【TikTokのAIツールまとめ】AIを使って鬼バズる投稿を大量に作る方法10選
WEELメディア事業部リサーチャーのいつきです。
突然ですが、TikTokで動画投稿をしている方のなかには、最近話題の生成AIツールを動画作成に活かしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
実は、TikTokの運営会社であるByteDance社が積極的に生成AIツールの開発をしているため、すでにTiktokで利用できる生成AIツールは数多く存在します。背景画像を自動で生成したり、AIでダンス動画を制作したりするなど、その活用方法はさまざまです。
そこで今回は、TikTokで使える生成AIツールを17選をご紹介します。最後まで目を通していただくと、TikTok用の動画制作に生成AIツールを活用できるようになるので、これまでよりもハイクオリティな動画を制作できるようになるはずです。
ぜひ最後までご覧ください。
TikTokに使える生成AIツール17選
早速、TikTokに使える生成AIツールをご紹介します。用途ごとにそれぞれ分けて、全部で17個の生成AIツールをご紹介します。
動画生成に使える生成AIツール8選
- Flexclip
- Capcut
- Synthesia
- Elai.io
- Nova.ai
- Lumen5
- Kapwing
- latte
画像生成に使える生成AIツール6選
- ChitChop
- AIグリーンスクリーン
- Clipdrop
- Vid2DensePose
- MagicAnimate
- Animate Anyone
その他の便利な生成AIツール3選
- Suno AI
- Perplexity AI
- SpeedPaint
それぞれのツールの特徴を詳しくみていきましょう!
今回解説する事例において、弊社がX(旧Twitter)で発見した参考となるツイートを紹介させていただいております。取り下げなどのご連絡は、弊社公式X(旧Twitter)からご連絡ください。
動画生成に使える生成AIツール8選
まずは動画生成に活用できるAIツールを解説します。上手に利用することでTiktokに動画を投稿する手間が大幅に削減できるでしょう。
Flexclip
「Flexclip」は、ChatGPTと統合されたTikTok動画編集ツールです。
豊富なテンプレートや編集ツール、AI機能、素材が備わっており、TikTok動画作成の時間短縮や表現の幅を増やせます。
また、動画編集をドラッグとドロップの簡単な操作で行うことができるため、初心者でも簡単に操作できることがFlexclipの魅力です。
AIテキスト動画変換ツールによって、スクリプトを参考にTikTokの動画を生成することもできることに加え、AIが字幕を読み上げてくれる機能も備わっている非常に便利なAIツールです。
CapCut
「CapCut」は、TikTok用の楽曲を備えたスマホ向けの動画制作アプリです。
スマホだけで制作から編集まで完了できるため、スマホユーザーにとって非常に便利なツールです。ただし、スマホだけでなくオンライン、Windowsデスクトップ上でも問題なく使用できます。
豊富なチュートリアルや動画編集機能、テンプレートを備えており、スマホ1台でPC用の他の動画編集ソフトにも負けないほど高品質な編集を行うことが可能です。
このアプリは、リリース元がTikTokのバイトダンス社でありTikTokとの連携機能も提供されているので、TikTokerにとってかなり便利なツールですね!
Synthesia
「Synthesia」は、リアルなアバター動画を作成できる生成AIツールです。
様々な性別・人種・年齢・職業のアバターを作成することができるうえ、スクリプトを入力することでアバターに自然な音声と表情を与えることができます。
また、キャラクターの表情や容姿だけでなく、着ている衣装も自分好みに生成できる点が魅力ですね。
特に、言語も日本語を含む120以上の言語に対応していることに加え、400の音声を使用することができるため、自分の望む音声を持ったアバターを作成しやすい点がポイントです。
Elai.io
「Elai.io」は、テキストからさまざまなデジタルアバターを使ってパーソナライズされた動画を生成できるAIツールです。
28の言語で自分の声をクローン化してくれるマルチリンガルボイスクローニングという機能は、まるで本当に自分が他の言語を話せるかのようで聞いていてワクワクしてしまいますよ!
さらに、ネット上のブログや記事のURLを貼り付けるだけで、AIによってテキストが自動で動画に変換される機能も特徴です。 ブログ投稿をナレーション付きのビデオに変換できるため、動画制作にかかる手間がかなり削減できますね。
Nova.ai
「Nova.ai」は、動画編集から字幕生成や翻訳などのさまざまな機能を兼ね備えた生成AIツールです。
AI翻訳エンジンによる精度の高い翻訳機能や字幕の自動生成機能があるため、動画を複数言語に編集したい方におすすめです。
また、長いYouTubeビデオをTikTokやInstagram用のショートフォームに自動的に変換することが可能な「自動投稿」機能は、異なるネットワークに投稿するのに役立つツールとして使えます。
TikTok動画編集においては、ビデオクリップのカット、結合、サイズ変更、トリミング等をこのツール1つで完結できます。
Lumen5
「Lumen5」は、テキストを動画に変換できる機能で、優れたTikTokビデオを簡単に作成できる生成AIツールです。
さらに、ブログ記事をそのままビデオに変換できる機能もあり、投稿されたテキスト、写真、その他のメディアに応じて、AIが自動的に動画を制作できます。文字情報を自動的に映像に置き換えてくれるため、コンテンツ作成にかかる手間を大幅に削減できそうですね!
編集機能は、音楽・テキスト・画像・色の変更・アイコンの追加に限定されていますが、初心者にとっては簡単な操作でハイクオリティーな動画作成が行える便利なツールと言えます。
Kapwing
「Kapwing」は、チームの動画作成プロセスを効率化させられる動画編集のプラットフォームです。複数のAIツールやテンプレートが備わっており、動画作成における面倒な作業を自動化できます。
Kapwingのプラットフォーム内でメッセージのやり取りもできるので、わざわざ別のチャットツールを利用する必要もありません。
こちらの投稿者が利用しているように、Denseposeの作成もできるため、MagicAnimateと併用すれば好きなキャラクターに指定のダンスを踊らせることもできますよ!
複数人でTikTokの動画制作をおこなっている方は、ぜひKapwingで効率化を図ってみてください。
latte
「latte」は、入力したテキストから動画を自動生成できるAIツールです。動画のイメージをテキストで入力するだけで、動画や音声をAIが自動で組み合わせて1つの動画にしてくれます。
さらに、文字起こしといった面倒な作業も自動化できるので、単純作業に時間を取られません。このlatteを使ってTikTokで収益化する方法を投稿していた方がいたのでご紹介します。
こちらの投稿者によると、たったの3ステップでTikTok用動画が作れるとのこと。動画イメージをテキストで入力した後は、比率や画像を選択するだけで、すぐに動画が出力されています。
実際に出力された動画を筆者も拝見しましたが、短時間で作成した割にはかなりクオリティの高い動画が出来上がっていました。
TikiTokで顔出しせずに稼ぎたいという方は、真似してみるとよいかもしれません。
なお、ハイクオリティな動画を生成できる無料版Soraについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
画像生成に使える生成AIツール6選
続いては画像生成で活躍するAIツールを紹介します。Tiktokにおいても画像を活用する機会は多いため、ぜひ参考にしてください。
ChitChop
「ChitChop」は、TikTokを運営するByteDance社がリリースしたAI搭載のアシスタントアプリです。200種類以上のAIチャットボットを1つのアプリに集約しており、テキストによる議論や画像生成などのタスクをこなせます。
なお、ChitChopのホーム画面に表示されているシナリオは、以下のとおりです。
- 創作
- 仕事
- AI画像生成
- 娯楽
- AI学習
- 生活
TikTokの動画制作においては、シナリオをAIに考えてもらったり、動画内で使用する背景画像などを作ってもらったりもできそうですね!
AIバーチャルキャラクターと一緒にゲームもできるとのことなので、配信の盛り上げ役としても使えそうです。
AIグリーンスクリーン
「AIグリーンスクリーン」は、TikiTokのアプリ内に搭載されているAI画像ジェネレーター機能です。生成したい画像のイメージをテキストで入力すると、TikTokの動画で使用できる背景画像を生成してくれます。
以下は、「海の宇宙飛行士」や「花の銀河」というワードで生成された画像です。
画風が抽象的なので、絵画などに近いですが、その分グロ画像やヌード画像などの不適切な画像も生成できないようになっています。
自身が投稿する動画の背景にアート的な要素をプラスしたい方は、ぜひ活用してみてください。
Clipdrop
「Clipdrop」は、生成AIによる自動画像生成機能はもちろん、画像から不要なものを削除できる編集機能まで兼ね備えている革新的な生成AIツールです。
色を変更したり背景を消すこともできるため、画像生成機能と組み合わせて自分の理想的な画像を作りやすい点が特徴です。
また、文章から画像を生成することも可能で、出来上がった画像の編集もできます。AIツール初心者にとっても使いやすいツールなので、ぜひ試してみてください。
静止画に動きを与えられる生成AIツール
静止画に動きを付けることも生成AIツールで行うことが可能。動画とはまた一味違ったアニメーションになるため活用する機会も多いでしょう。
Vid2DensePose
「Vid2DensePose」は、アップロードした動画からDensePoseフォーマットを抽出できるAIツールです。おもに、MagicAnimateとの併用を想定しており、抽出したDensePoseフォーマットを使って、好きな人物やキャラクターに指定した動きを与えられます。
なお、DensePoseとは、以下のようなフォーマットのことです。(実際には画像ではなく、動画のように動きます)
プロのダンサーが踊っている動画からVid2DensePoseでDensePoseフォーマットを抽出すれば、被写体との組み合わせ次第でTikTokでバズる動画を作れるかもしれませんね!
MagicAnimate
「MagicAnimate」は、TikTokのByteDance社が開発したアニメーション生成AIツールです。画像や動画をアップロードすると、オリジナルのアニメーションを自動で生成してくれます。
先ほど紹介したVid2DensePoseのDensePoseフォーマットをアップロードすれば、好きなキャラクターや人物に指定したダンスを踊ってもらえますよ!
なお、MagicAnimateはコンテンツ制作での使用を許可しており、将来的にはTikTokのアプリにも統合されるとのこと。顔出しなしでダンス動画を投稿したい方や面白いダンス動画を投稿したい方は、ぜひ活用してみてください。
Animate Anyone
「Animate Anyone」は、静止画像からキャラクターアニメーションを生成できるAIツールです。MagicAnimateとほぼ同様の機能が備わっており、DensePoseフォーマットでキャラクターの動きを指定すれば、TikTokに投稿するダンス動画を手軽に作れます。
以下の動画で、実際にAnimate Anyoneを使ってキャラクターを動かしている様子が確認できます。
動画を見ればわかるように、キャラクターの動きがカクつくことなく、なめらかに表現されています。これは、キャラクターがどう動くかを決める「ポーズガイダー」という機能と、動きをスムーズに繋げる「テンポラルレイヤー」という機能があるおかげです。
好きなキャラクターに好きなダンスを踊らせた動画をTikTokに投稿したい方は、ぜひ活用してみてください。
なお、ChatGPT で画像を生成する方法について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
その他の便利な生成AIツール3選
その他にもTiktokの投稿作りで役立つ生成AIツールがあります。併せてTiktok活動の参考にお役立てください。
Suno AI
「Suno AI」は、テキストベースで入力した歌詞から音楽を生成してくれるAIツールです。Discordのサーバー内で提供されており、誰でも無料で利用できます。
筆者がお勧めするのは、こちらの投稿者がお勧めしている内容と同じく、自身のテーマソングを作成する用途でSuno AIを使用することです。自分の特徴や考え方などをテキストで入力すれば、自己紹介も兼ねたテーマソングが出来上がります。
さらに、Suno AIの楽曲生成は5分程度で完了するとのこと。現状、フリーの音楽素材を使用しているのであれば、Suno AIで作成したオリジナル楽曲に切り替えてみてはいかがでしょうか。
Perplexity AI
「Perplexity AI」は、無料の対話型AI検索エンジンです。日本語にも対応しているため、プロンプトや検索結果をわざわざ英語に翻訳する必要もありません。
TikiTokで使用する際は、こちらの投稿者がお勧めしているように、動画制作時のリサーチ作業で使用するとよいでしょう。
調べたい内容を入力すると、答えを出力してくれるほか、参考サイトや関連記事も大量に提示してくれます。TikTokでバズりそうな内容を調査するのにピッタリですね!
動画制作に多くの時間がかかっている方は、ぜひPerplexity AIを試してみてください。
SpeedPaint
TikTokに投稿する動画のネタとして使えそうなAIツールを見つけた方がいたのでご紹介します。
こちらの投稿者が紹介している「SpeedPaint」は、画像をアップロードすることで、その画像が完成するまでの道のりをドローイングしてくれるAIツールです。好きなキャラクター画像をアップロードすると、完成までの道のりが楽しめるので、TikTokでも話題になるかもしれません。
使い方は簡単で、画像をアップロードした後は、ドローイングの速度や染色の有無を選択するだけ。鉛筆を持った手も出てくるので、あたかも自分が描いているかのようにみせられますよ!
TikTokに生成AIコンテンツを投稿する条件
TikTokで人気のある生成AIコンテンツの多くは、本物と見紛うほどリアルに作り上げられた美女や芸術性の高いイラストレーションなどです。
このような娯楽系コンテンツであれば問題になることは少ないのですが、使い方によっては問題が生じてしまうことも。生成AIツールを活用してTikTokの投稿を行う前に、Tiktokが義務付けているルールを必ず守りましょう。
生成AIコンテンツ管理ガイドラインを理解する
たとえば、有名人の映像を加工して作られたフェイク映像をAIを使って生成し流通させることが、今では誰でも簡単に行えてしまいますよね。こういった映像コンテンツは誤情報の拡散につながるだけでなく、著作権や肖像権を侵害する可能性も指摘されています。
TikTokは、このような問題を孕むコンテンツの拡散を防ぐために、2023年5月に「生成AIコンテンツ管理ガイドライン」を発表しました。
このガイドラインでは、TikTokにおける生成AIコンテンツを以下のように定義しています。
- 主な被写体が、実際には行わなかったことを行ったと表現されている(ダンスをしているなど)
- 主な被写体が、実際には言わなかったことを言ったように表現されている(AIによる音声クローニングが使用されているなど)
- 主な被写体の見た目が大幅に変更されており、元の被写体であることが認識できなくなっている(AIによって顔が変えられているなど)
つまり、「事実でないことが事実のように見えてしまう表現をしたコンテンツ」ということです。
生成AIコンテンツのラベルを適用する
生成AIコンテンツ管理ガイドラインでは、AI生成コンテンツに対して透明性を保持するための「ラベル付与」が求められています。
ラベルを付与することにより、視聴者はコンテンツが人間によって作られたものなのか、AIによって生成されたものなのかを識別することができます。これは視聴者の信頼を維持するうえで非常に重要な側面です。
生成AIコンテンツに付与されるラベルには以下の2種類があります。
- TikTokがAI生成コンテンツであることを検知した場合に自動で付与するラベル
- クリエイターが投稿時に自ら付与するラベル
ラベル付けされたAI生成コンテンツであればガイドラインに沿っているとみなされます。
ラベル付与は以下の3つのステップで簡単に行えます。
- 投稿画面で、「その他のオプション」ボタンを押す
- AI生成コンテンツの設定をオンにする
- 投稿を押す
生成AIツールを活用して投稿をする際は、このステップを必ず行うようにしてください。
なお、AI副業について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
TikTokの動画制作にAIツールを活用しよう!
本記事では、TikTokの動画投稿において非常に便利な生成AIツールをご紹介しました。
動画のシナリオを生成AIに考えてもらったり、動画で使用する背景画像やBGMを作ってもらえば、よりハイクオリティな動画投稿ができるはずです。
なお、記事内で紹介したAIツールは、以下の17個です。
動画生成に使える生成AIツール8選
- Flexclip
- Capcut
- Synthesia
- Elai.io
- Nova.ai
- Lumen5
- Kapwing
- latte
画像生成に使える生成AIツール6選
- ChitChop
- AIグリーンスクリーン
- Clipdrop
- Vid2DensePose
- MagicAnimate
- Animate Anyone
その他の便利な生成AIツール3選
- Suno AI
- Perplexity AI
- SpeedPaint
基本的には、AIを使って架空のキャラクターを動かせるツールを中心に紹介しています。顔出しなしで動画を投稿できるほか、視聴者の興味関心を惹きやすい動画を手軽に作りやすいのでおすすめです。
Tiktokは、生成AIツール使用のガイドラインに従いラベル付け機能を活用すれば、生成AIコンテンツを投稿しても問題ありません。
TikTokで「よりクオリティの高い動画を作りたい」「もっと効率よく動画を作りたい」と考えている方は、ぜひ今回ご紹介した生成AIツールを活用してみてください。
生成系AIの業務活用なら!
・生成系AIを活用したPoC開発
・生成系AIのコンサルティング
・システム間API連携
最後に
いかがだったでしょうか?
弊社では
・マーケティングやエンジニアリングなどの専門知識を学習させたAI社員の開発
・要件定義・業務フロー作成を80%自動化できる自律型AIエージェントの開発
・生成AIとRPAを組み合わせた業務自動化ツールの開発
・社内人事業務を99%自動化できるAIツールの開発
・ハルシネーション対策AIツールの開発
・自社専用のAIチャットボットの開発
などの開発実績がございます。
まずは、「無料相談」にてご相談を承っておりますので、ご興味がある方はぜひご連絡ください。
➡︎生成AIを使った業務効率化、生成AIツールの開発について相談をしてみる。
「生成AIを社内で活用したい」「生成AIの事業をやっていきたい」という方に向けて、生成AI社内セミナー・勉強会をさせていただいております。
セミナー内容や料金については、ご相談ください。
また、サービス紹介資料もご用意しておりますので、併せてご確認ください。