ChatGPTで動画生成できるGPTs・プラグイン3選!台本作成から動画分析をする方法を解説
WEELメディア事業部リサーチャーのいつきです。
AIチャットボットツールとして有名なChatGPTですが、実は使い方次第で動画生成に活用できることはご存知でしょうか。
構成作成や台本作成など、動画の軸となる業務を任せられるので、自分で何時間も考えを巡らせたり、ライターに外注する必要はもうありません。
今回は、ChatGPTを動画生成で活用する方法やおすすめのツールをご紹介します。
最後までお読みいただくと、ChatGPTで動画生成を自動化・効率化できるようになるので、動画生成にかかる時間やコストを大幅に節約できること間違いありません。
ぜひ最後までご覧ください。
ChatGPTが動画生成でできる業務
ChatGPTが動画生成において、単体でできる業務は以下の3つです。
- 構成・構成作成
- ニーズの分析
- 動画読み込みや動画解析
それぞれの業務におけるChatGPTの活用方法を解説していきます。
構成・台本作成
おそらく動画生成で最も時間や手間をかけるのが構成や台本の作成です。自分の頭で1から考えると多くの時間がかかってしまいますが、ChatGPTに任せれば、一瞬でアイデアが出来上がります。
試しに、筆者もChatGPTを使って動画生成用の構成を作成してみました。
入力したプロンプトは、以下のとおりです。
ユーチューブ用のアウトラインを書いてください:ChatGPTの使い方
今回は、「ChatGPTの使い方」を説明する動画用に構成を考えてもらいます。別のテーマで動画を作る場合は、:のあとを自分の好みで変えてみてください。
実際にChatGPTが作成した構成が以下の画像のものです。
I. はじめに
A. ChatGPTの概要
B. ユーチューブでのChatGPTの活用
II. ChatGPTの基本機能
A. テキストベースの質問応答
1. 単純な質問への回答
2. 複雑な質問への対応
B. 会話の自然な流れの構築
1. 応答の一貫性
2. テーマの変更への対応
III. ChatGPTの進化と向上
A. ユーザーフィードバックの重要性
B. モデルのトレーニングと学習
IV. ChatGPTの活用事例
A. インタラクティブなチャットボット開発
B. 質疑応答セッションのサポート
C. 創造的なテキスト生成
V. ユーザーガイド
A. ChatGPTの使用開始手順
B. 最適な質問の例
C. コマンドやキーワードの活用
VI. 注意点とベストプラクティス
A. 機密性の確保
B. 自動生成テキストの適切な利用
C. ユーザーエクスペリエンスの向上
VII. ChatGPTの将来展望
A. 改善予定の機能
B. ユーザーコミュニティとの連携
VIII. 結論
A. ChatGPTの強みと可能性
B. ユーザーのフィードバックと共同開発の重要性
段階を踏んでChatGPTの使い方を解説する流れになっており、構成のクオリティとしては申し分ないですね!
次に、作成した構成の内容に沿って台本を作っていきます。
実際に入力したプロンプトは、以下のものです。
上記の構成に沿って、10分程度で再生できるYouTube動画の台本を作って
プロンプトの入力後、以下のような返答がありました。
実際にChatGPTが作成した台本が以下のものです。
[イントロダクション]
挨拶
"こんにちは、皆さん!今日はユーチューブチャンネルにお越しいただきありがとうございます。私はChatGPTを使ったコンテンツについてお話しする [あなたの名前] です。"
テーマ紹介
"今日のテーマは『ChatGPTの使い方』です。ChatGPTは自然言語処理の進化型モデルで、さまざまな用途に利用できるんですよ。さっそく見ていきましょう!"
[ChatGPTの基本機能]
質問応答
"ChatGPTはテキストベースの質問応答が得意。単純な質問にも複雑な質問にも対応できるんです。例えば、こんな感じで質問してみましょう。"
自然な会話
"そして、ChatGPTは自然な会話の流れを作り出すことも得意。応答の一貫性やテーマの変更にもしっかり対応してくれます。実際にやってみましょう!"
[ChatGPTの進化と向上]
ユーザーフィードバック
"ChatGPTの進化にはユーザーフィードバックが不可欠。あなたの意見がモデルの向上につながります。コメント欄や公式フォーラムで意見を共有してみてくださいね!"
モデルのトレーニング
"また、モデルのトレーニングも重要。継続的な学習によってChatGPTは日々進化しています。その仕組みにも触れていきます。"
[ChatGPTの活用事例]
チャットボット開発
"ChatGPTはチャットボット開発にも活用できます。簡単な例を紹介しながら、どのように実装するか見ていきましょう。"
質疑応答セッション
"さらに、ChatGPTは質疑応答セッションのサポートにも役立ちます。どのように質問を組み立て、応答を引き出すかを解説します。"
[ユーザーガイド]
使用開始手順
"さて、実際にChatGPTを使ってみる際のステップやコマンドについてご紹介。手順を追って、あなたもすぐにChatGPTを活用できるようになりますよ。"
最適な質問の例
"また、最適な質問の例も紹介。質問の仕方でChatGPTとよりスムーズに対話できるポイントがあります。"
[注意点とベストプラクティス]
機密性の確保
"ChatGPTを利用する際に気をつけるべきポイントも。機密性の確保や注意すべき事項についてもお話しします。"
自動生成テキストの利用
"また、自動生成テキストの適切な利用方法についても触れていきます。良いコンテンツを生み出すためのヒントをシェアしますね。"
[結論と展望]
ChatGPTの強み
"最後にChatGPTの強みや今後の展望についてまとめます。これからもChatGPTと共に新しい可能性を模索していきましょう!"
感謝の言葉
"最後までご視聴いただき、ありがとうございました。チャンネル登録やいいねボタンもお願いしますね。次回もお楽しみに!"
動画の台本らしく、口語体で自然な文章に仕上がっていますね!
動画生成において、構成や台本の作成に時間がかかっている方や外注している方は、一度この機能を試してみてください。
ニーズの分析
ChatGPTなら、SEO分析やVSEO分析もお手のものです。ChatGPTに視聴者のニーズを分析させることで、動画生成で効果的な戦略を練ることができます。
実際に筆者もChatGPTを使ってニーズを分析してみました。
実際に入力したプロンプトは以下のとおりです。
「ChatGPT 使い方」というKWの日本におけるVSEO分析をしてみて
ChatGPTから返ってきた答えがこちら。
VSEO(Video Search Engine Optimization)分析は、YouTube上で動画の検索結果の最適化を図るための戦略的アプローチです。具体的なキーワード「ChatGPT 使い方」に焦点を当てて、日本におけるVSEO分析を以下に示します。
キーワード選定:
「ChatGPT 使い方」は非常に具体で明確なキーワードであり、ChatGPTに関心を持つユーザーが探しやすいものです。
競合分析:
同様のキーワードでの競合がどれくらい激しいかを確認します。競合が激しい場合、より長尾のキーワードを検討することが重要です。
動画タイトル:
動画のタイトルに「ChatGPT 使い方」を含め、分かりやすく魅力的な表現を追加します。例えば、「ChatGPTのプロTips:使い方マスターのポイント」など。
説明文:
動画の説明文にも「ChatGPT 使い方」を含め、詳細かつ説得力のある情報を追加します。重要なキーワードを先頭に配置し、リンクや関連情報も記載します。
タグの活用:
タグに「ChatGPT 使い方」や関連するキーワードを追加します。これによって、YouTubeが動画を正確にカテゴリ分類しやすくなります。
サムネイル:
魅力的でクリックを促すサムネイルを作成します。サムネイルは視覚的な要素が重要であり、ユーザーの注意を引く役割があります。
カテゴリとプレイリスト:
関連するカテゴリに動画を分類し、プレイリストを作成することで、関連動画との連携を強化します。
動画の長さ:
ユーザーの視聴習慣に合わせて、適切な動画の長さを保つことが重要です。過度に短すぎるか、逆に長すぎる場合には注意が必要です。
ユーザーエンゲージメント:
コメントへの返信や「いいね」の取得、チャンネル登録の呼びかけなど、ユーザーエンゲージメントを高める手法を活用します。
分析ツールの活用:
YouTube Analyticsなどの分析ツールを使用して、動画のパフォーマンスをモニタリングし、改善の余地があれば迅速に対応します。
これらのステップを踏むことで、「ChatGPT 使い方」に関連する動画がYouTube検索でより上位に表示されやすくなり、ユーザーの目に留まりやすくなります。
かなり詳しく分析されているのがわかりますね。
構成作成や台本作成をする前段階で活用してみてください!
動画読み込みや動画解析
ChatGPTのプラグインを活用すれば、動画読み込みや動画解析が可能です。すでにアップロードされている競合のYouTube動画などをアップロードして分析すれば、自身で動画生成する際に参考となる情報や考え方が見つかります。
ここで使用するのは、「Video Insights」と「Show Me」の2つ。
まず、YouTube動画などの内容をテキスト形式で取得するのに「Video Insights」を使い、取得した情報を図形などに起こしてビジュアル化するのに「Show Me」が役立ちます。
ただ、実際に筆者が試してみたところ、「Video Insights」が現在使えない状態でした。
本来であれば「Video Insights」で内容を解析し、解析したデータを「Show Me」でビジュアル化するという流れになります。
今後使えるようになるかは不明ですが、動画の再生数が伸びずに困っている方は、ぜひ一連の流れを真似してみてください。
なお、ChatGPTのプラグインについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→ChatGPTプラグインとは?概要〜導入〜おすすめまで徹底解説!
ChatGPTで動画生成する際に役立つAIツールの種類
ChatGPT単体では、構成作成や台本作成など、動画生成の下準備を効率化することしかできません。しかし、そのほかのツールを上手に組み合わせることで、高品質な動画を短時間で生成できるようになります。
そこで、ChatGPTで動画生成する際に役立つAIツールの種類を3つまとめました。
- AI画像生成ツール
- AI動画生成ツール
- ChatGPT搭載ツール・アプリ
以下でそれぞれのツールについて、詳しく解説していきます。
AI画像生成ツール
AI画像生成ツールとは、画像生成AIを搭載したツールです。基本的には、入力したテキストに応じた画像を出力できるツールが多く、Midjourney・Stable Diffusion・DALL-E 3などが代表例といえます。
一見、動画生成とは無縁に思える画像生成ツールですが、動画で使用する各シーンを生成するのに便利。ChatGPTで作成した台本をいきなり動画化するよりも、画像生成ツールを挟んだほうが高品質な映像に仕上がりやすくなります。
AI動画生成ツール
AI動画生成ツールは、動画生成AIを搭載したツールです。画像生成AIと同様、入力したテキストに応じた動画を出力することに特化しており、画像入力に対応しているツールもあります。
ただし、AI動画生成ツールで出力できる動画は短時間であるケースがほとんど。よって、動画の時間数を伸ばしたい場合は、AIで生成した動画を動画編集ツールで繋ぎ合わせるのがおすすめです。
ChatGPT搭載ツール・アプリ
ChatGPT搭載ツール・アプリは、その名のとおり、ChatGPTの機能を搭載しているツールやアプリです。AIチャットボットの機能も使えるので、構成や台本作成から動画の生成まで、一連の流れをすべて同じツールで完結させられます。
代表例としては、動画編集ソフトのFilmoraが有名。ほかにも、ChatGPTの有料プランユーザーが使えるGPTsにも、動画生成機能を備えた便利なツールがいくつかラインナップしています。
ChatGPT搭載のAI動画生成ツール・アプリ3選!
ここでは、ChatGPTを搭載しているAI動画生成ツールやアプリをご紹介します。
早速、各ツール・アプリの概要を表にまとめました。
ツール・アプリ名 | VideoMaker – by invideo AI | VideoGPT by VEED | Filmora |
---|---|---|---|
料金 | 月額20ドル (ChatGPT Plus) | 月額20ドル (ChatGPT Plus) | 無料版:無料 1年間:6,980円 マルチプラット1年間:7,980円 永続ライセンス:8,480円 |
機能 | トピックを指定するだけで数分で動画を生成できる | AIの質問に答えるだけで簡単に動画を生成できる | 直感操作で簡単に動画編集できる |
サイトURL | https://chat.openai.com/g/g-h8l4uLHFQ-videomaker-by-invideo-ai | https://chat.openai.com/g/g-Hkqnd7mFT-videogpt-by-veed | https://filmora.wondershare.jp/ |
以下では、それぞれのツールについて詳しく解説していきます。
VideoMaker – by invideo AI
項目 | 内容 |
---|---|
料金 | 月額20ドル (ChatGPT Plus) |
機能 | トピックを指定するだけで数分で動画を生成できる |
サイトURL | https://chat.openai.com/g/g-h8l4uLHFQ-videomaker-by-invideo-ai |
「VideoMaker – by invideo AI」は、ChatGPTのGPTsで提供されているAI動画生成ツールです。ChatGPTの有料プランユーザーであれば、追加料金なく利用できます。
とくに、トピックを指定するだけで、題名や概要まで考えてくれるのが特徴。質問に一切答えることなく、すぐに3分程度の動画を生成してくれます。
筆者も実際に「VideoMaker – by invideo AI」で、動画を生成してみました。
まずは、以下のプロンプトを入力しています。
動画のイメージを伝えるだけで、一瞬で題名と概要を考えてくれました。
この後は、とくにプロンプトを入力せずとも、勝手に動画を生成してくれます。
動画の生成が終わると、リンクを共有されます。
こちらのリンクをタップするとinvideoのサイトに飛ぶので、サインアップやログインを済ませて、動画を再生してみてください。
今回実際に生成した動画が以下のものです。
動画をアップロード
なお、無料プランだと、動画の背景にiStockのマークが付いてしまいますが、有料プランにアップグレードすれば外せます。商用利用する場合は、有料プランにアップグレードしましょう。
VideoGPT by VEED
項目 | 内容 |
---|---|
料金 | 月額20ドル (ChatGPT Plus) |
機能 | AIの質問に答えるだけで簡単に動画を生成できる |
サイトURL | https://chat.openai.com/g/g-Hkqnd7mFT-videogpt-by-veed |
「VideoGPT by VEED」は、「VideoMaker – by invideo AI」と同じく、GPTsで共有されているAI動画生成ツールです。作りたい動画の内容をテキストで入力した後、AIの質問に答えていくだけですぐに30秒程度の動画を生成できます。
筆者も実際に「VideoGPT by VEED」で動画を生成してみました。
まずは、以下のようにプロンプトを入力します。
いくつかの質問に答えた後は、コンセプトを提示されるので、問題がなければ「Continue」を選択しましょう。
その後、30秒ほどの動画がすぐに生成されます。
最後に、動画をタップすると、VEEDのサイトに飛ぶので、動画を再生して確認してみてください。
動画を作成してみたところ、シーンの切り替わりが多いので、単体ではあまり使い道がないように感じました。
ただ、動画編集ソフトなどで繋ぎ合わせると、最終的には高品質な動画を作れそうです。
Filmora
項目 | 内容 |
---|---|
料金 | 無料版:無料 1年間:6,980円 マルチプラット1年間:7,980円 永続ライセンス:8,480円 |
機能 | 直感操作で簡単に動画編集できる |
サイトURL | https://filmora.wondershare.jp/ |
Filmoraは、ChatGPTの機能を搭載している動画編集ソフトです。チャット機能を利用することで、動画を明るくしたり、BGMを変更するといった操作が直感的に行えます。
また、無料版が提供されているのも嬉しいポイント。機能は制限されますが、まずは機能を試してみたい方におすすめです。
テンプレートも豊富に揃っているので、動画編集初心者の方も利用してみてください!
なお、生成AIの法人利用方法について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→生成AIの法人利用方法10選!法人向け生成AIツールや実際の事例も解説
ChatGPTで動画生成を効率化しよう
ChatGPTを活用すれば、動画生成の工程を大幅に効率化することが可能です。
具体的な活用方法を再度まとめました。
- 構成・構成作成
- ニーズの分析
- 動画読み込みや動画解析
とくに、動画生成を行う下準備を効率化できるのが魅力です。競合分析も詳細に実行できるので、よりクオリティーの高い動画を生成できるようになります。
また、ChatGPTを活用する際は、以下の生成AIツールも組み合わせてみましょう。
- AI画像生成ツール
- AI動画生成ツール
- ChatGPT搭載ツール・アプリ
とくに、画像生成や動画生成に特化したツールをそれぞれ分けることにより、高品質な動画を生成できます。
また、ChatGPT搭載ツール・アプリを利用する際は、以下の3つを検討してみてください。
ツール・アプリ名 | VideoMaker – by invideo AI | VideoGPT by VEED | Filmora |
---|---|---|---|
料金 | 月額20ドル (ChatGPT Plus) | 月額20ドル (ChatGPT Plus) | 無料版:無料 1年間:6,980円 マルチプラット1年間:7,980円 永続ライセンス:8,480円 |
機能 | トピックを指定するだけで数分で動画を生成できる | AIの質問に答えるだけで簡単に動画を生成できる | 直感操作で簡単に動画編集できる |
サイトURL | https://chat.openai.com/g/g-h8l4uLHFQ-videomaker-by-invideo-ai | https://chat.openai.com/g/g-Hkqnd7mFT-videogpt-by-veed | https://filmora.wondershare.jp/ |
とくに、ChatGPTの有料プランユーザーであれば、GPTsで利用できるアプリを活用するのがおすすめです。チャット形式で作成したい動画を入力するだけで、手軽に動画を生成できます。
動画生成を効率化しながら、品質も高めていきたい方は、ChatGPTやその他のツールを上手に組み合わせながら利用してみてください!
最後に
いかがだったでしょうか?
弊社では
・マーケティングやエンジニアリングなどの専門知識を学習させたAI社員の開発
・要件定義・業務フロー作成を80%自動化できる自律型AIエージェントの開発
・生成AIとRPAを組み合わせた業務自動化ツールの開発
・社内人事業務を99%自動化できるAIツールの開発
・ハルシネーション対策AIツールの開発
・自社専用のAIチャットボットの開発
などの開発実績がございます。
まずは、「無料相談」にてご相談を承っておりますので、ご興味がある方はぜひご連絡ください。
➡︎生成AIを使った業務効率化、生成AIツールの開発について相談をしてみる。
「生成AIを社内で活用したい」「生成AIの事業をやっていきたい」という方に向けて、生成AI社内セミナー・勉強会をさせていただいております。
セミナー内容や料金については、ご相談ください。
また、サービス紹介資料もご用意しておりますので、併せてご確認ください。