Claudeの裏技10選!作業効率を爆上げしてくれる超テクニックを解説
WEELメディア事業部リサーチャーのいつきです。
突然ですが、みなさんはAIアシスタントの「Claude」を活用できていますか?
普通に使うだけだと、想定通りの回答が得られないことも多いので、気づいたら使わなくなっていたという方も多いと思います。しかし、世の中にはClaudeを使いこなして業務の生産性を爆上げしている方がいるのも事実です。
そこで今回は、Claudeを使った裏技を10個ご紹介するので、自分でもできそうなものから真似してみてください。
最後まで目を通していただくと、Claudeの意外な使い道に気づけるので、既存の業務を少しでも効率化できるはずです。
ぜひ最後までご覧ください。
Claudeとは
Claudeとは、米国スタートアップ企業のAnthropic(アンソロピック)社が提供しているAIアシスタントです。ChatGPT同様AIチャットボットとして使えるので、テキスト形式のプロンプトでさまざまなタスクを処理できます。
なお、2024年7月現在の最新バージョンとしてClaude 3.5 Sonnetがリリースされていますが、その能力はChatGPTを凌ぐほどと言われています。
Claude 3のときからHaikuとSonnetはWeb上で無料で利用できましたが、Claude 3.5 Sonnetも無料で利用可能です。
なお、Claude 3.5 Sonnetについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
Claudeの強み
Claudeの強みは、なんといっても回答の速さと精度の高さです。とくに、最も高性能な「Claude 3.5 Sonnet」は、ベンチマークテストにおいて、GPT-4oよりも高い能力を発揮しています。
ほかにも、画像認識精度に優れているのもClaudeの強みです。うまく使いこなせば、ChatGPT以上に業務に革新をもたらすツールになることでしょう。
Claudeを使った裏技10選
早速、Claudeを使った裏技10選をご紹介していきます。
今回ご紹介するのは、以下10個の事例です。
- 手書きの答案から解説
- スマホからスライド作成
- 画像を表示させる
- 説得力をあげるプロンプト
- デザインの調整
- コーディング能力をあげるプロンプト
- 出力される解答の質を変化させるプロンプト
- ゲーム開発
- 目標までにこなすべきタスクの提案
- 資料の図解
今回解説する事例において、弊社がX(旧Twitter)で発見した参考となるツイートを紹介させていただいております。取り下げなどのご連絡は、弊社公式X(旧Twitter)からご連絡ください。
手書きの答案から解説
こちらの事例では、手書きの答案を画像データとしてClaudeに読み込ませて、解説をしてもらっています。
手書きの答案には、その答えを導き出すに至ったプロセスが書かれていますが、Claudeはそのプロセスをわかりやすいように映像の形式で解説してくれています。
この技術を応用すれば、企業がプレゼンで使用する資料もClaudeで効率よく作成できそうです。
スマホからスライド作成
Claudeを使えば、スマホを使ってスライドを作成することもできます。
Claudeに、テキストや画像を使いながら、作りたいスライドの構想を伝えれば、スマホだけで簡単にスライド資料を作れます。
本来なら、PCを使って何時間もかかる作業ですが、Claudeならスマホで一瞬で終わらせられるのが魅力です。
「今PCを持っていないけど、急にスライド資料が必要になった」という問題に直面しても、Claudeさえあれば解決できそうですね!
画像を表示させる
Claudeで画像を表示する裏技を紹介している方がいたので共有します。
Xで紹介していたnoteを背景したところ、どうやらClaudeのArtifacts機能を使って画像を表示しているようでした。
本来であれば、Claudeで特定の画像を表示させようとしてもダミー画像に置き換えられてしまうのですが、画像を入力するためのコンポーネントを先に指示するなどの工夫をして解決しています。
Claudeの画像問題は、多くの方が直面していたので、まさに裏技といえそうですね!
説得力をあげるプロンプト
Claudeの裏技として、出力する情報の説得力を上げるためのプロンプトが共有されています。
基本的に、ClaudeのようにAIが出力する文章は、どこか説得力に欠けることが多いです。しかし、上記の方法でマジカルワードを取り入れれば、読み手に信頼されやすい文章が出来上がるとのことです。
とくに、商品のランディングページや広告などの文章をClaudeで生成する際に役立ちそうですね!
AIの出力する文章を手直しするのに時間がかかっている方は、ぜひ試してみてください。
デザインの調整
Claudeでデザインを調整する裏技を紹介している方がいたので、以下で共有します。
上記の投稿者は、以下の流れに沿って、生成AIだけで実用レベルのデザインを作成しています。
- Artifact機能でデザインの下書きを作成
- Claudeから画像を抽出
- Claudeの画像を編集可能な形に変換
- CanvaのAI機能で画像編集
まとめると、Claudeはおおまかなデザインを作成し、調整できる形で出力する役割を担っています。そのうえで、CanvaのAI機能で背景やテキストを調整してデザインの完成度を高めていました。
生成AIを使ったデザイン作成にいまいち満足できていない方は、真似してみてください。
コーディング能力をあげるプロンプト
今度は、コーディング能力を上げるプロンプトを編み出した方がいたのでご紹介します。こちらの投稿は、Xでも900以上のいいねを獲得しており、今回ご紹介する裏技のなかでは、最も高い注目を浴びていました。
ポイントは、プロンプトにてClaudeの役割を条件付けすることと、コードを生成する際の手順や条件を提示することです。
Xの投稿にて、プロンプトの一例が共有されており、そちらを最初にプロンプトで入力するだけで、Claudeのコーディング能力が上がるようです。
コーディングの精度で悩んでいた方は、ぜひ真似してみてください。
出力される解答の質を変化させるプロンプト
こちらの投稿者は、Claudeで出力される回答の質を変化させる裏技を思いついたようです。
裏技の詳細をまとめると、以下のとおり使い分けができます。
メタ認知を誘発して
→哲学的思考で論理的な文章を生成する
メタ認知を抑制して
→直感的でシンプルな文章を生成する
これらをうまく使い分ければ、利用シーンごとに最適な文章をClaudeで生成できるようになります。
文章のテイストを少し調整したいときに、おすすめの裏技です。
ゲーム開発
Claudeでゲームを開発している方がいたのでご紹介します。
上記の投稿者は、ClaudeのArtifacts機能を使って、ゲームを開発したようです。土管の間を潜り抜けるシンプルなゲームですが、生成AIだけで作ったとなれば凄いですよね!
今後、Claudeが改良を重ねていけば、もっと複雑なゲームを開発できるようになるかもしれません。
目標までにこなすべきタスクの提案
こちらの投稿者は、Claudeで、目標までにこなすべきタスクを分解して提案してくれるプロンプトを考えついたようです。
投稿では、「商談成功率UP」という1つの目標に対して3つのサブゴールを設定し、それぞれのサブゴールを達成するためにこなすべきタスクを3つずつ提案していました。
よく1つの目標を達成するためには、小さなゴールを繰り返し達成する必要があるといいますが、この小さなゴールを思い浮かばないケースも多いと思います。
そのような場面に直面したら、Claudeの裏技でタスクを分解してみてください。
資料の図解
Claudeの裏技として、PDF等の資料を一瞬で図解できるプロンプトを公開している方がいたので紹介します。
こちらの投稿者が紹介しているプロンプトを使えば、複雑でわかりにくい論文も箇条書きや図を使ったわかりやすい資料に早変わりします。
自身が資料を理解する際に役立つのはもちろん、ほかの方にわかりやすく説明したいときにも有効です。
とくに、生成AIの説明をしている論文は、複雑でわかりにくいものが多いので、こちらの裏技が役立ちそうですね!
なお、生成AIを利用するリスクについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
Claudeの裏技を真似して業務を効率化しよう
今回の記事では、Claudeの裏技として以下10個の事例をご紹介しました。
- 手書きの答案から解説
- スマホからスライド作成
- 画像を表示させる
- 説得力をあげるプロンプト
- デザインの調整
- コーディング能力をあげるプロンプト
- 出力される解答の質を変化させるプロンプト
- ゲーム開発
- 目標までにこなすべきタスクの提案
- 資料の図解
どの事例も、プロンプトを真似するだけで簡単に利用できるものが多いので、それほど難しくありません。
とくに、デザイナー・プログラマー・コンサルタントなど、幅広い業種の業務効率化を実現できるのがポイントです。
これらの裏技を知っているだけでも、業務効率が上がったり、余計なコストを消費しなくなったりするので、ぜひ今回学んだ知識を有効活用してください。
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