Runway Gen-3 Alphaの活用事例!最新動画生成AIの最強の使い方12選

Runway-Gen-3-Alpha 活用事例 最新 動画生成AI 最強 使い方

WEELメディア事業部AIライターの2scです。

みなさん!動画生成AIツールのRunwayから、最新モデルの「Gen-3 / Gen-3 Alpha」が登場しました!

こちらのRunway Gen-3は下記投稿のとおり、「物理法則まで忠実に再現できる」とのことで話題になっています。

これは「OpenAI・Sora超え」もあるんじゃないでしょうか……!

今回は、そんな動画生成AIの注目株・Runway Gen-3について、SNS上でバズった活用事例を12個お届けします。

完読いただくと、面白い動画が作れちゃう……かも。ぜひぜひ、最後までお読みください!

目次

Runway Gen-3の概要

「Gen-3 / Gen-3 Alpha」は2024年7月3日にリリース(有料版限定)された、動画生成AIツールRunwayの最新モデルです。(※1)

そのすごいところは……

先代モデルのGen-2比で、動画の画質・一貫性・精密性が大幅パワーアップ

している点。OpenAIの動画生成AI「Sora」やそのライバル「Kling」にも引けを取らないクオリティの動画が生成できちゃうんです。

加えて、提供プラットフォームのRunway自体も優秀で……

「Multi-Motion Brush」
引用:https://runwayml.com/product
「Camera Control」
引用:https://runwayml.com/product
Runway自体のアピールポイント
  • 「Text/Image to Video」で、画像やプロンプトから超高品質な動画が生成できる
  • 「Video to Video」で、動画から動画の続きが生成できる
  • 「Multi-Motion Brush / マルチモーションブラシ」で、最大5つまで被写体の動きが指定できる
  • 「Camera Control / カメラコントロール」で、画角の動きも指定できる

以上のとおり、思い通りの動画が作りやすくなっています。

公式サイト:Runway

SNSでバズったRunway Gen-3の活用事例12選

ここからはX(旧・Twitter)でバズったRunway Gen-3の活用事例を12個厳選してお届けします。まずは、2024年7月29日に実装されたGen-3での「Image to Video」からみていきましょう!

今回解説する事例において、弊社がX(旧Twitter)で発見した参考となるツイートを紹介させていただいております。取り下げなどのご連絡は、弊社公式X(旧Twitter)からご連絡ください。

Runway Gen-3活用事例1.自撮りを映画のVFX風に!

2024年7月29日、ついにRunwayのGen-3も画像からの動画生成「Image to Video」に対応しました。こちら、写真を活かして動画が生成できるのですが、その事例が下記のとおり話題になっています!

和訳

Runway Gen-3で背景VFXを作成。

自分の自撮り写真をアップロードし、画像からビデオに変換していくつかのエフェクトを作成!

プロンプトの例:ネオンカラーとスローモーションのグリッチ背景。

こちらの投稿は、自撮りをRunway Gen-3のImage to Videoで動画化したもの。背景の車が爆発したり猛スピードで行き交ったりと、ハリウッド映画のVFXさながらの仕上がりになっています。

このクオリティなら、TikTokやYouTubeショートにも問題なく投稿できる……はず。Runway Gen-3で、インフルエンサーを目指しちゃいましょう!

Runway Gen-3活用事例2.超リアルな野外フェス動画が作れる!

Runway Gen-3のImage to Videoは、画像生成AIMidjoureny(v6.1)とも相性抜群!以下の投稿のように、超リアルな野外フェス動画が素材なし・撮影なしで作れちゃいます。

和訳

Midjourney v6.1 + Runway Gen-3 → 驚きの結果に……

Midjourneyプロンプトの構成:
ボケモーション、[被写体+アクション]、トゥルム{ビーチ/ジャングル}レイブ、深いテクスチャ、長い影、タトゥー、活気ある群衆、16mm、非対称構図、[時間帯]、シルエット、テクノ、–ar 16:9 –q 2 –p [code] –s 250 –v 6.1

Runwayプロンプトの構成:
Tulum {junlge/beach}のレイブでの[被写体+アクション]のスローモーション[ショットタイプ]、{シルエット/エーテル}ライティング、35mmスタイル

この動画、おそらくは「被写体が激しく動いている」というのがポイントです。Runway Gen-3の実力も相まって、「描写の破綻」や「AIっぽさ」が目立たないようになっています。

これなら、YouTubeのフリー音源まとめ動画や解説系動画に使える……かもですね!

Runway Gen-3活用事例3.インテリア動画も作れる!

Runway Gen-3とMidjourneyの合わせ技は、まだまだ応用が利きます。まずは以下の投稿をみてください!

和訳

Midjourney 6.1 + Gen-3 = 内向的なショーケース

派手なインテリアから、より歓迎的な雰囲気に切り替えたらクールだろうと思い、ぴったり合う曲を生み出した。

音楽:Udio v 1.5
編集:Capcut
画像:Midjourney v 6.1
ビデオ:Gen-3 by Runway

こちらはMidjourneyで生成したインテリアデザインの案をRunway Gem-3で動画化したもの。おしゃれに仕上がっています。

ただ、これだけでも十分にすごいのですが、注目していただきたいのはBGM。こちらも音楽生成AI「Udio」が生成したトラックなんです!もう、生成AIだけで映画が撮れそうな感じですね。

Runway Gen-3活用事例4.顔の細部まで破綻なく動画に!

Runway Gen-3は、先代・Gen-2比で動画のクオリティが大幅UPしています。その最たる例を以下の投稿でみていきましょう!

和訳

Midjourney v 6.1 + Runway Gen-3 = 勝利のコンボ

ご存知のように、私はいくつかのプロンプトをMidjourneyの新バージョンにアップグレードし、Gen-3を使ってこれらの画像をアニメーション化することにした!

私が以前指摘したディテールのひとつは、Runwayが子供の歯をいかにうまくレンダリングするかということです。

このショットの一貫性は傑出しており、最も驚かされたのは被写界深度の巧みさだ。

1年前には考えられなかったことだ。

こちらはMidjourneyによる画像をRunway Gen-3で動画化したものになります。

なかでも注目いただきたいのは、麦わら帽を被った少女の歯並びとおさげの編み目!それぞれ、配列が破綻することなく動画化できています。動画生成AIの進化恐るべし……ですね!

Runway Gen-3活用事例5.ライオンもラーメンをすする時代に!

以前、画像生成AIのコミュニティでは、アイドルゲームのキャラクターにラーメンをすすらせる遊びが流行していました。こちらは「キャラクターがわし掴みで麺を食べる構図」などなど、生成AI特有の破綻を楽しむムーブメントでした。

一方、そこから技術的に進歩したRunway Gen-3ではなんと、「百獣の王・ライオンがラーメンをすする動画」が破綻なく生成できるようになっています。

和訳

麺を食べるライオン、Runway Gen-3

以上のとおり、ネコ科特有のしなやかな動き・麺の質感・立ち昇る湯気がうまく表現できています。CG要らずでここまでできるのは、驚きですね。

Runway Gen-3活用事例6.ダークなMVもラクラク生成!

進化したRunway Gen-3を使いこなせれば、下記のようなダークな雰囲気のMVも作れてしまいます。

和訳

僕は今、ミュージックビデオをもっと真剣に撮り始めているんだ。

『ダーク・ディアブロ・リチュアル』

Runway Gen-3とDream Machineにやらされた!

  • Midjourneyで900枚以上の画像を生成し、ビデオのために45枚を選んだ。
  • 解像度UP:Magnific_AI
  • 仮制作:Lightroom x PS
  • 動画生成:Runway・Luma
  • 編集:Capcut
  • 音楽:私がプロデュース

4Kバージョンをチェック(スレッド内のリンク)

上記の動画はなんと、撮影・CGなしでこのクオリティ。超希少車のランボルギーニ・カウンタックからハリウッド映画ばりの悪魔まで、すべて生成AIによるものなんです!これなら個人でも、コストを抑えながら大作映画が撮れちゃう……かもですね。

Runway Gen-3活用事例7.プロの映像作家が使うと……

続いては、プロの映像作家によるRunway Gen-3の活用事例です!

こちらのMVは動画も音楽も生成AIによるもの。ですが、プロの編集技術もあってか、そうは見えないクオリティに仕上がっています。

上記MVの制作にあたって、投稿者さんはRunway Gen-3を使っているのですが……生成された動画のクオリティは「使い方次第で粗が誤魔化せそう」とのこと。読者のみなさんもぜひぜひ、Gen-3を使ってみてください!

Runway Gen-3活用事例8.テムズ川にUMA出現!

Runway Gen-3を使えば「UMAを収めた貴重な動画」も量産できちゃいます。それがこちら!

和訳

「ロンドンのテムズ川から立ち昇る恐ろしい怪物の映画的ショット」をGen-3で生成した

こちらはRunway Gen-3による、「テムズ川の怪物」を収めた動画です。

テムズ川の怪物は、実際に目撃された事例もあるUMA。写真に収めるのも一苦労なこのUMAですが、Runway Gen-3ならあっという間に動画が用意できちゃうんです!

今後、このRunway Gen-3を悪用した「宇宙人の動画」等が出回るかもしれません。さらなるネットリテラシーが求められてくるでしょう。

Runway Gen-3活用事例9.先代との性能比較&プロンプトを紹介!

Runway Gen-3を先代のGen-2と比較した投稿がバズっていたので、それをご紹介します!

和訳

Runway Gen-3 Alphaの「Image to Video」をテスト: 結論

  • 明らかにGen-2より優れている。
  • ルーマAIとは違う。両者がどのように開発されたのか正確には知らないが、何度かテストした結果、Lumaは画像から3Dを作成してから動画を作成することが多く、Runwayは学習させた動画から直接パターンを取得することが多いような気がする。あくまで私の推測ですが。
  • 良い結果の数はGen-2よりはるかに多いが、プロンプトを追加すると最初の画像の美しさに悪影響を及ぼすことが多い。
  • シンプルなプロンプトの方がうまくいく。
  • プロンプトを追加しなければ、ほとんどの場合、ズームインのような単純なエフェクトが生成される。
  • 映像の中にオブジェクトが1つだけある場合、オブジェクトがたくさんある場合に比べて、結果がよくなることが多い。
  • 超シンプルなシーンはかなり良く見えるが、より複雑なものはまだ完璧には程遠い。
  • そして最後に、他のすべてのツールと同様、素晴らしい結果を得るためには、最初の画像が重要である。
  • そうそう、プロンプトで指定すると、人はまばたきをするんだ。

全体的に、進歩が見られてうれしいです。
もう試しましたか?

このように、投稿者さんは「Gen-3が先代比で大きく進化している」と結論付けています。

さらに、Runway Gen-3のプロンプトにも言及していて……

  • プロンプトなしでの表現はシンプルなズームイン
  • プロンプトありだと画像の品質が悪化
  • シンプルなプロンプトのほうが高品質
  • プロンプトで「人物のまばたき」が指定可能

とのことです。これからRanway Gen-3を使う予定の方はぜひぜひ、参考にしてみてください!

Runway Gen-3活用事例10.液体の物理法則も軽々再現!

Runway公式もGen-3のデモ動画をいくつか投稿しています。そのなかでも下記がすごかったので、ご紹介します!

和訳

Gen-3 Alphaは、ダイナミックなカメラの動き、複雑な流体の動き、オブジェクト間の相互作用を生成する能力を含む、いくつかのシミュレーション能力を示しています。私たちは、モデルの拡張を続ける中で、さらなるシミュレーション機能の出現を期待しています。一般的な世界モデルを構築するための私たちの長期的な研究努力の詳細については、こちらをご覧ください:

プロンプト「冷たい水が熱いフライパンに注がれる、映画のようなトップダウンショット」

こちらは、Runway Gen-3による「熱したフライパンに冷水を注ぐ瞬間」の動画。なんとなんと……

  • フライパン上の油が沸騰する様子
  • 冷水が流れる様子
  • 冷水が沸騰する様子
  • 立ち昇る湯気

といった描写を、物理法則を踏まえて再現できています。

Runway Gen-3活用事例11.プロンプトで光の加減も指定可!

Runway Gen-3では、光の描写・照明の加減もプロンプトで指定可能。下記のとおり、バックライト / トップライト / キャンドルライト…etc.を動画内で表現できます。

和訳

AIビデオでは照明がとても重要です!

Runway Gen-3で試せるキーワードをいくつかご紹介します!

あなたのお気に入りはどれですか?

みなさんもぜひ、Runway Gen-3で試してみてくださいね!

Runway Gen-3活用事例12.お肉の質感から文字表現までバッチリ!

最後に、Runway Gen-3のおもしろい活用事例もご紹介します。以下をどうぞ!

和訳

なるほど、私もそんな肉の切り方を知りたい #Gen-3 シェフがナイフでロース肉を切り分ける。肉のジューシーな食感とカットの正確さを表現している。

実は、私はこの素晴らしいプロンプトを楽しんでいた。

上記2本は「切ったお肉が文字に変形する様子」を表現した生成動画になります。

ここで注目していただきたいのは、お肉の質感と文字の形状!どちらもほとんど破綻することなく、表現ができています。Runway Gen-3の底力恐るべし……ですね。

なお、動画生成AI搭載の編集ツールについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

期待の新星「Runway Gen-3」

当記事では、Runwayが送る最新の動画生成AI「Gen-3」について、SNSでバズった活用事例を12個お届けしました。

ご紹介したように、Runway Gen-3は物理法則から生き物の動き、文字まで破綻なく表現できちゃいます。その実力たるや、SoraやKling等のライバルと比べても遜色ありません。

今後、Runway Gen-3を商用利用していくムーブメントが到来してもおかしくはないでしょう。生成AI時代も動画制作の第一線で戦っていきたい方はぜひとも、こちらを使ってみてくださいね!

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投稿者

  • 2sc

    テクニカルライター 大学時代はアリの生態を研究。 ラボで唯一、Pythonを使ってデータ分析を効率化していた。 現在はライターとして、オウンドメディアや学術記事の執筆に当たっている。

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