2.5mまで
・積載物の全長は車の全長の120%まで
・積載物の全幅は車の全幅の120%まで
・積載物の前へのはみ出しは車の全長の10%まで
・積載物の後ろへのはみ出しは車の全長の10%まで
#軽トラ全体の寸法(mm)
全長:3395
全高:1885
全幅:1475
#軽トラの荷台の寸法(mm)
荷台の奥行き:1940
地面から荷台までの高さ:660
荷台の幅:1410

こちらはそれぞれ、「軽トラの荷台に載せられる物の条件」と「荷台に載せたいキャンパーシェルの設計図」です。今回は両者をo1 pro モードに渡して、法律上OKな軽トラキャンピングカーを設計してもらいましょう!
まず、いつものChatGPTと同じ方法で、上記のプロンプト&画像をo1 pro モードに入力してみます。

入力後、「↑」をクリックしてプロンプト&画像を送信すると……

このように処理の進捗状況がバー形式で表示されます。o1 pro モードの待ち時間中は、別のチャットを開いてChatGPTと会話ができますので、適当に時間を潰しておきましょう!
ちなみに、進捗状況の「詳細」をクリックしてみると……

こんな感じ。おそらく今後、ここでo1 pro モードの思考過程が確認できるのかと思われます。
さて、2分50秒ほどかかって、o1 pro モードのシンキングタイムが終わりました。結果をみていきましょう!

なるほどなるほど、丁寧に考えてくれている様子ですね。
さて、肝心の回答は……

以上のとおりでお見事!以下の手計算での最大値に収まる、現実的な値が返ってきています。
- A:615mm
- B:1116.7mm
- C:2279.5mm
- D:1840mm
- E:1770mm
とくに驚いたのは、Aの値の設定。o1 pro モードは、軽トラの屋根とキャンパーシェルが干渉しないよう、ゆとりを持ってオーバーヘッド部分を設計してくれました!「生成AIは計算が苦手」といっていたころが懐かしいぐらい、性能がUPしていますね。
ChatGPT Proの活用事例
最後に、ChatGPT Proの活用事例をご紹介します。以下、OpenAI公式が出しているデモンストレーションから詳しくみていきましょう!
タンパク質の特定
OpenAIはChatGPT Proのリリースにあたって、o1 proモードのデモンストレーション動画をYouTube上に公開しています。
その内容は、以下のプロンプトをo1 proモードで入力して、条件を満たすたった一つのタンパク質を特定するというもの。プロンプト中の条件に部分一致するタンパク質が無数にあるため、その特定には生化学の高度な知識が必要です。
次の条件に厳密に適合するタンパク質は何ですか?
1.前駆体ポリペプチドの長さが210~230アミノ酸残基であること。
2.このタンパク質をコードする遺伝子が32キロベースにわたること。
3.遺伝子がX染色体上、特にバンドXp22に位置していること。
4.シグナルペプチドが23アミノ酸残基で構成されていること。
5.このタンパク質が細胞間接着を促進すること。
6.このタンパク質が神経系の特定の部位の健康を維持する上で重要な役割を果たすこと。
さて、そんな難問におけるo1 Proモードの実力は……
以上のとおり圧倒的。o1 Proモードはたったの53秒で、条件を満たすタンパク質が「レチノキシン」であることを看破しました。しかも、ニューロリギン等の紛らわしい候補についても、丁寧に検討してくれています。
これなら研究分野のみならず、部品や法律を探したい時にも活用できちゃいそうですね。
チェスのチェックメイトポジションを構築
ChatGPT Proのo1 proモードは、チェスの盤面についても推論が可能。事例としては……
【和訳】
ChatGPT o1プロは、各プレイヤーが2つのポーンとルークを持ち、すべての白マスが空である、(作為的ではあるが)合法的なチェックメイトポジションを構築する。
以上のとおり、チェックメイト時の盤面が導き出せちゃいます。今後、ChatGPTで強化学習ができるようになるそうですので、ChatGPTがゲームをプレイする日も遠くはないかもしれません。
アプリ開発を超効率化
ITエンジニアの手にかかれば、ChatGPT Proでのプログラミング業務効率化もお手のもの。以下の投稿のように、コードの生成とXMLへの変換をo1 proモードに任せることで、Webアプリのエラー対応が爆速で完了しちゃいます。
【和訳】
OpenAIの新しいo1 Proモデルを使って、コーディングの生産性を最大化する方法をご紹介します。
私はこのワークフローを過去48時間試してみましたが、自分の出力が2倍になったと感じています。
19分間のチュートリアル動画をぜひご覧ください。
処理の丁寧さに磨きがかかったo1 proモードなら、翻訳・変換系のタスクも安心して任せられそうです。
リファクタリングもお手のもの
処理内容はそのままにソースコードを改善する「リファクタリング」も、ChatGPT Proのo1 proモードにお任せあれ!
下記投稿のとおり、学習範囲外のマイナーなプラットフォーム「Electric SQL」を使った1,000行超えのコードであっても、o1 proモードなら一目でわかる良いコードを返してくれます。
【和訳】
o1-proは、間違いなく私がこれまで使った中で最高のコーディングモデルだと思います。
かなり複雑なコードベースを与え、ドキュメントを参照しながらリファクタリングするよう依頼しましたが、その結果は素晴らしいものでした。
Claude、Gemini、o1、そしてo1-proの違いは、まさに天と地の差です。
これほど感銘を受けたのは久しぶりです。
動画とコード内で詳細な比較を行っています。
対して、投稿者曰く「Claudeは役立たず」で「Geminiは優秀だが問題あり」とのこと。AGI(汎用人工知能)に一番乗りするプレイヤーは、OpenAIかもしれませんね。
なお、ChatGPT Teamの企業での導入手順について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

法人利用で気になるセキュリティとデータプライバシーは?
ChatGPT Proを業務で利用する上で、セキュリティやデータプライバシーは非常に重要な懸念事項です。
OpenAIの公式発表によると、ChatGPT Pro、Team、Enterpriseといった有料プランでは、ユーザーが入力したデータがAIモデルの学習に使用されることはありません。 これは、企業の機密情報や個人情報を扱う上で、最低限クリアすべき必須条件と言えるでしょう。
ただし、複数人での利用を前提とする場合は注意が必要です。ChatGPT Proはあくまで個人向けのプランであり、TeamプランやEnterpriseプランのように、組織内での利用状況を管理する機能は備わっていません。
組織として本格的に導入する場合は、管理機能やさらなるセキュリティ強化が施されたChatGPT TeamやEnterpriseプランの検討をおすすめします。
なお、ChatGPT Teamの企業での導入手順について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

OpenAI o1が無限に使える「ChatGPT Pro」
当記事では、ChatGPTに加わった新たな有料プラン「ChatGPT Pro」についてご紹介しました。
ChatGPT Proは、OpenAI o1の能力をフルに使える月額200ドルのプランです。そのすごいところは……
- ChatGPT Plusの特典を一通り網羅
- OpenAI o1の思考力を最大限使える「o1 Proモード」が解禁!
- OpenAI o1とGPT-4oが回数無制限で利用可
- Advanced Voice Modeも無制限に利用可
以上のとおりで、「o1 Proモード」によって理数系の問題解決能力と回答の信頼性がUPしています。そんなChatGPT Proは、タンパク質を特定するデモンストレーションのように、極めて専門性の高いタスクで活躍が期待できそうです。
最後に
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