【無料あり】画像生成AI!超おすすめの神ツール比較まとめ7選
創作分野でも、生成AIの活用が進んでいます。
その各種類のなかでも、とくに注目を集めているのが画像生成AIです。
有名なものを挙げると……
- Bing Image Creator
- Midjourney
- Stable Diffusion(Leonardo.AI)
- Canva(マジック生成)
- Adobe Firefly
- DALL-E 3
- Gemini(旧Google Bard)
などなどでしょうか。
今回は優れた画像生成用のAIツールであるこの7つについて、どのような特徴があって、何が得意なのかを比較検証しました。
画像生成AIとは?
画像生成AIは、とりわけディープラーニングの発展により急速に進化してきました。テキストや既存の画像をインプットとして、全く新しい視覚コンテンツを驚異的なスピードで生み出す能力を持っています。
この技術の登場により、アーティスト、グラフィックデザイナー、広告クリエイターなど、クリエイティブな分野に大きな衝撃を与えました。
おすすめの画像生成AIツール7個まとめ
今回まとめた画像生成AIは、以下の7つです!
- Bing Image Creator
- Midjourney
- Stable Diffusion(Leonardo.AI)
- Canva(マジック生成)
- Adobe Firefly
- DALL-E 3
- Gemini(旧Google Bard)
それぞれの概要や特徴・利用用途を解説していきます!
Bing Image Creator
Bing Image CreatorはMicrosoftが提供する画像生成AIです。
画像生成AIにはOpenAIの「DALL-E 3」の技術が使われており、テキストの説明からリアルな画像からアート・イラストまで生成できます。
同様の機能をMicrosoft Copilotでも利用可能です。
運営会社 | Microsoft |
---|---|
特徴 | OpenAIの最新の画像生成AI「DALL-E 3」の技術を利用しており高品質な画像やアートを生成可能。 |
サイトの使いやすさ | デバイスに関わらず、Webブラウザにアクセスできれば利用可能。同社のAIチャットの「Bingチャット」からも利用可能。 |
料金 | 無料 |
無料利用 | 可 |
利用規約 | https://www.bing.com/new/termsofuse?FORM=GENTOS |
リリース日 | 2023年3月31日 |
なお、Bing Image Creatorについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
Midjourney
Midjourneyは、テキストの説明文から画像を作成する独自の画像生成AIです。
チャットアプリのDiscordでキーワードや文章を入力すると、その内容に適したイラストや画像を生成できます。現在は最新版として「Midjourney V6」が利用可能で、よりリアルな画像が生成できるようになったとのことです。
運営会社 | Midjourney |
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特徴 | Discordアプリを通じて、高画質な画像を生成可能 |
サイトの使いやすさ | Discordから利用可能なため、使いやすい。 |
料金 | 10ドル~60ドル |
無料利用 | 不可 |
利用規約 | https://docs.midjourney.com/docs/terms-of-service |
リリース日 | 2022年7月12日 |
また、アニメやゲームのイラストの生成に特化したにじジャーニー(Nijijourney)も存在します。
特筆すべき点として、midjourneyとnijijourneyの有料プランは連携しているため、どちらかのサブスクを契約すると、両方利用可能な点です。新たなアカウントは登録不要で、どちらもDiscordで利用できるため、試してみる価値はあるでしょう。
なお、Midjourneyの使い方や料金体系について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
Stable Diffusion(Leonardo.AI)
Stable Diffusionとは、英Stability AIが開発したテキストを入力するとそれに沿った画像を生成してくれるAIモデルです。オープンソースとして公開されており、特定の目的に応じて様々なカスタムモデルが公開されています。
Stable Diffusionは、主に2つの方法で利用できます。
- Leonardo.AI等、Webサービスから利用
- AIモデルをダウンロードしてローカル環境で利用
運営会社 | Stable Diffusion |
---|---|
特徴 | Stable Diffusionは、テキストを入力するとそれに沿った画像を生成してくれるAIモデルです。Stable Diffusionはオープンソースとして公開されており、様々なカスタムモデルが存在します。 |
サイトの使いやすさ | Webサービスから利用するか、AIモデルをダウンロードして自身の環境で利用するかのいずれかの方法があります。 ローカル環境で始めるには、ツールのダウンロードや設定など初期設定が必要となります。環境構築後は、GUIでプロンプトを指定して画像を生成します。 様々なカスタマイズが可能ですが、その分webサイト版よりインターフェースは複雑かもしれません。 |
料金 | 無料 |
無料利用 | 可 |
利用規約 | stablediffusion/LICENSE at main · Stability-AI/stablediffusion · GitHub |
リリース日 | 2023年4月14日 |
なお、Webアプリ筆頭・Leonardo.AIの使い方について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
Canva(マジック生成)
CanvaはWebから利用できるデザインツールです。
今回紹介する「マジック生成」機能はCanva上でテキストにて画像について説明するだけで、AIがそのイメージに合った画像を作成してくれます。
また「マジック生成」機能にはAIモデルとしてStable Diffusionが使われています。
他にも下表のような特徴があります。
運営会社 | Canva |
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特徴 | Canvaの「マジック生成」機能は、テキストで画像について説明するだけで、AIがそのイメージに合った画像を作成してくれる機能です。 |
サイトの使いやすさ | Canvaのユーザー会員でWebブラウザにアクセスすることで利用可能。 オンラインで利用できるグラフィックデザインツールのため、インターフェースは使いやすいです。 |
料金 | Canva Free:無料 Canva Pro:1000円~ Canva for Teams:1500円~ |
無料利用 | 可 |
利用規約 | https://www.canva.com/policies/terms-of-use/ |
リリース日 | 2022年10月12日 |
なお、Canva AIの使い方について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
Adobe Firefly
Adobe Fireflyは、Adobeが開発した生成系AIで、独自の画像生成機能およびテキストエフェクトを提供します。
Adobe FireflyにはWeb上で使える単体アプリの他、PhotoshopやIllustrator、Adobe Expressなどの既存のAdobe製品にも機能が搭載されています。AIを使ったオリジナル画像の生成だけでなく、Adobe製品を使うクリエイターの創作活動をサポートし、効率化を助けてくれます。
Adobe Fireflyは商用ライセンスを取得することで、生成した画像をビジネスにおいて商用利用できます。
厳密には「テキストから画像生成」「テキスト効果」のAdobe Firefly機能が、商用利用可となっております。著作権の問題もクリアとなっているため、安心して利用できる点は大きな魅力ですね。
運営会社 | アドビ株式会社 |
---|---|
特徴 | Adobe Fireflyは、Adobeが開発したジェネレーティブAIで、独自の画像生成機能およびテキストエフェクトを提供します。ユーザーがテキスト入力することで、その内容に基づいた画像やエフェクトを生成します。 |
サイトの使いやすさ | Adobe Fireflyは、Adobe Creative Cloudの一部として提供されており、Adobe Creative Cloudのユーザーインターフェースに慣れているユーザーにとっては使いやすいです。 |
料金 | Adobe Firefly単体で使う場合は月25回までは無料。それ以上は有料プラン。 その他のAdobe製品との連携機能を使う場合は、Adobe Creative Cloudの料金が適応される。 |
無料利用 | 可 |
利用規約 | https://www.adobe.com/jp/legal/terms.html |
リリース日 | 2023年3月21日 |
なお、Adobe Fireflyの使い方について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
DALL-E 3
DALL-E 3は、OpenAIによる画像生成AI。ChatGPTの有料版(ChatGPT Plus / Team / Enterprise)のチャットルーム、もしくはChatGPT APIから使えます。
そんなDALL-E 3の強みは、
- プロンプトへの理解力が高い
- ChatGPT上限定で、生成画像が部分的に編集できる
- 不適切なコンテンツの生成・盗作が阻止できる
の3点です。
運営会社 | OpenAI |
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特徴 | OpenAIのLLM技術が活かされており、プロンプトへの理解力が高い。画像編集機能まで付属している。 |
サイトの使いやすさ | ChatGPTのサービス上から「〜の画像を生成して」と命令するだけで起動するので、初心者でも使いこなせる。画像編集もブラシによる範囲指定とプロンプトだけでできるので、使いやすさ抜群。 |
料金 | ChatGPT Plus:$20/月 ChatGPT Team:年払いで$25/月 or 月払いで$30/月 ChatGPT Enterprise:要問い合わせ ChatGPT API(標準画質&1024×1024):$0.040/回 ChatGPT API(標準画質&1024×1792,1792×1024):$0.080/回 ChatGPT API(HD&1024×1024):$0.080/回 ChatGPT API(HD&1024×1792,1792×1024):$0.120 /回 |
無料利用 | 不可(BingAIからなら可) |
利用規約 | https://openai.com/policies/usage-policies |
リリース日 | 2023年9月21日 |
なお、DALL-E 3の使い方について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
Gemini(旧Google Bard)
Googleが送る生成AIチャット・Gemini(旧Google Bard)でも、チャットルームからプロンプトによる画像生成が可能です。こちらには、同社の画像生成AI「Imagen 2」が搭載されています。
そんなGemini(旧Google Bard)の画像生成機能の強みとしては……
- 生成スピードがライバルよりも速い
- 無料で使える
の2点。ただ画像生成機能は日本語未対応ですので、一度プロンプトをGemini(旧Google Bard)に英訳させてから再入力する必要があります。
運営会社 | Google LLC |
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特徴 | Googleが独自開発した画像生成AI「Imagen 2」を採用、画像生成のスピードが抜群に速い。 |
サイトの使いやすさ | Gemini(旧Google Bard)のサービス上から「Generate an image of 〜」と命令するだけで起動するので、初心者でも使いこなせる。 |
料金 | 無料 |
無料利用 | 可 |
利用規約 | https://policies.google.com/terms/generative-ai |
リリース日 | 2024年2月2日 |
なお、Gemini(旧Google Bard)での画像生成について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
おすすめの画像生成AIツール比較
それでは、各画像生成AIツールを比較していきます。
ツールの制度を試すために、イラストと画像に分けて画像を生成してもらいます。イラストの生成には、シンプルなプロンプトを英訳したものを利用します。
また、画像の生成には先ほど使用した城の画像のプロンプトを利用します。
ネコのイラスト
プロンプト:
Illustration of a black cat
日本語訳
くろねこのイラスト
Bing Image Creator
絵本のような可愛らしい猫のイラストが生成されました。
・回答のスピード:☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆☆
Midjourney
水彩画のタッチ風な黒猫が生成されました。イラストというには少しずれがあるかもしれません。
他と比較した場合、猫のクオリティが実写に近い感じですね。
・回答のスピード:☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆
Stable Diffusion(Leonardo.AI)
ホントに販売しているイラストのようなクオリティで、私は好きです。
ただ、回答には20秒ほどかかりました。
・回答のスピード:☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆☆☆
Canva(マジック生成)
デフォルメを利かせたイラストを生成してくれました!ですがよく見ると、二股の尻尾や変な付き方の右側後脚などに違和感があります。クオリティは期待できませんね。
ちなみに回答速度は、15秒前後と平均的でした。
・回答のスピード:☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆
Adobe Firefly
黒猫のイラストというこちらの要望通りです。
ですが、他の4つと比較すると残念ながら、いまいち精度の良さを感じません。
・回答のスピード:☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆
DALL-E 3
15秒ほどで生成が完了、プロンプトどおり黒猫の画像が返ってきました。
ですが、そのタッチはイラストというより、アメコミに近い仕上がり。同じDALL-E 3でも、Bing Image Creatorの画像のほうがよかったかもしれません。
・回答のスピード:☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆
Gemini(旧Google Bard)
なんとGemini(旧Google Bard)は10秒強で、画像生成を完遂しました。今回紹介する画像生成AI7種のなかで、この記録は最速です。
生成画像自体は、水彩画のような雰囲気の黒猫がGOOD。ですが、いびつな形の月はいただけません。
そんなGemini(旧Google Bard)を総評すると、「クオリティよりも速さ重視の画像生成AI」といえます。
・回答のスピード:☆☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆
猫のイラストですと、どれも方向性が異なるかなり個性的な結果となりました。
Stable Diffusion(mage.space)のクオリティが高いですね。個人的にはBing Image Creatorのかわいいイラスト調に未来性を感じました。「イラスト」というのをある意味きっちり受け取っています。
また画像の生成スピードはStable Diffusion(mage.space)だけ20秒と大きくかかりました。
城の画像
プロンプト:
A majestic European castle, standing tall amidst a lush green landscape. The castle's stone walls are aged, with ivy creeping up its sides. Tall towers with pointed rooftops pierce the sky, and a moat surrounds the structure. The setting sun casts a golden hue over the scene, reflecting off the castle's windows. Medium: Photography. Style: Medieval with a touch of romanticism. Lighting: Golden hour with soft shadows. Colors: Earthy tones with pops of green and gold. Composition: Canon EOS 5D Mark IV DSLR camera, EF 24-70mm f/2.8L II USM lens, Resolution 30.4 megapixels, ISO sensitivity: 100, Shutter speed 1/125 second --ar 16:9 --v 5.1 --style raw --q 2 --s 750.
日本語訳
緑豊かな風景の中にそびえ立つ壮大なヨーロッパの城。城の石の壁は古びており、壁にはツタが這っています。尖った屋根の高い塔が空に突き刺さり、堀が城を囲んでいます。夕日がシーン全体に金色の光を放ち、城の窓に反射しています。メディア: 写真。スタイル: 中世風でロマンティックなタッチ。照明: ゴールデンアワーで柔らかい影。色: 地球の色調で、緑と金のポップカラー。構成: Canon EOS 5D Mark IV DSLRカメラ、EF 24-70mm f/2.8L II USMレンズ、解像度30.4メガピクセル、ISO感度: 100、シャッタースピード1/125秒 –ar 16:9 –v 5.1 –style raw –q 2 –s 750。
Bing Image Creator
おお、凄い!まるでファンタジーの世界に出てきそうなお城の画像が生成されました。
ただ、4枚とも似たような構図です。プロンプトをしっかりすると生成レベルが跳ね上がる結果となりました。
・回答のスピード:☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆☆
Midjourney
高画質な写真風の画像が4枚も出てきました!クオリティがあまりにも高い。文句なしです。
高価なカメラがなくても、こんなのが作れるんか……
・回答のスピード:☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆☆☆
Stable Diffusion(Leonardo.AI)
プロンプトが詳細なため、Bing Image Creatorに似た構図になっています。
ただちょっと今回生成された画像はかなりいびつ。クオリティはBing Image Creatorのほうが上ですね。
・回答のスピード:☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆
Canva(マジック生成)
上記の3つとは少し違う形のお城になっています。クオリティも問題なしです。プロンプトの反映も問題ありません。
・回答のスピード:☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆☆
Adobe Firefly
一番プロンプトが反映されたシンプルな答えを出されたという感想です。写真よりの画像となりました。ただ、生成まで15秒と猫の時よりも時間はかかりました。
・回答のスピード:☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆☆
DALL-E 3
Bing Image Creatorと同じモデルだけあって、DALL-E 3はファンタジー調のお城の画像を生成してくれました。長いプロンプトをしっかり理解していますね。
あとは窓の形等、作画が崩れていない点もGOODです!
・回答のスピード:☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆☆☆
Gemini(旧Google Bard)
Gemini(旧Google Bard)は相変わらず、10秒強で画像生成を終えてくれました。ですが城に窓がなかったり、いびつな煙突が乱立していたりと、クオリティは微妙。シンプルな画像の方が得意なのかもしれません。
・回答のスピード:☆☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆
こちらも個性的な結果となりました。ファンタジー寄りのBing Image Creator、幻想的なMidjourney、シンプルなcanva、写真的なAdobe Firefly。これは好みの問題で良し悪しが決まりそうです。
Stable DiffusionがCGっぽくなってしまってクオリティが一段落ちたのが残念でした。
おすすめの画像生成AIを目的別で選ぶ
画像生成AIの急速な進化により、多種多様なツールが登場しました。自分がどのような画像を生成したいのか、目的に応じて最適なAIを選択しましょう。以下では、様々なニーズに合わせたおすすめの画像生成AIを紹介します。
とりあえず画像生成AIを簡単に試したい
初めての方には、Gemini(旧Google Bard)がおすすめです。GeminiはGoogleが提供する生成AIのため、ブラウザでログインするだけで、無料で簡単に利用できます。
まだ日本語でのプロンプトを指定できませんが、翻訳ツールでキーワードを指定するだけで画像生成が可能です。簡単なプロンプトにより、リアルでハイクオリティな画像生成を体験できてしまいます。
リアルでクオリティの高い実写風の画像生成AIを探している
高品質な実写風画像を求める方には、DALL-E 3とMidJourneyが適しています。DALL-E 3は詳細なプロンプトで極めてリアルな画像を生成し、MidJourneyはよりアーティスティックな表現が得意です。
どちらもプロフェッショナルな用途に耐えられるほどクオリティが高いといえるでしょう。
アニメ風の美女イラストを描ける画像生成AI
アニメ風の美女イラストを生成するには、にじジャーニー(Niji・Journey)がおすすめです。にじジャーニーは、アニメやゲーム風のイラストを生成することに特化した画像生成AIです
その名前が示す通り、「Midjourney」をベースに設計されており、カスタマイズ可能なアニメキャラクターを生成し、美麗な美女イラストを複数パターンで作成できる点が特長。
webサイト上で画像生成AIを利用したい
ウェブ上での利用には、Canvaが便利です。Canvaはあくまでオンラインで利用できる、グラフィックデザインツールです。
そのため使いやすいインターフェースを持ち、AI画像生成機能も備えているため、webサイト上で画像生成を気軽にしたい初心者にとって理想的な選択肢となるでしょう。既にCanvaを利用されている場合は、新たなアカウントは登録不要です。
スマホアプリで利用できる画像生成AIを利用したい
スマホアプリでの利用には、「AIピカソ」や「Meitu」が人気。「AIピカソ」は既存の画像からのイラスト化が得意です。「Meitu」は、自撮り写真をアニメ風美女に修正・加工が可能で注目を集めました。
多様なアニメ風のイラストに変換できます。どちらもアプリにて直感的な操作が可能で、手軽にAI画像生成を楽しめる点が魅力ですね。
PC上でローカルな環境を構築して画像生成AIを利用したい
自前の環境構築を希望する方には、Stable Diffusionがおすすめです。オープンソースのStable Diffusionは自由度が高く、PC上でローカル環境を構築できます。
GPUは自身のPCを利用するため、利用料金が発生しない点は大きな魅力でしょう。
登録不要かつ無料で利用できる画像生成AI
コストをかけずに試したい方には、Bing Image CreatorとGeminiが最適です。Bing Image CreatorはMicrosoft、GeminiはGoogleによる画像生成AIですので利用する際も安心ですね。既にMicrosoftアカウントやGoogleアカウントをお持ちの場合は、新たなアカウントは登録不要。
どちらもブラウザでサイトにアクセスし、無料で利用できます。多様なスタイルの画像生成が可能で、特にBing Image Creatorは日本語でプロンプトを指定できますので、より直感的に画像を生成できます。
商用利用できる画像生成AI
ビジネス用途には、Adobe Fireflyがおすすめです。Adobeのクリエイティブツールと同様に、商用ライセンスを取得することで、生成した画像をビジネスにおいて商用利用できます。
プロジェクトやビジネスにおいて、安心して商用利用できますね。
画像生成AIツールの注意点
画像生成AIツールを使用する際には、いくつかの重要な注意点があります。これらを理解し、しっかりと守ることで、ツールを効果的かつ適切に活用できるでしょう。
主な注意点は、料金体系の確認、利用規約の精読、商用利用の可否の確認、そして著作権への配慮です。
有料か無料かを確認する
画像生成AIツールを選ぶ際、まず料金体系を確認しましょう。無料で提供しているツールもありますが、高度な機能や商用利用には有料プランが必要な場合が多いです。
自身のニーズと予算に合わせて、最適なプランを選択しましょう。
利用規約を必ずチェックする
どのAIツールを使用する場合でも、利用規約の確認は不可欠といえます。利用規約には、ツールの使用方法、禁止事項、データの取り扱いなどの重要な情報が記載されているからです。
規約を読まずに利用すると、意図せず違反を犯してしまうかもしれません。特に、生成されたデータの保存方法や第三者への提供に関する条項には注意を払いましょう。規約の内容を理解し、遵守することで、トラブルを回避できます。
商用利用が可能かチェックする
画像生成AIツールを商業目的で使用する場合、そのツールが商用利用を許可しているか必ず確認してください。多くの場合、無料プランでは商用利用が制限されており、有料プランでのみ許可されます。
商用利用の可否を事前に確認せずに使用すると、法的問題に発展する可能性があるため気をつけましょう。ビジネスでの使用を考えている場合は、必ず商用利用の条件を確認し、適切なライセンスを取得してください。
著作権に注意する
画像生成AIツールで作成した画像の著作権に関しても、注意が必要です。ツールによっては、生成された画像の著作権がツール提供者に帰属する場合があります。
画像を自由に使用できるものの、著作権表示が必要なパターンもあります。またツールによっては、マンガのキャラクターなどが著作権を無視して生成できてしまう場合があります。
その場合、著作権侵害となってしまうため注意が必要です。著作権に関する規定を十分に理解し、適切に利用しましょう。
おすすめの画像生成AIツール比較まとめ
今回の結果を比較表にまとめました。
比較内容 | Bing Image Creator | Midjourney | Stable Diffusion | Canva(マジック生成) | Adobe Firefly | DALL-E 3 | Gemini(旧Google Bard) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
回答速度 | 速い | 速い | 普通 | 速い | 普通 | 普通 | 速い |
プロンプトと生成された画像の関連度(イラスト) | 普通 | 高い | 高い | 普通 | 高い | 普通 | 普通 |
生成された画像のクオリティ(イラスト) | 普通 | 普通 | 高い | 普通 | 普通 | 普通 | 普通 |
生成された画像のクオリティ(リアル調) | 高い | 高い | 低い | 高い | 高い | 高い | 低い |
AIモデル | DALL-E 3 | Midjourney | Stable Diffusion | Stable Diffusion | Adobe Firefly | DALL-E 3 | Imagen 2 |
料金 | 無料 | ベーシックプラン:月額10ドル スタンダードプラン:月額30ドル プロプラン:月額60ドル メガプラン:月額120ドル | 無料 | Canva Free:無料 Canva Pro:1000円~ Canva for Teams:1500円~ | 月25枚まで無料それ以上は有料プラン | ・$20/月〜$30/月 ・$0.040/回〜$0.120 /回 | 無料 |
特徴 | WebサービスのBing Image Createrの他にBingチャットでも利用可能。 | Discordのチャット画面を通じて画像を生成可能。 | WebサービスかAIモデルをダウンロードし自身の環境で利用するかのいずれかの方法で利用可能。 | 生成した画像をそのままデザインに反映することが可能。 | Adobeの他のソフトとの連携が可能 | ChatGPTのチャットから直接使える。生成画像編集も可能 | Gemini(旧Google Bard)のチャットから直接使える |
検証結果としては、画像生成のクオリティが高いのは、Bing Image Creator、Midjourney。
写真のような画像生成に強いのはAdobe FireflyとDALL-E 3。
イラストのイメージ生成に強いのは、Stable Diffusionといった結果でした。
個人的にはBing Image Creator・Midjourney・DALL-E 3が、ハイクオリティな画像を生成してくれた印象です。また生成スピードについては、Gemini(旧Google Bard)が最速でした。まとめると……
- Bing Image Creator:プロンプトに応じての画像生成対応力が高い
- Midjourney:Discordのチャットを見られるため、プロンプトデザインを学べる
- Stable Diffusion:イラスト生成に強い
- Adobe Firefly:写真のようなハイクオリティな画像となる
- Canva:画像生成レベルは高い。生成した画像が編集可能なため便利
- DALL-E 3:長いプロンプトをしっかり理解し、ハイクオリティな画像が生成可
- Gemini(旧Google Bard):今回比較したなかでは、生成速度が最速
こんな感じ。ご自身の好みとする方向性や目的に応じて、利用するものを選んでみてください!
生成系AIの業務活用なら!
・生成系AIを活用したPoC開発
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最後に
いかがだったでしょうか?
弊社では
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