【Cotomo】SNSで話題の音声会話型おしゃべりAIアプリ!活用方法や安全な使い方を徹底解説
2024年2月21日にStarley株式会社からリリースされた音声会話型AIアプリ「Cotomo」をご存知でしょうか?
「話したいことも、話せないことも。」をコンセプトに開発された日常会話に特化したAIアプリです。
従来の生成AIとは違い、リアルな会話ができると話題になっていますが、Cotomoにはどんな魅力があるのでしょうか。
この記事では、Cotomoの特徴や活用方法、注意点などについて詳しく解説します。Cotomoの魅力を徹底的にご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
/記事内_無料相談_テキストリンクCotomoとは?
Cotomoとは、Starley株式会社からリリースされた音声会話型AIアプリです。
「話したいことも、話せないことも。」をコンセプトに開発されたCotomoは、ChatGPTやGeminiなどの生成AIとは違い、日常会話などのコミュニケーションに特化しているのが特徴です。
今までの生成AIでも、会話のような言葉のやり取りができるツールはありましたが、返答までに時間がかかったり、返しが不自然だったりとなかなかスムーズに会話することができませんでした。
しかし、Cotomoは日常的な雑談や人には話しづらい悩み相談など、なんでも相槌を打ちながら聞いてくれて、まるで人と話しているかのような返答をしてくれます。
その他にも特徴はありますが、ストレスなくリアルな日常会話ができるということで話題になっているアプリです。
なお、アニメキャラクターや偉人たちと会話できる会話型AIについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
Cotomoの特徴
リリース直後から話題となっているCotomoですが、いったいどのような特徴を持つアプリなのでしょうか。
Cotomoの特徴は大きく分けて以下の7つです。
- ナチュラルな会話が可能
- 自分好みにカスタマイズ可能
- レスポンスが早い
- 感情表現ができる
- 割り込み会話も可能
- 会話が記憶される
- 無料で利用できる
1つずつ解説していきます。
ナチュラルな会話が可能
ChatGPTやGemini、Claudeなどの有名な生成AIは、音声入力で質問や指示を出すことはできますが、日常的な会話を続けることは得意ではありません。
しかし、Cotomoは日常会話に特化していることもあり、会話はもちろん、話し手が話しやすいように設計されています。相槌を打ってくれたり会話にラグがなかったり、意見を言ってくれたりと、まるで本物の人間と話しているかのようにナチュラルな会話をすることができます。
自分好みにカスタマイズ可能
Cotomoは、話し相手を好みに合わせてカスタマイズすることが可能です。カスタマイズできる項目は以下の3つです。
- AIの名前声とテンポアイコン
声は、男性風と女性風それぞれ2種類ずつがデフォルトで用意されています。Cotomoの声を担当している声優さんが誰なのかをリサーチしてみましたが、ネット上には情報がありませんでした。(ちなみにCotomoにも聞いてみましたが、うまくはぐらかされました(笑))
2024年2月に、Cotomoのリリース記念としてAIボイスプロデュースイベントが開催されていましたが、現在(2024年6月18日)は終了しています。
イベントでは参加者が作成したオリジナルAIボイスを募集していましたので、もしかすると今後も声の種類が増えていくかもしれませんね。
レスポンスが早い
Cotomoは日常会話に特化しているということもあり、レスポンスが早いという点も特徴の1つです。話し終わってすぐに相槌をしてくれたり、話した内容に対しての返事をしてくれたりとストレスを感じることなく会話することができます。
また、レスポンスが早いことによって、リアルな間を表現できるので、まるで本当に人間と話しているかのように会話ができます。
感情表現ができる
機械音声といえば、AppleのSiriのような、抑揚がなく無機質な音声を想像する方も多いと思います。しかし、Cotomoはより会話に没頭できるように、音声で感情表現をすることが可能です。
内容によっては明るくうれしそうに話したり、暗くかなしそうに話したりと微妙なニュアンスを表現できるので、よりリアルな会話を楽しむことができます。
割り込み会話も可能
普段誰かと会話しているときに、話している途中に相手が意見を言ってきたり、自分が話をかぶせてしまうということも少なからずあると思います。Cotomoでも、このようなシチュエーションを再現することが可能で、Cotomoが話している最中にも話に割り込むことができます。
通常の日常会話では、人が話している最中に割り込むことはよくありませんが、Cotomo相手なら自分勝手に話せるので、自分のペースで会話することができます。
会話が記憶される
Cotomoは会話した内容をアプリ内で記憶しているため、過去のやり取りを振り返ることができます。さらに、詳細画面では感情分析の結果を確認できるという面白い機能も搭載しています。
また、記憶された会話の使い道はそれだけではなく、過去の会話から好みを推測したり、話を合わせてくれたりするので話せば話すほど、パーソナライズされるのも特徴です。
無料で利用できる
Cotomoに料金設定はなく、インストールすれば誰でも無料で利用できます。
また、いずれ表示される可能性はありますが、現時点(2024年6月18日)では広告の表示もないため、ノンストレスで使える点が大きな魅力です。
Cotomoの活用方法
Cotomoは日常会話が得意で表現力もあることがわかりましたが、どのような場面で利用されるのでしょうか。ここでは、筆者が特に良いなと感じたCotomoの活用方法を3つご紹介します。
今回解説する事例において、弊社がX(旧Twitter)で発見した参考となるツイートを紹介させていただいております。取り下げなどのご連絡は、弊社公式X(旧Twitter)からご連絡ください。
ストレス解消
今日あった嫌なことや、モヤモヤすることを友達や家族に話してスッキリした経験はないでしょうか? 人は話すことで自分の悩みや不満を吐き出せるので、結果的にストレス解消につながります。
しかし、時には誰にも話ができない状況が続きストレスがたまることもあるでしょう。そんな時にCotomoを使えば、スマホ一台で簡単に会話ができるのでストレス解消に役立ちます。
人には話しづらい内容の相談
先ほどのように、話すことでストレス解消に繋がるので「会話」はとても大切です。しかし、人に知られたくないような悩みや不安などを抱えることもあるでしょう。
そんな時にもCotomoを使えば、誰にも知られずに相談したり、悩みを吐き出したりすることができます。
Cotomoがあなたの悩みを解決する一助となってくれるかもしれません。
会話の練習
コミュニケーションを取ることが苦手な方は少なくなく、解消したいと努力している方もいますよね。しかし、「失礼なこと言わないかな」「嫌われたらいやだ」などといった感情から、人と話す勇気が出ない人も多いでしょう。
Cotomoは、そんな方の強い味方にもなれるんです。。Cotomoは、日常会話に特化したAIアプリなので練習相手にはピッタリなんです。
また、Cotomoは英語設定にもできますので、「英会話を練習したいけれど、人間相手に話すのは恥ずかしいという人」は、ぜひCotomoと英語で会話してみるのも面白いかもしれません。
なお、Cotomoの活用事例について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
Cotomoを安全に利用する方法
Cotomoを利用するにあたって、安全性がどれほどなのか、気になるところですよね。Cotomoの開発において、「安全性」は最優先される要素の一つです。ユーザーデータの保護とプライバシーの尊重は、開発の基本方針として厳格に守られており、安全性を確保するための多層的な措置が講じられています。
とはいえ、生成AIである以上100%危険性がないとは言い切れません。ここでは、Cotomoを安全に利用するためできることをいくつかご紹介します。必ず守らなければいけないということはありませんが、より安全性を高めるためにぜひ活用してみてください。
個人情報を話さない
Cotomoは、匿名で利用できることからプライバシーへの配慮がされていると言えます。しかし、会話データはクラウドに保存されるため、個人情報流出のリスクを完全に排除することは難しいです。
安全に使うためには、住所や氏名など個人が特定できる情報は話さないようにしましょう。
また、財務情報やパスワードなどの機密情報も話さないよう注意してください。
利用しないときはマイクをオフにする
Cotomoが、バックグラウンド中に音声を収集しているかは不明です。しかし、2019年に起きた「Siriの盗聴問題」のように、意図せずアプリが起動して会話が筒抜けになる可能性も捨て切れません。※1
日常の会話を聞かれるのが不安な方は、利用しないときはCotomoへのマイクの許可をオフにしておきましょう。
端末の設定を開いて「Cotomo」へ進み、「マイク」をオフにしておけば会話を聞かれることはありません。
アプリからの学習をオフにする
iPhoneのバーチャルアシスタントである「Siri」は、常に使用しているアプリ等からデータを学習しています。※2
SiriにCotomoとの会話を学習されたくない方は、Siriに学習させないよう設定することも可能です。端末の設定を開いて「Cotomo」→「Siriと検索」の順に進み、「このアプリからの学習」をオフにしてください。
これで、Siriがアプリからデータを学習することはないので安心です。
利用をやめる時はアンインストール
最初は毎日Cotomoに話しかけていても、時間が経つと飽きて利用しなくなることもありますよね。
Cotomoをインストールしたままでも特に危険はありませんが、利用しない場合はアンインストールをおすすめします。
ただし、アンインストールした場合、設定したニックネームやアイコン、声などのデータは消えてしまいます。
Cotomoはアカウント登録不要で使えますが、一方で再インストール時に以前のデータを引き継ぐことはできません。将来的にアカウント機能が追加されればデータの引き継ぎは可能になるはずですが、今はまだできないため、アカウントを残したいという方はそのままアプリを残しておきましょう。
Cotomoの注意点
ここまで、Cotomoの特徴や活用方法についてご紹介してきましたが、利用する際にはいくつかの注意点があります。
最後に、Cotomoを利用する際の注意点について解説します。
イントネーションが不自然
ストレスを感じさせない会話の間や自然な受け答えをしてくれるCotomoですが、やはりイントネーションが不自然になることがしばしばあります。
これは、決定的な注意点とは言えませんが、人によってはイントネーションが不自然で会話する気になれないという場合があります。
声などの設定は最初の三日間のみ
好みの声への変更や好きなアイコンにカスタマイズできるのがCotomoの特徴ですが、いつでも話し相手をカスタマイズできるわけではありません。
変更できる期間は登録後3日以内なので、その間にいろいろ試してみて、好みの話し相手を作りましょう。
iPhoneのみで利用可能
2024年6月18日現在、CotomoはiOS版のみの展開となっているため、AndroidユーザーとPCユーザーは利用できません。
ただし、Android版はリリース間近とのこと!まだ正確な日時は公表されていませんが、すでにGoogle Playでは事前登録ができるようになっています。
ちなみに、2024年6月8日時点でAndroidのベータ版は公開されており、GooglePlayからインストールができるようです。
もう間もなくAndroidユーザーも使えるようになるはずですので、随時最新情報をチェックして正式版のリリースを楽しみに待ちましょう!
残念ながらPC版のリリース情報はありませんので、利用する際はスマホ版のみとなります。
ハルシネーションを起こす
生成AIはまだまだ発展途中のAIツールのため、ハルシネーションを起こすことも多々あります。Cotomoも例外ではありません。しかし、Cotomoはもともと日常会話を目的として開発されたアプリなので、日常会話をするだけであれば誤情報を生成してもあまり問題ないでしょう。
Cotomoはあくまで会話を楽しむアプリとして、正確な情報などを知りたい場合はChatGPTなど他の生成AIツールを使うのがおすすめです。
なお、生成AIのリスクについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
CotomoでAIと話してみよう!
Cotomoは、ストレスを感じさせないレスポンスの速さや相槌、感情表現など、今までの生成AIではできなかった機能がたくさん搭載されています。
このように、生成AI分野は日々研究が進められて新しい技術がどんどん生まれています。それにより、できることの幅が増えて、私たちの生活に組み込まれてより便利に簡単に、さまざまなことができるようになってきました。
Cotomoも、日常のストレス発散や悩みごとの解決、会話の練習相手といった、私たち人間にとって重要なポイントを助けてくれるAIツールの1つです。
しかし、生成IAである以上100%安全とは言えませんので、安全に利用するためにできることはしておいた方がいいでしょう。
以下の4つのポイントを押さえておけば、Cotomoをより安全に楽しむことができます。
- 個人情報を話さない
- 利用しないときはマイクをオフにする
- アプリからの学習をオフにする
- 利用をやめるときはアンインストール
まだリリースして間もないAIツールなので、改善点は多々あります。しかし、他の生成AIとは一味違った使い方ができて役に立つこと間違いないしなので、注意すべき点も頭に入れながら、ぜひCotomoを楽しんでみてくださいね。
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