Finbourne、AI活用の金融データ管理で7000万ドル調達
ロンドンを拠点とするFinbourneは、AIを活用した金融データ管理プラットフォームの拡充のために、7000万ドル(約5500万ポンド)の資金を調達しました。
- FinbourneがAI金融データ管理で7000万ドル調達
- LUSIDなどのツールでAIモデルをサポート
- 異なるシステムを統合し運用効率を最適化
このシリーズBラウンドは、Highland EuropeとAXA Venture Partnersが主導し、資金調達後のFinbourneの評価額は約3億5600万ドル(約2億8000万ポンド)となりました。
CEOのトーマス・マクヒュー氏は、2008年の金融危機時にRBSでの経験を活かし、資産クラス全体のデータ管理を効率化するためにFinbourneを設立。
Finbourneのプラットフォームには、LUSIDやポートフォリオ管理ツールが含まれており、クライアントデータに基づいたAIモデルのトレーニングをサポート。
競合にはBlackrockのAladdinやSimCorpがいますが、Finbourneは包括的でクライアント中心のソリューションで差別化を図っています。
マクヒュー氏は、「我々の技術的なブレークスルーにより、株式、固定収入、クレジットなどの異なるシステムを統合し、運用効率を最適化しました」と述べています。
この戦略的なシフトは、AI技術の業界全体での採用と一致しており、Finbourneの製品群はデータ駆動型の意思決定とAIモデルのトレーニングを支援する上で重要な役割を果たしています。
今回の資金調達とAIに焦点を当てた戦略は、金融サービス業界における専門的でスケーラブルなソリューションへの需要の高まりを示しています。
参考記事:multiPlatform.ai
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