無料&商用利用OK!「にじボイス(旧DMMボイス)」の特徴と活用事例を徹底解説
- テキスト入力で音声を生成できる
- WebブラウザやAPI連携で利用可能
- 無料プラン(1,000文字/月)からエンタープライズプラン(要相談)まで幅広い選択肢がある
WEELメディアリサーチャーのいつきです。
みなさんは、「にじボイス」というサービスをご存知でしょうか?
にじボイスとは、AIを活用した音声生成プラットフォームで、入力したテキストを選択したキャラクターが読み上げてくれるサービスです。
今回は、にじボイスの特徴や料金、活用事例をご紹介していきます。
最後までお読みいただくと、魅力的な音声をAIで手軽に作れるようになるので、デジタルコンテンツ作成が捗ること間違いありません。
ぜひ最後までご覧ください。
にじボイスとは
にじボイスとは、株式会社Algomaticが運営している、AIを活用した音声生成AIプラットフォームです。プラットフォーム上に多くの音声データがキャラクターとして登録されており、入力したテキストを自分で選んだキャラクターが読み上げてくれます。
Webブラウザ上で手軽に使えるのはもちろん、APIも提供されているので、自社で開発したサービスに組み込むことも可能です。
ちなみに、適切に権利処理された音声データのみを学習しているので、他人の権利を侵害する心配はありません。
にじボイスは、音声パートナーも募集しているので、自身で利用するだけでなく、自分の声を登録して収益の分配を受けることも可能です。
なお、音声生成AIについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
にじボイスの特徴
にじボイスには、以下のような特徴があります。
- 感情表現が得意
- シーンに合わせたボイス選びが可能
- ビジネスシーンでも利用可能
とくに、音声データの選択肢が多く、さまざまなシーンに対応できるのが魅力です。
以下で、にじボイスの特徴をそれぞれ解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
感情表現が得意
にじボイスのAI音声は、感情表現を得意としています。AI音声と聞くと、入力した音声を棒読みされそうな印象がありますが、にじボイスならそんな心配は入りません。
収録されている音声データの個性は残しつつ、豊かな表情変化で聴き手に寄り添う音声を出力してくれます。シーンに合わせた演出ができるので、ぜひ色々な使い方を試してみてください。
シーンに合わせたボイス選びが可能
にじボイスでは、シーンに合わせたボイス選びが可能です。
利用シーンの一例を以下にまとめました。
- デジタルコンテンツ作成
- ナレーション
- 教育
収録されている音声データには、性別・年齢・性格が異なる、多彩な選択肢が存在します。聴き手のニーズに応じて、音声データを使い分けて、魅力的なコンテンツを制作しましょう。
ビジネスシーンでも利用可能
にじボイスは、ビジネスシーンでも利用可能です。たとえば、以下のような使い方が想定されています。
- 企業紹介動画
- 商品PR
- 研修
- 駅や施設のアナウンス
- 製品案内
紹介する対象次第で、明るい声ではっきり話したほうがよい場合もあれば、落ち着いた声で論理的な説明が求められる場合もあります。
にじボイスには多種多様な性格の音声が収録されているので、ブランドイメージに適した音声を選べるのが魅力です。
にじボイスの料金プラン
プラン名 | 料金 | 特徴 |
---|---|---|
フリープラン | 無料 | 個人での試用や実験に最適 月間1,000文字の制限 |
スタートプラン | 490円 | 趣味での制作や小規模なコンテンツ制作向け 月間5,000文字の制限 |
ベーシックプラン | 980円 | 定期的なコンテンツ制作を行う個人向け |
スタンダードプラン | 2,940円 | 活発に活動する個人やチーム向け 月間30,000文字の制限 |
プレミアムプラン | 9,800円 | プロや小規模スタジオ向け 月間100,000文字の制限 |
プロプラン | 44,980円 | 大規模なコンテンツ制作や制作会社向け 月間500,000文字 |
ビジネスプラン | 82,500円 | 企業や大規模プロジェクト向け 月間1,000,000文字の制限 |
エンタープライズプラン | 要相談 | 大規模な企業利用向け 制限は要相談 |
にじボイスには、計8つのプランが用意されています。無料で月間1,000文字までのテキストを音声にできる、フリープランもあるのが魅力です。
なお、フリープランを利用する際は、アカウント登録やクレジットカードの登録等が必要ありません。気軽ににじボイスの機能を試してみたい方に向いています。
フリープランでにじボイスを気に入ったら、利用頻度に応じて最適なプランを選びましょう。
にじボイスの商用利用について
にじボイスは、商用利用が可能です。ただし、必ずクレジット表記をする必要があります。
使用サービス: にじボイス
Voiced by NIJI Voice
なお、にじボイスはアダルトコンテンツや公序良俗に反するコンテンツ、違法性のあるコンテンツへの使用が禁止されています。
にじボイスを利用する際は、利用規約を確認のうえ、必ず遵守しましょう。
にじボイスの活用事例
にじボイスを早速利用されている方を確認できたので、活用事例をご紹介します。
- 事例①実写風動画の作成
- 事例②アニメコントの作成
- 事例③モーニングコールの通話相手
- 事例④音声会話型AI用の音声
- 事例⑤CMの作成
以下で詳細を解説していくので、真似できそうなものがあったらぜひ試してみてください。
事例①実写風動画の作成
まずは、複数のAIサービスを組み合わせて、実写風動画を作成している方がいたのでご紹介します。
こちらの投稿で紹介されている動画は、以下の手順で作成されています。
- ImageFXにて画像生成
- Runway GEN-3にて動画化
- にじボイスをリップシンクであてる
にじボイスにはさまざまな音声データが収録されているので、実写動画の作成にも役立ちます。
ただ、男性の声がイケメンすぎるとのことで、まだ実写動画に適した音声があまりないようです。今後のアップデートで実写動画に合う音声が追加されるのを期待しましょう。
事例②アニメコントの作成
続いて、アニメコントを作成している方がいたのでご紹介します。
こちらの動画は、ChatGPTのo1 proでネタを作り、そのネタに沿った音声をにじボイスで生成しています。
なお、こちらの投稿者はにじボイスAPIを活用することで、音声を一瞬で生成できて効率が上がっている様子です。
実際に動画を拝見しましたが、キャラクターの見た目と声の特徴がマッチしていて、自然な仕上がりになっていました。
事例③モーニングコールの通話相手
にじボイスを活用すれば、モーニングコールの通話相手を作り上げられるようです。
実際にモーニングコールの音声を聴いたところ、ツンデレの少女が発しているアニメ声であることがわかりました。アニメ好きの方からすれば、快適な目覚めを体験できるかもしれません。
会話もできるとのことなので、モーニングコール以外にも汎用性が高そうです。
事例④音声会話型AI用の音声
にじボイスの高度な使い方として、音声会話型AIを開発している方がいたのでご紹介します。
こちらの投稿者は、イラストを自在に動かせる「Live2D」に、音声生成サービスのにじボイスを組み合わせてAIキリンを作成しています。
実際に使用しているシーンも動画として投稿されていますが、キリンの声がイケボになっていて結構面白かったです。
自社サービスにAIアシスタントを組み込む際などに活用できそうですね!
事例⑤CMの作成
にじボイスは、CM制作にも活用できます。
こちらの投稿者は、KLING AI・Gen-3・にじボイスを組み合わせて、アンファーのスカルプDをPRするCM動画を作成しています。
声のトーンがアニメ調で柔らかいので、親しみやすさを感じました。
このようににじボイスでCMを制作する企業が今後増えてくるかもしれませんね!
なお、音声AIを自社サービスに活用した事例について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
にじボイスでデジタルコンテンツを作成してみよう!
にじボイスは、入力したテキストを好みのキャラクターに読み上げてもらえる音声生成プラットフォームです。
にじボイスには、以下のような特徴が備わっています。
【にじボイスにできること】
- 感情表現が得意
- シーンに合わせたボイス選びが可能
- ビジネスシーンでも利用可能
音声データの選択肢が豊富で、個人のクリエイターから企業まで、さまざまな方のニーズに沿った使い方ができます。
クレジット表記さえすれば商用利用も可能なため、企業CMの制作やAIアシスタントの開発など、今後はさまざまな法法での活用が予想されます。
1,000文字までは無料で利用できるため、にじボイスの機能が気になった方はフリープランで試してみてください。
最後に
いかがだったでしょうか?
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