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【Gemini Advanced】Google最強のGemini Ultra搭載!料金や機能一覧、使い方を解説

Bard Advanced Google Gemini-Ultra 使い方

WEELメディア事業部リサーチャーのいつきです。

今回みなさんにお伝えするのは、Googleが提供している対話型AI「Bard」が史上最大のアップデートを経て「Gemini Advanced」にアップグレードされる件について。

ついに、BardがマルチモーダルAIとして、画像や音声を含む複数の入出力に対応できるようになります。

さらに、Gemini Advancedに搭載されるAIモデルの「Gemini Ultra」は、MMLU(大規模マルチタスク言語理解)というテストで人間の専門家を上回ったとのこと。

ついに、AIが人間を超えるときが来たのかもしれませんね!

今回は、Gemini Advancedの概要やアップデート内容について解説します。

最後まで読んでいただくと、Bardを使ってこれまでよりも仕事を効率化できるようになるかもしれません。

ぜひ最後までご覧ください。

なお弊社では、生成AIツール開発についての無料相談を承っています。こちらからお気軽にご相談ください。

目次

Gemini Advancedの概要

Gemini Advancedとは、テキスト・画像・動画・音声・コードとあらゆるモードに対応できるように開発された、Bardのアップグレードモデルです。Google傘下のDeepMindが発表した「Gemini Ultra 」を搭載することで、マルチモーダルAIとしての高い処理能力を獲得しています。

また、プログラミング言語を理解する能力にも長けており、コードの生成や説明を高精度でおこなってくれるとのこと。Bardでほとんどのタスクをこなせるようになるので、ほかのAIツールを併用する必要がなくなるかもしれませんね!

なお、Gemini Advancedは高性能AIモデルのGemini Ultraを初めて搭載したモデルとして、2024年初めにユーザーに一般公開される予定です。

Gemini Advancedの料金体系

Gemini Advancedは、Google Oneと連携して提供される有料サービスとなる見込みです。

具体的な料金体系についてはまだ公式に確定されていませんが、Gemini AdvancedはGoogle Oneのユーザー向けに最初の3ヶ月間は無料トライアルが提供されるようです。

Gemini AdvancedがGoogle Oneプランに含まれるかどうかはまだ不確定であり、個別のサブスクリプションとして提供されるか、既存のサービスに組み込まれるかについては、Googleからの公式発表待ちとなっています。

Gemini Advancedに搭載されているGeminiとは

Geminiとは、Google傘下のDeepMindが2023年12月6日に発表した、最新の生成AIモデルです。画像や音声などの複数のモードに対応する、マルチモーダルAIとして開発されています。

なお、Geminiは、モバイルに適したモデルからデータセンターに適したモデルまで、3つのサイズを用意しているのが特徴。

  • Gemini Ultra
  • Gemini Pro
  • Gemini Nano

以下では、それぞれのサイズ別にGeminiの性能を解説していきます。

Gemini Ultra

Gemini Ultraは、Geminiのなかで最も優れた処理能力を有しているAIモデルです。その性能は、GPT-4を超えており、なんと「人間の専門家を超えた」という結果まで出ています。

ただし、Gemini Ultraは処理能力が高い分、クラウドのスーパーコンピューターでしか動かせないとのこと。2024年1月現在ではリリースされておらず、2024年初めにリリースされるGemini Advancedに初めて搭載されます。

Gemini Pro

Gemini Proは、Geminiのなかでもバランスを重視して開発されたモデルです。Gemini Ultraほど複雑なタスクはこなせないものの、広範囲なタスクをこなせるように設計されています。

なお、Googleは、Gemini Proの性能を示すために、業界標準とされている8つのベンチマークテストを実施しました。

その結果、8種中6種のベンチマークにおいて、ChatGPTで一般的に使われているGPT-3.5の性能を上回るほどの数値を記録しています。

Gemini Proは、すでにBardで使用できるとのことなので、次第にChatGPTに変わってBardを利用するユーザーが増えていくかもしれませんね!

Gemini Nano

Gemini Nanoは、スマートフォン上でも動作するほど、軽量化を実現したモデルです。まずは、「Pixel 8 Pro」に実装され、OSに組み込まれた「AICore」のアップデートが実施されます。

また、録音アプリの「レコーダー」がアップデートされ、録音内容を要約する機能が実装されるとのこと。元々、録音内容を文字起こしする機能がついていましたが、今後は必要な情報を短時間で把握できるようになりそうです。

なお、Geminiについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
【Gemini】GPT-4の最大の対抗馬GoogleのGemini!使い方〜GPT-4との性能比較まで

Gemini Advancedの主要機能一覧

2024年に予定されているGemini Advancedの最新アップデートでは、次の5つの新機能が導入されるようです。

  • 「Motoko」
  • 「ギャラリー」
  • 「タスク」
  • 「背景/前景の共有」
  • 「パワーアップ」

2024年1月の時点では、これらの機能に関する詳細な情報はまだ提供されていませんが、これらの新機能がGemini Advancedの使いやすさや作業効率をどのように向上させるかに注目が集まっています。

以下ではこれらの新機能について簡単に解説します。一緒に見ていきましょう。

独自のチャットボットが作れる「Motoko」機能

Gemini Advancedでは、ユーザーが独自のチャットボットを作成できる新機能「Motoko」を導入するようです。

ただし、Motokoの詳細な機能や具体的な使用方法についてはまだ明らかにされていません。

プロンプトの例を紹介する「ギャラリー」機能

「ギャラリー」機能は、Bardを使ってできる様々なトピックに関する例示的なプロンプトを表示してくれる機能のようです。

Bardの使用事例を見ることができるので、自分では思いつかなかったBardの利用方法を知ることができそうです。

タスクを管理できる「タスク」機能

「タスク」機能は、主に長時間実行されるタスクを管理するための機能のようです。

この機能の詳細はまだ不明ですが、例えば画像生成のような時間を要するタスクを扱うために利用される可能性があります。

「タスク」機能は、ユーザーがBardを使って複雑なタスクを管理する際の利便性が高まると期待されています。

画像をカスタマイズできる「背景/前景の共有」機能

Gemini Advancedには「背景/前景の共有」機能も導入予定です。

この機能は、ユーザーがチャットの背景や画面をカスタマイズできるように設計されています。

ただし、この機能の詳細についてはまだ不明瞭であり、特に「背景」に関する具体的な情報はまだありません。

機能の拡張や改善を行う「パワーアップ」機能

ユーザーのプロンプトを自動的に改善してくれる「パワーアップ」機能も開発中のようです。

この機能の詳細はまだ明らかにされていませんが、Bardのプロンプトをより効果的にサポートしてくれる機能と予想されます。

GoogleはGemini Advancedに導入する新機能により、競合するChatGPT Plusとの競争において、より優位なポジションを目指しているようです。

しかし、ChatGPTのような既存のプラットフォームと比較して、Gemini Advancedがどの程度市場に受け入れられるかは今後の展開次第といえるでしょう。

Gemini Advancedの使い方

Bardのアップデートは、今後2段階で実施されていきます。第1弾はすでに実施済みで、より広範囲なタスクをこなせる「Gemini Pro」がBardに実装されています。

さらに、2024年初めには、「Gemini Ultra」を搭載したGemini Advancedがリリースされるとのこと。

それぞれの内容を詳しくみていきましょう。

すでにGemini Proを搭載したBardが使える

2023年12月6日に「Gemini」が発表された時点で、Bardの最初のアップデートが実施されています。Gemini ProをBard用に調整することで、理解・要約・推論・コーディング・計画などの能力がはるかに向上したようです。

なお、サードパーティの評価者によるブラインド評価では、ChatGPTの代替チャットボットのなかで、最も優秀な無料チャットボットだと評価されています。

以下は、YouTuber兼教育者のMark Rober氏と協力して、Gemini Proを備えたBardに、最も正確な紙飛行機を作るというプロンプトを与えた実験動画です。

動画のなかでは、Mark Rober氏がBardと議論を交わしながら、最終的には火の輪を正確に通過する、優れた飛行性能の紙飛行機を製作するに至っています。

なお、Gemini Proは、現状テキストベースのプロンプトにのみ作用していますが、今後は複数のモードに対応していく予定とのことです。また、日本語のプロンプトには対応していないので、Gemini Proの機能を利用したい場合は英語でプロンプトを入力しましょう。

Gemini Advancedは2024年初めから使える

Gemini Ultraを搭載したGemini Advancedは、2024年初めのリリースを予定しています。テキスト・画像・動画・音楽・コードといった、複数のモードの情報を正確に理解し、より複雑なタスクをこなせるようになるので非常に楽しみですね!

現在使っているBardがそのままGemini Advancedにアップグレードされることが予想されるので、使うためにするべき作業は特にありません。

なお、Gemini Ultraを使ったデモ動画では、「数学と物理学の推論を説明する」といった非常に高度なタスクをこなしていました。

Gemini Advancedはすでに、安全性に関するチェックを完了しており、近いうちに一部のユーザー向けにテスタープログラムを配信する予定とのことです。今後の続報に期待しましょう!

なお、生成AIの法人利用方法について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
生成AIの法人利用方法10選!法人向け生成AIツールや実際の事例も解説

Gemini Advancedのマルチモーダル機能で仕事を効率化しよう

Gemini Advancedは、Gemini Ultraを搭載したマルチモーダルAIです。テキスト・画像・動画・音楽・コードといった、複数のモード間でのやり取りに対応しており、より複雑なタスクをこなせるように設計されています。

なお、Gemini Advancedに搭載されるGemini Ultraを含め、Geminiは以下3つのサイズに分かれています。

  • Gemini Ultra
  • Gemini Pro
  • Gemini Nano

Gemini AdvancedはBardの2段階目のアップデートによって2024年初めのリリースを予定していますが、Gemini Proを搭載した第1弾のアップデートはすでに実施済みです。

ちなみに2024年1月時点の情報では、2段階目のアップデートで次の5つの新機能を導入する予定です。

  • 「Motoko」
  • 「ギャラリー」
  • 「タスク」
  • 「背景/前景の共有」
  • 「パワーアップ」

正確な紙飛行機を作るというタスクをこなしたように、Bard現時点でもクリエイティブな業務を手助けするのに有効な機能を備えているので、ぜひ活用してみてください。

最後に

いかがだったでしょうか?

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投稿者

  • いつき

    高卒6年目にして独立開業した、フリーランスのWebライター。 ChatGPTをはじめ、多くのAIツールを使いこなした経験を基に、AIメディアの記事を執筆中。 複数のWebメディアに在籍し、ライター・ディレクター業務をマルチにこなす。

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