ChatGPTの企業活用事例10選!仕事・ビジネスでの活かし方を解説

ChatGPT 活用例 企業

WEELメディア事業部リサーチャーのいつきです。

近年、日本企業でも導入が進んでいるChatGPTですが、みなさんの会社では導入が進んでいますでしょうか。

現在日本企業でも、約2割〜5割程度の会社がChatGPTを含む生成AIを業務に活用しているので、まだ活用できていない方は少し危機感をもったほうがよいかもしれません。

そこで今回は、ChatGPTの企業活用事例をご紹介します。最後までお読みいただくと、自社で活かせる活用例が見つかるので、ChatGPTの導入計画が捗ることでしょう。ぜひ最後までご覧ください。

目次

ChatGPTを活用する企業は増えている

参考:https://openai.com/chatgpt/

ChatGPTは、2022年11月にリリースされてから多くの企業が利用しています。リリースから数年たった現在でも、ChatGPTを活用する企業はますます増えている状況です。

Reskilling Campを運営しているPERSOLグループの調査によると、大企業やそのグループ会社のおよそ半数以上(53.8%)の企業が、業務でChatGPT等を活用しているという結果が出ています。※1

中小企業でも、およそ2割の企業が業務でChatGPT等を活用しているとのことです。

したがって、近年導入が進んでいるChatGPTをまだ業務に活用できていない場合は、危機感をもったほうがいいかもしれません。

本記事でも企業の導入事例をご紹介しているので、参考にしながら導入を検討してみましょう。

なお、ChatGPTについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

ChatGPTの企業の活用例10選

ここからはChatGPTの企業の活用事例集をご紹介します。

今回ご紹介するのは、以下10個の事例です。

  • ChatGPTでアンケート時間短縮に成功
  • ChatGPTで営業活動を効率化
  • DiscordにChatGPTを導入
  • ChatGPTで電話DXを推進
  • 業務支援特化の生成AIサービスを開発
  • ChatGPTでマーケティング効率を大幅に向上
  • Excel業務を効率化
  • 自治体IT調達仕様書の自動作成サービスを開発
  • Cozeボットを会社HPに導入
  • 旅行先予約アプリに会話型旅行プランニング機能を導入

それぞれの事例を以下で詳しく紹介していくので、自社での活かし方を模索している方は参考にしてみてください。

今回解説する事例において、弊社がX(旧Twitter)で発見した参考となるツイートを紹介させていただいております。取り下げなどのご連絡は、弊社公式X(旧Twitter)からご連絡ください。

ChatGPTでアンケート時間短縮に成功

ChatGPTの活用事例として、アンケートの分析に活用している企業の例をご紹介します。

上記の投稿を詳しく調べてみると、パナソニックの子会社であるパナソニック コネクトがアンケート分析に、ChatGPTを活用したAIサービスをを利用したとのこと。

その結果、従来なら9時間かかるアンケートの分析業務をたった6分で終了したと報告しています。

このように、人力では多くの時間がかかる業務も、ChatGPTを利用すれば一瞬で終わることがあります。もし、集計業務などに時間がかかっているのであれば、ChatGPTなどのAI活用も視野に入れてみてください。

ChatGPTで営業活動を効率化

ChatGPTの活用アイデアとして、営業活動を効率化している事例があったので紹介します。

投稿者の友人は、営業リストやChromeの拡張機能をChatGPTを活用して自作したようです。

とくに、Chromeの拡張機能は社内のほかの営業担当も利用しているとのことなので、企業単位で導入しているともいえますね。

おそらく、元々は個人でChatGPTを活用していたものの、その効果が認められて社内導入に至ったのでしょう。

生成AIを使いこなせれば、それだけ人材価値が上がるといえるので、個人的に勉強してみるのもおすすめです。

DiscordにChatGPTを導入

会社内での業務連絡にDiscordを導入している企業は珍しくありません。今回の投稿者もそのような企業に在籍しているのですが、ある日突然自社のサーバーにChatGPTが導入されていたという面白い出来事があったようです。

DiscordのサーバーにChatGPTがいれば、ちょっとした疑問をすぐに返答してくれるので、他のメンバーの時間を奪わずに済みます。

LINEやSlackなど、ほかのチャットサービスでもAIの導入が進んでいるので、社内全体でコミュニケーションコストを抑えたい場合は導入を検討してみてください。

ChatGPTで電話DXを推進

カスタマーサービスなどで多くの時間や人員が必要になる電話対応ですが、近年では電話対応を効率化する電話DXが進んでいます。

今回はChatGPTを活用して電話DXを推進する機能をリリースした企業を見つけたのでご紹介します。

今回、電話DXを推進する機能をリリースしたのは株式会社IVRyです。同社が提供しているIVRyというプラットフォームにおいて、ChatGPTを活用した通話音声要約機能を提供しています。

具体的には、IVRy上で利用された通話内容や録音内容を要約して表示する機能で、利用すれば従来音声を聞いて内容を確認していた業務がなくなり、要点を瞬時に確認できるとのことです。

業務支援特化の生成AIサービスを開発

ChatGPTを活用して、新たなサービスを開発した企業を見つけたのでご紹介します。

今回、新たに業務支援特化の生成AIサービスを開発したのは、株式会社Gunosyです。ビジネスメールや議事録の作成など、各業務に特化した機能を搭載した「ウデキキ」というサービスをリリースしています。

今回の事例のように、ChatGPTは新たなサービス開発の可能性に満ち溢れているので、この機会に新たなビジネスモデルを模索されてはいかがでしょうか。

ChatGPTでマーケティング効率を大幅に向上

電子機器メーカーとして有名なAnkerは、マーケティング部門の業務にChatGPTを活用しているようです。

概要をまとめてくれている投稿者がいたのでご紹介します。

Ankerは画像や動画用のシナリオを生成AIで自動生成しているとのことです。その結果、マーケティング部署の業務時間が2時間から15分にまで減ったと報告しています。

今回の事例のように、2時間を15分にまで短縮できれば、月間や年間で大きく時間的コストを節約できます。

ChatGPTはそれだけの可能性を秘めているので、ぜひ積極的に活用してみてください。

Excel業務を効率化

企業向けにExcel業務を効率化する方法を研修で教えている方がいたので、その投稿をご紹介します。

ExcelでChatGPTを活用すれば、ファイル生成や分類などを自動でおこなってくれるとのこと。これらは人力でやると多くの時間がかかったりしますが、これを一瞬でできるのがChatGPTの強みです。

Excelを日常的に使用する企業は多いと思うので、事務作業の効率を上げたい方はChatGPTの導入を検討してみましょう。

自治体IT調達仕様書の自動作成サービスを開発

自社が運営している既存のサービスに、ChatGPTを組み込んで新たなサービスに昇華させている企業を見つけたのでご紹介します。

川口弘行合同会社は、元々自治体向けにIT調達支援サービス「プロキュアテック」を提供していました。

元々あったサービスにChatGPTを導入することで、調達仕様書を自動作成するサービスに昇華させ、さらに便利なサービスにしています。

このように、ChatGPTは既存ビジネスを進化させることにも役立つので、真似できるところは真似していきたいですね!

Cozeボットを会社HPに導入

ChatGPTを活用して作成したAIボットを自社のホームページに導入している方がいたので紹介します。

こちらの投稿者は、GPT-4oで動くCozeボットを会社ホームページに導入したとのこと。閲覧ユーザーは、チャットボットで質問するだけで知りたい情報を瞬時に取得できるので、かなり利便性が上がっています。

自社のホームページからの離脱を防ぎ、ユーザー体験を向上する施策として機能しているようです。

自社ホームページの利便性を上げたい方は、ぜひ導入を検討してみてください。

旅行先予約アプリに会話型旅行プランニング機能を導入

ChatGPTを海外企業が活用している事例を見つけたので紹介します。

旅行先のホテルの予約サイトで有名なExpediaは、ChatGPTを活用した会話型旅行プランニングの機能をアプリに搭載させています。

ユーザーは、AIボットと会話をしながら旅行計画を立てられるようになったので、かなり利便性が増しています。

こうした海外企業の事例も参考になるものが多いので、定期的に目を向けてみてください。

ChatGPTを企業活用するときの注意点

ChatGPTを企業活用するときの注意点として、以下の3つが挙げられます。

  • 回答結果に誤りがある可能性がある
  • 入力した内容が情報漏洩する可能性がある
  • 使い方次第で著作権を侵害することがある

まず、ChatGPTはインターネット上の情報を学習して回答文を作成しているので、情報の参照元次第で回答結果が不正確になる場合があります。

また、トレーニングされた時点の情報を回答しているため、情報が古い可能性がある点にも注意しましょう。次に情報漏洩が起きる原因についてですが、これは入力した内容がモデルのトレーニングに利用される可能性があるためです。

ChatGPTの場合は設定で変更できますが、安易に社外秘の情報をChatGPTに打ち込むのはやめましょう。

ChatGPTは特定の著作物の情報を学習している可能性もあるので、生成した文章や画像に著作物に似た要素が反映されてしまうことがあります。意図しなくとも、著作権侵害として訴えられるケースがあるため、利用する際は十分注意してください。

なお、ChatGPTを企業利用するリスクについて知りたい方はこちらをご覧ください。

ChatGPTはさまざまな分野で活用が進む

ChatGPTはさまざまな分野で活用が進んでいます。もしかしたら、競合他社でもChatGPTで業務効率化が進んでいるかもしれないので、乗り遅れないためにも早急に導入を検討しましょう

なお、今回の記事で紹介したChatGPTの企業導入事例を以下にまとめました。

  • ChatGPTでアンケート時間短縮に成功
  • ChatGPTで営業活動を効率化
  • DiscordにChatGPTを導入
  • ChatGPTで電話DXを推進
  • 業務支援特化の生成AIサービスを開発
  • ChatGPTでマーケティング効率を大幅に向上
  • Excel業務を効率化
  • 自治体IT調達仕様書の自動作成サービスを開発
  • Cozeボットを会社HPに導入
  • 旅行先予約アプリに会話型旅行プランニング機能を導入

上記の事例を参考に、自社で負担が大きいと感じている業務から、ChatGPTによる効率化を検討してみてください。

最後に

いかがだったでしょうか?

弊社では

・マーケティングやエンジニアリングなどの専門知識を学習させたAI社員の開発
・要件定義・業務フロー作成を80%自動化できる自律型AIエージェントの開発
・生成AIとRPAを組み合わせた業務自動化ツールの開発
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などの開発実績がございます。

まずは、「無料相談」にてご相談を承っておりますので、ご興味がある方はぜひご連絡ください。

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投稿者

  • WEEL Media部

    株式会社WEELが運営する生成系AI関連メディア「生成AI Media」は、AIの専門家によるWebメディアです。 AIに特化した編集部がAIの活用方法、導入事例、ニュース、トレンド情報を発信しています。

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