2億以上の論文データを学習させたGPTs「Consensus GPT」の使い方を解説
みなさんは、GPTs Storeで公開されている「Consensus GPT」をご存知でしょうか?
このツールは、2億以上の論文を学習しており、その中から関連した内容を見つけ出し情報を出力します。Consensus GPTは、引用元のリンクも提示するため、情報の確認も簡単に行えハルシネーションを防ぐことが可能です。
この記事では、Consensus GPTの概要や利用方法、機能、そして実際に使ってみた内容を紹介します。最後まで読んでいただくことで、Consensus GPTの機能や導入方法がわかり、正確な情報をいち早く見つけられるようになるでしょう。
ぜひ、最後までご覧ください。
GPTs「Consensus GPT」とは?
Consensus GPTとは、OpenAIの技術「Generative Pre-trained Transformer」をベースに、Consensus社が開発したGPTsです。このツールは、2億件以上の論文を検索し、関連する情報を提供します。
Consensus GPTは情報を提供する際、引用先のリンクを提示するため、ハルシネーションではないことが簡単に確認できます。このツールを使用することで、簡単に論文を調べられ、実際の研究結果に基づいた内容を把握できるためとても便利です。
Consensus GPTは、リサーチアシスタント機能があり、科学研究に関する情報に詳細に答えることが可能です。
参考記事:Consensus GPT
なお、世界で一番使われている最強GPTsについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→【GPT Store神ランキングトップ10】世界で一番使われている最強GPTs10選
Consensus GPTの利用方法
Consensus GPTの利用方法を紹介します。まず、左上の「GPTを検索する」をクリック。
次に検索画面が出るので、「Consensus」と入力。すると下にツールが表示されるので選択します。
「Consensus」は人気があるGPTsなので、下の方にあるランキングに入っています。そのため、検索せずにランキングから選ぶことも可能です。
この画面になれば、「Consensus」を利用可能です!
あとは、聞きたい内容を具体的に質問することで、答えてくれます。
Consensus GPTの機能
Consensus GPTには、論文を基に情報を提供したり、引用リンクを出力したりと便利な機能があります。ここでは、論文の検索方法や実際に論文を基に生成された回答を紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
論文の検索
Consensus GPTの論文検索方法は、質問する際に、できるだけ具体的に質問することが大切です。例えば「ドーパミンとはなんですか?」や「ストレスを解消する方法は何ですか?」ではなく、「ドーパミンは、どのような状況のときに出るものですか?」や「ストレスは体や精神的にどのような影響を与えますか?」のような感じです。
具体的に質問することで、より詳細な情報を出力し、知りたい情報が出力されやすくなります。漠然とした質問をするのではなく、具体的に知りたい内容を入力しましょう。
論文を基にした回答の生成
実際に「ドーパミンは、どのような状況のときに出るものですか?」と質問した回答がこちらです。
具体的に説明してあり、どのような状況でドーパミンが出るのかがわかります。ドーパミンは、さまざまな状況で放出されており、快楽だけでなく注意力を高める効果もあるのですね。
次に、「ストレスは、体や精神的にどのような影響を与えますか?」と質問してみました。
ストレスが健康や精神的に与える影響について詳しく出力されており、社会全体の福祉にとって重要であると論文で発表されていると報告されています。
Consensus GPTは、情報の生成スピードも早いため、非常に便利です。
なお、ChatGPTを企業利用するリスクについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→ChatGPTを企業利用するリスクと対策5選|実際の企業事例と共に解説
Consensus GPTの評価・類似サービス
Consensus GPTの評価はこちらです。
日本語対応 | 対応可能 |
---|---|
使う職業 | 研究学者医療関係学生商品開発 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
今後も使いたいか | ハルシネーション対策がしてあり、情報の確認がしやすい。また、質問の仕方も簡単かつ情報の出力が早いため、使いやすい。 |
Consensus GPTを使用することで、学生は論文を書く際に知りたい情報を簡単に見つけられ、作成スピードが上がるでしょう。また、商品開発を行っている企業では、知りたい成分について調べることができます。成分の効果について情報を出してもらうことで、商品開発する際に役立てられます。
類似サービスSciSpaceの評価はこちらです。
日本語対応 | 対応可能 |
---|---|
使う職業 | 研究学者医療関係学生商品開発 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
今後も使いたいか | 表にして出力されわかりやすい。情報は英語で出力されるため、日本語で出力させる場合は「日本語で」と入力する必要がある。 |
SciSpaceは、2億以上の論文データとオープンアクセスのPDFへアクセス可能です。このツールも、引用元を提示してくれるため、ハルシネーション対策がされています。また、自身が持っているPDFをアップロードをし、内容を効率的に把握することができます。SciSpaceは、画像データに基づいた内容の分析や情報抽出が可能です。
なお、最強GPTsで業務効率化・自動化する使い方について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→【GPT Store業務活用ランキングTOP12】最強GPTsで業務効率化・自動化する使い方事例
Consensus GPTを利用し正確な情報を出力させよう!
Consensus GPTの概要や機能、実際に使ってみた内容を紹介しました。Consensus GPTは、2億以上の論文から情報を出力し、引用元のリンクを提示するので安心です。
このツールに質問する場合は、具体的に聞きたい内容を入力しましょう。例えば、「ビタミンCは何ですか?」という質問より「ビタミンCは体にどのような効果を与えますか?」といった感じです。
Consensus GPTを使用することで、信頼できる論文の情報が提供されるため、正確な意思決定を行えます。また、論文を読む時間が短縮され、効率的に作業できます。
ぜひ、Consensus GPTを活用してみてください!
WEELの生成AIへのスタンス
ChatGPTやStable Diffusionなど使い勝手の良いAIサービスは沢山あります。そういったもの1度使ってみて、もっとこうしたい、こう言った使い方をしたいと言った方に向けてカスタマイズを勧めております。
もし、自社で生成AIを活用したいという場合は
1. 汎用的な生成AIツールを導入し、定着させる
2. 業務を生成AIに解けるタスクまで分解し、自動化する
のどちらかが良いと思います。
弊社では
1の場合、生成AIセミナーの実施や生成AIコンサルティングなどで、AI専門家による生成AI活用指導
2の場合、PoC開発やソリューション開発などで、LLMエンジニアやAIコンサルタントが御社にあったAIツールの開発を行います。
無料相談にてご相談を承っておりますので、興味がある方は以下からご連絡ください。
→無料相談で話してみる
「生成AIを社内で活用したい」「生成AIの事業をやっていきたい」という方に向けて、朝の通勤時間に読めるメルマガを配信しています。
最新のAI情報を日本最速で受け取りたい方は、以下からご登録ください。
また、弊社紹介資料もご用意しておりますので、併せてご確認ください。