【無料あり】画像生成AIのおすすめツールまとめ7選!2025年最新版

無料 あり 画像生成AI おすすめ ツール まとめ 7選

生成AIの一般への認知と普及が進み、ビジネスや教育など幅広い領域で導入が活発化してきました。技術開発も急速に進展しており、テキスト生成以外にも生成AIの活用が進んでいます

なかでも、特に注目を集めているのが画像生成AIです。

有名なものを挙げると……

  • Bing Image Creator
  • Midjourney
  • Stable Diffusion(Leonardo.AI)
  • Canva(マジック生成)
  • Adobe Firefly
  • DALL-E 3
  • Gemini(旧Google Bard)

などですか。画像生成AIにもさまざまな種類があり、どのツールを使ったらよいか分からないとお悩みの方もいるでしょう。

今回は優れた画像生成用の​​7つのAIツールについて、特徴や得意な点を比較検証しました。最後までお読みいただければ自分に適したツールを把握でき、すぐに画像生成を始められるでしょう。

\生成AIを活用して業務プロセスを自動化/

目次

画像生成AIとは?

画像生成AIは、生成したい画像のイメージをテキストで入力するだけで自動で生成してくれるAIです。画像生成の専門的な知識がなくても短時間で希望の画像を入手でき、企業のマーケティングコンテンツからアート作品までさまざまな用途に使えます。

ディープラーニングを基盤として、GAN(敵対的生成ネットワーク)や拡散モデル(Diffusion Model)などの多様な技術が用いられ、さらなるサービス向上に向けて開発競争が続いています。

これらの技術の登場により、アーティスト、グラフィックデザイナー、広告クリエイターなど、クリエイティブな分野に大きな衝撃を与えました。今後もあらゆる業界で活用が進むでしょう。

画像生成AIツールを選ぶ際のポイント

画像生成対応のAIツールを選ぶ際は、以下5つのポイントを意識するとうまくいきます。

  • 希望の画像スタイルに対応しているか
  • 設定項目は豊富かつ使いやすいか
  • 生成速度や品質は問題ないか
  • プロンプトやUIは日本語対応か
  • 編集機能が搭載されているか

どのツールを選ぶべきか迷ったら、まずは上記の基準で選んでみてください。

以下で、それぞれのポイントを解説していきます。

希望の画像スタイルに対応しているか

画像生成AIにはそれぞれ得意とするスタイルがあります。リアルな写真風の人物画像に強いツールがあれば、アニメ風・イラスト風のデザインを得意とするツールがあるということです。

具体例を挙げると、「Midjourney」や「Adobe Firefly」はアート寄りでクリエイティブな表現に適しており、「Bing Image Creator」や「Canva AI」はシンプルな構成やビジネス資料向けのデザインに強みがあります。

どのようなテイストの画像を作りたいか、用途に合ったスタイルが生成できるかを、事前に確認しておきましょう。

設定項目は豊富かつ使いやすいか

画像生成AIを使う際、どこまで細かく調整できるかはツールによって大きく異なります。「構図」「色調」「人物の表情」「背景の有無」などを細かく指定できるツールもあれば、簡単な指示だけで画像を出すシンプルなタイプもあります。

特に「Stable Diffusion」は、プロンプトの細かな調整やネガティブプロンプト(出したくない要素の指定)、シード値のコントロールなどが可能で、自由度が高いのが特徴です。一方、「Canva AI」や「Bing Image Creator」などは、操作が直感的で初心者でも使いやすい反面、カスタマイズの幅はやや限定されます。

このように、「手軽さを重視するか」「細部までこだわりたいか」によって選ぶべきツールは異なります。特にビジネスや制作物に使う場合は、どこまで思い通りに画像をコントロールできるかも重視しましょう。

生成速度や品質は問題ないか

画像生成AIを使ううえで、どれだけ速く・高品質な画像が生成できるかは非常に重要なポイントです。特に業務で使う場合や大量の画像を出力したい場面では、速度が遅かったり、何度も再生成が必要になったりすると大きなストレスになります。

中でも、「Bing Image Creator」や「Adobe Firefly」などは、クラウド上で高速に生成されるため待ち時間が少なく、作業効率を重視するユーザーにおすすめです。一方で、「Stable Diffusion」などのローカル運用型AIは、スペックの高いPCが必要ですが、高解像度の画像を自由に調整しながら生成できます。

また、速度だけでなく画像の精度や解像度もチェックしたいポイントです。「リアルな顔が歪む」「手や指の形がおかしい」「背景がぼやける」といった問題が起きやすいツールもあるため、ツール選びの際には実際の出力サンプルを事前に確認しましょう。

プロンプトやUIは日本語対応か

画像生成AIの多くは英語圏で開発されており、プロンプト(指示文)やUI(操作画面)が日本語に対応していないツールも少なくありません。英語での操作や入力に慣れていない場合、日本語に対応しているかどうかは重要な判断基準になります。

なかでも、「Bing Image Creator」や「Canva」は日本語入力に対応しており、UIも完全に日本語化されています。そのため、初心者でも直感的に操作がしやすく、指示も日本語でスムーズに出せるのが特徴です。

一方で、「Midjourney」や「Leonardo.Ai」のように、プロンプトの入力は基本的に英語が前提のツールもあります。Google翻訳などを併用すれば使えないことはありませんが、思った通りの画像を出すにはある程度の英語力や慣れが必要になります。

編集機能が搭載されているか

画像生成AIツールのなかには、顔の細かい表情変更やポーズ修正、背景の差し替えなど、編集機能が豊富なツールもあります。

特に、「Canva」や「Adobe Firefly」は、生成後の画像をそのまま編集できるツールとして有名です。背景除去・テキスト追加・色調補正なども直感的な操作で行えます。

画像生成と編集をワンストップで行いたい場合は、あらかじめ編集機能の有無・種類をチェックしておきましょう。

おすすめの画像生成AIツール7個まとめ

今回まとめた画像生成AIは、以下の7つです!

  • Bing Image Creator
  • Midjourney
  • Stable Diffusion
  • Canva(ドリームラボ)
  • Adobe Firefly
  • ChatGPT(GPT-4o)
  • Gemini(旧Google Bard)

それぞれの概要や特徴・利用用途を解説していきます!

Bing Image Creator

参考:https://www.bing.com/images/create

Bing Image Creatorは、Microsoft社が提供する画像生成AIサービスです。

この画像生成AIにはOpenAI社が開発した「DALL-E 3」の技術が使われており、テキストでの説明によりリアルな画像からアート・イラストまで生成できます。Microsoft社が提供している検索エンジン「Bing」上で利用可能です。

また、AIアシスタント機能であるMicrosoft CopilotでもImage Creatorを利用できます。

スクロールできます
運営会社Microsoft
特徴OpenAI社の最新画像生成AI「DALL-E 3」の技術を利用しており高品質な画像やアートを生成可能。
サイトの使いやすさデバイスに関わらず、Webブラウザにアクセスできれば利用可能。同社のAIチャットの「Bingチャット」からも利用可能。
料金無料 (Microsoftアカウントの登録が必要)
無料利用
利用規約https://www.bing.com/images/create
リリース日2023年3月31日
Bing Image Creatorの概要

なお、Bing Image Creatorについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Midjourney

参考: https://www.midjourney.com/home

Midjourneyは、テキストの説明文から高品質な画像を生成できるAIです。元アメリカ航空宇宙局(NASA)の研究者であったDavid Holz氏が開発組織を立ち上げ、少人数で運営を行っています。

チャットアプリのDiscordでキーワードや文章を入力すると、その内容に適したイラストや画像を生成できます。2025年4月には新モデル「V7」がリリースされ、プロンプトの理解力が向上したり、通常の10倍早く画像を生成する「ドラフトモード」が追加されたりしました。※1

スクロールできます
運営会社Midjourney
特徴Discordアプリを通じて、高品質な画像を生成可能
サイトの使いやすさDiscordから利用可能なため、使いやすい。
料金10ドル~120ドル/月
無料利用不可
利用規約https://docs.midjourney.com/docs/terms-of-service
リリース日2022年7月12日
Midjourneyの概要

以前は無料での画像生成が可能でしたが、2025年8月現在では有料プランへの加入が必要です。 プランはBasicからMegaまで4種類あり、一年契約か月ごとの契約かで金額が変わります。

Midjournyのサービスをアニメやゲームのイラストの生成に特化させた「にじジャーニー(Nijijourney)」も存在します。

無料プランはありませんが、midjourneyとnijijourneyの有料プランは連携しているため、どちらかのサブスクを契約すると両方利用可能です。新たなアカウント登録は不要で、どちらもDiscordで利用できるため、Midjourneyと共に試してみる価値はあるでしょう。

なお、Midjourneyの使い方や料金体系について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Stable Diffusion

参考:https://ja.stability.ai/stable-diffusion

Stable Diffusionとは、英Stability AI社が開発したテキストを入力するとそれに沿った画像を生成してくれるAIです。訓練済みの画像生成モデルはオープンソースとして公開されており、誰でも利用可能です。特定の目的に応じて様々なカスタムモデルも公開されています。2024年10月にリリースされた最新モデルは「Stable Diffusion 3.5」で、商用かどうかに関係なく無料で使えるなど高い自由度があります。※2

Stable Diffusionは、主に2つの方法で利用できます。

  • Hugging Faceなど、Webサービスから利用
  • AIモデルをダウンロードしてローカル環境で利用
スクロールできます
運営会社Stable Diffusion
特徴Stable Diffusionは、画像のイメージやテイスト、条件をテキストで入力して画像を生成できるAIです。す。潜在拡散(Latent Diffusion)アルゴリズムを実装したStable Diffusionモデルはオープンソースとして公開されており、様々なカスタムモデルが存在します。※3
サイトの使いやすさWebサービスから利用するか、Stable Diffusionモデルをダウンロードして自身の環境で利用するかのいずれかの方法があります。ローカル環境で始めるには、ツールのダウンロードや設定など初期設定が必要となります。環境構築後は、GUIでプロンプトを指定して画像を生成します。
料金無料
無料利用
利用規約stablediffusion/LICENSE at main · Stability-AI/stablediffusion · GitHub
リリース日2023年4月14日
Stable Diffusionの概要

なお、Stable Diffusionの使い方について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Canva(ドリームラボ)

参考:https://www.canva.com/dream-lab

CanvaはWebから利用できるデザインツールで、ウェブサイトや動画、SNSなどさまざまなコンテンツのデザインを効率的に作成できます

Canvaが2024年10月から提供されている「ドリームラボ」は、テキストで記述するだけで、AIがそのイメージに合った画像を作成します。プレゼンテーション資料や広告などに挿入する画像生成がより効率的になります。

Canvaは画像生成機能の強化に向けて、2024年7月にAIプラットフォーム「Leonardo.Ai」の買収を発表しました。※4 ドリームラボではLeoardo.Aiの技術を簡単に利用できるようになっています。

他にも下表のような特徴があります。

スクロールできます
運営会社Canva
特徴Canvaの「ドリームラボ」は、テキストで画像について説明するだけで、AIがそのイメージに合った画像を作成してくれる機能です。
サイトの使いやすさCanvaのユーザー会員でWebブラウザにアクセスすることで利用可能。オンラインで利用できるグラフィックデザインツールのため、インターフェースは使いやすいです。
料金Canva Free:無料Canva プロ:1,180円~Canva チームス(3人以上):1,500円~Canva エンタープライズ:問い合わせ
無料利用
利用規約https://www.canva.com/policies/terms-of-use/
リリース日2022年10月12日
Canvaの概要

なお、Canva AIの使い方について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Adobe Firefly

参考:https://firefly.adobe.com/

Adobe Fireflyは、Adobeが開発した生成AIで、独自の画像生成機能およびテキストエフェクトを提供します。

Adobe FireflyにはWeb上で使える単体アプリの他、PhotoshopやIllustrator、Adobe Expressなどの既存のAdobe製品にも機能が搭載されています。AIを使ったオリジナル画像の生成だけでなく、Adobe製品を使うクリエイターの創作活動をサポートし、効率化を助けてくれます。

Adobe Fireflyは商用ライセンスを取得することで、生成した画像をビジネスにおいて商用利用できます。

厳密には「テキストから画像生成」「テキスト効果」のAdobe Firefly機能が、商用利用可となっています。著作権の問題もクリアとなっているため、安心して利用できる点は大きな魅力ですね。

スクロールできます
運営会社アドビ株式会社
特徴Adobe Fireflyは、Adobeが開発したジェネレーティブAIで、独自の画像生成機能およびテキストエフェクトを提供します。ユーザーがテキスト入力することで、その内容に基づいた画像やエフェクトを生成します。
サイトの使いやすさAdobe Fireflyは、Adobe Creative Cloudの一部として提供されており、Adobe Creative Cloudのユーザーインターフェースに慣れているユーザーにとっては使いやすいです。
料金Adobe Firefly単体で使う場合は月25回までは無料。それ以上は有料プラン。その他のAdobe製品との連携機能を使う場合は、Adobe Creative Cloudの料金が適応される。
無料利用
利用規約https://www.adobe.com/jp/legal/terms.html
リリース日2023年3月21日
Adobe Fireflyの概要

なお、Adobe Fireflyの使い方について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

ChatGPT(GPT-4o)

参考:https://chatgpt.com/

テキスト生成の印象が強いChatGPTですが、実は画像生成にも対応しています。以前までは、DALL-E 3という画像生成AIモデルで画像生成を行っていましたが、2025年3月にGPT-4oに画像生成機能が統合され、以降はGPT-4oで画像生成が可能です。

GPT-4oで画像生成できるようになり、プロンプトの理解力が向上したほか、より多くのオブジェクトを同時に処理できるようになったのがポイント。

有料プランだけでなく、無料プランでも制限の範囲内で画像生成機能を利用できるので、ぜひ試してみてください。

スクロールできます
運営会社OpenAI
特徴GPT-4oに画像生成機能が統合され、プロンプトの理解力やオブジェクトの処理能力が向上している。
サイトの使いやすさChatGPTのサービス上から「〜の画像を生成して」と命令するだけで起動するので、初心者でも使いこなせる。画像編集もブラシによる範囲指定とプロンプトだけでできるので、使いやすさ抜群。
料金ChatGPT Plus:$20/月ChatGPT Pro:$200/月ChatGPT Team:年払いで$25/月 or 月払いで$30/月ChatGPT Enterprise:要問い合わせ
無料利用可(1日あたり3枚まで)
利用規約https://openai.com/policies/usage-policies
リリース日2023年9月21日
GPT-4oの概要

なお、GPT-4oの使い方について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Gemini(旧Google Bard)

参考:https://gemini.google.com/?hl=ja

Googleが運用する生成AIチャット・Gemini(旧Google Bard)でも、チャットルームからプロンプトによる画像生成が可能です。2025年8月時点では、画像生成モデル「imagine 4」が実装されています。※5

Gemini(旧Google Bard)の画像生成機能の強みは以下の点です。

  • 生成スピードがライバルよりも速い
  • 無料で使える
スクロールできます
運営会社Google LLC
特徴Googleが独自開発した画像生成AI「Imagen 4」を採用、テキストの描画精度が飛躍的に向上している。
サイトの使いやすさGemini(旧Google Bard)のサービス上から「Generate an image of 〜」と命令するだけで起動するので、初心者でも使いこなせる。日本語入力にも対応。
料金無料
無料利用
利用規約https://policies.google.com/terms/generative-ai
リリース日2024年10月
Gemini(旧Google Bard)の概要

なお、Gemini(旧Google Bard)での画像生成について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

おすすめの画像生成AIツール比較

各画像生成AIツールを実際に使いながら比較していきます。

ツールの精度や品質を試すために、イラストと画像に分けて画像を生成します。イラストの生成には、シンプルなプロンプトを英訳したものを利用します。

また、画像の生成にはお城の画像のプロンプトを利用します。

黒ネコのイラスト

プロンプト:

Illustration of a black cat

日本語訳:

くろねこのイラスト

Bing Image Creator

一回の入力につき、4つの画像が同時に生成されます。今回のプロンプトでは、月夜に窓際に座る絵本のような可愛らしい黒猫のイラストが生成されました。

・回答のスピード:☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆☆

Midjourney

水彩画のタッチ風な黒猫が生成されました。イラストというには少しずれがあるかもしれません。

他と比較した場合、猫のクオリティが実写に近い感じですね。

・回答のスピード:☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆

Stable Diffusion

ホントに販売しているイラストのようなクオリティで、私は好きです。

ただ、回答には20秒ほどかかりました。

・回答のスピード:☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆☆☆

Canva(ドリームラボ)

凛々しい顔の黒猫のイラストで、全体的にスマートな印象を覚えます。特別おかしな点もなくクオリティも高いと言えるでしょう。

・回答のスピード:☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆☆

Adobe Firefly

黒猫のイラストという要望通り、猫だけのイラストが生成されました。

しかし、他の4つと比較すると残念ながらいまいち精度の良さを感じません。

・回答のスピード:☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆

ChatGPT(GPT-4o)

ChatGPTで「以下の画像を作成してください」とプロンプトの内容(Illustration of a black cat)を入力すると数秒で生成が完了し、シンプルな背景を合わせた黒猫のイラスト画像が返ってきました。

毛並みの質感がより繊細に表現されており、完成度の高いイラストに仕上がっています。

・回答のスピード:☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆☆

Gemini(旧Google Bard)

生成画像は背景もなく、黒猫の画像だけ表示されました。顔ひげや毛の細かい部分まで精彩に描かれており、プロンプトに対して忠実に高品質な画像を生成しています。

余計な情報を含めず、シンプルな画像に仕上がっている印象です。

・回答のスピード:☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆

猫のイラストでは、同じプロンプトを入力しても方向性が異なる結果となりました。

Stable Diffusion(mage.space)のクオリティが高いですね。個人的にはBing Image Creatorのかわいいイラスト調に未来性を感じました。「イラスト」というのをある意味きっちり受け取っています。

城の画像

プロンプト:

A majestic European castle, standing tall amidst a lush green landscape. The castle's stone walls are aged, with ivy creeping up its sides. Tall towers with pointed rooftops pierce the sky, and a moat surrounds the structure. The setting sun casts a golden hue over the scene, reflecting off the castle's windows. Medium: Photography. Style: Medieval with a touch of romanticism. Lighting: Golden hour with soft shadows. Colors: Earthy tones with pops of green and gold. Composition: Canon EOS 5D Mark IV DSLR camera, EF 24-70mm f/2.8L II USM lens, Resolution 30.4 megapixels, ISO sensitivity: 100, Shutter speed 1/125 second --ar 16:9 --v 5.1 --style raw --q 2 --s 750.

日本語訳:

緑豊かな風景の中にそびえ立つ壮大なヨーロッパの城。城の石の壁は古びており、壁にはツタが這っています。尖った屋根の高い塔が空に突き刺さり、堀が城を囲んでいます。夕日がシーン全体に金色の光を放ち、城の窓に反射しています。メディア: 写真。スタイル: 中世風でロマンティックなタッチ。照明: ゴールデンアワーで柔らかい影。色: 地球の色調で、緑と金のポップカラー。構成: Canon EOS 5D Mark IV DSLRカメラ、EF 24-70mm f/2.8L II USMレンズ、解像度30.4メガピクセル、ISO感度: 100、シャッタースピード1/125秒 –ar 16:9 –v 5.1 –style raw –q 2 –s 750。

Bing Image Creator

おお、凄い!まるでファンタジーの世界に出てきそうなお城の画像が生成されました。

ただ、4枚とも似たような構図です。プロンプトをしっかりすると生成レベルが跳ね上がる結果となりました。

・回答のスピード:☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆☆

Midjourney

高画質な写真風の画像が4枚も出てきました!クオリティがあまりにも高い。文句なしです。

高価なカメラがなくても、こんなのが作れるんか……

・回答のスピード:☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆☆☆

Stable Diffusion

プロンプトが詳細なため、Bing Image Creatorに似た構図になっています。

ただちょっと今回生成された画像はかなりいびつ。クオリティはBing Image Creatorのほうが上ですね。

・回答のスピード:☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆

Canva(ドリームラボ)

お城の形自体も背景も、他の画像生成AIよりシンプルな印象を受けます。光の描写や池に反射する様子も正確ですが、全体的に少し物足りなさを感じるかもしれません。

・回答のスピード:☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆☆

Adobe Firefly

写真と見間違えるほど高精細な画像が生成されました。石造りの城壁の様子も本物と似ており違和感はありません。しかし窓のディテールなど、一部崩れている部分も確認できます。

・回答のスピード:☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆☆

ChatGPT(GPT-4o)

Bing Image Creatorと同じモデルだけあって、DALL-E 3はファンタジー調のお城の画像を生成してくれました。長いプロンプトをしっかり理解していますね。

あとは窓の形等、作画が崩れていない点もGOODです!

・回答のスピード:☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆☆☆

Gemini(旧Google Bard)

Gemini(旧Google Bard)は10秒強で画像生成を終えてくれました。クオリティも良いですが一般的な城のイメージとは違っており、プロンプトの理解が他の生成AIとは少し異なっているようですシンプルな画像の方が得意なのかもしれません。

・回答のスピード:☆☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆

お城の画像も個性的な結果となりました。ファンタジー寄りのBing Image Creator、幻想的なMidjourney、シンプルなcanva、写真的なAdobe Firefly。これは好みの問題で良し悪しが決まりそうです。

おすすめの画像生成AIを目的別で選ぶ

画像生成AIの急速な進化により、多種多様なツールが登場しました。自分がどのような画像を生成したいのか、目的に応じて最適なAIを選択しましょう。以下では、様々なニーズに合わせたおすすめの画像生成AIを紹介します。

とりあえず画像生成AIを簡単に試したい

初めての方には、Gemini(旧Google Bard)がおすすめです。GeminiはGoogleが提供する生成AIのため、ブラウザでログインするだけで、無料で簡単に利用できます。すでにアカウントを持っている方も多く、登録不要ですぐに試せます。

日本語入力にも対応しており、最新の画像生成モデルであるimagene 3を誰でも利用可能です。簡単なプロンプトだけで、リアルでハイクオリティな画像生成を体験できてしまいます。

リアルでクオリティの高い写真風の画像を生成したい

高品質な実写風画像を求める方には、ChatGPT(GPT-4o)とMidJourneyが適しています。GPT-4oは詳細なプロンプトで極めてリアルな画像を生成し、MidJourneyはよりアーティスティックな表現が得意です。

どちらもプロフェッショナルな用途に耐えられるほどクオリティが高いといえるでしょう。

アニメ風の美女イラストを描ける画像生成AI

アニメ風の美女イラストを生成するには、にじジャーニー(Niji・Journey)がおすすめです。にじジャーニーは、アニメやゲーム風のイラストを生成することに特化した画像生成AIです。

その名前が示す通り「Midjourney」をベースに設計されており、カスタマイズ可能なアニメキャラクターを生成し、美麗な美女イラストを複数パターンで作成できる点が特長。

webサイト上で画像生成AIを利用したい

ウェブ上での利用にはCanvaが便利です。Canvaはあくまでオンラインで利用できる、グラフィックデザインツールです。

そのため使いやすいインターフェースを持ち、AI画像生成機能も備えているため、webサイト上で画像生成を気軽にしたい初心者にとって理想的な選択肢となるでしょう。既にCanvaを利用されている場合は、新たなアカウントは登録不要です。

 スマホアプリで利用できる画像生成AIを利用したい

スマホアプリでの利用には、「AIピカソ」や「Meitu」が人気。「AIピカソ」は既存の画像からのイラスト化が得意です。「Meitu」は、自撮り写真をアニメ風美女に修正・加工が可能で注目を集めました。

多様なアニメ風のイラストに変換できます。どちらもアプリにて直感的な操作が可能で、手軽にAI画像生成を楽しめる点が魅力ですね。

PC上でローカルな環境を構築して画像生成AIを利用したい

自前の環境構築を希望する方には、Stable Diffusionがおすすめです。オープンソースのStable Diffusionは自由度が高く、PC上でローカル環境を構築できます。

GPUは自身のPCを利用するため、利用料金が発生しない点は大きな魅力でしょう。ただし、実行には高速なグラフィックボードや大容量のVRAMなど、ハイスペックな環境が必要です。

登録不要かつ無料で利用できる画像生成AI

コストをかけずに試したい方には、Bing Image CreatorとGeminiが最適です。Bing Image CreatorはMicrosoft、GeminiはGoogleによる画像生成AIですので利用する際も安心ですね。既にMicrosoftアカウントやGoogleアカウントをお持ちの場合は、新たなアカウントは登録不要。

どちらもブラウザでサイトにアクセスし、無料で利用できます。多様なスタイルの画像生成が可能で、特にBing Image Creatorは日本語でプロンプトを指定できますので、より直感的に画像を生成できます。

 商用利用できる画像生成AI

ビジネス用途には、Adobe Fireflyがおすすめです。Adobeのクリエイティブツールと同様に、商用ライセンスを取得することで、生成した画像をビジネスにおいて商用利用できます。

プロジェクトやビジネスにおいて、安心して商用利用できますね。

商用利用可能な画像生成AIを他にも知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

画像生成AIツールのおすすめ活用法

画像生成AIツールは、さまざまな業界・業種で活用できますが、特に以下の業界・業種での活用がおすすめです。

  • コンテンツマーケティング|ブログ・SNSのアイキャッチ画像作成
  • 広告制作|広告バナー・ポスターのビジュアル制作
  • 資料作成|プレゼン・提案資料のビジュアル強化
  • カスタマーサービス|チャットボットのキャラクター生成
  • エンタメ|漫画・アニメ・ゲームのキャラクター・背景制作

それぞれ具体的な活用シーンも含めて紹介していくので、ぜひ自社で取り入れられそうなものがないかチェックしてみてください。

コンテンツマーケティング|ブログ・SNSのアイキャッチ画像作成に活用

画像生成AIツールは、ブログ記事やSNS投稿に使うアイキャッチ画像の制作を効率化できます。記事のテーマに合わせたオリジナル画像を素早く用意できるため、他サイトとの差別化にもつながるのが大きな魅力です。

また、人物イラストや抽象的なビジュアル、世界観のある背景画像なども簡単に作成できるので、文章だけでは伝わりづらい内容の補足にも効果的です。

画像に統一感を持たせればブランドの世界観を構築しやすいため、SNSでのシェアやクリック率の向上にも貢献します。

広告制作|広告バナー・ポスターのビジュアル制作に活用

画像生成AIツールは、広告バナーやポスターなどのクリエイティブ制作にも活用できます。訴求したい商品やサービスの特徴に合わせた魅力的なビジュアルを短時間で生成できるため、制作コストや時間の削減に効果的です。

背景や人物の雰囲気を変えるだけでなく、季節やターゲット層に合わせたバリエーション展開もしやすく、A/Bテスト用の素材を複数用意する場面でも重宝します。

テンプレートに頼らずオリジナルデザインが作れるため、視覚的インパクトの強い広告を打ち出したいときに活用してみてください。

資料作成|プレゼン・提案資料のビジュアル強化に活用

画像生成AIツールは、プレゼンや営業資料などのビジネスドキュメントに使うビジュアル素材の作成にも役立ちます。文字だけの資料に比べて、視覚的にわかりやすく伝えられるため、説得力や印象が強まるのが魅力です。

例えば、抽象概念を視覚化したイラストや、サービスの利用シーンを再現した画像を挿入することで、聞き手の理解や共感を引き出しやすくなります。

また、資料のトーンやブランドカラーに合わせた画像を生成すれば、統一感のある洗練された資料を短時間で仕上げることも可能です。

カスタマーサービス|チャットボットのキャラクター生成に活用

画像生成AIツールは、カスタマーサポートに使用するチャットボットや案内キャラクター制作にも活用可能です。親しみやすいキャラクターを用意することで、ユーザーとの心理的距離を縮め、問い合わせ体験をより快適にできます。

また、社内でキャラクター制作が完結するため、外部のデザイナーに依頼する際の外注費をカットできるのも魅力です。

画像生成AIツールを使えば、非デザイナーでも魅力的なキャラクターを作れるので、ぜひ試してみてください。

エンタメ|漫画・アニメ・ゲームのキャラクター・背景制作に活用

画像生成AIツールは、漫画やアニメ、ゲームのキャラクターや背景制作にも活用できます。構図やキャラクターのラフ案を短時間で生成でき、制作の効率化やアイデア出しに役立つのが特徴です。

また、初心者でも気軽にビジュアル制作に挑戦できるため、近年では個人制作や同人活動の支援ツールとしても人気が高まっています。

今後は、プロの現場から個人クリエイターまで、幅広い層にとって欠かせない創作支援ツールとなっていくことでしょう。

画像生成AIツールの注意点

画像生成AIツールを使用する際には、いくつかの重要な注意点があります。これらを理解し、しっかりと守ることで、ツールを効果的かつ適切に活用できるでしょう。

主な注意点は、料金体系の確認・利用規約の精読・商用利用の可否の確認、そして著作権への配慮です。

有料か無料かを確認する

画像生成AIツールを選ぶ際、まず料金体系を確認しましょう。無料で提供しているツールもありますが、高度な機能や商用利用には有料プランが必要な場合が多いです。

目的と予算に合わせて、最適なプランを選択しましょう。

利用規約を必ずチェックする

どのAIツールを使用する場合でも、利用規約の確認は不可欠です。利用規約には、ツールの使用方法、禁止事項、プライバシーデータの取り扱いなどの重要な情報が記載されているからです。

規約を読まずに利用すると、意図せず法律違反を犯してしまうかもしれません。特に、生成されたデータの保存方法や第三者への提供に関する条項には注意を払いましょう。規約の内容を理解し、遵守することで、トラブルを回避できます。

商用利用が可能かチェックする

画像生成AIツールを商業目的で使用する場合、そのツールが商用利用を許可しているか必ず確認してください。多くの場合、無料プランでは商用利用が制限されており、有料プランでのみ許可されます。

商用利用の可否を事前に確認せずに使用すると、法的問題に発展する可能性があるため気をつけましょう。ビジネスでの使用を考えている場合は、必ず商用利用の条件を確認し、適切なライセンスを取得してください。

著作権に注意する

商用利用可能であっても、画像生成AIツールで作成した画像の著作権には注意が必要です。ツールによっては、生成された画像の著作権がツール提供者に帰属する場合があります。

画像を自由に使用できるものの、著作権表示が必要なパターンもあります。またツールによっては、マンガのキャラクターなどが著作権を無視して生成できてしまう場合があります。

その場合、著作権侵害となってしまうため注意が必要です。著作権に関する規定を十分に理解し、適切に利用しましょう。

おすすめの画像生成AIツール比較まとめ

スクロールできます
比較内容Bing Image CreatorMidjourneyStable DiffusionCanva(ドリームラボ)Adobe FireflyChatGPT(GPT-4o)Gemini(旧Google Bard)
回答速度速い速い普通速い普通普通速い
プロンプトと生成された画像の関連度(イラスト)普通高い高い普通高い普通普通
生成された画像のクオリティ(イラスト)普通普通高い普通普通普通普通
生成された画像のクオリティ(リアル調)高い高い低い高い高い高い低い
AIモデルDALL-E 3MidjourneyStable DiffusionStable DiffusionAdobe FireflyGPT-4oImagen 4
料金無料ベーシックプラン:月額10ドル
スタンダードプラン:月額30ドル
プロプラン:月額60ドル
メガプラン:月額120ドル
無料Canva Free:無料
Canva プロ:1,180円~
Canva チームス:1500円~
月25枚まで無料それ以上は有料プランChatGPT Plus:$20/月
ChatGPT Team:$30/月
ChatGPT Pro:$200/月
無料
特徴WebサービスのBing Image Createrの他にBingチャットでも利用可能。Discordのチャット画面を通じて画像を生成可能。 WebサービスかAIモデルをダウンロードし自身の環境で利用するかのいずれかの方法で利用可能。生成した画像をそのままデザインに反映することが可能。Adobeの他のソフトとの連携が可能ChatGPTのチャットから直接使える。生成画像編集も可能Gemini(旧Google Bard)のチャットから直接使える
おすすめの画像生成AIツール比較表

今回の結果を比較表にまとめました。

検証結果としては、画像生成のクオリティが高いのは、Bing Image Creator、Midjourney。

写真のような画像生成に強いのはAdobe FireflyとChatGPT。

イラストのイメージ生成に強いのは、Stable Diffusionといった結果でした。

個人的にはBing Image Creator・Midjourney・ChatGPTが、ハイクオリティな画像を生成してくれた印象です。まとめると……

  • Bing Image Creator:プロンプトに応じての画像生成対応力が高い
  • Midjourney:Discordのチャットを見られるため、プロンプトデザインを学べる
  • Stable Diffusion:イラスト生成に強い
  • Adobe Firefly:写真のようなハイクオリティな画像となる
  • Canva:画像生成レベルは高い。生成した画像が編集可能なため便利
  • ChatGPT(GPT-4o):長いプロンプトをしっかり理解し、ハイクオリティな画像が生成可
  • Gemini(旧Google Bard):今回比較したなかでは、生成速度が最速

ご自身の好みとする方向性や目的に応じて、利用するものを選んでみてください!

サービス紹介資料

生成系AIの業務活用なら!

・生成系AIを活用したPoC開発

・生成系AIのコンサルティング

・システム間API連携

最後に

いかがだったでしょうか?

画像生成AIを選ぶポイントやそれぞれのツールの強みを詳しく知ることで、プロジェクトをより効果的に進められます。

株式会社WEELは、自社・業務特化の効果が出るAIプロダクト開発が強みです!

開発実績として、

・新規事業室での「リサーチ」「分析」「事業計画検討」を70%自動化するAIエージェント
・社内お問い合わせの1次回答を自動化するRAG型のチャットボット
・過去事例や最新情報を加味して、10秒で記事のたたき台を作成できるAIプロダクト
・お客様からのメール対応の工数を80%削減したAIメール
・サーバーやAI PCを活用したオンプレでの生成AI活用
・生徒の感情や学習状況を踏まえ、勉強をアシストするAIアシスタント

などの開発実績がございます。

生成AIを活用したプロダクト開発の支援内容は、以下のページでも詳しくご覧いただけます。
➡︎株式会社WEELのサービスを詳しく見る。

まずは、「無料相談」にてご相談を承っておりますので、ご興味がある方はぜひご連絡ください。
➡︎生成AIを使った業務効率化、生成AIツールの開発について相談をしてみる。

生成AIを社内で活用していきたい方へ
商用利用可能な画像生成AIレポート

「生成AIを社内で活用したい」「生成AIの事業をやっていきたい」という方に向けて、生成AI社内セミナー・勉強会をさせていただいております。

セミナー内容や料金については、ご相談ください。

また、弊社紹介資料もご用意しておりますので、併せてご確認ください。

投稿者

  • WEEL Media部

    株式会社WEELが運営する生成系AI関連メディア「生成AI Media」は、AIの専門家によるWebメディアです。 AIに特化した編集部がAIの活用方法、導入事例、ニュース、トレンド情報を発信しています。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次