MCP対応プラットフォーム一覧|Slack・GitHub・Notionなど主要サービスの対応状況まとめ

MCP 対応 プラットフォーム 一覧 Slack GitHub Notion など 主要 サービス 対応 状況 まとめ
押さえておきたいポイント
  • Model Context Protocol(MCP)は、Anthropicが2024年11月に公開したオープンプロトコル
  • Slack、GitHub、X、Notion、Google Cloudといったプラットフォームが公式MCPサーバーを提供
  • AIエージェントと業務ツールをつなぐ標準的なインフラとして定着しつつある

2024年11月にAnthropicが公開したModel Context Protocol(MCP)は、AIエージェントと外部ツールをつなぐオープン標準として急速に普及が進んでいます。

Slack、GitHub、Xといった開発者にとっておなじみのプラットフォームが次々と公式MCPサーバーを提供し始め、2025年後半には、OpenAI・Google・Microsoft・AWSなど業界を代表する企業が相次いで対応を表明しました。2025年12月にはAnthropicがMCPの仕様をLinux Foundation傘下のAgentic AI Foundation(AAIF)に寄贈し、ベンダー中立なガバナンス体制が整ったことで、エンタープライズ領域での採用にも本格的に弾みがついてきています。

そこで本記事では、2026年4月時点でMCP対応が確認できる主要プラットフォームを整理し、それぞれの対応状況や活用のポイントをまとめました。ぜひ最後までご覧ください!

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目次

MCPとは?

MCPとは?
参考:参考:https://modelcontextprotocol.io/docs/getting-started/intro

MCPの全体像をつかむために、まずプロトコルの基本的な仕組みと登場の背景を押さえておきましょう。

Model Context Protocol(MCP)は、Anthropicが2024年11月に公開したオープンプロトコルです。LLMを搭載したアプリケーションが外部のデータソースやツールに接続するための共通インターフェースを定義しており、よく「AIにとってのUSB-C」と例えられます。

従来、AIアシスタントに外部ツールを接続するには、サービスごとに個別のAPI連携コードを書く必要がありました。MCPはこの「M×N問題」を解消し、MCPクライアント(AIアシスタント側)とMCPサーバー(ツール・データ提供側)の間を標準化されたプロトコルで仲介します。

MCPサーバーが提供する機能は大きく3種類に分かれます。

AIが呼び出す「ツール」(APIの実行やファイル操作など)、AIが参照する「リソース」(データベースやドキュメントの内容)、そしてAIに与える「プロンプト」(特定タスク用のテンプレート)です。これらをMCPという共通規格のもとで公開することにより、Claude Desktop、GitHub Copilot、Cursor、VS Codeなど、MCPクライアントに対応した任意のAIツールからシームレスに利用できるようになります。

MCPについて、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

MCP対応が進む主要プラットフォームまとめ

ここからは、公式にMCPサーバーを提供している主要プラットフォームを一覧で見ていきましょう。以下の表は、2026年4月時点で公式MCPサーバーの提供が確認できているプラットフォームをまとめたものです。

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プラットフォーム提供元主な機能ステータス
SlackSalesforce / Slackメッセージ検索・送信、チャンネル操作、Canvas管理GA(2026年2月〜)
GitHubGitHubリポジトリ操作、Issue/PR管理、コードスキャンGA(ローカル/リモート対応)
X(旧Twitter)X Developer Platformツイート投稿・検索、ユーザー操作、リスト管理公開済み(xmcp)
NotionNotionページ・データベースの読み書き、ワークスペースアクセスGA(v2.0対応)
Google Cloud / WorkspaceGoogleBigQuery、Maps、Firebase、Workspace等24以上のサーバーマネージドMCPサーバー提供中
Microsoft Copilot StudioMicrosoft会議スケジュール、ドキュメント生成、メール送信、CRM連携GA
CloudflareCloudflareCloudflare API全体(2,500+エンドポイント)、DNS、Workers、R2等オープンベータ(MCP Server Portals)
MCP対応している主要プラットフォーム

各プラットフォームのMCP対応状況について、詳しくみていきましょう。

SlackのMCP対応状況

SlackのMCP対応状況
参考:https://docs.slack.dev/ai/slack-mcp-server/

SlackのMCPサーバーは、2025年10月のDreamforceで発表され、2026年2月に一般提供(GA)が開始されました。Salesforce傘下のSlackがAnthropicと緊密に連携して開発したこのMCPサーバーは、ワークスペース内のメッセージ検索・送信、チャンネル操作、Canvas管理、ユーザー管理といった機能をAIエージェントに提供します。

Slack標準のOAuth認証とスコープ管理を採用しているため、AIアシスタントは既存のアクセス権限に基づいてのみデータにアクセスでき、エンタープライズ環境でも安心して導入できる設計です。

さらに、同時に提供されたReal-Time Search APIと組み合わせることで、リアルタイムの会話データをAIが安全に活用できる仕組みが整っています。

Anthropic、Google、OpenAI、Perplexityをはじめ50以上のパートナーがすでにSlack上でコンテキスト対応エージェントの構築を進めており、MCPツールコール数は25倍に増加したと報告されています。

SlackにChatGPTを連携する方法について、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

GitHubのMCP対応状況

GitHubのMCP対応状況
参考:https://github.com/github/github-mcp-server

GitHubは、2025年4月に公式MCPサーバー(github/github-mcp-server)のパブリックプレビューを公開し、その後もリモートサーバー対応やGitHub Projects対応など段階的に機能を拡充してきました。

Anthropicと協力してリファレンスサーバーをGoで書き直したこの公式サーバーは、リポジトリやコードの読み取り、Issue・PRの管理、コードスキャン、ワークフロー自動化といった操作をAIエージェントに提供します。

ローカルMCPサーバーとリモートMCPサーバーの両方に対応しているため、Claude Desktop、VS Code上のGitHub Copilot、Cursorなど、MCPクライアントに対応した幅広いツールから利用可能です。GitHub Copilot CLIではGitHub MCPサーバーが組み込みで利用でき、追加設定なしですぐに使い始められる点も開発者にとってはうれしいポイントです。

GitHub Copilotについて、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

XのMCP対応状況

XのMCP対応状況
参考:https://github.com/xdevplatform/xmcp

XのMCP対応としては、X Developer Platformチームが公開した公式MCPサーバー「xmcp」(GitHub: xdevplatform/xmcp)が存在します。

xmcpはFastMCPを使って構築されたローカルMCPサーバーで、X APIのOpenAPI仕様をそのままMCPツールとして公開する仕組みです。ツイートの投稿・検索、フォロー・ミュート・ブロックなどのユーザー操作、リスト管理、ブックマーク、メディアアップロードといったX API v2の機能にAIエージェントからアクセスできます。

認証にはOAuth 1.0aを採用しており、起動時にブラウザでの認証同意フローが走り、トークンはサーバープロセスのメモリ上にのみ保持されるという設計です。

なお、ストリーミングやWebhookなどリアルタイム系のエンドポイントは対象外となっています。xmcp以外にも、DataWhiskerやlord-dubiousといったコミュニティ開発のX向けMCPサーバーが複数存在しており、タイムライン取得やエンゲージメント操作など、用途に応じた選択肢が広がっています。

Xで使える「Grok」について、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

NotionのMCP対応状況

NotionのMCP対応状況
参考:https://github.com/makenotion/notion-mcp-server

Notionは公式MCPサーバー(GitHub: makenotion/notion-mcp-server)を提供しており、AIツールからNotionワークスペースへの安全なアクセスを可能にしています。v2.0.0ではNotion API 2025-09-03に対応し、データベースを主要な抽象化として扱う「データソース」の概念が導入されました。

セットアップにはOAuthによるワンクリック認証を採用し、ChatGPT、Cursor、Claude Desktopなどの対応AIツールからページ・データベースの読み書きが行えます。stdioトランスポートとHTTPベースの両方に対応しているほか、Notionはホスト型MCPサーバーの仕組みについて技術ブログで解説しており、OpenAPIスキーマからZodへの変換パイプラインを用いた自動生成アプローチを公開しています。

Notion AI 3.0について、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

Google Cloud / WorkspaceのMCP対応状況

Googleは2025年のGoogle I/Oで、Gemini APIへのネイティブMCP SDK対応を発表し、その後12月にはフルマネージドのリモートMCPサーバー群を正式にリリースしました。

BigQuery、Google Maps、Firebase、Google Workspaceなど24以上の公式MCPサーバーが提供されており、既存のGoogle APIインフラにMCPレイヤーを追加する形で統一的なアクセスを実現しています。Gemini CLIからMCPクライアントとして直接接続できるほか、Gemini API SDKにもMCPサポートが組み込まれています

今後はCloud Run、Cloud Storage、AlloyDB、Spanner、Lookerなど、さらに多くのサービスへのMCPサーバー拡充が予定されています。

Google発のエージェント型IDE「Antigravity」について、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

Microsoft Copilot StudioのMCP対応状況

Microsoft Copilot StudioのMCP対応状況
参考:https://devblogs.microsoft.com/powerplatform/microsoft-copilot-studio-mcp/

Microsoftは、Copilot StudioでのMCPサポートを一般提供(GA)しています。MCPサーバーをCopilot Studioのエージェントに数クリックで統合でき、会議のスケジュール、ドキュメント生成、メール送信、CRM更新といった操作をコンプライアンスと監査のもとで実行できる仕組みです。

独自のMCPサーバーを作成してカスタムコネクタ経由で接続することも可能で、1つのMCPサーバーから複数のツールやリソースを管理できます。実行時にどのMCPサーバー・ツールが呼び出されたかを追跡するトレーシング機能やアナリティクスツールも提供されており、エンタープライズ運用に求められる可観測性も確保されています。

なお、SSEトランスポートは2025年8月以降非推奨となり、Streamable HTTPへの移行が推奨されています。

Microsoft Copilot Studioについて、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

CloudflareのMCP対応状況

Cloudflareは、MCPサーバーのホスティング基盤としての側面と、自社サービス向けの公式MCPサーバー提供という2つの軸でMCPエコシステムに関わっています。

Cloudflare API全体(2,500以上のエンドポイント)をsearch()とexecute()の2つのツールだけでカバーするMCPサーバーを筆頭に、DNS、Workers、R2、Zero Trustなどの製品別MCPサーバーも提供されています。さらに、2025年8月にオープンベータとして公開された「MCP Server Portals」では、複数のMCPサーバーを単一のHTTPエンドポイントに集約でき、OAuth対応のサーバーも非認証のサーバーも統合的に管理できます。

Claude、Windsurfなど、リモートMCPサーバーに対応したクライアントから接続して利用可能です。

選定の早見表(目的別)

用途や目的に応じてどのプラットフォームのMCPサーバーを導入すべきか、ここで整理しておきましょう。

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目的・ユースケースおすすめのMCPサーバー理由
社内コミュニケーションの検索・自動化Slackメッセージ・チャンネル・Canvasへのアクセスが充実。エンタープライズOAuth対応
ソースコード管理・開発ワークフローGitHubIssue/PR操作、コードスキャン、Projects対応。Copilotとの統合もスムーズ
SNS運用・ソーシャルリスニングX(xmcp)ツイート投稿・検索・ユーザー操作をAPI経由で自動化。コミュニティ実装も豊富
ナレッジベース・ドキュメント管理Notionページ・データベースの読み書き。ワンクリックOAuth認証で導入が手軽
データ分析・クラウドインフラ操作Google CloudBigQuery、Maps、Firebaseなど24以上のサービスを統合。マネージド提供で運用負荷が低い
ノーコード/ローコードでのエージェント構築Microsoft Copilot StudioGUIベースでMCPサーバーをエージェントに統合。トレーシング・監査機能が充実
インフラ管理・MCPサーバーのホスティングCloudflare自社インフラ操作用MCPサーバーに加え、MCP Server Portalsで複数サーバーを集約可能
選定の早見表(目的別)

目的が明確であれば、対応するプラットフォームのMCPサーバーをまず1つ試してみるのがおすすめです。

複数のMCPサーバーを組み合わせれば、例えば「GitHubのIssueを起点にSlackで通知し、Notionにドキュメントを自動生成する」といったクロスプラットフォームなエージェントワークフローも構築できます

よくある質問

MCPに関して多くの方が気になるであろう疑問を、Q&A形式で整理しました。

MCPサーバーを使うにはどのAIツールが必要ですか?

MCPクライアントに対応したAIツールであれば利用できます。代表的なものとしては、Claude Desktop、GitHub Copilot(VS Code、JetBrains、Xcode等)、Cursor、Windsurf、Gemini CLIなどがあります。MCPはオープン標準なので、対応クライアントは今後も増えていく見込みです。

MCPサーバーを導入するとセキュリティ上のリスクはありませんか?

主要プラットフォームの公式MCPサーバーは、OAuth認証やスコープ管理を標準で備えています

例えば、SlackのMCPサーバーでは、既存のワークスペースのアクセス権限がそのまま適用されるため、AIアシスタントが許可されていないチャンネルやDMにアクセスすることはありません。ただし、コミュニティ開発のMCPサーバーを使う場合は、認証方式やデータの取り扱いについて事前に確認することをおすすめします。

MCPは特定のLLMに依存していますか?

いいえ、MCPはLLMに依存しないオープンプロトコルです。もともとAnthropicが開発しましたが、2025年12月にLinux Foundation傘下のAgentic AI Foundation(AAIF)に寄贈され、OpenAI・Google・Microsoft・AWSなどが支援するベンダー中立な体制で運営されています。Claude、GPT、Geminiなど、MCPに対応した任意のLLMから利用可能です。

MCPサーバーを活用しよう!

MCPは、2024年11月のリリースからわずか1年半で、主要なクラウドプラットフォーム・開発ツール・コミュニケーションツールにわたる幅広いエコシステムを形成しました。

Slack、GitHub、X、Notion、Google Cloud、Microsoft Copilot Studio、Cloudflareといったプラットフォームが公式MCPサーバーを提供しており、AIエージェントと業務ツールをつなぐ標準的なインフラとして定着しつつあります。

Agentic AI Foundationへの移管によりベンダー中立な運営体制が確立されたことで、今後さらに多くのサービスがMCP対応を進めていくことが見込まれます。まずは日常的に使っているツールのMCPサーバーを1つ試してみるところから始めてみてはいかがでしょうか。

最後に

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