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【Adobe Premiere Pro】ビデオ編集ワークフローに生成AIを導入!

Adobe Premiere Pro ビデオ編集 ワークフロー 生成AI 導入

WEELメディア事業部AIライターの2scです。

みなさん、ついにOpenAIの動画生成AI「Sora」が一般公開されました!

なんとシェアNo.1の動画編集ソフト「Adobe Premiere Pro」に、Soraを含む4種の動画生成AIが実装。余った尺やBロールが動画生成で補完できるようになっています!

ということで当記事では、「Adobe Premiere Pro」の動画生成AI機能について解説していきます。その他のAI機能や料金についても取り上げていますので、Adobe Premiere Proに興味のある方は必見です!

ぜひ、最後までお読みくださいね。

なお弊社では、生成AIツール開発についての無料相談を承っています。こちらからお気軽にご相談ください。

目次

Adobe Premiere Proに動画生成AIが実装

「Adobe Premiere Pro」はmacOS / Windowsで……

  • タイムラインでの動画の挿入・カット
  • トランジション / 反転 / モザイク等の追加
  • テロップ・BGMの追加
  • 各種AIによる高度な動画編集

ができる、クリエイターシェアNo.1の動画編集ソフトです。(※1、2)

2024年4月16日、突如としてこのAdobe Premiere Proに以下4種の動画生成AIが実装されました!(※3)

Adobe Firefly Video Model:Adobe自社開発の動画生成AI
 +
Sora:OpenAI製のサードパーティ動画生成AI(一般向け初公開!)
RunwayML:Runway製のサードパーティ動画生成AI
Pika:Pika製のサードパーティ動画生成AI

今回の実装により、Adobe Premiere Proでは動画の拡張やオブジェクトの追加が可能となっています。当記事では、そんなパワーアップしたAdobe Premiere Proの実態に迫っていきます。

なお、Adobeの画像生成AIについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Adobe Premiere Proの生成AI機能4点

各種動画生成AIの実装で、Adobe Premiere Proに新たに加わった機能は……

  • 動画の生成拡張
  • 動画中オブジェクトの追加と削除
  • Bロールショットの生成
  • サードパーティー製動画生成AIの選択

以上の4点。ここからは……

以上のAdobe公式動画を参考にしつつ、Adobe Premiere Proの生成AI機能を解説していきます。

動画の生成拡張

パワーアップしたAdobe Premiere Proなら、動画の尺稼ぎがスマートにできちゃいます。

動画の冒頭or末端の尺が足りていない部分を指定して、「生成拡張」ツールを使うと……

参考:https://www.youtube.com/watch?v=6de4akFiNYM

このように、動画生成AIが元のシーンから動画を生成!シーンの持続やトランジションが補完できてしまうんです。

しかも必要な操作は、マウスのみで完結します。

動画中オブジェクトの追加と削除

動画に登場するオブジェクトの追加や削除も、Adobe Premiere Proなら簡単にできてしまいます。範囲を指定してプロンプトを入力すれば……

以上のとおり、オブジェクトの生成・追加が可能。逆にオブジェクトを削除したい場合は……

マウス操作だけで編集が完結します。これなら、誰でもプロ並みの編集ができちゃう……かもです!

Bロールショットの生成

Bロールショット(主題の合間にはさむ引きの動画)についても、Adobe Premiere Proの動画生成機能で用意ができます。Bロールをはさみたい箇所をタイムライン上で指定して、プロンプトを入力すれば……

このように一瞬で複数の動画が生成されます。あとは気に入ったものを選ぶだけで、Bロールがはさめちゃうんです。

これなら撮影やCG制作に労力をかけなくても、Adobe Premiere Pro一台で見ごたえのある動画が作れますね。

サードパーティー製動画生成AIの選択

Adobe Premiere Proならなんと、OpenAIが開発中の動画生成AI「Sora」も使えちゃいます!というのもAdobe Premiere Proでは、デフォルトの動画生成AI「Adobe Firefly Video Model」に加えて……

  • Sora
  • RunwayML
  • Pika

以上3種のサードパーティ製動画生成AIが開放されているんです。

例えばAdobe Premiere ProからSoraを選択して、

View of city skyline in the rain at night

以上のプロンプトを入力すると……

このように「雨の夜景の動画」が生成できます。リアルと区別できないほどのクオリティですね。

その他、Adobe Premiere ProのAI機能

Adobe Premiere Proには動画生成AI以外にも、さまざまなAIツールが搭載されています。その機能を大まかに分類すると……

  • 文字起こし機能
  • 動画関連のAI機能
  • BGM関連のAI機能
  • 画角関連のAI機能

以上4点です。まずは解説動画で活躍すること間違いなしの「文字起こし機能」から、詳しくみていきましょう!

文字起こし機能

Adobe Premiere Proには、会話音源を文字起こしするAI(Speech-to-Textモデル)が実装済み。ツール自体が会話内容を理解しているため……

  • 音声のテキスト化:文字起こし+配置とフォントの調整機能
  • 文字起こしベースの編集:会話の切れ目で動画をカットする機能
  • スピーチの強調:会話以外の雑音を除去する機能

といったことが可能です!解説動画やインタビュー動画の編集で大活躍してくれそうですね。

動画関連のAI機能

Adobe Premiere Proには、動画の尺や色調を自動編集してくれるAIツールも搭載されています。具体的には……

  • 編集点の自動検出:シーンの切れ目を探し出す機能
  • モーフカット:インタビュー動画の不自然な途切れを解消する機能
  • 自動カラー補正:露出 / コントラスト / ホワイトバランス…etc.を数クリックで補正できる機能
  • カラーマッチ:テイク違い・同シーンの動画間で、色のズレを解消する機能

以上、かゆいところに手が届くような、機能が盛りだくさん。ストレスフリーな動画編集が実現しています。

BGM関連のAI機能

Adobe Premiere Proでは、BGM関連のAI機能も充実。BGMの抑揚と動画内容を自動で一致させる「リミックス」と、会話の有無に応じてBGMの音量を自動調整する「自動ダッキング」が使えます。

画角関連のAI機能

Adobe Premiere Proの「オートリフレーム」なら、一瞬で動画の画角(アスペクト比)が変換できちゃいます。

こちらはカメラで撮影した16:9の横長動画を切り抜いて、SNS用の9:16の縦長動画を自動作成する機能。なんと切り抜きの際には、常時画面中心に動画の主役を置くように補正をかけてくれます!

なお、OpenAIの文字起こしAI「Whisper」について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Adobe Premiere Proの料金体系

Adobe Premiere Proは有料の「Creative Cloudコンプリートプラン」または「Premiere Pro単体プラン」でのみ利用可。(※4)それぞれで使えるソフトの内訳は……

Creative Cloudコンプリートプラン(個人)
  • Photoshop
  • Lightroom
  • Illustrator
  • Adobe Premiere Pro
    • Adobe Premiere Pro
    • Adobe Express
    • Adobe Firefly
  • Acrobat Pro – 単体プラン
  • Adobe Express
Premiere Pro単体プラン
  • Adobe Premiere Pro
    • Adobe Premiere Pro
    • Adobe Express
    • Adobe Firefly

以上のとおりです。

続いて料金は初回7日間の無料体験を除いて、月額 / 年額制で発生します。具体的な金額はプランごとに違っていて……

スクロールできます
個人法人学生・教職員
Creative Cloudコンプリートプラン月々プラン:12,380円/月(税込)
年間プラン・月々払い:7,780円/月(税込)
年間プラン・一括払い:86,880円/年(税込)
10,780 円/月(税込)
(1ライセンス)
【年間プラン・月々払い】
1年目:2,180 円/月(税込)
2年目以降:3,610 円/月(税込)

【年間プラン・一括払い】
1年目:26,162 円/年
2年目以降:43,322 円/年
Premiere Pro単体プラン月々プラン:4,980円/月(税込)
年間プラン・月々払い:3,280円/月(税込)
年間プラン・一括払い:34,680円/年(税込)
なしなし

このように、年払い・団体加入でお得になります。

なお、動画生成AIの企業活用事例について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

生成AI搭載のAdobe Premiere Proで編集を効率化!

当記事では、動画生成AIの実装でますます便利になった動画編集ソフト「Adobe Premiere Pro」を紹介しました。

自社開発の動画生成AI「Adobe Firefly Video Model」を搭載するAdobe Premiere Proなら……

Adobe Premiere Proの動画生成AI機能
  • 動画の生成拡張
  • 動画中オブジェクトの追加と削除
  • Bロールショットの生成
  • サードパーティー製動画生成AI(Sora / RunwayML / Pika)の選択

といったことが可能!その他、文字起こしや自動補正などのAIツールが充実しています。

「これから動画編集を始めたい!」という方はぜひぜひ、Adobe Premiere Proを使ってみてくださいね。

サービス紹介資料

生成系AIの業務活用なら!

・生成系AIを活用したPoC開発

・生成系AIのコンサルティング

・システム間API連携

最後に

いかがだったでしょうか?

弊社では

・マーケティングやエンジニアリングなどの専門知識を学習させたAI社員の開発
・要件定義・業務フロー作成を80%自動化できる自律型AIエージェントの開発
・生成AIとRPAを組み合わせた業務自動化ツールの開発
・社内人事業務を99%自動化できるAIツールの開発
ハルシネーション対策AIツールの開発
自社専用のAIチャットボットの開発

などの開発実績がございます。

まずは、「無料相談」にてご相談を承っておりますので、ご興味がある方はぜひご連絡ください。

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生成AIを社内で活用していきたい方へ

「生成AIを社内で活用したい」「生成AIの事業をやっていきたい」という方に向けて、生成AI社内セミナー・勉強会をさせていただいております。

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また、弊社紹介資料もご用意しておりますので、併せてご確認ください。

投稿者

  • 2sc

    テクニカルライター 大学時代はアリの生態を研究。 ラボで唯一、Pythonを使ってデータ分析を効率化していた。 現在はライターとして、オウンドメディアや学術記事の執筆に当たっている。

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