OpenAI APIとは?!ChatGPT APIのモデルとResponses API対応まとめ・料金・使い方を解説

- OpenAI APIは最新のResponses APIが標準となり、テキストや画像、音声を統合的に処理可能
- 最新モデルのGPT-5.6(Sol/Terra/Luna)が利用可能で、1.05Mトークンの長文コンテキストとエージェント開発に対応
- 2026年7月30日の値下げでLunaは約80%・Terraは約20%安くなり、Batch APIやキャッシュ入力と併せてコストを最適化できる
外部のシステムにOpenAIの機能を連携させる際に使用する「OpenAI API」ですが、多くの種類が存在するため、その全容を理解しきれていない方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、2026年8月時点で提供中のモデルと最新料金、Responses APIを使った実装手順までをまとめて解説します。2026年7月9日には最新モデル「GPT-5.6」(Sol/Terra/Luna)が一般提供となり、同月30日には主要モデルの値下げも実施されました。自社に合ったモデルの選び方とコストの見積もり方がわかり、既存システムの改良や新サービスの企画にそのまま活かせるはずです。
\生成AIを活用して業務プロセスを自動化/
このたびWEELは、2026年8月26日(水)・27日(木)に新宿住友ビル 三角広場で開催される「AI博覧会 Summer 2026」に出展することになりました。
さらに、弊社代表取締役社長の田村洋樹が、8月27日(木)14時40分からA会場で実施するカンファレンスに登壇いたします!
OpenAI APIとは
OpenAI APIとは、OpenAIが開発したAI技術を外部サービスでも利用できるようにするAPIサービスのことです。外部サービスとOpenAI APIを連携させることで、自然言語処理や画像生成、音声認識などの機能を誰でも利用できるようになります。
2026年8月時点では、従来のChat Completions APIに代わりResponses APIが標準の呼び出し方式となっています。
テキスト・画像・音声・コードを統一的な構文で扱えるうえ、Web検索やファイル検索、コード実行といった組み込みツールもそのまま呼び出せる点が大きな進化です。なお、旧世代のAssistants APIは2026年8月26日に提供終了となるため、これから作るシステムはResponses APIを前提に設計するのが安全でしょう。※17
OpenAI APIはChatGPTのように月額課金ではなく、入力や出力トークンに対する従量課金制です。開発者がプログラミング言語を使用してAPIにアクセスすることで、OpenAIが提供しているさまざまなAI技術を外部サービスで利用できるようになります。
同じAPIであるGemini Pro APIについて、興味がある方は以下の記事も併せてご確認ください。

Copilot APIについては下記で解説

ChatGPT APIとは?
「ChatGPT API」という言葉はよく使われますが、正式なサービス名としては「OpenAI API」の一部です。ChatGPTと同じ言語モデル(GPTシリーズ)をAPI経由で呼び出す機能を、一般的に「ChatGPT API」と呼んでいます。現在ではResponses APIを通じて、ChatGPTと同等以上の機能をシステムに組み込むことができます。
OpenAI APIの仕組み
OpenAI APIは、ChatGPTの裏側で動いている高度なAIモデル(GPT-5.6 Sol/Terra/Lunaなど)の「頭脳」部分だけを切り出し、自社のアプリやシステムに組み込めるようにした仕組みです。ChatGPTが「完成されたWebサービス」であるのに対し、APIは「部品」として提供されます。これにより、自社専用のチャットボットを作ったり、社内システムと連携させて業務を自動化したりすることが可能になります。
OpenAI APIの学習データの仕様
OpenAIのサービスには ChatGPT(アプリ/Web版)とOpenAI APIがあり、この2つでは入力データの扱いが異なります。ChatGPTはユーザーがオプトアウト(明示的に学習データの利用を許可しない意思表示)をしない限り、OpenAIが入力データをAIモデルの学習に利用する、という仕様になっていました。
ChatGPTはユーザーがオプトアウト(明示的に学習データの利用を許可しない意思表示)をしない限り、OpenAIが入力データをAIモデルの学習に利用する、という仕様になっていました。
対して、OpenAI APIでのデフォルトの仕様は真逆で、入力データが学習に使われないようになっています。APIを利用することで、プライバシーやデータセキュリティに関するリスク対策が図れるでしょう。
OpenAI APIとChatGPTの違い
OpenAI APIとChatGPTの大きな違いは、機能の提供形態とデータの扱い方にあります。ChatGPTは、モデル・UI・便利機能が一体化したサービスで、すぐに使える環境が整っています。一方、OpenAI APIは機能が個別提供され、アプリや業務システムに組み込む前提の設計です。
2026年8月時点では、API体系がResponses APIに統合され、ChatGPTと同じ最新モデル(GPT-5.6 Sol/Terra/Lunaなど)をより柔軟な構文で利用できます。むしろモデルの寿命はAPI側のほうが長く、GPT-5.4とGPT-5.4 miniは2026年8月31日にChatGPT上での提供が終了する一方、OpenAI APIとAPIキー認証のCodexでは引き続き利用できます。※23
また、両者は「データの扱い方」も大きく異なります。特に企業利用では重要なポイントのため、以下に比較をまとめます。
| 比較項目 | 個人向けChatGPT | ChatGPT Business/Enterprise | OpenAI API |
|---|---|---|---|
| データ利用 | 既定では学習に利用される(※設定でオプトアウト可) | 学習に利用されない | デフォルトで学習に利用されない |
| データ保存 | 会話履歴がアカウントに保存 | 管理者制御下で保存 | APIリクエストは短期間の保持のみ |
| 機密データ利用 | 非推奨(個人情報管理が難しい) | 企業向けに安全な設計 | 企業が安全に使いやすい設計 |
| 制御性 | UI操作中心、柔軟性は限定 | 管理機能が充実 | パラメータ・モデル構成を自由に設定 |
OpenAI API(ChatGPT API)を利用するメリット
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 自社システムへのシームレスな統合 | 既存の業務システムやアプリにAI機能を直接組み込むことができます。 |
| セキュリティとプライバシーの確保 | API経由のデータはデフォルトでAIの学習に利用されないため、機密情報を扱う企業でも安全に利用できます。 |
| 柔軟なカスタマイズ性 | モデルの選択やreasoning_effort(推論の深さ)の調整、Structured Outputsによる出力形式の固定など、自社の用途に合わせた挙動をコード側から細かく制御できます。 |
| コスト最適化の選択肢 | Batch APIによる50%のコスト削減や、軽量モデル(GPT-5.6 Lunaなど)の選択により、予算に応じた運用が可能です。 |
OpenAI APIの強みは「組み込みやすさ」「安全性」「制御性」「コスト調整幅」に集約されます。特にGPT-5.6はSolとLunaで入力単価が25倍違うため、モデルを選べること自体が大きなコストメリットになります。こうした強みを活かせば、各企業が抱える課題に沿ったAIシステムをスムーズに構築しやすくなります。具体的な効果として、問い合わせ対応を自動化して人件費を抑えたり、社内資料の検索を効率化して業務のスピードを上げたりといったメリットが見込めるでしょう。
自社システムへのシームレスな統合
OpenAI APIの最大の利点は、AIを「画面」ではなく「部品」として扱える点にあります。SlackやChatwork、kintoneのような既存ツールはもちろん、自社の基幹システムや社内ポータルにもHTTPリクエスト一本で組み込めるため、社員に新しいツールを覚えてもらう必要がありません。
Responses APIではWeb検索・ファイル検索・コード実行といった機能が組み込みツールとして提供されており、外部サービスを別途契約しなくても検索や集計まで一気通貫で処理できます。まずは問い合わせ対応や議事録要約など、単機能から差し込んでいくと定着しやすいでしょう。
セキュリティとプライバシーの確保
OpenAI APIは、送信したデータが既定でモデルの学習に使われません。個人向けChatGPTがオプトアウトしない限り学習に利用される仕様であるのとは対照的で、この一点だけでも業務利用のハードルは大きく下がります。
さらに、APIリクエストは短期間の保持にとどまるため、顧客情報や社内文書を扱う処理でも設計次第で十分に安全性を担保できます。とはいえ、社員が個人情報をそのまま送ってしまうリスクは残るため、入力前のマスキング処理や社内ガイドラインの整備はセットで進めておきたいところです。
柔軟なカスタマイズ性
APIでは、ChatGPTの画面では触れないパラメータを直接指定できます。例えば、reasoning_effortで「どこまで深く考えさせるか」を処理ごとに切り替えたり、Structured OutputsでJSONスキーマを固定して後続プログラムがそのまま読める形に整えたり、といった制御が可能です。
Function Callingを使えば、社内データベースの検索や在庫照会といった処理をモデル自身に判断させられます。プロンプトだけで挙動を揃えきれない場面でも、コード側から出力の形と深さを縛れるのがAPIならではの強みです。
コスト最適化の選択肢
同じ処理でも、モデルの選び方ひとつで請求額は大きく変わります。GPT-5.6の入力単価はSolが100万トークンあたり5.00、Lunaが0.20と25倍の開きがあるため、分類や要約のような単純な処理をLunaに寄せるだけでも効果は絶大です。
加えて、リアルタイム性が不要な処理をBatch APIに回せば約50%オフ、同じ前提文を繰り返し送る設計にすればキャッシュ入力が通常の10分の1単価で適用されます。2026年7月30日にはLunaが約80%、Terraが約20%値下げされており、コスト面のハードルは以前よりさらに下がっています。※18
OpenAI API(ChatGPT API)にできること
| できること | 説明 |
|---|---|
| 高度な文章生成と要約 | 数万文字に及ぶ長文レポートの作成、会議議事録の要点整理、複数言語間の高精度な翻訳などを瞬時に実行できます。 |
| 対話型AIの構築 | 過去の文脈を記憶した自然な会話が可能であり、カスタマーサポート用のチャットボットや、社内規定を学習したヘルプデスクとして機能します。 |
| データ抽出と分析 | 請求書やアンケート結果などの非構造化データから必要な情報を抽出し、JSON形式に整理したり、顧客のレビューから感情分析を行ったりすることが可能です。 |
| マルチモーダル処理 | テキストだけでなく、画像の内容を理解して説明文を生成したり、音声データ(GPT-TranscribeやGPT-Live-Transcribe)を高精度に文字起こししたり、テキスト指示から画像(GPT Image 2)を生成したりと、多様なメディアを横断した処理が行えます。※20 |
| 自律的なタスク実行 | Function Calling機能を使えば、外部のデータベース検索やAPI呼び出しをAIが自動で判断・実行し、ユーザーの指示に応じた複雑なワークフローを完結させることができます。 |
ChatGPT API(OpenAI API)を活用すると、単なるテキスト生成にとどまらず、多岐にわたる高度な処理が実現できます。
文章生成から音声認識、画像生成、Function Callingによる自律実行まで、ChatGPT APIは1つのアカウントで一通りそろいます。まずは自社業務のどこに当てはまるかを、この5分類から探してみてください。
OpenAI APIで提供中のAIモデル
ここではOpenAI APIで提供中の主要なAIモデル・機能とその料金を、早見表でご紹介します。(料金は1M=100万トークンあたり)
クリックで表示
| AIモデル・機能名 | 機能・特徴 | 料金(1Mトークンあたり等) |
|---|---|---|
| GPT-5.6 Sol | 複雑な推論やエージェント開発に最適な最新フラッグシップモデル | 入力:$5.00キャッシュ入力:$0.50出力:$30.00 |
| GPT-5.6 Terra | 品質とコストのバランス型。日常的な業務処理に最適 | 入力:$2.00キャッシュ入力:$0.20出力:$12.00 |
| GPT-5.6 Luna | 最も安価な高速モデル。分類・要約など大量処理向け | 入力:$0.20キャッシュ入力:$0.02出力:$1.20 |
| o4-mini | 高度な推論性能と速度を両立した軽量モデル | 入力:$4.00キャッシュ入力:$1.00出力:$16.00 |
| Embedding models | テキストをベクトルデータに変換(埋め込み)するAIモデル | text-embedding-3-small:$0.020text-embedding-3-large:$0.130 |
| GPT-4.1 (Fine-tuning) | 目的に応じて挙動を調整できるファインチューニング版 | 入力:$3.00出力:$12.00トレーニング:$25.00 |
| gpt-realtime-2.1 | リアルタイムで遅延のない音声対話。推論とツール呼び出しに対応 | テキスト入力:$4.00出力:$24.00音声入力:$32.00出力:$64.00 |
| gpt-realtime-2.1-mini | リアルタイムモデルの低価格・高速版 | テキスト入力:$0.60 / 出力:$2.40音声入力:$10.00 / 出力:$20.00 |
| Code Interpreter (Containers) | ソースコードを生成・実行する機能 | 1GBコンテナ:$0.03 / 20分セッション |
| File Search | 外部データベースから必要な情報を探す機能 | ストレージ:$0.10 / GB(1GB/日まで無料)ツールコール:$2.50 / 1k回 |
| GPT Image 1.5 | 最新の高精度画像生成AI | 画像生成(1024×1024)Low:$0.009 / 枚High:$0.133 / 枚 |
| gpt-4o-transcribe | 高精度な音声文字起こしモデル | 音声文字起こし:$0.006 / 分 |
| TTS | テキストから音声の合成(Text-to-speech)ができるAIモデル | 音声生成:$15.00 / 1M文字 |
GPT-5.6はSolとLunaで入力単価が25倍違うため、モデル選びがそのままコスト差になります。まずはTerraで作り、精度が足りる処理だけLunaに落としていくのが失敗しにくい進め方です。※16
基本的には入力トークンや出力トークン数に対して従量課金で料金が発生します。画像は作成枚数、音声モデルは時間で料金が変動するのが特徴です。なお、入力が272Kトークンを超えるリクエストは入力単価が2倍・出力単価が1.5倍になり、逆にBatch APIを使えば約50%安くなります。急ぎの処理向けには、Standardの2倍の料金で最大2.5倍速く応答する「Fast mode」も用意されています。※16
OpenAIは新モデル「GPT-5.6」の公開に伴い、旧モデルからの移行を推奨しています。GPT-3.5やGPT-4系の一部は2026年10月23日、GPT-5やo3の旧スナップショットは同年12月11日に廃止が予定されているため、稼働中のシステムは早めにモデルIDを見直しておきましょう。
GPT-5.6の3モデルの性能差や使い分けについて詳しく知りたい方は、下記の記事も合わせてご確認ください。

OpenAI APIのモデルの選び方と料金シミュレーション
早見表を見ても「結局どれを使えばいいのか」で迷う方は多いはずです。ここでは主力のGPT-5.6ファミリーについて、用途別の選び方と、実際にいくらかかるのかの目安を整理します。
なお、Sol・Terra・Lunaはいずれもコンテキストウィンドウが1,050,000トークン(入力922,000/出力128,000)で共通です。つまり「長い資料を読ませられるかどうか」では差がつかず、違いは推論の深さと単価だけと考えて問題ありません。※16
モデルの選び方(Sol/Terra/Luna)
| モデル | 得意な処理 | 代表的なユースケース | 入力/出力単価(1Mトークンあたり) |
|---|---|---|---|
| GPT-5.6 Sol | 多段の推論や長時間のエージェント実行 | 複雑なコーディング、セキュリティ調査、研究データの分析 | 5.00ドル/30.00ドル |
| GPT-5.6 Terra | 品質とコストのバランスが求められる日常業務 | 書類処理、コードレビュー、社内問い合わせ対応 | 2.00ドル/12.00ドル |
| GPT-5.6 Luna | 判断が単純で件数の多い処理 | 分類・振り分け、要約、下書き生成、定型作業の自動化 | 0.20ドル/1.20ドル |
3モデルはコンテキストウィンドウが同じ1.05Mトークンのため、違いは推論の深さと単価だけです。処理の難しさで選ぶより「間違えたときの影響が大きいか」で選ぶと、判断がぶれにくくなります。
実務上は、まずTerraで一通り組んでみるのがおすすめです。そのうえで精度が足りない処理だけSolに上げ、逆に精度が余っている処理をLunaへ落としていくと、品質を落とさずにコストだけを削れます。実際、不動産テックのHypha AIは書類の情報抽出をLunaに切り替え、従来の精度を98%保ったままコストを18分の1まで圧縮しました。※21
なお、Solには標準の2倍の料金で最大2.5倍速く応答する「Fast mode」も用意されています。ユーザーを待たせる画面で使う場合は、モデルを上げるより先にこちらを検討するとよいでしょう。※18
月間100万トークンでの料金シミュレーション
「従量課金」と言われても金額感がつかみにくいため、月間の合計トークン数が100万トークン(入力80万・出力20万)の場合で試算しました。社内向けチャットボットを数十人で使う程度の規模がおよそこのあたりです。
| モデル | 標準料金(月額) | Batch API利用時(約50%オフ) | 円換算(標準料金) |
|---|---|---|---|
| GPT-5.6 Sol | 10.00ドル | 5.00ドル | 約1,600円 |
| GPT-5.6 Terra | 4.00ドル | 2.00ドル | 約640円 |
| GPT-5.6 Luna | 0.40ドル | 0.20ドル | 約64円 |
入力80万・出力20万トークンで試算しています。同じ処理量でもSolとLunaでは25倍の差が出るため、まずTerraで組んでから処理ごとに上下へ振り分けるのが、コストを抑える最短ルートです。思ったより安い、と感じた方も多いのではないでしょうか。個人や小規模チームの検証であれば、月額数百円から数千円の範囲に収まるケースがほとんどです。
一方、全社展開して月間1億トークンを扱う規模になると、Solで約16万円、Terraで約6万4,000円、Lunaで約6,400円と、モデル選びの差がそのまま予算の差になってきます。この段階では、同じ前置き文を繰り返し送る設計にしてキャッシュ入力(通常の10分の1単価)を効かせる、夜間バッチをBatch APIに寄せるといった工夫が効いてきます。
また、入力が272,000トークンを超えるリクエストは入力単価が2倍・出力単価が1.5倍になる点にも注意が必要です。長い資料を毎回まるごと渡すのではなく、必要な部分だけを検索して渡す設計にしておくと、長文コンテキストの割増を避けられます。※16
トークン使用量を減らす方法
APIの利用料金はトークン量に依存するため、コスト最適化(トークン削減)が重要です。
| 項目 | 方法 |
|---|---|
| プロンプトの簡潔化 | 指示を明確にし、不要な文脈を省くことで入力トークンを減らします。 |
| 軽量モデルの活用 | 複雑な推論が不要なタスクには、GPT-5.6 Lunaなどの軽量モデルを使用します。 |
| Batch APIの利用 | リアルタイム性が不要な処理は、Batch APIを使うことでコストを50%削減できます。 |
| キャッシュの活用 | 同じプロンプトを繰り返し使う場合、キャッシュ入力料金(通常の1/10程度)が適用されるように設計します。 |
| 推論結果の再利用 | Responses APIで推論内容の保持(retained reasoning)とコンテキストの圧縮(compaction)を有効にすると、同じタスクでも出力トークンを大幅に削減できます。※21 |
どれも実装コストが低く、組み合わせるほど効果が出ます。特にBatch APIの50%オフとキャッシュ入力の10分の1単価は、設計段階で組み込んでおくだけで請求額が半分以下になることも珍しくありません。トークンの消費を抑える工夫を続けることで、長い目で見たときの運用コストはかなり安く済みます。日々多くのリクエストをさばくシステムであれば、プロンプトを少し見直したりモデルを変えたりするだけで、費用感は大きく変わってくるでしょう。
そのため、開発の初期段階から「どの処理にどのモデルを使うべきか」をしっかり検討し、キャッシュやBatch APIなどをうまく組み込んでおくのがおすすめです。あわせて、Usageダッシュボードなどで利用状況をチェックし、余分なトークンを消費していないか定期的に確認できる仕組みを作っておくと安心です。
OpenAI APIの使い方
OpenAI APIの使い方について、以下の手順を詳しく解説していきます。
- アカウント登録手順
- 決済情報の登録手順
- APIキーの発行手順
- APIキーの管理方法
- Pythonでの基本的な使い方
アカウントの登録手順から解説していくので、まだChatGPTなどを使ったことがない方も参考にしてみてください。
アカウント登録手順

まずは、OpenAIのアカウントを作成します。
OpenAIのChatGPTの公式サイトにアクセスして、「今すぐ始める」をクリックしてください。

ログインを求められるので、「アカウントをお持ちではありませんか?」のアカウント部分をクリックしてアカウントを作成してください。
アカウントを作成する際は、メールアドレスなどの必要な情報を入力します。
決済情報の登録手順

決済情報を登録する際は、OpenAI Platformのサイトにアクセスして、「請求する」→「支払いの詳細を追加する」をクリックします。

個人か会社か聞かれるので、該当するものを選択してください。

あとは住所やカード情報を入力して完了です。
APIキーの発行手順

APIキーは、OpenAI Platformのサイトにアクセスして、「API key」→「Create new secret key」をクリックすることで発行できます。

上記画面に切り替わるので、コピーをクリックして、メモアプリなどにAPIキーを保存してください。
APIキーを再度表示できない点に注意が必要です。
APIキーの管理方法

作成したAPIキーは、OpenAI Platformのサイトにて管理されています。作成日や最後に使用した日、権限などを確認可能です。

使用状況ページを開くと、画像や音声などのモードごとのリクエスト回数、料金などを確認できます。
利用料金の状況とトークン消費残高の確認方法
現在の利用料金とトークンの残高は、メニューバーの……
- Usage:APIの利用料金(今までに使った金額)
- Billing:支払い方法や請求情報の管理から確認できます。
※現在のUIでは「トークンの残高」という表記はありません。生成量は料金ベースでカウントされる仕組みです。
まずは利用料金の確認から、試していきましょう!OpenAIのデベロッパー向けサイトにアクセスします。

そしてこのように、画面左側にカーソルを合わせると、メニューバーがせり出してきます。次に枠の箇所「Usage」をクリックしてみましょう。

するとこのように、現在の利用料金が確認できるんです!
API利用時の料金上限設定の方法
ちなみにChatGPT APIでは、月々の利用料金について上限が設定可能です。設定用のボタンは、Billingの画面の……

枠で囲った箇所「Usage limits」から可能です!ここをクリックしてみると……

画面を開くと、現在の請求サイクル内で利用している金額と、設定可能な上限額(Monthly budget)が表示されます。

利用額の上限を変更したい場合は、「Set a monthly budget」の入力欄に金額を入れ、Saveを押すだけで反映されます。
Pythonでの基本的な使い方(Responses API対応)
OpenAI APIをPython環境で実行する際の基本的な使い方を紹介します。ここでは、Responses APIとGPT-5.4モデルを使用したコードサンプルを提示します。
まずは、以下のコードを実行してOpenAI Pythonライブラリをインストールします。
pip install openai
次に、以下のソースコードを実際のAPIキーで置き換えて実行しましょう。
実行にはクレジットが必要です。OpenAIアカウントにてクレジット購入後に実行してください。

クリックで表示
import os
from openai import OpenAI
# APIキーの設定
os.environ["OPENAI_API_KEY"] = "あなたのAPIキー"
client = OpenAI()
# Responses APIを使用したリクエスト
response = client.responses.create(
model="gpt-5.4",
input="以下の文章における話者の感情をポジティブかネガティブに分類し、理由を添えてください。\n文章:良い時計をつけていらっしゃいますね。",
instructions="あなたは京都人です。相手を褒める時には裏の思惑があります。褒められた時はまずネガティブだと思ってください。"
)
# 応答の表示
print(response.output_text)上記は、Responses APIを通して回答を得るための最新の基本コードです。client.responses.create を使用し、input にユーザーのプロンプト、instructions にシステムレベルの指示を渡すことで、よりシンプルに実行できます。

以下の様に結果が出力されました。
クリックで表示
**分類:ネガティブ寄り(皮肉・含みあり)**
**理由:**
表面上は「良い時計ですね」と褒めていますが、この設定では話者は京都人的な含みを持って褒めるため、**単純な称賛ではなく、裏に意図がある**と解釈します。
そのため、この発言は
– 時計をわざわざ目立つものとして指摘している
– 持ち物を褒めつつ、相手の見せびらかしや派手さを暗に示している可能性がある
– 率直な好意というより、遠回しな評価や皮肉として受け取れる
ので、**感情としてはネガティブ**に分類できます。
PythonでのOpenAI API活用方法について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

OpenAI APIの活用シーン5選
ここからはOpenAI APIの活用シーンを紹介します!ぜひ、皆さんの業務に役立つユースケースがあれば活用してみて下さい!
Slackでのチャットボット実装
Slackと言えばビジネスなどで使用されるチームコミュニケーションツールですが、OpenAI APIを活用することでSlack内にbotとしてChatGPTを出現させられます。
Slackから気軽に使え、回答をチーム全体で共有することができ、LLMによる翻訳も可能なため多国籍なチームでも円滑なコミュニケーションを取ることが可能になります。
Chatworkでの連絡帳管理自動化
ビジネスチャットツールのChatworkもOpenAI APIとの連携が可能です。しみずがおか幼稚園は、「OpenAI API」と「Chatwork」を組み合わせた「AI連絡帳」を開発し、教諭の業務負担を軽減しました。※1
連絡帳の作成には1件あたり約10分、1日あたり約50〜60分を使っていましたが、「AI連絡帳」を使って文面を作成し、その文面を参考に連絡帳を記載することで1件当たり約4分、1日で約30〜40分まで短縮することに成功しました。
教諭全員で年間1,000時間の削減が見込まれています。さらに、「AI連絡帳」を利用することで、新人教諭でもベテラン教諭と同品質の連絡帳を作成できるようになりました。投稿された連絡帳文面の評価を「Chatwork」上で送りあうことで、教諭、指導員それぞれの学習の機会にもなっています
Googleスプレッドシートでの作業自動化
Googleが提供している表計算ツールのGoogleスプレッドシートもOpenAI APIとの連携が可能です。API連携をすることでLLMの回答を直接シート上に表示・保存することが可能になります。効率的にリサーチをすることができるようになります。

Microsoft Teams連携による会議効率化
チーム内でのチャットやミーティングなどができるMicrosoft TeamsでもOpenAI APIが使えます。
例えば、アイデア出しに悩んでいたら、「gpt、〇〇についてのアイデアを3つ考えて」と指示を出すことで、LLMがアイデアを出してくれます。
Microsoft Teamsでは、議事録生成やアイデア出し支援が手軽に行えます。
さらにRealtime APIと組み合わせることで、会話中に即時フィードバックを返す“リアルタイム反応アシスタント”としても拡張可能です。
AIチャットボット
OpenAI APIを利用すれば、自社サービスや社内用にAIチャットボットの開発・導入ができます。ちょっとした疑問を解決するのに最適なため、人間が問い合わせに対応する手間が省けて業務の効率化が可能です。
なお、ChatGPTなどをそのまま使うと、事前に学習した範囲の情報しか答えられないため、専門的なやり取りには向きません。
一方、OpenAI APIとLangchainやllamaindexなどのPythonライブラリを組み合わせれば、外部データにアクセスできるようになるので、これらの課題を解決できます。
さらに「Realtime API」を利用すれば、音声の入力・出力をリアルタイムで処理するチャットボットも構築できます。
2026年7月に登場したgpt-realtime-2.1では会話の途中でも推論とツール呼び出しができるようになり、電話対応や受付システムのように「聞きながら調べて答える」用途にも耐えられる精度になりました。低価格版のgpt-realtime-2.1-miniもあるため、まずは小さく試して規模を広げる進め方がおすすめです。
CopilotとChatGPTの違いを知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

OpenAI APIの活用事例
X上でも、OpenAI API(Responses APIやRealtime APIなど)を活用した最新の開発事例が多数報告されています。ここでは特に注目を集めているポストとその内容をご紹介します。
Responses APIを活用した5つの実務事例
OpenAIが公式に公開したResponses APIの活用事例5件を紹介するポストです 。AIエージェントの監視、大規模な文書やコードの分析、レコード収集のための会話UI、画面録画から対話型デモを生成する機能、AI回答によるブランド可視性分析など、ビジネスの現場で即戦力となる具体的なユースケースがまとめられています。
Realtime APIを使った多様な音声対話アプリ
OpenAI公式が評価したRealtime APIの開発事例をまとめたポストです 。音声による画像生成サービス、自然なAI電話対応、AI面接アプリ、ドキュメントとチャットするツール、アバターとの対話アプリなど、音声対話アプリケーションの幅広い可能性が示されており、新規事業のアイデア出しにも役立ちます。
ブラウザを自在に操作する自律型エージェント
OpenAIからブラウザを操作するAIの公式サンプルが公開されたことを伝えるポストです 。API経由でOSを操作したり、Webの巡回や情報入力を行ったりすることが可能になり、自律型エージェントを開発するための豊富なコード例が提供されている点が大きな魅力として紹介されています。
20分で作れるRealtime APIのエージェント実装
OpenAIがRealtime APIを活用したエージェント構築のリファレンス実装を公開した事例を解説するポストです 。このリポジトリを活用すれば、わずか20分程度でリアルタイム音声アプリのプロトタイプを作成でき、カスタマーサポートや音声認証など幅広い分野での応用が期待できると解説されています。
OpenAI APIを使う時の注意点と対策
OpenAI APIは正しく使えばとても便利なものです。しかし、使用する上で注意するべきポイントがあります。
- 情報漏えい
- 不適切なコンテンツの生成
- 不正確な情報の出力
注意点の理解を怠ってしまうと、大きな問題に発展する可能性もあります。業務で活用したいという方は必ず確認しましょう。
情報漏えい
OpenAI APIを使用する際に最も気をつけるべきことは情報漏えいです。OpenAIは、APIを利用すれば入力された情報を学習に使用することはないとしています。
しかし、ユーザーが自身の個人情報を入力した場合、その情報が外部に漏れる可能性がないとは言えません。自分の名前、住所、電話番号などが外部に流出したり、顧客の個人情報や機密情報が流出すれば大問題になります。
個人情報漏えいの対策
この対策としては、OpenAI APIを使用する際に、ユーザーが自身の個人情報を入力しないようにすることが重要です。また、個人だけでなく、会社全体でマニュアルを作成したり、セミナーなどを開催したりして、社内全体に意識を浸透させることも効果的です。
不適切なコンテンツの生成
OpenAI APIから使えるAIモデルは、大量のインターネットテキストから学習しています。そのため、不適切・攻撃的・偏った内容が生成される可能性があります。
不適切なコンテンツの生成の対策
この対策としては、AIモデルが出力した内容を人間が必ず確認をすることが考えられます。LLMは便利なAIですが、まだ手放しで業務に活用できるほどのクオリティは担保できていません。そのため、手間を惜しまずに必ず人間の目でチェックをすることが必須です。
不正確な情報の出力
OpenAI APIの各AIモデルが出力する回答が常に正確であるとは限りません。LLMは、ハルシネーションと呼ばれる現象を起こすことがあります。
ハルシネーションとは、あたかも事実のように誤った情報をLLMが出力することを指します。LLMの回答が全て正しいと考えていると誤った情報に気付けないことがあるため、注意が必要です。
不正確な情報の出力に対する対策
ハルシネーションへの対策としては、LLMの出力を盲目的に信じることは避け、必要に応じて人間による確認や検証を行うことがあります。また、LLMはそれっぽい回答をすることに長けているため、場合によっては専門家の意見を求めることも有効な手段の一つです。
OpenAI APIを使う際に出るよくある質問
OpenAI APIを利用する際によくある質問を解説します。
OpenAI APIを使いこなして自社サービスをアップデートしよう!
OpenAI APIは、OpenAIが提供しているAIモデルを外部サービス上から利用できるようにする機能です。
2026年8月時点の主役はGPT-5.6ファミリーで、精度重視のSol、バランス型のTerra、大量処理向けのLunaを処理ごとに使い分けるのが基本の考え方になります。実際、モデルを選び直すだけでコストを18分の1にまで圧縮した事例も公式から公開されています。
料金は従量課金のため、Batch APIの50%オフやキャッシュ入力の活用、ハードスペンドリミットの設定といった「使いすぎない設計」まで含めて考えておくと安心です。あわせて、Assistants APIが2026年8月26日に終了する点も踏まえ、新規開発はResponses APIを前提に進めましょう。
OpenAI APIを使いこなせば、AIチャットボット・顧客向けAIサービス・AIエージェントなど、さまざまなAIツールを構築できます。自社の作業効率が向上するほか、顧客に新たな価値を提供できるので、ぜひ利用してみてください。
最後に
「OpenAI API」を活用すれば、24時間自動応答可能なチャットボットの構築や、自社独自のテイストに合わせた文章の自動生成が実現できます。
「生成AIで新しいプロダクトを作りたい」「もっと本格的に生成AIを業務に組み込みたい」とお考えの方は、ぜひ株式会社WEELにご相談ください。
開発実績として、
・新規事業室での「リサーチ」「分析」「事業計画検討」を70%自動化するAIエージェント
・社内お問い合わせの1次回答を自動化するRAG型のチャットボット
・過去事例や最新情報を加味して、10秒で記事のたたき台を作成できるAIプロダクト
・お客様からのメール対応の工数を80%削減したAIメール
・サーバーやAI PCを活用したオンプレでの生成AI活用
・生徒の感情や学習状況を踏まえ、勉強をアシストするAIアシスタント
などの開発実績がございます。
生成AIを活用したプロダクト開発の支援内容は、以下のページでも詳しくご覧いただけます。
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- ※1:学校法人アルコット学園/しみずがおか幼稚園-チャットツール&AIで業務を着実に効率化!コロナ禍に幼稚園が取り組んだ先進的なDX
- ※2:Azure OpenAI Service
- ※3:LINE アプリで簡単に作れる AI チャットボット! ChatGPT 連携
- ※4:ジェネレーティブAI広告プラットフォーム【Omneky】、ChatGPT APIを活用したクリエイティブ生成ツール”Creative Assistant”をローンチ
- ※5:“日本初”マニュアル自動作成ツールManualForceがChatGPT連携しAIサジェスト機能リリース
- ※6:リファレンスチェックサービスのParameが、ChatGPTを活用した「リスク情報の自動抽出」「質問項目の自動生成」のAIサポート機能を業界初リリース
- ※7:企業情報クラウドサービス「QFINDR」にChatGPTを用いた事業概況の要約機能をリリース
- ※8:ChatGPT “導入止まり”から“活用”へ。Gunosyから業務支援特化 生成AIサービス「ウデキキ」登場 10月13日予約開始 特別な知識がなくてもChatGPTを業務活用できる機能を搭載。初期費用0円キャンペーン実施中
- ※9:kintoneからChatGPTへ作業依頼をしてみよう(Yoom連携)
- ※10:Guide: How to use ChatGPT with Miro
- ※11:ChatGPTを使ってGoogleドキュメントで記事を書く方法:設定方法・使い方を紹介
- ※12:「GMO順位チェッカー」がChatGPT APIを利用して、SEO対策のキーワードを自動提案する新機能の提供を開始
- ※13:サポートチャットボット
- ※14:Adaは、GPT-4を活用したカスタマーサービスの新たな標準を提供
- ※15:GPT-5.6: Frontier intelligence that scales with your ambition
- ※16:Pricing|OpenAI API
- ※17:Deprecations|OpenAI API
- ※18:OpenAI Developers(X)2026年7月30日投稿
- ※19:OpenAI Developers(X)2026年7月22日投稿
- ※20:OpenAI Developers(X)2026年7月28日投稿
- ※21:OpenAI Developers(X)2026年8月17日投稿
- ※22:Azureが販売するFoundryモデル|Microsoft Learn
- ※23:OpenAI Developers(X)2026年7月31日投稿


