ついにiPhoneにも生成AIを搭載!AI搭載でiPhoneはどう変わるのか徹底解説
Appleが新型iPhoneに生成AI搭載するのではないかという情報が公開され、期待している人は多いのではないでしょうか。※1
著者もiPhoneユーザーということもあり、このトピックについてはとても興味があり、どのような新型iPhoneが誕生するかワクワクが止まりません。
この記事は、新型iPhoneのリーク情報をもとにまとめた記事となります。最後までお読みいただくと、新型iPhoneの現状や生成AIを搭載したスマートフォンの機能について理解できるので、ぜひ最後までお読みください。
新型iPhoneに生成AIを搭載予定
近年、各分野で生成AIが注目されていますが、その中でもスマートフォンへのAI搭載という話題を耳にするようになりました。実際にサムスンから発売されているGalaxy S24にはAIが搭載されており、最先端技術を搭載したスマートフォンが注目を集めています。※2
そうした世の中の流れに遅れながらも、Appleも次回の新型iPhoneに生成AIを搭載するのではないかという噂が流れています。実際にOpenAIのChatGPTやGoogleのGeminiの機能の統合に向けて交渉しているとの情報がリークされていることから、新型iPhoneに生成AIが搭載される可能性は高いでしょう。
従来のiPhoneにも音声アシスタントのSiriや画像処理プロセスなどAI技術が活用されていましたが、本格的に生成AIが導入されれば、さらに利便性は上がると予想されています。
Appleが交渉している2社
前述の通り、現在AppleはOpenAIとGoogleと交渉しているとのリーク情報がでています。では、Appleが交渉している2社はどのような生成AIを開発しているのでしょうか。それぞれの会社について解説します。
OpenAI
昨今の生成AIブームの火付け役として、今もなお世界中で多くのユーザーが利用している最も有名な生成AIのChatGPTを開発したのがOpenAIです。日本でも行政や一般企業で導入が進んでいます。
ChatGPTは、生成AIとしての性能の高さはもちろん、GPTsと呼ばれる拡張機能も多く存在します。そのため、カスタマイズ性が高く、あまりプログラミング知識がない人でも自分好みにカスタマイズすることができるのが魅力の一つです。
正式な情報は非公開ですが、AppleとOpenAIは新型iPhoneの基本ソフト「iOS 18」へChatGPT機能の統合に向け、合意条件の最終調整段階まで進んでいるとの情報もでています。このことから新型iPhoneに搭載される生成AIはChatGPTが最有力候補と言われています。
なお、ChatGPTについて詳しく知りたい方は、下記の記事も合わせてご覧ください。
大手インターネット関連企業のGoogleが開発した生成AIは、もともとBardという名称で公開されていましたが、2024年2月にGoogleの生成AI製品をGeminiへのリブランディングを発表。それに伴い、BardからGeminiへと名称が変更されました。
Geminiの特徴といえば、ChatGPTのように対話型AIとしてだけではなく、Googleが提供しているGoogle WorkspaceやGmeilと連携することで、連携しているメールアドレス宛に届いた内容やGoogleドライブに保存されている資料を検索できます。このように、幅広いGoogle提供のサービスとシームレスに利用できる点が大きな特徴と言えるでしょう。
Geminiも新型iPhoneへの搭載に向けて協議中ですが、こちらも合意に至っていないとのことです。
なお、Geminiについて詳しく知りたい方は、下記の記事も合わせてご覧ください。
iPhoneへの生成AI導入に立ちはだかる壁
このように、iPhoneでも生成AI搭載に向けてプロジェクトが進行中ですが、導入には立ちはだかる壁がいくつかあります。次に、iPhoneへの生成AI導入に立ちはだかる壁について簡単に説明します。
搭載チップの開発
負荷のかかる生成AIをスペックの低いデバイスで利用すると、生成スピードが遅かったり、エラーを吐いてしまい正常に動作しないことがあります。
iPhoneも同様で、生成AIに対応したある程度のスペックを持ち合わせた新たなチップを開発しなければ、満足に生成AIを利用できるiPhoneを作ることはできないでしょう。
近年のAppleの動向をみても生成AIに力を入れており、iPhoneだけではなく、MacやiPadなども生成AIに対応した新たなチップの開発が進んでいるでしょう。また、正確な情報はでていませんがチップの性能上デバイス上で利用できない一部機能をクラウドサーバーを活用してカバーするのではないかとiいわれています。
他社生成AIとの連携
冒頭でも解説した通り、現在OpenAIとGoogleの2社と協議中であることがリークされています。この交渉がどこまで進んでいるかは、公式情報ではないためはっきりとしたことはいえませんが、OpenAIはiOS 18へのChatGPT機能の統合に向け合意条件を最終調整しているとの情報がでています。
しかし、完全な合意には至っておらず、もしかしたら連携できない事態に発展する可能性も少なくないでしょう。Appleとしても他社に遅れを取らないためにも慎重に協議を進めていく必要があります。
生成AI搭載のiPhoneでできることは
2024年5月12日現在では、公式からの情報はなく生成AIが搭載されたiPhoneでどのような機能が追加されるのかは分かりません。しかし、主要な翻訳機能や画像の加工、さらには音声アシスタントのSiriが改良されるのではないかと噂されています。
正確な情報については、公式の情報を待ちましょう。
生成AI搭載のスマートフォンでできること
ここまで、新型iPhoneへの生成AI搭載について解説してきましたが、現在販売されている生成AI搭載のスマートフォンでは一体何ができるのでしょうか。
次にGalaxy S24を例に、生成AI搭載のスマートフォンでできることをご紹介します。
翻訳機能
従来の翻訳機能といえば、テキストや音声を入力し出力結果を待つ必要があり、スムーズに会話ができるレベルではありませんでした。しかし、生成AI機能を搭載したスマートフォンではリアルタイムでできるようになりました。
さらに、Galaxy S24のリアルタイム翻訳を使った通話では、母国語で話した内容を瞬時に他言語へ翻訳し、音声生成AI技術を使って相手へ翻訳した言語を届けることができます。また、相手の音声も同様に変換した音声を受け取ることができるため、国際的な交流もより簡単になりました。
文字起こし
先ほどの翻訳機能に加えて、通話で受信した言葉をテキスト化することもできるようになり、音声だけではなく、テキストでも通話を確認できるようになりました。
この機能の追加により、外出中で音声が聞き取りづらいシーンでも内容を把握することが可能に。また、耳の不自由な方でも通話内容をテキスト化してくれるため内容を把握できるので、読み上げ機能などがあれば相手と会話もできます。
文章の要約
レコーディングアシスト機能として、録音した音声を文字起こしできることはもちろん、生成AI技術を活用すれば、文章の要約をすることが可能です。例えば、長時間にわたる会議の内容を録音し、それを文字起こし機能を活用してテキスト化。そのテキスト化された文章を要約することによって、簡単に会議の内容を見直すことができます。
このように、生成AIを使えば議事録を簡単に作成できるだけではなくニュース記事などの要約もできるため、ビジネスだけではなくプライベートなどさまざまなシーンで活用できるでしょう。
画像の加工
Galaxy S24の場合、カメラにもAI技術が活用されており一般的な画像加工に加えて生成AIによる画像加工機能も追加されました。
この生成AIによる加工機能を利用することで、傾いた写真を真っ直ぐにできたり、特定のオブジェクトの位置やサイズを変更なども可能となりました。これにより、撮影時に納得のいかなかった写真を専門的なソフトを使わなくても、誰でも簡単に加工できるようになりました。
なお、生成AI時代のスマホ事情について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
生成AI搭載で進化するiPhone
今回は、新型iPhoneに搭載予定の生成AIについて解説しました。今回のまとめた情報は公式情報ではない部分が多いため、確実に新型iPhoneに生成AIが搭載されるとは言い切れません。しかし、2024年5月時点では搭載される可能性は非常に高いでしょう。
どのような機能が追加されるかは分かりませんが、実用的なツールからクリエイティブなツールまで生成AIを活用することでそれぞれの分野の可能性を広げる力を持っています。過去に比べて日本でのスマートフォンにおけるシェアはAndroidに奪われた部分がありますが、生成AIを搭載したiPhoneが登場すれば、iPhoneユーザーが増えるかもしれません。
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