自律型AIエージェント完全ガイド!業務が激変する最新ツール21選を徹底比較

- 自律型AIエージェントは、生成AIを超えて自律的に計画し実行する能力を備える
- コーディング・検索・研究・UI生成・タスク管理など、多様な領域で実用レベルのエージェントが増加
- 各エージェントごとに強みや仕様が異なるため、目的に応じて最適なツールを選ぶことが重要
みなさん、ChatGPTだけで満足しちゃってませんか?
資料やソースコードの生成はもはや当たり前です。今やブラウザやGUIの操作までこなすAIツールが続々と登場中!その名も「自律型AIエージェント」です。こちらは下図のとおり、群雄割拠の状態で……

なかにはGitHubで160k以上のスターを集めた自律型AIエージェントも出てきています。
当記事では、そんな自律型AIエージェントのなかから、オープンソース・無料のものを21個厳選して紹介!完読いただくと、自分に合ったエージェントが見つかるかも……です。
ぜひ、最後までお読みくださいね。
\生成AIを活用して業務プロセスを自動化/
自律型AIエージェントの特徴
自律型AIエージェントは、生成AIとは異なり、環境を理解しながら目標達成に向けて自ら行動を組み立てるという特徴があります。
タスクの実行だけでなく、計画の修正、ツールの選択、行動結果の評価まで一貫して担うことができ、業務などの自動化を実現。
目的に向かって自律的に実行する
自律型AIエージェントは、与えられた目標に基づき、自らタスクを管理しながら最適な行動を選択していきます。優先度の判断やリソースの再配分を含め、実行計画を状況に応じて調整ができます。
これにより、人手による細かな指示が不要となり、複雑な業務でも安定した成果を継続的に生み出すことが可能。
多様なツールとの連携
自律型AIエージェントは単体で完結せず、外部ツールやシステムと連携することで能力を拡張できます。WebブラウザやAPI、データベースなどを自在に組み合わせ、情報収集からアプリケーション操作まで一連の処理を自動で実行可能です。
特にRAGやResponses APIといった技術との統合により、知識取得や意思決定の精度が大幅に高まります。
継続的な学習
自律型AIエージェントは、タスクの遂行過程で得られた経験を蓄積し、将来的な行動の改善に活かします。環境の変化に応じて判断基準を変更させることで、継続的にパフォーマンスを向上させられる点が大きな強み。
自己内省
自律型AIエージェントの中には、自らの推論過程や行動結果を批判的に分析する機能が備わっています。これにより、誤りや非効率な手順を検知し、より良い戦略へと修正することができます。
自己内省により、単なるタスク実行にとどまらず、運用を続けるほど質が高まる知的システムとして成熟していく点が特徴です。
自律型AIエージェントと生成AIの違い
自律型AIエージェントと生成AIは、同じような技術として捉えられがちですが、実際には目的や動作に違いがあります。
生成AIは入力に応じて情報を生成するモデルであるのに対し、自律型AIエージェントは目標達成のために環境を観察し、推論し、タスクを遂行する実行主体です。両者は併用される場面も多いものの、役割は明確に異なるため、適切に使い分けることが重要です。
目的が異なる
生成AIの主な目的は、学習済みデータに基づいて新しいコンテンツを生成することです。文章や画像の生成、音声の生成といった領域に強みがあります。
一方で自律型AIエージェントは特定の目標を達成することを目的として設計されており、環境の観察・計画・行動を通じてタスクを継続的に遂行します。
つまり、生成AIはコンテンツ生成が中心であるのに対し、自律型AIエージェントは業務代行やプロセス自動化といった実行主体としての役割を担う点が大きな違いです。
動作環境が異なる
生成AIは基本的にプロンプト入力に応じて動作し、外部環境との相互作用を前提としません。
一方で自律型AIエージェントは外部ツールやAPI、GUI操作、Web制御、センサー連携など多様な環境と双方向でやり取りしながら行動します。
これにより、自律型AIエージェントは単なる応答生成を超え、実際のアプリケーション操作や外部システムの制御といった複雑なタスクを実行できます。
自律か非自律か
生成AIは基本的に自律性が低く、プロンプトに対して一度の応答を返す単発的な動作が中心。
それに対して、自律型AIエージェントは自ら計画し、実行し、観察し、計画を修正するループを通じて動的に動作します。この自己計画能力・自己修正能力こそがエージェントの最大の特徴であり、生成AIと異なる点です。
コーディング用の自律型AIエージェント6選
まずはコーディング系のタスクにうってつけの自律型AIエージェントを紹介!今回は……
- Open Interpreter
- GPT Engineer
- Vanna.AI
- ReactAgent
- WorkGPT
- OpenHands
- Devin
の7つをピックアップしております。
まずは、迷ったらとりあえず選びたい「Open Interpreter」から詳しくみていきましょう!
ローカルでも動く万能選手「Open Interpreter」
「Open Interpreter」は、まさしく万能選手な自律型AIエージェント。生成AI(GPT-4V / Llama 2 / DALL-E 3…etc.)との組み合わせで……
- データ解析
- ブラウザ制御
- PDFの生成・編集
- 動画の生成・編集
- 画像の生成・編集
- GUIからのPC操作
などなどが、プロンプトからできちゃいます。
さらにこのOpen Interpreterには、すごいところがあって……
- ローカル環境上で動作してくれる
- コード実行前にユーザーへの確認を挟んでくれる
という、気の利いた機能まで付いているんです。しかも誰でも無料で利用可。
みなさん、自律型AIエージェントで迷ったらとりあえず、Open Interpreterを使ってみてください!
公式サイト:Open Interpreter
コーディング全般におすすめの「Lovable(旧GPT Engineer)」
アプリ開発を生成AIに手伝ってもらいたいなら、「Lovable」がおすすめ!元々はGPt Engineerという名称でサービス提供されていましたが、2024年12月にLovableという名称に変更されています。こちらは、以下のような処理が自動化できます。
- コードベース全体の生成
- コードベースの実行
- ソースコードの修正
- ソースコードの構成の指定
そんなLovableの魅力は、幅広いニーズを満たしてくれている点にあります。具体的には……
- プリプロンプトの入力で、任意の動作・プロジェクトの記憶が可能
- ChatGPT API / Azure Open AI APIで気軽に導入可能
- ローカルで動くオープンソースモデル(WizardCoder…etc.)にも対応
というふうに、プロジェクト・実行環境を選ばず動いてくれるんです。
また、Lovableにリブランディングされてからは、Supabaseと統合され、さらに下記のようなことも可能になりました。
- Google や GitHub などのサービスによるユーザー認証
- リアルタイムのデータ更新
- 画像やドキュメントのファイル ストレージ
- OpenAIとのAPI統合など、サーバーサイドロジック用のEdge Functions
公式サイト:Lovable
高精度なSQL用エージェント「Vanna.AI」
SQLエンジニアのみなさん、こんなお悩みはありませんか?
「データベースの管理は、生成AIに任せられない……」
「だって、ハルシネーションがあるから……」
ですがもう大丈夫!以上をある程度克服した、SQL用自律型AIエージェント「Vanna.AI」が登場しました。
このVanna.AIのすごいところは……
- RAG搭載で、データベースの引用精度がUP
- ユーザーの処理をVanna.AI自体が学習、使えば使うほど精度がUP
といった点にあります。複雑なSQLでも、数秒で生成できちゃうんです!
しかもVanna.AIはSnowflake / BigQuery / Postgresなどなど、主流のデータベースに対応しています。データベース分野でも「生成AI時代」が始まりそうですね。
公式サイト:Vanna.AI
SaaSのUI作成なら「ReactAgent」
SaaSのUI部分を試作するなら、「ReactAgent」にお任せください!
このReactAgentは入力をヒントに、Reactコンポーネントを生成してくれる自律型AIエージェント。GPT-4の力で、自然言語とReactコンポーネントの入力に対応します。つまりは……
- ユーザーストーリーからの新規UI生成
- 既存コンポーネントの組み立て
- デザインシステムとの協働
などなどが、できちゃうわけです!
APIの呼び出しを自動化「WorkGPT」
「WorkGPT」はAPIの呼び出しに特化した自律型AIエージェント。そのすごいところは……
調べ物からランチの注文、画像生成までが手元で完結する
という点にあります。具体的には、動かしたいSaaSのAPIキーとプロンプトをWorkGPTに渡すだけで……
- Google Chrome
- Uber Eats
- OpenAIの各AIモデル
…etc.
と自動で連携、操作までこなしてくれちゃうんです!
参考:GitHub – team-openpm/workgpt: A GPT agent framework for invoking APIs
人間の開発者ができることはすべてできる「OpenHands」

OpenHands(旧OpenDevin) は、AIスタートアップ企業のCognitionが開発した自律型AIエージェントです。コーディングに特化しているのが特徴で、以下の作業を自律的に実行できます。
- コードの変更
- コマンドの実行
- Webの閲覧
- APIの呼び出し
上記のとおり、基本的には人間の開発者ができる作業を一通り任せられます。うまく使いこなせればソフトウェア開発を大幅に効率化できるので、ぜひ利用してみてください。
Devin
Devinは、Cognition Labsが開発した自律型AIエージェントであり、コード記述、実行、テスト、バグ修正といった開発業務を自律的に進められます。

小規模タスクの並列処理やコードの最適化、フレームワーク移行、テストカバレッジ拡張など、人間のエンジニアが日常的に行う作業を幅広く代替。
開発現場で発生する細かな作業を効率良く処理できるため、バックログ削減や開発スピードの向上が期待できます。
なお、OpenHands(旧 OpenDevin)について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

多目的な自律型AIエージェント6選
続いては、多目的に使える自律型AIエージェントをお届けします。今回紹介するのは……
- AutoGPT
- BabyAGI
- Camel
- Twitter Personalitye
- Manus
- Genspark
の6つ!それぞれ、自力で手順まで考えてくれる優れものです。まずはGitHubでスター160kを達成した「AutoGPT」から、みていきましょう!
自力で手順まで考える大人気の「AutoGPT」
Powerd by GPT-4の「AutoGPT」は、GitHubで160k以上のスターを集めた自律型AIエージェントです。その人気の秘訣は……
● 与えた「名前 / 役割 / ゴール」をもとに、自力で手順を考えて実行
● ひな形「Forge」を使えば、AIエージェントの動作が指定可
● ブラウジングやメモリ管理の機能も完備
以上のとおり、半自動であらゆるタスクをこなしてくれる点にあります。
AutoGPTで自動化できるタスクは、というと……
- Google検索
- Webサイトへのアクセス
- ファイルの読み取り&保存
- Pythonファイルの実行
などなどです。
これなら自分用のCopilotが作れちゃうかも。「PCは自作派!」という方はぜひ、AutoGPTで未来を先取りしちゃってください!
日本発の自律型AIエージェント「BabyAGI」
日本からも自律型AIエージェントが登場しています!それが、Yohei Nakajima氏の開発した「BabyAGI」です。
このBabyAGIを構成するのは、
- GPT-4:大規模言語モデル(LLM)
- Pinecone:ベクトルデータベース
- LangChain:LLMと他のツールを繋ぐフレームワーク
の3つの部品。うち、GPT-4がユーザーからの命令を実行します。そしてGPT-4の実行結果をPineconeが記憶、GPT-4にフィードバックすることで……
試行錯誤しながら自力でタスクを達成してくれる!
ようになっているんです。
一人二役でタスクにあたる「Camel」
「Camel」は、生成AIに付きものの壁打ちを省いてくれる自律型AIエージェントです。そのすごいところは、というと……
LLM1台で2役として振る舞い、対話しながら複雑なタスクを遂行する
点にあります!仕組みは他の自律型AIエージェントよりもシンプルなんです。
とはいえ、Camelだけで……
このように、ゲーム開発が自動化できちゃいます。シンプルイズベスト、ということですね。
ちなみにCamelではGPTシリーズのほか、オープンソースのLLMも利用可。ローカルでも、自動化は止まりません!
公式サイト:CAMEL-AI
ツイート分析ができる「Twitter Personalitye」

Twitter Personalityeは、WordPressが開発した自律型AIエージェントで、Twitterアカウントのツイート分析ができます。Twitterのアカウント名を入力するだけで、指定したアカウントをオンラインで見つけて、大規模言語モデルで性格を分析する仕組みです。
軽いジョーク混じりの批評を提供してくれるので、X(旧Twitter)で一時的なトレンドにもなりました。
自分の性格はもちろん、ほかの方の性格を分析するのにも便利なため、ぜひ一度使ってみてください。
公式サイト:https://twitter.wordware.ai/
Manus
Manusは、リサーチから画像‧動画生成、ライティングまでを一気通貫で自動実行できる自律型AIエージェント。

ユーザーの指示に基づき、情報の収集や分析、タスクの計画から実行までを自律的に行えます。
ブラウザ操作や外部ツールの直接操作にも対応しており、人間がPCを操作するような動作をAI側で完結。さらに、画面を閉じてもタスクが継続するクラウド処理や、並列処理による高速実行など、実務レベルの自動化に適した設計が採用されています。
Genspark
Gensparkは、Web上の膨大な情報をAIが自動で収集‧分析し、要点をまとめた「答えそのもの」を生成するAI検索エンジン型のエージェントです。

リンク一覧を提示する従来型検索とは異なり、Sparkpageと呼ばれる専用ページに情報を集約し、要約や比較、深掘り調査をまとめて行える点が強み。
また、対話型のAI Copilot機能を備え、検索結果を基に継続的に質問しながらリサーチを進めることも可能です。マーケティングや調査業務における情報収集の効率化に適しています。
生産性が上がる自律型AIエージェント4選
ここからは、ローカル環境で業務の生産性を高めてくれる……
- Self-Operating Computer
- Local GPT
- Allice
- Lindy
以上4種の自律型AIエージェントを紹介します。GUI操作を自動化してくれる「Self-Operating Computer」からご覧あれ!
GUIが操作できる「Self-Operating Computer」
「Self-Operating Computer」はなんと、マウス&キーボードの操作を自動化してくれるmacOS専用の自律型AIエージェントです!その仕組みは……
マルチモーダルLLMの力で、カーソル・UIの位置を正確に把握する
というものになっています。これならMacBookやiMacでも、Copilotの助けが借りられますね。
ちなみにSelf-Operating Computerで選べるマルチモーダルLLMは、
- GPT-4V:ChatGPT API経由で動作
- Gemini Pro Vision:Gemini Pro API経由で動作
- LLaVa:ローカル環境で動作
の3種類です!
公式サイト:Self-Operating Computer | HyperWrite AI Agent
ローカル版AIチャット「Local GPT」
「Local GPT」はその名のとおり、
ローカル環境で完結する自律型AIエージェント
です!このLocal GPTは、Vicuna-7B等の小型LLMと組み合わせることで……
- ChatGPTライクな対話
- RAGによるデータの引用機能
をローカル環境上に再現してくれるすぐれもの。もちろん、利用料金は無料です。
さすがに精度は本家ChatGPTに及びませんが、「一家に一台、生成AI」が実現しちゃいます!
LLMの選択肢が魅力の「Allice」
「Allice」はリサーチからコーディングまで、仕事を選ばない自律型AIエージェントです。そのアピールポイントとしては……
- GPT-4からオープンソースまで、幅広いLLMが使える
- マルチモーダルLLMにも対応している
- タスクに応じたエージェントが作れる
- 複数のエージェントを連携させてタスクを実行してくれる
- 音声による入出力に対応している
などが挙げられます。
ちなみに2025年1月時点のAlliceで使えるLLMは、というと……
- claude-3-5-sonnet
- gpt-4-turbo/gpt-3.5-turbo
- gpt-4o
- meta-llama-3.1-70B-Instruct
- Qwen/Qwen2-72B-Instruct
- meta-llama-3.1-405B-Instruct
- openrouter
- groq:llama3-70b-8192
…etc.
です。開発途中であるため詳細は不明ですが、複雑なタスクがこなせちゃうかも!
- 2025年3月22日:AiliceがMCPツールを使用可能
- 2025年1月23日:音声対話機能を更新
参考:GitHub – myshell-ai/AIlice: A lightweight AI Agent
外部ツールと連携してタスクを自動化する「Lindy」

Lindyは、メールのやり取りなどの日常的なタスクを効率化してくれる自律型AIエージェントです。GmailやSlackなどの外部アプリと接続することで、メッセージのやり取りを自動化できます。
会議レコーダー機能も搭載しているので、議事録の作成や会議内容への回答も可能です。営業やカスタマーサポートといった幅広い職種のタスクをこなせるので、ぜひ利用してみてください。
公式サイト:https://www.lindy.ai/
なお、Self-Operating Computerについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

カスタマイズできる自律型AIエージェント4選
最後に、タスクに応じてカスタマイズができる自律型AIエージェントをみていきます。今回は、以下の4つをピックアップしました。
- AutoGen
- ChatDev
- CrewAI
- AgentGPT
まずはファインチューニングまで行える「AutoGen」から、概要をみていきましょう!
ファインチューニングも行える「AutoGen」
「AutoGen」は複数のエージェントを協働させるタイプの自律型AIエージェント。AIエージェント同士の対話を通して、
- コードの生成・実行・デバッグ
- 株価のプロット
といった複雑なタスクを完遂してくれます。
そしてもう一つ、AutoGenには独自のアピールポイントがあります。それは……
OpenAI製LLM(GPT-3.5)のファインチューニングができる
という点です。うまく使えば、自社業務特化型のAIエージェントが作れちゃうかもしれませんね。
参考:AutoGen: Enabling Next-Gen LLM Applications via Multi-Agent Conversation
AI従業員を抱えるバーチャル企業「ChatDev」
ChatGPT API採用の「ChatDev」は、個性派の自律型AIエージェントです。「ソフトウェア開発を手がけるバーチャルIT企業」をコンセプトとしており……

- 「従業員」こと、複数のAIエージェントが協力してタスクにあたる
→CEO / CPO / CTO / プログラマー / レビュアー / テスター / アートデザイナー…etc. - 設計 / コーディング / テスト / 資料作成の順に「ウォーターフォール型」でタスクを進める
- 従業員や工程のカスタマイズができる
という仕様になっています。
専門家を集めてタスクを解決「CrewAI」
「CrewAI」も複数のエージェントを協働させるタイプの自律型AIエージェントです。こちらでは各エージェントが……
- 研究者
- ライター
- プランナー
などの「専門家」のように振る舞いながら、タスクを解決します。ちなみに目的 / ツール / 各専門家の役割については、カスタマイズが可能です。
そんなCrewAIの気になる対応モデルは、ChatGPT API&各種オープンソースLLM!つまりローカルでも、文殊の知恵が借りられちゃうわけです。
以上、CrewAIを一言で表すと……
LLMの創造性を引き出してくれる自律型AIエージェント
といえます。ブレスト・案出しにお役立てください。
公式サイト:Crew AI
Webベースでカスタマイズが完結する「AgentGPT」

AgentGPTは、手軽に自律型AIエージェントを作れるAIプラットフォームです。作り方は簡単で、目的に合った名前や機能を入力するだけで、Webベースで自律型AIエージェントの作成・カスタマイズが完結します。
モデルにはOpenAIのGPT-3.5-Turboが組み込まれており、有料プランならGPT-4へのアクセスもできます。
自然言語の理解力が高いため、ユーザーの意図を正確に読み取り、目的に適した自律型AIエージェントを作成できるのが魅力です。
公式サイト:https://agentgpt.reworkd.ai/ja
なお、AutoGenについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

自律型AIエージェントを活用するメリット
自律型AIエージェントは、従来の生成AIでは実現できなかった業務の自動最適化や高度な意思決定支援を可能にする技術です。
特に、業務効率化やコスト最適化が求められるビジネス環境では、自律型AIエージェントの導入は競争力向上に直結する取り組みになります。
業務効率化を図れる
自律型AIエージェントは、高い処理速度と正確性を兼ね備え、休憩や稼働時間といった制約を受けずに作業を継続できます。
プロンプトによる逐次指示が不要であり、目標を設定するだけで各種タスクを自動的に遂行し、成果物が即時に得られます。
これにより、従来は人手で対応していた繰り返し作業や大量処理が効率化され、社員はより高度な業務や創造的な取り組みに集中できるようになるでしょう。結果として、部署全体の生産性が底上げされ、業務フロー全体の最適化にも寄与。
コスト削減につながる
業務プロセスの改善や自動化が進むことで、これまで発生していた無駄や人的ミスが軽減し、関連コストを大幅に削減できます。
単純作業や長時間の監視業務などにおいては、時間外手当や休日対応といった追加コストが不要となり、運用コストの削減効果が期待できます。
また、属人化していた業務を自律型AIエージェントに引き継ぐことで、少人数体制で業務を進められるようになり、組織全体の運用負荷を軽減することも可能。
状況変化への対応
自律型AIエージェントは、環境の変化を前提とした運用を得意としており、プロジェクト規模の拡大や市場動向の変化にも自動的に対応できます。
各種データの変化を即時に捉え、必要な処理を24時間体制で継続できるため、人間の判断や指示が遅れやすい場面でも迅速に最適な行動を選択します。
例えば、金融のように深夜や突発的に重要なイベントが発生する領域であっても、自律型AIエージェントは状況に応じてタスクを切り替え、適切な分析・処理を行うことが可能。
これにより、意思決定のタイムラグを最小化し、変化の激しいビジネス環境においても安定した運用が実現します。
雑務は自律型AIエージェントにおまかせ
当記事では、WEELが厳選した自律型AIエージェントを紹介しました。以下でもう一度、ジャンル別におすすめの自律型AIエージェントを振り返っていきましょう!
生成AI(LLM)1モデルで、資料作成 / コーディング / 案出し…etc.が自動化できちゃいます。そんな生成AIを、ChatGPTやGeminiのサービス内でしか使わないのはもったいない!
みなさんもぜひ、自律型AIエージェントでデスクトップに生成AIを召喚してみてくださいね。

最後に
いかがだったでしょうか?
自律型AIエージェントの活用が進む中で、業務効率化やタスクの自動化を実現できるツールは急速に広がっています。これらのエージェントが貴社のプロダクトや業務にどう活用できるか、ぜひ専門家と一緒に検討してみてください。
株式会社WEELは、自社・業務特化の効果が出るAIプロダクト開発が強みです!
開発実績として、
・新規事業室での「リサーチ」「分析」「事業計画検討」を70%自動化するAIエージェント
・社内お問い合わせの1次回答を自動化するRAG型のチャットボット
・過去事例や最新情報を加味して、10秒で記事のたたき台を作成できるAIプロダクト
・お客様からのメール対応の工数を80%削減したAIメール
・サーバーやAI PCを活用したオンプレでの生成AI活用
・生徒の感情や学習状況を踏まえ、勉強をアシストするAIアシスタント
などの開発実績がございます。
生成AIを活用したプロダクト開発の支援内容は、以下のページでも詳しくご覧いただけます。
➡︎株式会社WEELのサービスを詳しく見る。
まずは、「無料相談」にてご相談を承っておりますので、ご興味がある方はぜひご連絡ください。
➡︎生成AIを使った業務効率化、生成AIツールの開発について相談をしてみる。

「生成AIを社内で活用したい」「生成AIの事業をやっていきたい」という方に向けて、生成AI社内セミナー・勉強会をさせていただいております。
セミナー内容や料金については、ご相談ください。
また、サービス紹介資料もご用意しておりますので、併せてご確認ください。

【監修者】田村 洋樹
株式会社WEELの代表取締役として、AI導入支援や生成AIを活用した業務改革を中心に、アドバイザリー・プロジェクトマネジメント・講演活動など多面的な立場で企業を支援している。
これまでに累計25社以上のAIアドバイザリーを担当し、企業向けセミナーや大学講義を通じて、のべ10,000人を超える受講者に対して実践的な知見を提供。上場企業や国立大学などでの登壇実績も多く、日本HP主催「HP Future Ready AI Conference 2024」や、インテル主催「Intel Connection Japan 2024」など、業界を代表するカンファレンスにも登壇している。
