AIエージェントサービスおすすめ7選!仕組みやできることも徹底解説

AIエージェントサービス 仕組み できること

WEELメディア事業部AIライターの2scです。

みなさん!MicrosoftやAWSも注目する生成AI系ソリューション「AIエージェント」がDXの常識になりつつあります。

こちらはアプリ上に実在するタスクをほぼ独力で遂行してくれるAIツールで、これまでの生成AIやRPAではなし得なかった、定型 / 非定型の垣根を超えた業務自動化を叶えてくれます。

すでに国内でも、このAIエージェントの開発・導入を手がけるITベンダーが続出中。当記事では、そんな国内ベンダーのAIエージェント系サービスをご紹介していきます。

完読いただくと、DX最大の難関「非定型業務」を乗り越えられるかもしれません。

ぜひ、最後までお読みくださいね!

目次

AIエージェントとは?

「AIエージェント」とは、現実のタスクを(半)自動で遂行・達成してくれる生成AIツールのことを指します。こちらは、MicrosoftやAWSがAIエージェント専用のプラットフォームを発表しており、今注目の技術であるといえるでしょう。

このAIエージェントは自然言語で与えられたタスクについて、環境上からデータを集めて目標達成に必要な行動を判断し、タスクに操作を加えるまでをほぼ自力で行ってくれるのが特徴。特に、アプリ上に実在する複雑なタスクにまで操作を加えられるというのが、回答提供に特化した生成AIとの大きな相違点です。

そんなAIエージェントはさらに、幅広いタスクを完全自動化する「自律型AIエージェント」と、人と協働して特定の業務だけを半自動化する「業務特化型AIエージェント(エージェントレス)」に分類できます。うち、2025年1月時点で実用化が進んでいるのは後者のほう。こちらを導入すると、以下のようなメリットが見込めます。

  • 業務効率化
  • 脱属人化
  • 人件費削減
  • 24時間365日体制での稼働の実現
  • データドリブンな業務の実現

また近い将来、自律型AIエージェントも実用化が進んでいくといわれています。こちらが実現した暁には、「まるで人間相手のように、AIエージェントに一言命令するだけで仕事が終わる」という世界が当たり前になるかもしれません。間違いなく要注目の技術です。

なお、AIエージェントの定義について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

AIエージェントのしくみ

AIエージェントの中身について具体的に説明すると、こちらは生成AIと従来のソフトウェアプログラムからなるソリューションです。そのしくみ・処理フローについては以下のとおりになります。

STEP
タスク・目標

人間から自然言語でタスクや目標を受け取る

STEP
環境

タスク遂行に必要なものからそうでないものまで、雑多なデータが存在する

例:データベース / インターネット / 物理空間 / フィードバック…etc.

STEP
センサー

上記の環境から目標達成に必要なデータだけを集める

例:画面 / クリップボード / カメラ / API / RAG…etc.

STEP
意思決定メカニズム

集めたデータに基づき、生成AIがタスク遂行の手順を決定する
人間的かつ柔軟な判断が可能で、状況に応じてタスクを人間に引き継ぐこともできる

例:LLM / マルチモーダルLLM…etc.

STEP
アクチュエーター(RPA / Bot…etc.)

コンテンツ生成と反復処理をうまく使い分け、環境上のタスクに操作を加えていく

生成AIによる判断力とソフトウェアプログラムによる知覚・実行能力を両方活かしているのが処理フロー上のポイントで、生成AI単体またはソフトウェアプログラム単体よりも高度な自動化が実現できています。

AIエージェントにできること

ここからはより具体的に、AIエージェントでできることを3点お伝えします。以下、生成AIならではの判断・処理能力から、詳細をみていきましょう。

自律的な判断・処理

生成AIを搭載するAIエージェントは、外部からの入力やデータベースの内容を参考に、臨機応変に手順を考えて処理を実行してくれます。しかも、ただ柔軟な判断を下すだけでなく、暗黙知・相場観・肌感覚も処理に反映可能。生成AI単体またはソフトウェアプログラム単体よりも、ヒューマンライクにタスクが遂行できます。

高度な業務自動化

AIエージェントは、生成AIによるクリエティブな処理とソフトウェアプログラムによる反復的な処理の両方を、臨機応変に使い分けられます。また、APIで連携した外部ツールを関数呼び出しで操作することも可能。結果として、下記のように幅広い業務で自動化が目指せます。

  • 問い合わせ対応の自動化
  • データの管理・分析
  • メールの返信文生成
  • 過去の資料に基づく社内文書生成
  • スプレッドシートへの転記作業
    …and more!

AIエージェントなら、定型業務から非定型業務まで、社内全域でDXが推進できるかもしれません。

機能の拡張・カスタマイズ

AIエージェントはモジュールやAPIによる拡張・カスタマイズが可能。必要に応じて、下記のような機能やリソースを付け足すことができます。

  • やり取りの記憶・振り返り機能
  • ブラウザ検索機能
  • CRMツール連携
  • SNS連携
  • その他外部ツール連携
    …and more!

その組み合わせは無限大で、企業ごと現場ごとに最適なAIエージェントが用意できるでしょう。

なお、おすすめのAIエージェントについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

国内のAIエージェント導入支援サービスおすすめ7選

続いては、AIエージェントの開発・導入を支援してくれるサービスについて、国内企業が提供しているものを7点ご紹介します。業務の効率化・脱属人化を目指されている企業情シス担当者のみなさんは必見です!

株式会社WEEL

弊社・株式会社WEELでは、AIエージェントの開発サービスと導入支援サービスの両方をご用意しております。プライム上場企業様を含むクライアント様との研究開発と当メディアの運営で培ってきたノウハウを活かして、クラウドからオンプレミスまで最適なAIエージェントの選定・開発が可能です。

まず、WEELでは初回1時間の無料相談で、クライアント様のお困りごとやご要望をヒアリングいたします。この時点で導入・開発をむやみにおすすめすることはなく、「既存のツールで解決できないか」「費用対効果が得られそうか」といった現実的な観点から、問題解決のお手伝いをさせていただきます。

その後、AIエージェントで問題が解決できる場合は、下記2つのサービスのいずれかをご提案。予算感や問題に応じてサービスをお選びいただけるほか、技術が進歩・普及するまでペンディングいただくことも可能です。

  • AIツールの導入支援・活用促進(既製のAIエージェントパッケージを導入)
  • AIソリューション開発(ゼロからAIエージェントを開発)

ちなみに、「AIツールの導入支援・活用促進」の流れは以下のとおりになります。

AIツールの導入支援・活用促進の流れ
  1. 調査
    • ヒアリングを通してお悩み・ご要望から課題を抽出
  2. 選定
    • Azure / AWS / GCPからオープンソースまで幅広いAIエージェントを比較・検討
    • LLMについても、ChatGPTから小型LLMまでを比較・検討
    • 課題にあったものを選定・ご提案
  3. 構築支援
    • APIとの連携やクラウドサーバーの構築を支援
  4. 導入支援
    • セミナーを通してクライアント様のAIリテラシー向上を支援
  5. 運用支援
    • 運用全般の支援からガイダンスまでを提供

また、「AIソリューション開発」の流れにつきましては、下記のとおりです。

AIソリューション開発の流れ
  1. 課題のヒアリング・要件定義
    • ヒアリングを通してお悩み・ご要望から課題を抽出
    • AIエージェント開発の妥当性・タイミングも検討
  2. データの前処理
    • 生の社内データをRAGやファインチューニングに使えるように整形
    • クライアント様での内製化・DIYにも対応
  3. PoC検証(ウォーターフォール方式)
    • AIエージェントのプロトタイプを開発・試運転
  4. 本格開発(アジャイル方式)
    • AIエージェントの最終的な仕様を設計
    • 要件定義→開発→設計→テスト→……を繰り返しながら、各機能を開発
  5. 開発後のサポート
    • 運用全般の支援からガイダンスまでを提供
    • フィードバック・ご要望をもとに、AIエージェントを継続的に改修

各サービスの詳しい内容や期間、相場につきましては下表をご覧ください。

AIツールの導入支援・活用促進AIソリューション開発
ターゲット現実的な範囲での問題解決を目指す企業様最新・最善のソリューションをお求めの企業様
期間2〜4ヶ月4ヶ月〜
内容・要件定義
・改善案提出
・新業務フロー図の作成
・導入支援・ツールの設定
・サポート
・データ処理
・環境構築
・プロトタイプ開発
・検証
・コードの提出
・検証結果報告
  +
・システムの要件定義書作成
・AIシステムの開発
・社内システムとの連携
・AIシステムの実装
・運用
見積もり相場¥2,400,000〜4,800,000¥13,200,000〜

なお、弊社のAIエージェント開発サービスについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータは、同社のAIエージェントサービス「SmartAgent」を順次リリース中です。こちらは、業務を実際に遂行する「パーソナルエージェント」と専門知識を提供する「特化エージェント群」が協働して、質の高い成果物を出力するというものになります。(※1)

参考:https://www.nttdata.com/global/ja/news/release/2024/102401/

その第一弾としては、2024年11月に営業領域向けの「LITRON Sales(リトロンセールス)」が登場しています。こちらはテキストや音声の議事録情報から、予算 / 決裁権 / 必要性 / 導入時期 / 競合…etc.重要情報を抽出して営業支援システムに自動で反映するというもの。加えて、不足している情報をリマインドする機能も完備しています。

また第二弾として、2025年3月末までにアポ・提案準備機能をLITRON Salesで実装予定です。こちらは外部ソースと営業で得られた情報をもとに顧客課題を分析して、提案書を生成するまでの流れを自動化できるとのことです。

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社からは、AIエージェントの構築支援サービスが登場しています。2024年10月17日より開始した当サービスはオープンソースLLMの選定から、AIエージェントの構築・回答評価・ファインチューニングを一貫で伴走支援するというものです。(※2)

参考:https://www.ctc-g.co.jp/company/release/20241017-01809.html

同サービスで構築できるAIエージェントの活用イメージとしては、以下のとおりになっています。

  • アイデア出しの支援
  • 問い合わせ対応・解決策提示
  • 社内手続きの自動化
  • 提案書・企画書の自動生成
  • メールやチャットでの連絡の自動化
    …etc.

複雑なタスクも含めて、幅広い業務の効率化が見込めるでしょう。

株式会社ブレインパッド

株式会社ブレインパッドは、中長期的に実用化が見込まれている自律型AIエージェントに重きを置いたサービスを順次発表予定。その第一弾として、2025年2月より「BrainPad アノテーションエージェント」の試験提供を開始します。こちらはAIツール開発用データの下準備に欠かせないアノテーション(タグ付け)を自動化してくれるAIエージェントで、業界・企業特有のノウハウまで押さえた処理が可能です。(※3)

参考:https://www.brainpad.co.jp/news/2024/12/12/22440

テキストと画像を関連づけて処理できるマルチモーダルLLMを搭載しており、商品の属性・キャプション付与から対応の優先順位づけ、異常検知などの幅広いユースケースに適用ができます。

Heylix

「Heylix」は、AI inside 株式会社が2023年8月3日よりリリースしているAIエージェントサービスになります。こちらは与えられたタスクについて、生成AI・予測AI・画像認識AI…etc.を掛け合わせたマルチモーダルなAIエージェント「Buddy(バディ)」を生成して自動化してくれるというもの。業界・業種を問わず幅広いタスクを自動化でき、ユーザー間での「Buddy」のシェアや外部ツールとのAPI連携にも対応しています。(※4、5)

JAPAN AI株式会社

JAPAN AI株式会社は2024年11月14日より、AIエージェントサービス「JAPAN AI AGENT」を提供中。こちらについては、のべ10,000社以上の業務形態に基づく国内企業特化のエージェント群が標準で搭載されており、AIエージェントの作成・カスタマイズ機能も実装予定です。(※6)

参考:https://japan-ai.co.jp/news/press/2024/11/241114/

営業・マーケティング・カスタマーサクセス・人事・経理を中心に、日常的なタスクの半自動化が目指せるサービスとなっています。

GROWTH JAPAN TECHNOLOGIES

GROWTH JAPAN TECHNOLOGIESは、AIエージェントの開発・運用支援サービスを手がけています。こちらが想定している活用シーンは、カスタマーサポート / データ分析 / レポート作成 / 繰り返しの単純作業 / 学習支援…etc.で、意思決定から反復作業まで24時間体制での自動化が実現可能とのことです。(※7)

なお、AIエージェントの開発手順について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

AIエージェントの開発・導入サービスで非定型業務もDX!

当記事では、AIエージェントの開発・導入を支援するサービスについて、その周辺知識も含めてご紹介しました。以下にてもう一度、AIエージェントを開発・導入するメリットを振り返っていきましょう。

AIエージェントがもたらすメリット
  • 業務効率化
  • 脱属人化
  • 人件費削減
  • 24時間365日体制での稼働の実現
  • データドリブンな業務の実現

AIエージェントは、臨機応変な判断力が強みの「生成AI」と正確な知覚・実行能力が強みの「ソフトウェアプログラム」からなるソリューション。生成AI単体またはソフトウェアプログラム単体では難しかった、アプリ上に実在する複雑なタスクの自動化を叶えてくれます。

そんなAIエージェントの開発・導入を扱うサービスは、国内でも一般的になりつつあります。弊社・WEELでもAIエージェントの開発・導入サービスをご用意しており、クラウドからオンプレミスまで最適なAIエージェントをご提供可能です。DXの障壁となる非定型業務にお悩みの企業様はぜひ、WEELの無料相談でお困りごと・ご要望をお聞かせください!

最後に

いかがだったでしょうか?

株式会社WEELは、自社・業務特化の効果が出るAIプロダクト開発が強みです!

開発実績として、

・新規事業室での「リサーチ」「分析」「事業計画検討」を70%自動化するAIエージェント
・社内お問い合わせの1次回答を自動化するRAG型のチャットボット
・過去事例や最新情報を加味して、10秒で記事のたたき台を作成できるAIプロダクト
・お客様からのメール対応の工数を80%削減したAIメール
・サーバーやAI PCを活用したオンプレでの生成AI活用
・生徒の感情や学習状況を踏まえ、勉強をアシストするAIアシスタント

などの開発実績がございます。

まずは、無料相談にてご相談を承っておりますので、ご興味がある方はぜひご連絡ください。

➡︎生成AIを使った業務効率化、生成AIツールの開発について相談をしてみる。

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「生成AIを社内で活用したい」「生成AIの事業をやっていきたい」という方に向けて、生成AI社内セミナー・勉強会をさせていただいております。

セミナー内容や料金については、ご相談ください。

また、サービス紹介資料もご用意しておりますので、併せてご確認ください。

投稿者

  • 2sc

    テクニカルライター 大学時代はアリの生態を研究。 ラボで唯一、Pythonを使ってデータ分析を効率化していた。 現在はライターとして、オウンドメディアや学術記事の執筆に当たっている。

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