対話型AIとは?ChatGPTなどの生成AIチャットサービスとビジネス活用事例を紹介

対話型AI ChatGPT 生成AIチャットサービス ビジネス活用事例

WEELメディア事業部AIライターの2scです。

みなさん!人間のような受け答えを実現するAI技術「対話型AI」はご存知ですか?

この対話型AIはSiriやAlexa、ChatGPTなどなど、身近なプロダクトに幅広く採用されています!特に、ChatGPTを筆頭とした「生成AI搭載の対話型AI」は注目株。顧客対応自動化からエンタメ、業務サポートまで分野をまたいだ活躍が期待されています。

当記事ではそんな対話型AI、特に生成AI搭載の対話型AIを徹底解説!その定義から似ている技術との違い、メリット・デメリット・具体例までをお見せします。

雲を掴むような説明がされがちな対話型AIですが、当記事では図表を用いてわかりやすく解説します。完読いただくと、あいまいなその立ち位置がわかるかも……

ぜひぜひ、最後までお読みください!

目次

対話型AIとは?

まずは、「対話型AI」の概要について紹介。生成AIを搭載したチャットサービスも含め、定義・特徴・具体例等をお伝えしていきます。それでは以下、詳しくみていきましょう!

対話型AIの概要

「対話型AI(会話型AI)」とは、ユーザーに対人間のような会話体験を提供するAI系ソリューションの総称です。ひとえに対話型AIといっても、機械学習・自然言語処理・音声認識・生成AI…etc.さまざまな技術が内包されています。

この対話型AIにできることは下記のとおり多種多様。ですが、「言葉での入力に対し、自然な言葉での応答が返せる」という共通項があります。

対話型AIにできることの例
  • ユーザーとの文字会話
  • 会話を通したユーザーの問題解決(チャットボット)
  • 娯楽目的での会話
  • ユーザーとの音声会話
    …etc.

そんな対話型AIの身近な例としては……

対話型AIの例
  • Alexa
  • Siri
  • ChatGPT
  • Gemini
  • Claude
    …etc.

以上が挙げられます。生成AI搭載のものからそうでないものまで、まちまちですね。

次項では、なかでも注目を集めている「生成AI搭載の対話型AI」について詳しくみていきましょう。

生成AI搭載の対話型AIについて

2022年末の登場以降、注目を集め続けるOpenAIの生成AIチャット「ChatGPT」も対話型AIの一種。同様に生成AI搭載のものとして、Googleの「Gemini」やAnthropicの「Claude」なども対話型AIにカウントできます。

これら「生成AI搭載の対話型AI」の特徴としては……

「生成AI搭載の対話型AI」の特徴
  • 自然言語への理解力に優れた「大規模言語モデル(LLM)」を搭載
  • テンプレートに依らず、自然な文章をゼロから生成して応答可
  • 指定した役割・口調に沿っての回答も可能
  • 画像入力や音声入力、Webブラウジングに対応したものも登場中

以上のとおり。こちらは最先端の対話型AIで、テンプレートやルールに縛られない、より自然な会話体験が実現しています。

対話型AIに隣接するソリューションとの違い

対話型AIと似ている・混同されがちなソリューションとして、以下の2つが挙げられます。

  • 生成AI
  • チャットボット

ここからは、上記と対話型AIの違いにフォーカスしてみます。まずは、先ほど少し触れた「生成AI」との違いから詳しくみていきましょう!

生成AIとの違い

対話型AIと生成AIには「生成AI搭載の対話型AI」という共通項がありますが、それ以外は全くの別物。下表のとおり、定義レベルで違っています。

スクロールできます
対話型AI生成AI
定義ユーザーに対人間のような会話体験を提供するAIゼロから新しいコンテンツを創出するAI
交わる部分生成AI搭載の対話型AI(LLMチャット)生成AI搭載の対話型AI(LLMチャット)
交わらない部分・従来の自然言語処理(生成ができない)
・音声認識AI
・素のLLM(対話用のUIがない)
・画像生成AI
・動画生成AI
・音楽生成AI
 …etc.

表でお見せした対話型AIと生成AIの違いを図式化すると……

以上のとおり。「対話型でない生成AI」「生成AIを搭載しない対話型AI」が、それぞれ存在しているのです。

チャットボットとの違い

「チャットボット」も対話型AI同様、ユーザーに対して言葉での応答を返すソリューションです。そのなかには、対話型AIと同義の「AIチャットボット」というものも存在します。

ただ、チャットボットと対話型AIの相違点として、「AI非搭載のチャットボット」が挙げられます。実は、チャットボットのなかには、プログラム・ルールベースのみで成立するもの存在。以下のとおり、定義の上ではチャットボットが対話型AIを包括する形になっているのです。

スクロールできます
対話型AIチャットボット
定義ユーザーに対人間のような会話体験を提供する”AI”ユーザーに言葉で返答を行う”技術全般”
交わる部分AIチャットボット(=対話型AI)AIチャットボット(=対話型AI)
交わらない部分なし
・シナリオ型(条件分岐)
・辞書型(Q&Aを丸暗記)

そんな対話型AIとチャットボットの関係を図に起こすと……

以上のとおり。チャットボットはより広範な技術となっています。

なお、AIチャットボットについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

生成AI搭載の対話型AIにできること・メリット

従来の対話型AIには、下記のような強みがありました。

  • 24時間体制での会話の提供
  • 人手不足の解消
  • コア業務に充てる時間の創出

対して「生成AI搭載の対話型AI」は上記に加え、以下のような強みも兼ね備えています。

● 自然な会話体験の提供
● テキストコンテンツの生成
● 各種対応・判断の自動化
● 高度なパーソナライズ

ここからは、今挙げた生成AI搭載の対話型AIにできること・メリット4点を詳しくお伝えしていきます。それでは、会話体験での進化からご覧ください!

自然な会話体験の提供

生成AI搭載の対話型AIでは、より自然で人間に近い会話体験が実現しています。

従来の対話型AIのしくみは、入力に対してテンプレートの中から関連性の高い回答を選んで返すというもの。24時間体制で自動対応が行えますが、文脈に合わせて回答の内容を変えることまではできませんでした。

対して、生成AI搭載の対話型AIは、文法的に正しく文脈に合った回答がその場で生成できます。使用AIモデルや周辺環境によっては多言語対応や知識の追加も可能で、より臨機応変な会話体験が提供できるでしょう。

テキストコンテンツの生成

生成AI搭載の対話型AIは、テキストからなるコンテンツ全般の生成が可能。従来の対話型AIがカバーしていた会話系のタスクの他に、以下のようなタスクまでこなせます。

テキストコンテンツの生成に該当するタスク
  • 長文の要約
  • メール文生成
  • Web記事の本文&HTMLコード生成
  • Python等のプログラミング
  • 口コミの分析・総括
  • 合成データの生成
    …and more!

会話専用のAIツールというよりは、「七つ道具」的なものになっています。

各種対応・判断の自動化

生成AI搭載の対話型AIなら、これまで人間が行なってきたような各種対応・判断も自動で代行できてしまいます。生成AI搭載の対話型AIで自動化できる対応・判断の例は……

自動化できる対応・判断の例
  • 電話やFAX等での受注内容の照会
  • 受信メールをお問い合わせ / 営業 / スパムのいずれかに分類
  • 業務フローの生成
  • 命令をもとにアプリやIoTデバイスを制御
    …etc.

以上のとおり。こちらでも、会話に限定しない活躍を見せてくれるはずです。

高度なパーソナライズ

生成AI搭載の対話型AIでは、外付けのデータベースから知識を引用して回答に含める「RAG(Retrieval-Augmented Generation)」が可能。この応用で過去の会話内容を回答に反映させたり、自社限定のサービスについて回答を提供したりといった、高度なパーソナライズが実現します。

生成AI搭載の対話型AIの弱点・デメリット

生成AI搭載の対話型AIには、従来の対話型AIにない弱点・デメリットもあります。それは……

ハルシネーション:回答に誤情報が混入しうる(RAG使用時も発生)
コンプライアンス違反のリスク:回答に有害コンテンツ・文化的偏見が混入しうる
情報漏えいリスク:回答に社外秘・部外秘の機密情報が混入しうる
 (生成AI自体が機密情報を学習してしまう場合も)

以上の3点。特にハルシネーションが曲者で、正確性を重視する場面では、生成AI搭載の対話型AIの活用が困難になります。

生成AI搭載の対話型AIのプロダクト例

ここからは、実際にリリースされている「生成AI搭載の対話型AI」の例を9つ紹介。無料プランの設定やアプリの有無も含めて、それぞれの概要をお届けしていきます。

まずは、生成AI搭載の対話型AIの代表格「ChatGPT」から、詳しくみていきましょう!

ChatGPT

OpenAIが送るChatGPTは、生成AI搭載の対話型AIの元祖。2022年11月にGPT-3.5を搭載したブラウザアプリとして登場しました。従来の対話型AIになかった下記を備えており、登場当初より注目を集めてきました。

世間に衝撃を与えたChatGPTのすごいところ
  • 前後関係込みで文章を理解する能力
  • 人間並みの文章での返答能力
  • 日常会話から専門分野まで幅広い知識量

ChatGPTはその後も下記のアップデートで注目を集めていて、今なお「生成AIのトップランナー」として認知されています。

  • 画像内の状況を言語化・把握できるMLLM「GPT-4V」の実装
  • 画像生成AI「DALL-E 3」の実装
  • 自然言語だけでAIツールが作れる機能「GPTs」の実装
  • テキスト・画像・音声入力が1モデルで可能なMLLM「GPT-4o」の実装
    …and more!

そんなChatGPTの詳細は下表のとおりで、登場当初よりもできることが増えています。

詳細
機能・テキスト生成
・ソースコード生成
・Webブラウジング
・画像入力
・ファイルアップロード
・画像生成
・音声会話
・AIツールの作成・使用(GPTs)
日本語対応
アプリの有無◯(iOS / Android / macOS)
無料プランの設定
有料プランの料金月額20ドル〜
搭載生成AIモデル・GPT-4o / GPT-4o mini
・OpenAI o1 / OpenAI o1 mini
・DALL-E3

なお、ChatGPTについて詳しく知りたい方は下記の記事も要チェックです!

公式サイト:ChatGPT

Gemini

Googleが送る「Gemini」も、ChatGPTに並んで有名な生成AI搭載の対話型AIです。こちらはもともと、2023年2月に「Bard」として登場していましたが、2024年2月に「Gemini」へとリニューアルしています。

そんなGeminiの強みは素のChatGPTにない、Googleならではの連携機能の数々です。具体的には以下の連携先の情報をもとに、会話・回答が提供できます。

Geminiならではの連携先
  • Google Workspace(Gmail / Googleドキュメント / Googleドライブ)
  • Googleマップ
  • Googleホテル
  • Googleフライト
  • YouTube
  • YouTube Music

その他の機能・料金は下表のとおりで、今後は2Mトークン(=PDF1,000ページ分)もの入力に対応したAIモデルも実装されるようです。

詳細
機能・テキスト生成
・ソースコード生成
・Webブラウジング
・画像入力
・ファイルアップロード
・画像生成
・音声入力
・読み上げ
・GmailやGoogleドキュメント等との連携
日本語対応
アプリの有無◯(Android)
無料プランの設定
有料プランの料金月額2,900円〜
搭載生成AIモデル・Gemini Pro 1.0
・Gemini Ultra 1.0

なお、Geminiについて詳しく知りたい方は下記の記事も要チェックです!

公式サイト:Gemini

Claude

「Claude」はAnthropicが2023年3月から提供している生成AI搭載の対話型AIになります。

Anthropicは、GPTシリーズの開発に携わった元OpenAIメンバーによって創業された会社です。その主力商品たるClaudeにもOpenAI仕込みのノウハウが活かされていて……

Claudeのすごいところ
  • 理数科目&コーディングでGPT-4oをも凌駕するLLM「Claude 3.5 Sonnet」を搭載
  • ハルシネーション対策が徹底されている
  • 回答の安全性も徹底的に高められている

以上のとおり、ChatGPTをも超えうる性能が実現しています。

その他、Claudeの詳しい機能・料金は下表のとおり。今後の躍進に期待ができそうです。

詳細
機能・テキスト生成
・ソースコード生成
・画像入力
・ファイルアップロード
・音声入力
・フローチャートやSVGのリアルタイム描画(Artifacts)
日本語対応
アプリの有無◯(iOS / Android)
無料プランの設定
有料プランの料金月額20ドル〜
搭載生成AIモデル・Claude 3.5 Sonnet
・Claude 3 Opus
・Claude 3 Sonnet
・Claude 3 Haiku

なお、Claudeの最新版について詳しく知りたい方は下記の記事も要チェックです!

公式サイト:Claude

Microsoft Copilot

「Microsoft Copilot(Copilot)」はMicrosoftが送る、生成AI搭載の対話型AIの総称です。2023年2月に登場したブラウザ版「BingAI」をルーツとして、下記の製品群に派生しています。

Microsoft Copilotシリーズの一覧
  • Microsoft Copilot(Copilot):旧BingAIや旧Bing Image Creatorを統合したブラウザorアプリ用の対話型AI
  • Copilot in Windows:WindowsのPC内で広く使える対話型AI
  • Microsoft 365 Copilot:同社のオフィスアプリと連携できる有料の対話型AI
  • Microsoft Copilot Studio:Copilotをカスタムできるローコードツール

このMicrosoft Copilotの詳細については、下表をご確認ください。

詳細
機能・テキスト生成
・ソースコード生成
・Webブラウジング
・画像入力
・画像生成
 …etc.
日本語対応
アプリの有無◯(Windows / iOS / Android)
無料プランの設定
有料プランの料金月額30ドル〜
搭載生成AIモデル・GPT-4o
・DALL-E3

なお、Copilotの有料版について詳しく知りたい方は下記の記事も要チェックです!

公式サイト:個人用 AI アシスタント – Copilot

Github Copilot

「Github Copilot」は開発プラットフォームのGithubが送る、コーディング支援に特化した生成AI搭載の対話型AIです。こちらはなんと、ChatGPTよりも歴史が長く、2021年6月にGPT-3搭載の初版が登場しています。

そんなGithub Copilotの機能としては……

Github Copilotの機能
  • ソースコードの生成・提案・自然言語での解説が可能
  • PythonやJavaScript、C言語…etc.主要なプログラミング言語に対応
  • SQLやHTML、Markdown…etc.プログラミング以外の言語にも対応

以上のとおり。VSCodeやVisual Studio等のコードエディタ内で生成AIの知恵が借りられます。その他詳細は下表を要チェックです。

詳細
機能・ソースコードの生成
・ソースコードの解説
日本語対応
アプリの有無△(GitHub Mobile内で使用可)
無料プランの設定×
有料プランの料金月額10ドル〜
搭載生成AIモデル・GPT-4o
・OpenAI o1

なお、コーディング用の生成AIについてまとめて知りたい方は下記の記事も要チェックです!

公式サイト:GitHub Copilot · Your AI pair programmer

Perplexity

Perplexity AIが2022年8月から提供している「Perplexity」は、Webブラウジング・検索に特化した生成AI搭載の対話型AIになります。こちらは元Google AIの研究者が開発に携わっていて……

Perplexityのすごいところ
  • 「検索に基づく生成」と「引用元の表示」で、回答の正確性を担保
  • 文章を使ったセマンティック(意味的)な検索が可能
  • GPTシリーズやClaudeシリーズ等、最強格のLLMも選択可能(有料プラン限定)

以上のスペックが実現。Googleを超えうる次世代の検索エンジンとして、注目を集めています。

その他、Perplexityの詳細は下表をご覧ください。

詳細
機能・Webブラウジング
・画像入力
・動画入力
・引用付きの要約
・要約の記事化
・数学
・コーディング系の回答
・画像生成
日本語対応
アプリの有無◯(iOS / Android)
※mac版も登場予定
無料プランの設定
有料プランの料金年額200ドル〜
搭載生成AIモデル・独自のLLM
・GPT-4 Turbo
・GPT-4o
・Llama3
・Claude3
・Playground v2.5
・DALL-E 3
・Stable Diffusion XL
 …etc.

なお、Perplexityについて詳しく知りたい方は下記の記事も要チェックです!

公式サイト:Perplexity

Notion AI

「Notion AI」はメモアプリのNotionに2023年2月から搭載されている生成AIツールで、対話型AIとしての機能も提供しています。主な機能はユーザーからの入力に対する提案・補完で、その他下表のような便利機能が満載です。

詳細
機能・テキスト生成
・JavaScript生成
・Notion内検索
・引用
・外部ツール検索(Slack等)
日本語対応
アプリの有無△(Notionアプリ内で使用可)
無料プランの設定×(アドオンが発生)
有料プランの料金月額10ドル〜
搭載生成AIモデル・GPT-4
・Claude

なお、NotionAIについて詳しく知りたい方は下記の記事も要チェックです!

公式サイト:Notion AIが新しくなりました

Cotomo

Starley株式会社が2024年2月にリリースした「Cotomo」は、国産で生成AI搭載の対話型AIになります。こちらは各種コンテンツ生成を省いた音声会話特化型で、相槌を打ちながらのリアルな受け答えが可能。音声が男性2種類・女性2種類から選べて、「AI彼氏・彼女」的な楽しみ方ができてしまいます。

詳細
機能音声会話
日本語対応
アプリの有無◯(iOS / Android)
無料プランの設定
有料プランの料金なし
搭載生成AIモデルGPTシリーズ

なお、Cotomoについて詳しく知りたい方は下記の記事も要チェックです!

公式サイト:Cotomo

Character.AI

「Character.AI」は同名のスタートアップによる、エンタメ特化&生成AI搭載の対話型AI。下記の機能をユーザーに提供しています。

  • 独自の口調・振る舞いをもったキャラクターの作成(LLMの回答のカスタマイズ)
  • 作成したキャラクターのシェア
  • 自作or公開中のキャラクターとの会話

そんなCharacter.AIでは、偉人や版権キャラを模したキャラクターが作成・シェアされています。アニメファンなら誰もが一度は抱く「次元の壁を超えたい!」という願いが叶っちゃうかもしれません。

詳細
機能・キャラクターとの会話
・キャラクターの作成
日本語対応
アプリの有無◯(Android)
無料プランの設定
有料プランの料金月額9.99ドル〜
搭載生成AIモデル独自のLLM

なお、Character.AIについて詳しく知りたい方は下記の記事も要チェックです!

公式サイト:Character.AI

生成AI搭載の対話型AIの活用シーン

最後に、生成AI搭載の対話型AIで想定される活用シーンを3つご紹介します。まずは、カスタマーサービスから詳しくみていきましょう!

カスタマーサービス

生成AI搭載の対話型AIは、カスタマーサービスへの組み込みが可能。具体的には、以下のような活用法が想定されます。

  • RAGとの組み合わせで自社サービスについての問い合わせ対応を自動化
  • 音声認識AI・合成音声との組み合わせで電話対応を自動化
  • LINEへの組み込み

今後は24時間365日稼働するカスタマーサービスが当たり前になるかもしれませんね。

キャラクターものの会話サービス

生成AI搭載の対話型AIは、キャラクターものの会話サービスにも応用されています。

エンタメ色の強いこの分野では、回答の正確性を気にすることなく生成AIが公開可能。現時点でも……

  • AIキャラクターの作成・シェアができる「Character.AI」(先述)
  • AIキャラクターと擬似恋愛ができる「恋するAI」(※1)
  • AIキャラクターが恋愛相談に乗ってくれる「ククリさま」(※2)

といった多彩なサービスが登場しています。

業務用コパイロット

生成AI搭載の対話型AIは、一部業務のサポートも可能。頼れる「コパイロット(副操縦士)」として、会話を挟みながら下記業務を手伝ってくれます。

  • 社内文書生成
  • メール文章生成
  • 文字起こしの要約
  • PDF資料の予約
  • 業務フローの生成
  • スプレッドシートの操作代行
  • スライドショーの生成
    …etc.

こちらは生成AIならではの使い道ですね。

なお、生成AIを活用した業務効率化について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

生成AI搭載でより人間に近づいた「対話型AI」

当記事では対話型AI、特に生成AI搭載の対話型AIについて詳しくお伝えしました。ヒューマンライクな会話体験を提供できる対話型AIですが、生成AIを搭載することによってさらに、以下のようなことまでできてしまいます。

生成AI搭載の対話型AIにできること
  • 自然な会話体験の提供:テンプレートに依らない受け答えが可能
  • テキストコンテンツの生成:文章からソースコードまで可能
  • 各種対応・判断の自動化:メールの分類や外部ツールの制御が可能
  • 高度なパーソナライズ:過去の会話内容や自社データに基づく回答が提供可

そんな生成AI搭載の対話型AIはChatGPT・Gemini・Claudeをはじめとして、新しいプロダクトが続々と登場&進化中!今後は、顧客対応から娯楽まで、その活躍の場を広げていくと考えられます。

もしかしたら近い将来、「話し相手が人間か生成AIかの区別もつかなくなる時代」が到来しちゃう……かも。WEELをチェックして、今のうちに生成AIと仲良くなっちゃいましょう!

最後に

いかがだったでしょうか?

弊社では

・マーケティングやエンジニアリングなどの専門知識を学習させたAI社員の開発
・要件定義・業務フロー作成を80%自動化できる自律型AIエージェントの開発
・生成AIとRPAを組み合わせた業務自動化ツールの開発
・社内人事業務を99%自動化できるAIツールの開発
ハルシネーション対策AIツールの開発
自社専用のAIチャットボットの開発

などの開発実績がございます。

まずは、「無料相談」にてご相談を承っておりますので、ご興味がある方はぜひご連絡ください。

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「生成AIを社内で活用したい」「生成AIの事業をやっていきたい」という方に向けて、生成AI社内セミナー・勉強会をさせていただいております。

セミナー内容や料金については、ご相談ください。

また、サービス紹介資料もご用意しておりますので、併せてご確認ください。

投稿者

  • 2sc

    テクニカルライター 大学時代はアリの生態を研究。 ラボで唯一、Pythonを使ってデータ分析を効率化していた。 現在はライターとして、オウンドメディアや学術記事の執筆に当たっている。

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